白峰三山縦走
- GPS
- 51:30
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,873m
- 下り
- 3,559m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 7:08
- 山行
- 9:41
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 10:34
天候 | 1日目:晴れ 夜は雨 2日目:晴れ 夕方から雨 3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線は危険箇所ほぼ無し 大門沢小屋前後に頼り無い木の橋 |
その他周辺情報 | 奈良田温泉 電車で帰宅の場合は、奈良田温泉から身延行きのバスで「下部温泉駅」で降りて甲府に出るのが近い。 |
写真
感想
【1日目】
・三連休なので広河原は激混み、トイレ渋滞がすごかったです。
・広河原から稜線に出るまではひたすら登り、なんとなく剱の早月尾根を思い出しましたが、北アルプスより森林限界が遠い。今回はテン泊山行をご一緒したことの無いKさんもいたこと、また私自身もテン泊山行のCLは初だったことから、八本歯のコルを通らず、安全そうな草すべりから肩の小屋に出ました。
・計画では北岳山荘まで行く予定でしたが、肩の小屋のラーメンの誘惑に負け、テントを張ってしまいました。翌日の天気が怪しければ、広河原に下山予定だったので、今のうちにと荷物をデポして北岳山頂へ。案の定ガスガスで何も見えず。このままではまさに北岳に来ただけに…
・戻って夜ご飯。Kさんの即席のカレー。美味かった!1日目、天気予報は微妙でしたが行動中は降られませんでした。明日は朝の天気が良ければ急ぎ大門沢まで抜けてしまおうと皆で決め、就寝。
【2日目】
・晴れた。途中天気が崩れそうなら農鳥小屋で停滞も視野に入れ、歩きだしました。Uちゃんは夜中に「星がすごい」という会話が外から聞こえたらしく、2日目も歩かなければならないことを夜中ひっそりと覚悟したそうです。
・午前中天気は最高で、2度目の北岳山頂は展望バッチリ!北岳に来ただけは回避。間ノ岳山頂も展望良しでした。
・Kさんはテン泊装備での2、3日に渡る山行は初との事で、初日は荷物の重さに慣れない様子でしたが、2日目となると慣れてきたようで、コースタイム以上のペースでもきっちり歩けていました。3日間でどんどん歩きなれてきてるのが目に見える感じでした。次はテントも背負って下さい。
・無事に農鳥小屋に到着、時刻は10時前。このまま行けば15時に大門沢小屋。かなり判断に迷いましたが、天気も悪く無いし、10時前からテント設営も何だかなという気分だし、頑張って歩くことにしました。結果、降られることなく無事に稜線を抜けることが出来ました。終盤は広々した稜線に花がいっぱい咲いており、天国でした。
・何事もなく小屋まで行けるかと思いきや、小屋手前30分くらいの地点でドシャ降りに…。非常に頼りない橋で沢を越えなければならない地点もあり、ドキドキでした。危険箇所は無事超えたと思いきや、小屋直前のなんでも無い場所ですっ転んでしまい、泥だらけになりました。ストックが壊れ、アゴを打ちましたが、大事には至らず…。やっぱり怪我をするのは明らかに危険とわかる場所で無く、何でもない場所なんだなぁと、改めて思いました。
・小屋到着、15時過ぎでしたがスペースはギリギリありました。テント設営、雨の中での設営時、特別なノウハウはあるのでしょうか?初めてなので急いで設営するのみでした。
・夜は小屋前のスペースでUちゃんのスープパスタ!明日は下るだけだと思うとホッとして飲み過ぎました。倒れるようにすぐ就寝。
【3日目】
・撤収が昨日よりスムーズでした!
