剱岳南壁A2&別山岩場
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- GPS
- 27:53
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 2,392m
- 下り
- 2,392m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 7:05
- 山行
- 2:35
- 休憩
- 4:53
- 合計
- 7:28
- 山行
- 9:54
- 休憩
- 2:56
- 合計
- 12:50
天候 | 17日:晴れ、のち曇り、夜に雨と雷 18日:雨、のち曇り、夕方ごろ雨と雷 19日:曇り、たまに晴れ間と小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://www.alpen-route.com/access_new/recommend-tickets/today.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪別山岩場/17日≫ 剣沢テン場から岩場への踏み跡をたどり、途中からガレ場をトラバースし 取付きへ。 いくつかのルートがあるようで、我々が登ったルート名や詳細は不明。 岩場中央付近の凹角からクライミング。そのルートには所々に錆びた ピトンあり。取付きから3ピッチで稜線へ抜けて終了。 ≪南壁A2/19日≫ 別山尾根道を経由し平蔵のコルへ。 そこから南壁取付きまでガレ場を多少下りながらトラバース。 ピッケルとアイゼンを持って行ったが、雪渓上でのトラバースは無い。 A2の取付きにはテラスと、サビサビのピトンがいくつかあるので場所は分り易い。 日本登山大系には3ピッチ+コンテと書かれているが、我々は5ピッチ+コンテで 山頂へ抜ける。 岩が濡れたコンディションだったので慎重に登ったがホールドは多く、 ピトンも分り易い所に打たれておりルーファイに困ることも無く登り易い。 取付き周辺はそうでもないが、山頂に近づくにつれ脆い岩が多くなる。 |
その他周辺情報 | 下山後、吉峰温泉にて汗を流しました。(入湯料610円→JAF割引などで550円) http://www.rurubu.com/season/special/higaeriyu/detail.aspx?SozaiNo=160018 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
夏季連休山行に剱岳合同山行を実施。当初の予定では(婿拡根一般道ピストン組2名、∨綿稜線〜仙人池組5名、K槓南壁組2名であったが、悪天の影響で北方稜線は中止となり、三日目に^貳牝餐7名、南壁2名に変更。私は当初の予定通り、shimaさんと南壁に登る。
剣での初めてのバリエーションであったため多少の不安もあったが、shimaさんとご一緒できる楽しみと、剱本峰を直登する期待、そして卦蘢度のルートということもあり、多少の悪天でも登る気マンマンで気構える。
一般道を進み平蔵のコルにて小休止し、shimaさんが南壁の取付きが見える手前まで偵察した結果、行けそうとの判断。よしっ!気合いを入れる。一般道組とここで分かれガレ場を融けた雪渓沿いに進んでいく。スノーブリッジの奥の暗さが少し気味が悪かった。A2取付きテラスに到着。ただその直前にドデカい排泄物を発見!こんな所で熊…?スノーブリッジ奥に隠れてないよな〜…と多少の不安を覚えながらクライミングシューズに履き替えザイルを結び合い準備完了。
1P目はshimaさんトップ。岩は濡れているがホールドに困ることはなく順調に進む。ただ私の方はビレイ中に熊と遭遇したらどうしよう?と少しドキドキ。そしてビレイ解除、早めにその場を離れるように登り出す。でも登り出しだから岩肌を確認しながら慎重に。2P目は私がそのままツルベでトップ。錆びたピトンがちょうど良い間で刺されてる。少しだけブッシュがある箇所は傾斜が緩かったのでランナウト気味で2Pの終了点まで登る。引き続き3P目はshimaさんトップで登る。3P終了点到着、ビレイ解除。途中の支点と岩のエッジでロープがすれてしまい重くなってしまったのでロープをフィックス。私がプルージックでロープのすれてるポイントまで登攀、支点からロープを抜き問題解決、ザイルアップ。4P目は私がトップ。あえてリッジ上を登るルートを選ぶ。段々岩が脆くなるのを感じる。落石させないよう手掛け足掛けを慎重に選ぶが場所に困ることは無く、リッジを乗り上げる。面白い!!4P終了点まで上がると少し風が気になり始めたが、リッジの右下に支点があり岩がちょうど風よけになる。5P目はshimaさんトップ。ビレイ中にガスが少し晴れて岩の隙間から一般道が見えだした。カニのタテバイを登った後の岩場かな?改めて見るとかなり急。渋滞するわけだ。5P目はロープを残り数メートルまでくり出した。そしてビレイ解除。5P目終了点まで登る。そこから山頂まではコンテで登るため、ロープを上体に巻き、更にガレた岩場を足の置き場を選びながら源次郎尾根側に歩き出す。山頂が近づくと青空がいきなり現われる。抜けた青空と厚い白雲と剱の岩をバックにshimaさんをパチリ!これだから山はやめられない!!興奮した状態のまま山頂へと突き出る。祠でガッチリ握手。最高!!shimaさん、ありがとうございます!
