聖岳

2017年08月12日(土) [日帰り]

• GPS: 10:12
• 距離: 16.2km
• 登り: 2,382m
• 下り: 1,249m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:28
• 休憩: 1:47
• 合計: 10:15

距離 16.2km 登り 2,388m 下り 1,273m

6:30 聖沢登山口
6:57 7:01 出合所小屋跡
7:41 7:47 聖沢吊橋
8:37 8:38 造林小屋跡
9:07 9:10 架線小屋跡
9:21 9:24 乗越
9:46 10:17 痙攣回復待ち・弁当休憩
10:45 10:51 滝見台
11:56 12:18 聖平小屋
12:20 聖平小屋分岐
12:41 薊畑分岐
13:28 13:37 小聖岳
14:47 15:07 聖岳
15:46 15:47 小聖岳
16:22 16:23 薊畑分岐
16:38 聖平小屋分岐
16:45 聖平小屋

　8月11日に東京駅から静岡駅に移動したが，東京駅はお盆で混雑していた。秋田−東京の新幹線チケットはあらかじめ購入していたが，東京−静岡は未購入だったため，東京駅で購入に時間がかかった。この時期に移動するのであれば，あらかじめチケットを購入しておく方がスムーズに移動できる。
　静岡駅に着くと，同行者が借りてくれたレンタカーに乗り込んで畑薙第一ダムの臨時駐車場まで移動。静岡駅（12:15）から県道27号を阿倍川に沿って北上（阿倍街道），静岡市葵区油島の玉機橋（たまはたばし）を渡り（12:59），葵区落合より県道189号（13:05），笠張峠より県道60号（13:45）を走った。畑薙第一ダム臨時駐車場には15:10着。静岡駅から畑薙第一ダム臨時駐車場まではレンタカーで所要約3時間。途中落合から県道27号を北上するルートもあるが，この日は通行止めとなっていた。
　薙畑の臨時駐車場には，駐車場係の方によると往路194台の車が駐車しているとのことであった。臨時駐車場から椹島行きのバスが出る直前にも新たに自家用車が入ってきた。いずれ薙畑の臨時駐車場に停車の車は200台くらい。

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

写真

8/11 12:07

登山前日の正午ころ静岡駅周辺で同行者と合流。同行者が静岡駅前で借りてくれたレンタカーに乗り込む（12:15）。

8/11 12:29

サークルK静岡昭府町店でこの日の昼食，明日の登山に向けての飲み物，行動食などを買いこむ（12:28-12:38）。

8/11 12:42

サークルKで買った明太子スパゲティを同行者が運転してくれている間に食べる。畑薙第一ダムまで道のりが遠く，椹島への連絡バスの時間に確実に間に合わせるために時間を節約する。

8/11 14:18

葵区落合の白髭神社前で今度は私が運転手に交替（13:07-13:09），井川地区まで来た。井川大仏入口でトイレ休憩（14:15-14:21）。

8/11 14:19

井川大仏入口

8/11 15:10

畑薙第一ダム臨時駐車場にレンタカーで到着。

8/11 15:11

同行者が手配してくれた富士山ナンバーのレンタカー

8/11 15:11

レンタカーは富士山ナンバーのスズキワゴンR

8/11 15:13

畑薙第一ダム臨時駐車場のバス乗り場。ここで切符を買う。

8/11 15:13

畑薙第一ダム臨時駐車場のバス停。ここから特種東海フォレストの送迎バスで椹島ロッヂまで行く。

8/11 15:18

「特殊東海フォレスト施設利用券」。送迎バスのチケットでもある。

8/11 15:19

「特殊東海フォレスト施設利用券」の裏面

8/11 15:20

畑薙第一ダム臨時駐車場から聖岳登山口まで井川観光協会のバスも利用できるようだ。

8/11 15:24

畑薙第一ダム臨時駐車場

8/11 16:48

畑薙第一ダム臨時駐車場の送迎バス乗り場まで受付カードを記入。送迎バスの最終便の出発時刻は15:30とされているが，駐車場に遅れて入ってくる車もあり，実際に出発したのは15:45頃。

