未踏回収の旅 黒部五郎・笠
- GPS
- --:--
- 距離
- 39.3km
- 登り
- 3,386m
- 下り
- 3,788m
天候 | 1日目:晴れのち雨 2日目:曇りのち雨 3日目:曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.chitetsu.co.jp/?page_id=741 [帰り]中尾高原より濃飛バス https://www.nouhibus.co.jp/highwaybus/matsumoto/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
クリヤ谷の渡渉(増水時) |
その他周辺情報 | 新穂高の湯(露天) かなり露出度高なので注意 |
写真
装備
個人装備 |
雨具
日よけ帽子
サンダル
サブザック
行動食
非常食
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
ファーストエイドキット
カメラ
テント
シェラフ
|
感想
sugaphy「今年は北アルプス行かないの?」ってことで、決まった黒部五郎。笠まで繋げられるのも前からイメージしていたので、折立から新穂高を繋ぐ(地図上で見ると)きれいなラインで計画を立てた。
8/9 竹橋で合流し、毎日アルペン号で有峰口に向かう。
8/10 有峰口からバスで折立へ。バスの車掌さんに相談したら、予約していたより1つ前のバスに乗せてもらえることになった。この40分の猶予は大きい。
折立では、WC渋滞にはまって出発は7:22。序盤それなりの傾斜が続き、しかもかなりの渋滞。強引に抜きにかかった人に便乗して徐々に前に出ることで、集団を抜け出す。太郎平へは3時間ほどで到着。天気は予想に反してまだ良い感じ。恵まれた展望の中、昼食休憩をとる。
太郎平小屋を出てからは、すぐに太郎山へ。山行中初の登頂ということになるか。しばらくは緩やかな登りだったが、天気が下り気味になったところに傾斜は登り気味という状態が重なり、疲労感に打ちのめされかける。黒部五郎の肩直下の急登を越えたところで、sugaphyが限界ということで、肩で待っているというので山頂へ。肩から黒部五郎の山頂までは7分で行けた。もったいない。
肩に戻ってからは、少し休んで回復したsugaphyとカールの方から下る。目の前に見えるはずの絶景はガスで何も見えないに等しい。いい加減、蓄積されてきた足裏へのダメージも気になってきたところで、17時前になんとか小屋に到着。テン場は近い部類になるが、頻繁に行き来するような距離ではない。平で良い場所は多そうだった。電波は入らず。
8/11 3:40起床。雨は上がっていたが、テントは思ったより濡れていた。sugaphyの小屋食を待って5:33出発。電波が入ったところで、焼岳の噴気のニュースが入った。
序盤は余裕をもったペースで入ったが、三俣蓮華・双六を越えて双六小屋についたのは9時頃。だいぶ早いが昼食とする。ちなみに、小屋で情報収集したところ、雨は大丈夫そうだが、全国的に雷注意報が出ているとのこと。
昼食をとって体力も回復したところで、そのまま弓折→抜戸→笠の後半ルートへ突入。順調に進んでいたが、弓折の分岐でラジオで甲子園の実況を聞いていた人がいた為、中京大中京の試合を最後まで聞いてしまった。
その先、大ノマらしきピークでは、天候が急激に好転。双六や鷲羽の方まで展望が利くようになる。ちょうど12時頃だったので、ここで景色を見ながら昼休憩とした。
抜戸岳は分岐から直登ルートであっさり到着。その先の尾根の方が高い気がするが…。sugaphyは分岐でサボってた。
そろそろ着いてもいいんじゃないかという頃にポツポツと雨が降り始める。今更濡れたくないとザックカバーをしたが、さほどしない間に止んでくれた。そうこうしている間にテン場が視界に入る。先に場所を抑えて小休憩の後、笠ヶ岳小屋へ。山頂は目と鼻の先だが、意外と登るのと、ガスで全く見えそうもないので後回し。どうせ明日嫌でも通るし。
小屋泊のsugaphyと一旦別れて水場へ行き、その後、テントで過ごしていると、雲の様子や風から大気が安定してきているのを感じる。しばらく待つと奥穂の方が見えてきて、続いて槍、キレット、北穂も姿を現す。わずか10分程度だが、展望が開けた時間を捉えることができたのは幸運だった。ちなみに、小屋の方が周りがガスっていたので、テン場の方が見やすかった様子。
その後、山頂を狙う機会を得つつ、明日の打ち合わせをしようと小屋まで行くが、むしろ天候は悪化の一途。レインウェアを持って上がらなかったので、雨宿りを余儀なくされた。外の軒下のベンチでチャンスを伺って、雨の切れ間を縫って何とかテントまで帰還。また数分で豪雨になったところを見ると、貴重な機会だったらしい。
8/12 噂に聞いたダイヤモンド槍は雲に阻まれたが、最終日の出発時点(5:53)までは予報の降水確率50%を裏切る晴れ間の覗く曇り模様。出発後は笠の山頂を越え、岩稜帯を下っていく。
その後、足元の不快なハイマツ・クマザサの間を通り、昨晩の雨に靴を濡らしながら進む。しかも、徐々に天候は下り坂となり、雨は降ったり止んだりを繰り返して、足場の岩を濡らして滑らせるようになる。
さらに下って行った先では、横倒しになったクマザサと足元の視界不良でスリップや路肩の踏み外しが起き、なかなか辛い下りとなった。
穴滝までの間には数回の渡渉があり、特に最後の渡渉は増水によって濡れずに通るのが困難だった。人によっては、濡れたとしても通ることができなかったかと思う。
穴滝さえ越えれば後はわずかな下りで登山口に出る。ここで気になり始めたのが、バスの時刻。間に合うが、温泉にゆっくり入るほどの余裕はない。そこで、新穂高の湯に烏の行水の如く入って軽く汗を流し、無事にバスにも間に合わせることができた。新穂高の湯は野性的すぎて、長湯するところでもなかったが。
最後の写真の白い花はワタスゲじゃないかなぁ??
そうかも。なんか先っぽツンツンしてるけど、風のせいかな。
山行&レコアップお疲れ様です!
出だしアップの天気の表記や
笠までしか書かない題名にドキドキ、わくわくいや
心配しましたが 無事帰還お疲れ様!
カールがガスは いつかリベンジするにして
未踏回収?おめでとうございます
クリア谷の笹滑りますよね
昨年 数回はすこっろびました
御存知とは思いますが
真教寺尾根下部も 笹の下刈りされていないと
朝露で滑るし ずぶ濡れになりますので
また 天女山から美しの森までの遊歩道?は
私は歩いていませんが
結構山道で意外に大変?らしいのでお気つけて
そうそう 美しの森から天女山までタクシ―で戻った事がありますが
2600ぐらいでした また夏の土日なら巡回バスがあった気がします
ちなみに車でのアクセスなら たかね荘にもトイレはありませんが
登山者用駐車場があります
on-boroP
さすが経験と知識豊富なboroPさん。情報ありがとうございます。たかね荘の駐車場は存じませんでした。そもそもジャンに行くプランの予備だったので、かなり穴だらけですが、どうやらこちらになりそうなので、もう少し詰めようと思います。
sugaphyさんはテント泊だとあんまり休めないのねw
テント持ってるけど、久しぶりの山行だから軽量化したかったっぽい。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する