・3時間程の下り、奈良田温泉を目指して歩きます。短い行程ですが、沢沿いで、危ない橋や渡渉、吊橋と色々あって楽しめました。ただ前日の雨で濡れた服とテントが荷物として増えたので、重さが辛かった。
・10時頃無事に奈良田温泉到着。ぬるぬるした温泉でした。温泉施設でご飯とビール!最高に美味しかったけど、店員のおっちゃんの滑舌が悪過ぎて何言ってるのかよくわかりませんでした。隣のカフェでお茶して時間を潰す。
・バスで下部温泉駅→電車で甲府へ。帰宅。
☆Uちゃん
危うくソロになりそうだった縦走企画、参加、ご協力ありがとう!天気予報が何ともだったので、まさかの決行だったみたいだけど、僕はよほどでなければ雨でも基本的に行きます👍
また、始終Kさんのフォロー本当にありがとう。ペースや方針について、屈託無く意見してくれるのでめちゃ助かりました!来週は燕よろしくー(^○^)
☆Kさん
テン泊縦走はほぼ初ということで、正直心配な部分もあったけど、体力的には全く問題無かったね👍特に登りはそれなりのペースで歩いてもきっちりついてきてくれるので、めちゃやりやすかったです!
今回かなり軽量化を意識したとの事(ガスはもう1つ大きいサイズの方が良いかも(^○^))、また、共同装備も少なめでしたが、少しずつ持つ量増やして強力な縦走要員になって下さい!
【メモ】
・天気の心配をし過ぎてペースが早くなってしまう部分がありました。後続メンバーのペースを気にする必要あり。
・天気が悪くなる前に稜線や危険地帯を抜ける事、皆のペース、停滞の判断など、気にかかる事が大量にありました。今回は結果的に無事最後まで歩けましたが、2日目稜線の途中で雷雲がきたらどうするのか、仮に農鳥小屋で停滞しても翌日天気が始終悪かったらどうするのか等、ある種運任せな部分も多くあるように感じました。ただ、自分なりに天気に関する情報は集めまくり、ほぼ自分の予想通りになったので良い経験になりました。以前ジャンダルムで天気を気にしまくった経験が活きたように感じました。
・今後も縦走頑張ります😎
夏期休暇最終盤、ちょっと体力的にどうかな…無謀かな…と思ったりもしましたが
いや、でも、やっぱり…!ということで参加させていただきました。
テント泊装備を担いで(と言ってもテント類は全部先輩にお任せでしたが苦笑)
こんなに歩いたのは初めてで、凄く良い経験になりました。勉強になりました。
CLしてくださったO先輩、U先輩、ありがとうございました!!
始終わりと歩くのに必死すぎて役に立たないメンバーでほんとに申し訳なかったです…次回はもっとなにがしか貢献できるように頑張ります…
1日目
夏山トレの時に本当に酷い目を見たので、
パッキングの際、呪文のように
「軽量化の3文字の前には全てが無力」
と唱えながら荷造りした甲斐があり、
前回よりもだいぶザックは軽かった(当社比)
後々必要なものがいくつか足りてなかったことが発覚するわけですが、苦笑
滑り出しはまずまず、とはいえ重いは重い…
本当にこれ3日間大丈夫なんだろうかと不安になりながらもスタート
標高と荷物のおかげで速攻息が上がってしまいました。
朝はわりと晴れ間も見えたのですが、だんだん雲行きが怪しくなってしまい
肩の小屋にテントを張って一旦北岳山頂へ。
とはいえ何も見えず笑
なんか最近こんなのばっかだなあと思いながら帰還、夕飯の時間も近いということでU先輩とラーメンを半分こ。
(実際にはお腹空きすぎていて「まだまだ余裕で食べれる!」)
夕飯は食担ということで
お湯だけ簡単即席カレー(軽量化、という言い訳)
雨がぱらつく中、就寝
何度か起きましたがわりと休まりました。
2日目
朝ごはんはO先輩の卵がゆ。梅干しが美味しい。塩分だいじ。
朝の支度に手間取って出発時間が少し押しました。すみませんでした。
見事な朝焼けの中、再びの北岳山頂へ。
見える!見えるぞ!やったー!!