8/11 16:59

特殊東海フォレストの送迎バスで椹島ロッヂに到着。畑薙第一ダム臨時駐車場から所要時間はほぼ1時間（15:46-16:46）。椹島ロッヂは1泊2食で\9000。

8/11 17:02

椹島ロッヂのロビーに夕食，朝食の時間が黒板に書かれている。

8/11 17:07

椹島ロッヂ宿泊棟の案内図

8/11 17:08

椹島ロッヂ内の施設案内

8/11 17:07

椹島ロッヂの宿泊棟に入ったところに何体かの動物の剥製がある。イノシシ（ウリ坊）の剥製。

8/11 17:07

鹿の頭の剥製。椹島ロッヂの宿泊棟入口。

8/11 17:07

テン（貂，黄鼬）の剥製。椹島ロッヂの宿泊棟入口。

8/11 17:09

テンの剥製

8/11 17:09

子熊の剥製

8/11 17:11

椹島ロッヂの「食堂からのお願い」

8/11 17:49

椹島ロッヂの夕食

8/11 17:49

椹島ロッヂの夕食

8/11 19:16

椹島ロッヂC棟の廊下の様子。我々は6畳の和室に2人で泊まらせてもらったので部屋の中にも荷物を置けるスペースがあったが，他の部屋の方々は荷物を廊下に出している。

8/12 4:34

椹島ロッヂ「C-3」の和室部屋の様子

8/12 4:37

泊まったのは椹島ロッヂ宿泊棟のC棟1階の「C-3」という和室

8/12 6:02

椹島ロッヂで朝食をいただき，聖岳登山口までの送迎バス乗り場へ。送迎バスはレストハウス前から出る。ロッヂで頼んでおいた弁当（\1000）はこのレストハウスで受け取る。

8/12 6:05

椹島レストハウス前の様子

8/12 6:05

椹島レストハウス前の道標

8/12 6:05

椹島レストハウス前の登山口の特殊東海製紙株式会社の看板。静岡市が長野県と山梨県の間に突き出た部分は特殊東海製紙の社有林（井川社有林）となっている。

8/12 6:05

井川社有林の略地図。特殊東海製紙株式会社の社有林を管理するのが特種東海フォレスト。

8/12 6:27

椹島ロッヂから送迎バスで聖岳登山口に到着。椹島ロッヂ（6:14）からは車で10分ほどで登山口（6:25）。聖岳の登山口には15人ほどの登山者が送迎バスから下りた。