いやー、このA2ルート楽しい!岩の殿堂のバリエーションをやってる高揚感が良い!小雨やガスで周囲の景色や高度感はイマイチでだったけど、それほど天候も崩れず無事に登頂できたし、一瞬だったけど晴れ間も見れたしで大満足。
他の事について時系列がバラバラになるが少し触れることに。初日の別山の岩場はテン場からすぐに取付けてロケーションも良くて楽しかった!もう少し時間があれば、他のルートを登ったりして岩遊びできそう。
二日目に寄った剱御前、地図上で三角点あるピークは小舎から30分程度らしいがすぐ着いたピークも剱御前。どっちが本峰だったんだろう…?(^^;
三日目の下山。私だけテント装備とギア装備でぼちぼち重い20堋兇┐離競奪。それを背負っての雷鳥沢からの登りをトレーニングとして頑張り所要時間30分。去年より早く歩けた!笑
今年の夏は不安定な天候が続いており直前までどうなるか分からなかったが、幸いに目的としたルートを登攀できたので大満足!!
久々の雨の山行でしたが楽しかったです。ありがとうございました。
横を通るたび気になっていた、本峰南壁。登れてよかったです。次は天気の良い時に楽しく登りたいですね!
こちらこそありがとうございました!
お伴ができ、また楽しいルートに連れて行ってもらい嬉しかったです!!
また最後の晴れ間が感動的でした^^
次のバリもご指導宜しくお願いします!
shima1121師匠、gomatさん
お疲れ様でした。
gomatさんは、初めての剱バリエーションという事で、晴れたらもっと良かったでしょうね。でも、無事に岩も楽しめ、剱山頂も達成でき良かったですね。
ありがとうございます。
そうですね〜。
晴れれば更に良かったんでしょうけど、でも完登できたので良かったです!
初心者ルートなので多少気が楽というのもありましたね
北方稜線組が少ーし残念でした。
また次回(来年?)ですね。その時はそちらに合流しようかな。。。
ちょっと悪天候のため、パーティーによっては目的地に行くこと
すらできなかったようですが、これはこれで、神様が『もう少し
訓練を積んで出直してこい』と言われたような気がします。
まだまだ若い彼ら、これからもっと楽しいことがあることでしょう
南壁、いいな〜。以前、剱からの下山時につり付いているパーティーを
見かけて以来、行きたいと思っていましたが、先を越されてしまいましたね。
別山の岩場にも行ってないしな〜。
剱御前は、標高だけみると2792mの方がピークのように思われますが、
色々と調べてみますと、三角点のある2776.8mの方が、『剱御前岳』と
言われているようです。私も、以前歩いた時にそれが気になっていました
ので、三角点まで一応行っています
南壁、お先でした〜!
…でもkameさんはもっと良い所に行ってるじゃあないですか?!笑
次回は3泊で剱行きましょう!いや4泊!!(長いですね…)間違いなく満喫ですね!
剱御前の北峰(?)は晴れた日に剱を見にまた行きたい所です。
でも最高点から降りて、また戻ってくることを考えると少しだけ面倒…
百高山的にはどちらかわからないので両方登っておけば間違いは無いんでしょうけど
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