あれが甲斐駒ケ岳、あれが八ヶ岳?と周囲のみなさんもわいわい
写真を撮って北岳山荘から間ノ岳へいざ出発。
ここから結構時間との戦い感…
今日中に大門坂小屋に着くには10時に農鳥小屋に着かないとちょっと厳しい、ということで
気合を入れる。
相変わらず息は上がりますが、昨日より重さに慣れた気がして若干ペースアップ出来ました。
途中ですれ違ったおじさんの「あれはかなとこ雲言うてな…雷雲、やばいやつ」という不穏な一言が気になりつつ
(『この世界の片隅に』で聞いたやつだ)
西農鳥岳山頂で見た感じ、まだ天気は持ちそうな気がする。根拠はないけど、by CL
農鳥岳山頂ではもう視界真っ白に近かったですが、まだ降らず
稜線だけは抜けたいという思いが通じたのか
それまではなんとか降らずにいてくれました。
ただ、そのあとが土砂降りでびしょ濡れ。
そしてザックカバーを忘れるという大失態を犯し、荷物共々べしょべしょ。半泣き。
ただでさえ滑りそうな木製の橋を土砂降りの中ロープ頼りに渡る…
道はほぼ川みたいになってるし、石も泥も滑るし、急な下り続きで足は痛いし冷たいし視界は悪いし…死ぬかと思いました。
1番被害を被ったのはO先輩ですが…
転んだ拍子に顎が割れてしまわなかったのが唯一の救いでした。
テン場に着く頃にはだいぶ小雨になっていましたが
雨の中のテント設営というのも初めてで
組み立てるのに苦労しました。
そして大きいゴミ袋は必須、覚えました。
もう直ぐ着くし、とレインウェアを上しか着なかった私とU先輩、レインウェア着なかったO先輩
どちらにしろ総じて濡れ鼠。笑
大門坂小屋にてホットカルピスで暖をとりつつ
夕餉の支度、本日はU先輩のトマトパスタ!
トマトもウインナーも美味しかったです。
〆はO先輩の行動食、チキンラーメン的なアレ。
お腹空きすぎて普段の2倍くらい食べた。
その頃にはもうすっかり雨も上がってちょっと青空も覗いていました。
濡れたものを隅に追いやって就寝。
3日目
朝ごはんは安定の卵がゆwith梅干し
昨日の夜食べ過ぎてお腹が空かない。笑
少しだけ朝の支度の速度が上がる。
2日目は
水音が気になったのか、濡れたのがダメだったのか、寒かったのか不明ですが全然寝れませんでした…正直眠い。
そして始まる怒涛の下り。
昨日の方がキツさはあったものの、休むスペースがなかなか少なくて膝が笑っていてもしばらく歩き続けるほかないのが辛いところでした。
後続のおじさん2人組に道を譲ろうとしたら、
後ろの方が1人目に向かって
「お前なに調子のってんだ!」と牽制、笑
こちらも遅いのでどうぞお構いなく…
そして、昨日「マジでここ渡るの」と思った橋がまさかの連チャンで登場。
そして橋がない川を渡る場所で見事に足場を見失い、片足がお釈迦になりました。
ずぶ濡れ気持ち悪い、やらかした。
結局最後まで橋が要所要所で登場して
なかなかスリリングな下山道でした。
終わってみれば楽しかった。
終わってみれば。笑
下山後も1時間程度歩いて温泉へ。
奈良田温泉、源泉掛け流し最高…!
途中で何度か遭遇した韓国の団体さんと
鉢合わせしたため、混雑していましたが
いいお湯でした。
お風呂併設の飲食店でほうとうを食べ、
時間が余ったので近くの古民家カフェでおやつ。
山奥にあるとは思えないオシャレさ。
えごまのチーズタルト大変美味しかったです。
和室でまったりした後バス乗車、無事帰宅。
下山後完全に気が抜けて目が死んでいた気がしますが…
初めての二泊三日テント泊縦走、楽しかったです!
やっぱり縦走楽しいな*\(^o^)/*
★O先輩
突然名乗りを上げたにもかかわらず
快くメンバーに加えてくださりありがとうございました!
歩き方のアドバイスもありがとうございます。
今後意識してみます。
色々とご迷惑をお掛けしてしまった部分が大きいのですが、北岳に行けた、歩き通せたという達成感が味わえてとても充実した3日間でした!
またご一緒するときはテント装備もなるべく担げるよう頑張りますので、
何卒今後ともよろしくお願いしますm(__)m
★U先輩
不慣れなことが多いところ、色々とテント泊のいろはアドバイス頂き本当にありがとうございました!
山行中も色々お話できて楽しかったです。
疲れてきてもU先輩の声を聞くと元気が出ました。癒されました。笑
またぜひご一緒させてください&沢なども一緒に行けたら嬉しいです!
ありがとうございました!
*/
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