8/12 6:28

聖岳登山口。登山口の標高は約1150m。

8/12 6:29

聖岳登山口

8/12 6:29

聖岳登山口に生えていたタケニグサ（竹似草）。タケニグサはケシ科タケニグサ属の多年草。別名はチャンパギク。帰化植物ではなく，東アジア一帯の在来種と考えられている。

8/12 6:29

聖岳登山口の各山頂までの所要時間を示したもの

8/12 6:33

杉林の中を歩き始める。

8/12 6:34

杉林の急登をジグザグに登ってゆく。同じ時刻から歩き始めたみなさんは，概して我々2人組よりも荷物が大きくて重そう。

8/12 6:45

杉林の中の急登

8/12 6:45

リュックの中にテントはないものの，聖平小屋泊を予定しているので私自身はいつもより荷物がやや重い。歩き始めから足腰や呼吸系に負担がかかる。

8/12 6:56

出合所小屋跡の手前

8/12 6:58

出合所小屋跡の道標。ここで小休憩（06:57-07:01）。

8/12 6:59

ニセクサハツ（偽臭初）であろうか。クサハツモドキ（臭初擬），クサハツ（臭初）かもしれない。

8/12 7:03

出会所小屋跡から100メートルほど進んだら小さな沢にかかる橋を渡る。

8/12 7:04

橋には制限荷重が書かれている。400kg。

8/12 7:06

古い表示板に何やら記されている。「ドイツトウヒ」という文字が見える。

8/12 7:06

「ドイツトウヒ」の文字が見える表示板のあたりの林。この木がドイツトウヒということなのかと想像する。

8/12 7:08

造林と思われる木立の中を斜面をトラバースしながら歩いてゆく。

8/12 7:11

アップダウンはそれほどないトラバースが続く。

8/12 7:18

8/12 7:19

8/12 7:19

ツチカブリ（土被）。ベニタケ科チチタケ属のキノコ。

8/12 7:20

ツチカブリ

8/12 7:21

斜面をトラバースしてゆく続いているがこのあたりから柵や橋が連続する。

8/12 7:24

ヒメベニテングタケ（姫紅天狗茸）の幼菌。ヒメベニテングタケはテングタケ科テングタケ属のキノコ。

8/12 7:24

ヒメベニテングタケ

8/12 7:36

エセオリミキ。「エセ」はニセで，「オリミキ」とはナラタケを意味するという。エセオリミキはキシメジ科モリノカレバタケ属のキノコ。

8/12 7:36

エセオリミキ。別名：コアカチャツエタケ。

8/12 7:38

橋が傾いて壊れそうなところもある。

8/12 7:38

橋自体はしっかりしているように見えるが，落石の直撃を受けたのか，橋板が大きく曲がっているものもある。

8/12 7:39

聖沢を左手下方に見ながら進む。

8/12 7:41

聖沢吊橋

8/12 7:42

聖沢吊橋より聖沢上流側

8/12 7:42

聖沢吊橋より聖沢下流側

8/12 7:42

聖沢吊橋を渡って振り返る。

8/12 7:42

聖沢を渉ったところで小休憩。吊橋を次々と登山者が渡ってくる。

8/12 7:44

8/12 7:57

ソバナ（岨菜）。キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。

8/12 8:00

8/12 8:15

チチタケ（乳茸）。ベニタケ科チチタケ属のキノコ。

8/12 8:24

ムラサキホウキタケ（紫箒茸）。シロソウメンタケ科シロソウメンタケ属のキノコ。

8/12 8:24

ムラサキホウキタケ

8/12 8:37

造林小屋跡の「クマ出没注意！」看板

8/12 8:37

造林小屋跡の道標

8/12 8:38

造林小屋跡から先の登山道。ここで先行する単独の男の人の前に出て，同時に歩き始めた集団の中で我々が先頭となったように思う。

8/12 9:06

架線小屋跡付近に大きな滑車が捨て去られている。何に使われていたんだろう？

8/12 10:09

8/12 10:12

やがて両足が脚が攣ってのたうちまわることに。同行者に先行してもらって椹島ロッヂの弁当を食べて脚が回復するのを待つことにした（9:46-10:17）。幸い，ある程度回復して歩けるようになった。

