新穂高温泉から槍ヶ岳〜大キレット〜奥穂高岳

2017年08月27日(日) ~ 2017年08月28日(月)

• GPS: 33:31
• 距離: 34.2km
• 登り: 3,544m
• 下り: 3,543m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:15
• 休憩: 1:11
• 合計: 9:26

5:57 スタート地点
6:21 6:25 新穂高登山指導センター
7:11 穂高平小屋
9:18 9:32 槍平小屋
10:50 10:52 飛騨沢千丈乗越分岐
11:56 12:14 槍ヶ岳山荘
12:34 12:45 槍ヶ岳
13:04 13:25 槍ヶ岳山荘
13:52 大喰岳
14:22 14:23 中岳
15:18 南岳
15:23 南岳小屋

2日目

• 山行: 9:24
• 休憩: 1:03
• 合計: 10:27

5:02 南岳小屋
6:19 6:23 長谷川ピーク
7:22 7:42 北穂高小屋
7:44 7:46 北穂高岳(北峰)
9:08 9:12 涸沢岳
9:28 9:33 穂高岳山荘
10:11 10:19 穂高岳
10:43 10:57 穂高岳山荘
13:04 13:08 重太郎橋
13:43 白出小屋
14:10 14:11 穂高平小屋
14:56 14:57 新穂高登山指導センター
15:29 ゴール地点

天候不順の夏で延期していた槍穂縦走を一泊二日で決行。さすがに疲れました。

天候

8/27 晴れ　8/28 曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鍋平駐車場
交通規制で20:30〜5:00は新穂高温泉に入れません（しばらく続くのでは？）

コース状況／危険箇所等

穂高山荘〜白出沢ルート　下草刈や鎖・ロープの設置など手入れはされています。（感謝）
但し長大なガレ場の下部は道が不明瞭で浮石多し（雪解け時に石が動くのでしょうね）、川沿いの道は狭く険しいです。人は少なく小屋もなし、完全に玄人向けのルートです。
穏やかな中岳と南岳の間で怪我をされている方がいました。なんでもない場所ですがスリップ→転倒→岩に打ちつければ大怪我します。

