西吾妻山〜一切経山(天元台高原〜浄土平)


- GPS
- 24:57
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 1,106m
- 下り
- 1,348m
コースタイム
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 5:17
天候 | 8/26 雨のち晴れ(強風) 8/27 晴れ後曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
さくら観光バス キラキラ号 24:00 新宿BT → 6:00 山形駅 JR奥羽線本線 6:30 山形 → 7:16 米沢 * 米沢行きのバスが売り切れのため、山形経由 山交バス 8:10 米沢駅前 → 8:51 湯元駅前 (\970) http://www.yamakobus.co.jp/rosenbus/jikoku/frame/shirabu.html 天元台ロープウェイ 9:00 湯元駅 → 9:05 天元台高原駅 リフト×3 天元台高原 → 北望台(片道合計 \1900) http://www.tengendai.jp/green/g-ropeway.html (復路) 福島交通バス 12:45 浄土平 → 14:15 福島駅西口 (\1330) http://www.fukushima-koutu.co.jp/upd/attache/files/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E6%99%82%E5%88%BB%E8%A1%A8.pdf やまびこ214号 14:23 福島 → 16:11 上野 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■北望台〜かもしか展望台〜大凹 ガラ場の登り。まるで沢を登るよう。かもしか展望台からは歩きやすい木道に替わる。 ■大凹〜天狗岩 大凹の水場からは水浸しのガラ場の急登で歩きにくい。お花畑に出れば木道。夏のお花は終わっていた。梵天岩から天狗岩にかけてはガレ場。梵天岩からの一切経山に向けた眺めが素晴らしい。大凹から人形岩も水浸しのガラ場。 ■天狗岩〜西吾妻山山頂 若女平は木道を歩く。山頂に向けて再び水浸しのガラ場。山頂は木に囲まれて眺望はない。 ■人形岩〜明月荘〜東大巓 人形岩から池塘までの下りは再び水浸しのガラ場。池塘の周辺には木道が設置され、環境に配慮されている。水浸しのガラ場と木道が繰り返されるが、弥兵衛平からは整備された木道が続く。明月荘への途中に不安定な木道部分があるので注意。 ■東大巓〜家形山 この縦走路の核心部分。藪とぬかるんだ(所々水浸し)道の連続。特に東大顚分岐から烏帽子山の登りにかかるまでが醜い。烏帽子山の登りはがれ場の連続で体力を消耗する。烏帽子山の下りから藪はそれほど厳しくない。家形山の山頂周辺は泥濘状態。登山靴の汚れは覚悟が必要。 ■家形山〜一切経山山頂 ザレ場の下りから始まり、笹藪を下ると五色沼分岐に達する。一切経山への登りは、その逆で、笹藪の登りに始まり、中腹より火山らしいザレた急登になる。 ■一切経山山頂〜浄土平 山頂から酸ヶ平避難小屋まではザレた坂道。酸ヶ平は木道が続くが、やがて木の階段の下り、さらにはややガレた件に変わる。やがて浄土平の駐車場が見えてくれば、ゴールはすぐ。 |
その他周辺情報 | 極楽湯福島店 \650 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
ストック
カメラ
シェラフ
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感想
北アルプスの天候が安定しないので、当初の計画を断念し、代わりに福島に転進し、かねてより温めておいた計画を実行することにしました。それは福島の百名山のうち唯一登っていなかった西吾妻山から魔女の瞳で有名な一切経山まで縦走する計画。急遽決めたので、米沢行きのバスがとれず、山形から回ることになりました。
天気予報は、1日目は朝方雨ながら午後から晴れに変わるも、強風が続き、2日目は晴れ。強風でロープウェイとリフトが運行停止にならないか心配でしたが、動いていたので一安心。西吾妻山はロープウェイとリフトを乗り継いで1800mからスタートなので楽勝と思っていましたが、登山道が連日の雨のせいか沢状態の上、アップダウンも多く、意外とアスレチックでした。人形石から先の登山道では登山者を見ることはなく、ひたすら泥濘と闘い、その日のお宿の明月荘にたどり着きました。地図には金明水まで10分とありますが、藪を掻き分けつつ下っていくので、ストックと熊鈴が必要と感じました。その日の宿泊者は7名でした。
2日目は晴れのスタート。東大顚から家形山までは薮が深く、この縦走路の核心部。明月荘からの木道が既に朝露で濡れていたので、藪漕ぎを想定し、レインギアの上下を装着し、ザックカバーもつけました。藪は昭元山の前後が一番醜く、しかも登山道も泥濘状態。ひたすら藪と泥濘との闘いでした。烏帽子山へのがれ場の急登を終え、山頂付近で反対方向から現れた登山者2名に、その先の藪の状態を聞いたところ、1人は「ひどい」、もう1人は「たいしたことない、段々良くなる」の回答。どうしてこんなに違うのかと思いつつ、先に進むと、昭元山付近よりはかなりましで、藪が登山道に覆いかぶさっているようなところも少なくなりました。但し家形山の山頂付近の泥濘には閉口しました。
一切経山の登りはザレた急登できつかったものの、普通に登れることが妙に嬉しく感じました。縦走中に一切経山に雲がかかることがあったため、魔女の瞳が見られるか心配でしたが、家形山を下りる頃には空も晴れ渡り、山頂からは無事に魔女の瞳を拝むことができました。一切経山に達するまでは数える程しか登山者に会わなかったのですが、一切経山からの下山時には登山者が次から次に登ってくるのにやや戸惑いを覚えました。
強烈な藪漕ぎと泥濘との闘いのため、思ったより時間がかかってしまった上、ザックポケットに入れていた水筒を紛失し、ザックカバーには穴があくという代償を払う結果となってしまいました。ともあれ、藪と泥濘に打ち勝ち、このコースを無事に歩き通せたことは大きな収穫でした。
明月荘と2日目道中でご一緒させて頂いた者です。吾妻連峰は私も初めてでしたが、高層湿原あり、藪あり、火山あり、良い出会いにも恵まれて夏の終わりにふさわしい楽しい山行でした。ただし泥は勘弁(笑)最後にご挨拶できなくて申し訳なかったです。どこかの山で会いましたらよろしくおねがいします。乱文失礼しました。
わざわざコメントをいただきありがとうございます。1人で歩いていたら、あの藪漕ぎと泥は耐えられなかったかもしれません。明月荘でご一緒だった方々が同じコースを歩いていたので心強かったです。おかげさまで長らく温めていた計画が実行でき、天気と景色にも恵まれ、充実した登山となりました。お世話になりました。バスから後は慌ただしく去ってしまい、こちらこそ失礼いたしました。またどこかの山でお会いいたしましょう。
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