8/12 10:25

タマガワホトトギス（玉川杜鵑草）。ユリ科ホトトギス属の多年草。

8/12 10:25

タマガワホトトギス

8/12 10:27

シモツケソウ（下野草）。バラ科シモツケソウ属の多年草。

8/12 10:27

シモツケソウ

8/12 10:30

ソバナ

8/12 10:30

メタカラコウ（雌宝香）。キク科メタカラコウ属の多年草。

8/12 10:33

シモツケソウ

8/12 10:34

クガイソウ（九蓋草，九階草）。オオバコ科クガイソウ属の多年草。

8/12 10:34

クガイソウ

8/12 10:35

タカネナデシコ（高嶺撫子）。ナデシコ科ナデシコ属の多年草。

8/12 10:35

クサボタン（草牡丹）。キンポウゲ科センニンソウ属の半低木。有毒植物。

8/12 10:35

クサボタン

8/12 10:35

メタカラコウ

8/12 10:35

メタカラコウ

8/12 10:36

ホソバトリカブト（細葉鳥兜）か？　トリカブトの同定は写真を見ただけでは不可能に近いが，聖岳にはホソバトリカブトが多いようだ。

8/12 10:36

ヤマホタルブクロ（山蛍袋）。キキョウ科ホタルブクロ属の多年草。

8/12 10:37

ヤハズハハコ（矢筈母子）。キク科ヤマハハコ属の多年草。

8/12 10:37

ヤハズハハコ

8/12 10:37

ヤマホタルブクロ

8/12 10:40

センジュガンピ（千手岩菲）。ナデシコ科センノウ属の多年草。

8/12 10:41

センジュガンピ

8/12 10:45

アミタケ（網茸）か？。アミタケであればイグチ目ヌメリイグチ科ヌメリイグチ属のキノコ。

8/12 10:49

8/12 11:05

オオハナウド（大花独活）。セリ科ハナウド属の多年草。別名：ウラゲハナウド。

8/12 11:10

ハリブキ（針蕗）の実。ハリブキはウコギ科ハリブキ属の落葉低木。雌雄異株。

8/12 11:10

ハリブキの実

8/12 11:30

ウスタケ（臼茸）。ラッパタケ科ウスタケ属のキノコ。

8/12 11:30

ウスタケ

8/12 11:32

8/12 11:36

オニテングタケかシロオニタケ，その仲間の幼菌。

8/12 11:36

オニテングタケかシロオニタケなどの仲間の幼菌

8/12 11:46

コバノイチヤクソウ（小葉の一薬草）。ツツジ科イチヤクソウ属の常緑の多年草。

8/12 11:49

8/12 12:21

ハクサンフウロ（白山風露）。フウロソウ科フウロソウ属の多年草。

8/12 12:23

タカネマツムシソウ（高嶺松虫草）。マツムシソウ科マツムシソウ属の越年草。別名：ミヤママツムシソウ（深山松虫草）。

8/12 12:23

タカネマツムシソウ

8/12 12:23

タカネナデシコ

8/12 12:25

ヤマハハコ（山母子）。キク科ヤマハハコ属の多年草。

8/12 12:25

タカネマツムシソウ

8/12 12:26

タカネマツムシソウ

8/12 12:26

トモエシオガマ（巴塩竃）。ハマウツボ科シオガマギク属の多年草。

8/12 12:29

ハクサンフウロ

8/12 12:29

白花のハクサンフウロ。白いハクサンフウロは珍しいようだ。

8/12 12:30

ミミズを丸のみにするというクガビル（陸蛭）。日本にはヤツワクガビルなど数種類のクガビルが生息するらしい。

8/12 12:33

ニョホウチドリ（女峰千鳥）。ラン科ウチョウラン属の多年草。

8/12 12:33

ニョホウチドリ。「ニョホウ」は，最初に女峰山で採集されたことに由来。

8/12 12:39

イワインチン（岩茵蔯）。キク科キク属の多年草。別名：インチンヨモギ。

8/12 12:42

イブキジャコウソウ（伊吹麝香草）。シソ科イブキジャコウソウ属の小低木。別名：イワジャコウソウ，ナンマンジャコウソウ。

8/12 12:44

トモエシオガマ

8/12 12:44

トモエシオガマ

8/12 12:54

ウスタケ

8/12 12:54

ウスタケ

8/12 13:00

ウスタケの幼菌

8/12 13:13

クロトウヒレン（黒唐飛簾）。キク科トウヒレン属の多年草。クロトウヒレンは蕾の色が黒い。

8/12 13:37

クロトウヒレン

8/12 13:40

チシマギキョウ（千島桔梗）。キキョウ科ホタルブクロ属の多年草。

8/12 13:40

タカネツメクサ（高嶺爪草）。ナデシコ科タカネツメクサ属の多年草。

8/12 13:40

タカネツメクサ

8/12 13:41

チシマギキョウ

8/12 13:41

チシマギキョウ

8/12 13:42

タカネツメクサ

8/12 13:42

タカネツメクサ

8/12 13:42

ミヤマオトコヨモギ（深山男蓬）。キク科ヨモギ属の多年草。

8/12 13:42

ミヤマハンノキ（深山榛の木）。カバノキ科ハンノキ属の低木〜小高木。

8/12 13:44

イワツメクサ（岩爪草）。ナデシコ科ハコベ属の多年草。

8/12 13:44

イワツメクサ

8/12 13:48

タカネツメクサ

8/12 13:48

タカネツメクサ

8/12 13:54

イワインチン

8/12 13:54

チシマギキョウ

8/12 13:55

シコタンハコベ（色丹繁縷）。ナデシコ科ハコベ属の多年草。別名：ネムロハコベ（根室繁縷）。

8/12 13:55

シコタンハコベ

8/12 13:57

イワオウギ（岩黄蓍）。マメ科イワオウギ属の多年草。別名：タテヤマオウギ。

8/12 13:58

チシマギキョウ

8/12 13:58

イブキジャコウソウ

8/12 14:03

ヨツバシオガマ（四葉塩竃）。ハマウツボ科シオガマギク属の多年草。

8/12 14:12

ミヤマダイコンソウ（深山大根草）。バラ科ダイコンソウ属の多年草。

8/12 14:12

ミヤマダイコンソウ

8/12 14:13

ミヤマオトコヨモギ

8/12 14:20

クロトウヒレン

8/12 14:32

イワツメクサ

8/12 14:41

チシマギキョウ

8/12 14:47

聖岳頂上

8/12 14:47

聖岳頂上

8/12 14:47

聖岳頂上の三角点標石

8/12 14:55

聖岳の山頂方位盤

8/12 14:56

聖岳頂上の標柱

8/12 15:08

聖岳の山頂方位盤

8/12 16:42

聖平小屋前のテント場

8/12 16:44

聖平小屋，テント場のトイレ

8/12 16:44

聖平のトイレからテント場をのぞむ。

8/12 17:11

聖平小屋の夕食

8/12 17:12

聖平小屋の夕食

撮影機器：

F-02E FUJITSU

RICOH WG-40 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

FinePix XP70 XP71 XP75 FUJIFILM

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ

感想

Ssakana

　中3週間空けての山歩きだったが，3週間のうちにやはり足が少しなまってしまったようだ。3時間半くらい歩くと両足が攣ってしばらく動けなくなってしまった。リュックの重さはおおむね11kg。今の自分にとってはやや重め。
　聖沢の山小屋では，夜中までは足が痛くなかったが，夜中を過ぎると足にダメージがたまっているのを感じた。