剱岳・・・チンネ左稜線と八ツ峰妻Cフェース(山岳会山行)
- GPS
- 36:37
- 距離
- 30.8km
- 登り
- 4,749m
- 下り
- 4,742m
コースタイム
- 山行
- 3:30
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 4:15
- 山行
- 11:26
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 12:20
- 山行
- 11:16
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 14:01
- 山行
- 5:07
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 5:54
(クライミング区間はGPSログよりトポ図を参照してくださいねー)
・途中コース上で休憩を何回か取っているので休憩時間はもっとあります。
天候 | 8/11 曇り→夕方から雨 8/12 曇り→八ツ峰妻Cフェース取付から雨→下山中の熊の岩付近から晴れ 8/13 晴れ時々ガス 8/14 晴れ時々ガス |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://www.alpen-route.com/access_new/access/parking.html ・扇沢駅から室堂駅まではトロリーバス等で移動(往復9050円/1人) http://www.alpen-route.com/access_new/fare/person/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山ポスト、トイレ、水場の情報はどこからでも入手できると思うのでここでは割愛させてもらいます。 ★ルート状況(ルートグレードは参考にしたトポ図からで、あとは個人的な感想です。) ◆剱沢雪渓(剱澤小屋〜真砂沢ロッジ) ・上部は黒ユリの滝、下部は南無の滝が出ていてその付近は雪渓が歩けず夏道を歩きました。 ・雪は固く締まっていて傾斜も緩く上り下りともノーアイゼンで歩けました。 ◆長次郎谷 ・長次郎谷出合〜熊の岩までは中間付近の岩の周りの雪渓が溶けてましたが後は問題なく歩けました。 ・傾斜があるのでアイゼン&ピッケルで登りました。 ・落石にも注意しました。 (下部の雪渓上に石が多くあったので特に下部では注意しました。) ・右俣はクラックがありますが繋がっている雪を歩きました。 (一部雪渓が繋がってないところは岩場側面下部へ一旦下りてガレ場を歩き再度雪渓に戻って通過しました。) ・左俣もクラックがありますが繋がっている雪を歩き通せました。 ◆八ツ峰妻Cフェース劒稜会ルート(2級、供銑掘5P、155m) ・雨でも問題なく登れました。 (落ちたら大怪我以上ですがロープは必要ないと思うぐらいでした。) ・全体的に易しく特にどこが核心とかはないと思います。 ◆八ツ峰妻Cフェース上部〜池ノ谷乗越 ・雨でルート状況がわからず先行PTについていく形で巻けるところは巻道で巻きました。 ・縞は尾根上を歩いていくと下山後に知ったのですが、今回は先行PTを見失い、巻道が途中で無くなり縞をどう突破するのか迷いましたが何とか尾根への取付きを見つけ尾根上まで登り縞を越えることができました。 ・八ツ峰の頭に登れることを下山後に知ったのですが、今回は先行PTを追っかける形となり八ツ峰の頭はスルーしてそのまま池ノ谷乗越へと行きました。 ◆北方稜線(池ノ谷乗越〜長次郎のコル) ・特に問題なく通過しました。 ◆池ノ谷ガリー ・浮石が多いと言うか浮石しかないと思うぐらい浮石しかありません。 他の人とは間隔をあけて通過しましょう。 ◆チンネ左稜線(4級下、機銑后15P、450m) ・ロープを伸ばせるところは伸ばしてピッチを切った。 ・核心部の小ハングのところは支点がたくさんあった。 カンテを使って登りハングのところで左へ移動し上へ抜ける感じですが最悪アブミ持ってれば安心だと思います。 (アブミは携行してましたが使いませんでした。) ・他にもいやらしいところもあるが落ち着いて探せば問題なく登れます。 ・基本ガバホールドが豊富でスタンスも豊富にあります。 ◆チンネの頭からの下降 ・いくつかルートがあるみたいですが、今回はチンネの頭と八ツ峰の頭の間のコルへ下りてそこから池ノ谷ガリーへ下るルートを使いました。 ・チンネの頭と八ツ峰の頭の間のコルへはハイマツ帯をクレオパトラニードル方面へクライムダウンで下りました。 ・チンネの頭と八ツ峰の頭の間のコルへ下りるとチンネの頭側の岩壁に懸垂下降の支点がありますがその支点は使わずもう少し歩きで下りました。そして岩と岩の間を抜け下りると今度は左側に懸垂下降の支点がありますがその支点も使わず右下に見えている懸垂下降の支点まで更に下りそこから50mロープ1本で2回の懸垂下降で下りました。この辺りはガレててザレてて浮石だらけなので落石に注意が必要です。 (懸垂下降してくる人の下にいないこと。ロープを回収するときに元気に勢いよくひかないこと。) |
その他周辺情報 | 下山後は『湯けむり屋敷 薬師の湯』で汗を流しました。 http://www2.plala.or.jp/yakushino-yu/index.html その後に『昭和軒』でカツ丼大盛りを食べました! https://tabelog.com/nagano/A2005/A200502/20001134/ |
予約できる山小屋 |
剱澤小屋
|
写真
装備
共同装備 |
50mロープ×2
アルパインクイックドロー×10以上
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感想
今年のお盆山行は山岳会山行で前半3日は剱岳チンネ、個人山行で後半3日は北岳バットレスを計画した。
チンネは参加人数が少なくなり結局チンネもバットレスもIくんと2人で行くことになった(笑)
天気予報とにらめっこし後半が悪そうなのでバットレスの方は中止も視野に入れ、その場合チンネのほうで1日粘って4日いる計画書を作った!