その他周辺情報

ひがくの湯　風情は乏しいですがお湯は良好、鍋平駐車場からは最も近く食堂併設で利便性は高いです

写真

8/27 6:30

登山届を出して少々遅めのスタート

8/27 7:13

林道途中の唯一の小屋

8/27 7:15

穂高平では牛が放牧されてます

8/27 8:43

林道が終わり川を渡りいよいよ登山道へ

8/27 9:18

やっと槍平に到着、今度は熊です

8/27 10:08

最終ってハッキリ書いてあるのはありがたい

8/27 10:32

笠ヶ岳が見えてきました

8/27 10:35

西鎌尾根の稜線上に人の姿が見えます

8/27 10:39

白樺の巨木、一か月後は見事な黄葉が見れそう

8/27 10:50

快適で安全な双六岳

8/27 10:51

飛騨沢千丈乗越分岐の辺り、コレは食害の影響を受けないのでアチコチで見かけますね

8/27 11:24

遠くに薬師岳、先日登った祖父岳など

8/27 11:24

このカールは長大、荒川前岳のカールより長いかも

8/27 11:57

槍ヶ岳山荘に到着し一息入れます

8/27 11:57

日曜の正午、割と空いている印象

8/27 12:28

槍に登ります
空が青い^^

8/27 12:41

登頂〜♪

8/27 12:37

今日の残りの行程を確認

8/27 12:38

奥に見えるのは新穂高温泉かな？よく歩いたなぁ

8/27 12:42

北西方面、長大な西鎌尾根と三俣蓮華岳

8/27 12:39

北方面、鷲羽岳、水晶岳、先日登った赤牛岳も

8/27 12:42

東方面、表銀座の尾根道

8/27 12:43

遠〜くに富士山も

8/27 13:37

尾根道を南下中
足元の花が疲れに効きます

8/27 13:37

和みますね

8/27 14:21

間もなく中岳

8/27 14:22

何気に標高3084mもあります

8/27 14:32

少し下って右奥の南岳を目指します
ラストスパート

8/27 14:54

途中にはこんな箇所もあります
この岩の反対側で怪我をされた方がいました

8/27 15:16

一日目最後のピークに到着

8/27 15:17

足元には南岳小屋が見えて間もなく一日目が終了

8/27 17:43

夕暮れ時はガスガスでした
長谷川ピーク〜北穂高岳

8/27 17:46

マジでコレを登るのか・・・

8/27 17:52

北穂高岳、もう少し姿を見せて欲しかった

8/27 17:55

蝶ケ岳の方向です

8/28 4:54

2日目出発前、小屋の土間です
手前は年季の入ったストーブ

8/28 5:06

常念岳

8/28 5:23

富士山も見えました

8/28 5:51

八ヶ岳

8/28 5:23

北穂

8/28 5:24

本日のメイン

8/28 5:31

大キレットの底に続く長いハシゴ

8/28 5:52

底から見上げたところ

8/28 6:33

長谷川ピークでカメラは出さずA沢のコルに到着

8/28 6:33

南岳を振り返ります

8/28 6:37

長谷川ピークを振り返る。青い方はこの日同一コースでした。歩き方が素晴らしく北穂の先で先行されます。達人です。

8/28 6:59

大キレット底部全景

8/28 7:34

なんとか北穂高小屋に到着、槍を振り返ります

8/28 7:35

美味しいコーヒーで一息

8/28 7:47

本日のゴール、奥穂高岳が登場

8/28 7:48

休憩後に小屋の裏山に登頂

8/28 8:13

涸沢カール

8/28 8:13

キレットは過ぎましたが総じて危険地帯です

8/28 9:14

涸沢岳に到着

8/28 9:14

眼下に穂高岳山荘
新穂高への下山道はどこに？

8/28 9:21

笠ヶ岳に面白い雲が巻きついてます

8/28 9:22

アレが噂に聞くジャンダルム？
頂上に人がいますが自分には無理だな

8/28 9:41

小屋で飲み物を買い休憩

8/28 9:59

奥穂へスタートするとガスガス

8/28 10:10

頂上目前でガスが晴れました^^

8/28 10:10

西穂に続く尾根に人の姿

8/28 10:11

登頂、順番待ちして祠の方にも登ります

8/28 10:15

青い空がありがたい
なんだが日本のテッペンに来た感じがします

8/28 10:12

上高地方面

8/28 10:21

さて下山、本日最後の青空です

8/28 11:07

小屋の石畳、見事ですね

8/28 11:30

小屋から20分程下ったところ
急ですがこの辺りは目印も道も明瞭

8/28 11:48

130分ではなく1時間半が正解？
ここから下はザレて道が不透明です

8/28 12:16

ルート不明、雪解け時に石が動いてしまうのかも
ココを登って来る人は3組5名でした

8/28 12:33

下ること1時間半で最初の標識
この後は森に突入

8/28 12:50

森を抜けると沢沿いの難所へ

8/28 13:00

岩にへばりつく狭く急な登山道が続きます

8/28 13:07

数株ですがキスゲが咲いてました

8/28 13:11

重太郎橋
流されないようにワイヤーがついてます

8/28 13:27

沢筋を離れると年季の入った歩き易い登山道が続きます
草刈りなど手入れがされています

8/28 13:45

整備された砂利道の林道に合流

8/28 14:32

間もなく林道も終了、ではまた

8/28 14:54

新穂高温泉登山センターに下山届を出してから駐車場への登山開始

8/28 15:19

駐車場付近は秋の気配

撮影機器：

TG-3 OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

ザックは26Ｌ 着替え一式 ヘルメット グローブ ストック ウィンドブレーカー 雨具(上下) 日焼け止め サングラス 虫よけネットにスプレー(共に使用せず) 水は常に１Ｌを携行 行動食に非常食 巻タオル２本 防寒ジャケット

感想

gibson45

鍋平駐車場スタート時の気温は11度とヒンヤリ。槍平小屋への長〜い林道と登山道は木陰でハイペースでもあまり汗をかかず済みました。一息入れて槍へ出発、最終水場を過ぎて疲労が出始めた頃に笠ヶ岳、双六岳、鷲羽岳の順に姿を現し気分は高揚。景色のおかげで最後のカールを登り切れました。
予想よりも人が少なく渋滞もなく3度目の槍登頂。既に脚は売り切れてましたが大喰岳辺りから雲が出て陽射しを遮り、稜線には涼しい風が吹き再び気候に助けられて南岳小屋に到着。宿泊者は40名を切るくらいでした。
夕暮れ時はガスで眺望は乏しく雲間に北穂が見える程度。う〜む崖の連続、怖いな。

2日目は曇り、ガスはなく視界あり、風は少々あり。言わずと知れた難所なので「三点支持、落ち着けここは登山道、集中！」と自分に言い聞かせて前進。危険箇所に長居をするのは集中力の低下を招くのでサッサと進む努力はしました。長谷川ピーク付近で岩にしがみついたりもしましたが、なんとか北穂高小屋に到着。コーヒーでほっと一息。

穂高岳山荘〜奥穂はガスってましたが、登頂時には青空がのぞき上高地方面が見えてテッペン感が楽しめました。山荘に戻り白出沢ルートへ下山開始、ガスで何も見えん・・標高差500mくらい下ったところ迄は道が明瞭ですが、下の方は雪解け時に石が動くのでしょう、ただのザレ場で歩ける場所を探すのに苦労しました。
沢筋の道は急勾配で狭く、大キレットの後でもなかなかスリリングでした。

大キレットを歩けて大満足ですが、かなりの危険地帯ですね。山雑誌で毎年のように紹介するのも如何なものかとも思いました。