(お盆休み6日なのにチンネ4日バットレス3日の計画書を作ったww)
チンネとバットレス…どっちも登れたらいいなー
ワクワク♪ドキドキ♫
Climbing‼
ヾ響
・2日目の雨、お盆休み後半2日間の天気予報を検討しチンネ・バットレス両方とも登れなくなるという事態を避けようと2日目の朝にバットレスは諦めて中止することにし、チンネ4日の計画で動くことにして3日目のチンネの晴れにかけた!
結果、最高の日にチンネ左稜線に登れてよかった♫
(おまけの2日目の雨の八ツ峰もいろいろ良い経験になりました。)
・八ツ峰妻Cフェース剣稜会ルートは取付き5時55分着で2番目でした。
(雨だったので遅い時間でも2番目だったと思います。)
・剣稜会ルートは雨でも快適に登れました。
八ツ峰上部縦走は巻けるところは巻いて歩きましたが巻道から縞の尾根上へ上がるルートの取付きがわからず少し迷いました・・
・雨の北方稜線は問題なく歩けました。
・長次郎谷左俣の雪渓ですが何箇所もクラックがありましたが雪渓は繋がっているところがあるのでそこを通って問題なく歩けました。
・長次郎谷右俣の雪渓も問題なく歩けますが、クラック部分の1箇所だけ雪渓が繋がってないので左岸のガレ場に一旦下りて少し歩いて再度雪渓に取付きました。
・池ノ谷ガリーは浮石が多いというより浮石しかないという感じでした。
・チンネ左稜線は取付き5時20分着で4番目でした。
寝坊して予定より1時間遅れで真砂沢ロッジを出発しましたが頑張って登ってきて良い順番で登れて良かったです。
(一番最後のPTがチンネの頭に着いたのが17時と後日聞いたので早めに取付けて良かったです。)
・快晴の左稜線は気持ちよく登れました♫
核心の小ハングのあるPも問題なく登れました!
・今回はいろいろな人に出会った!!
➀新潟に友人・・・真砂沢ロッジでは隣のテント、八ツ峰剣稜会ルート〜八ツ峰上部では前後ろで歩いた。
∈GGWの山岳会山行の時に小窓尾根で会った某大学山岳部・・・これまたベースが真砂沢ロッジで一緒、2日目の八ツ峰取付きでお声がけして気付いたww4日目には剱沢の雪渓が終わる上部で休憩中にAさんといろいろためになる山の話を聞かせて頂いた。
Iくんが今年6月に谷川南稜で会った東京の山岳会・・・帰りの剱沢雪渓の登りから室堂までの道のりを追いつ追われつで歩き下山後の薬師の湯での再会、そして昭和軒でも再会したww
ぅ船鵐佑瞭では山の有名人Hさん・・・ガッツリおしゃべりできて楽しかったです♫
ズ故農を登ってきたAさん・・・前回は昨年7月連休に北沢峠でチラ見&会釈、今回はチラ見&挨拶だけでしたが次回会う事があればゆっくりお話したいです!
・雨の八ツ峰と晴れチンネ・・・どちらも良い経験になったと思います。
今回中止となった北岳バットレスは残念でしたが近いうちに!!(笑)
反省
・特にありません。
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