【1日目:上高地〜横尾〜涸沢〜穂高岳山荘〜涸沢岳往復】
上高地バスターミナルで身支度を整え歩き始めると、ほどなく河童橋が見えてきます。梓川の彼方に吊尾根を眺め、
2
9/2 8:44
【1日目:上高地〜横尾〜涸沢〜穂高岳山荘〜涸沢岳往復】
上高地バスターミナルで身支度を整え歩き始めると、ほどなく河童橋が見えてきます。梓川の彼方に吊尾根を眺め、
河童橋の上から振り返ると焼岳を見通します。
0
9/2 8:45
河童橋の上から振り返ると焼岳を見通します。
ノコンギクが咲く道を進んで、
0
9/2 9:13
ノコンギクが咲く道を進んで、
明神館を通過します。
0
9/2 9:17
明神館を通過します。
こうべを垂れるサラシナショウマを横目に、
1
9/2 9:48
こうべを垂れるサラシナショウマを横目に、
徳沢に達します。
0
9/2 9:52
徳沢に達します。
キツリフネも。
3
9/2 10:25
キツリフネも。
横尾に達し、横尾大橋越しに明神岳を眺めながらひと息つきます。
2
9/2 10:34
横尾に達し、横尾大橋越しに明神岳を眺めながらひと息つきます。
横尾大橋を渡るとその先は横尾谷に沿って登っていきます。こちらはコウゾリナ?
0
9/2 10:55
横尾大橋を渡るとその先は横尾谷に沿って登っていきます。こちらはコウゾリナ?
岩小屋跡から屏風岩の大岩壁を仰ぎ見ます。
1
9/2 10:59
岩小屋跡から屏風岩の大岩壁を仰ぎ見ます。
センジュガンピや、
1
9/2 11:11
センジュガンピや、
ソバナを見つけながら、
1
9/2 11:11
ソバナを見つけながら、
本谷橋に差し掛かり、横尾谷の右岸に移ります。この先は徐々に傾斜が増して、岩がごろごろとしたダケカンバ林の中を登るようになり、
0
9/2 11:25
本谷橋に差し掛かり、横尾谷の右岸に移ります。この先は徐々に傾斜が増して、岩がごろごろとしたダケカンバ林の中を登るようになり、
傾斜が緩み始めると、カラマツソウを見かけ、
1
9/2 12:12
傾斜が緩み始めると、カラマツソウを見かけ、
視界が徐々に開けて石段の道を一歩一歩登っていきますが、ばててしまいなかなかペースが上がりません。
1
9/2 12:14
視界が徐々に開けて石段の道を一歩一歩登っていきますが、ばててしまいなかなかペースが上がりません。
周囲にはミヤマダイコンソウや、
0
9/2 12:20
周囲にはミヤマダイコンソウや、
ハクサンフウロがちらほらと。
1
9/2 12:25
ハクサンフウロがちらほらと。
涸沢小屋に直登する道を見送り、涸沢ヒュッテへの最後の石段に差し掛かるとヨツバシオガマが現れます。
0
9/2 12:34
涸沢小屋に直登する道を見送り、涸沢ヒュッテへの最後の石段に差し掛かるとヨツバシオガマが現れます。
涸沢ヒュッテに達し、テラスから涸沢カールを見渡します。ガスがかかって稜線は見通せません。
1
9/2 12:39
涸沢ヒュッテに達し、テラスから涸沢カールを見渡します。ガスがかかって稜線は見通せません。
テントサイトを通り抜けて涸沢小屋に移動し、テラスに腰掛けて前穂・明神岳の尾根を見渡しながら、お昼の時間とします。
1
9/2 13:29
テントサイトを通り抜けて涸沢小屋に移動し、テラスに腰掛けて前穂・明神岳の尾根を見渡しながら、お昼の時間とします。
ひと息ついたら回復したようなので、稜線まで上がることとします。岩塊が積み上がった道に差し掛かり、イワギキョウや、
5
9/2 13:42
ひと息ついたら回復したようなので、稜線まで上がることとします。岩塊が積み上がった道に差し掛かり、イワギキョウや、
チングルマの花穂を眺めながら登って、
0
9/2 13:43
チングルマの花穂を眺めながら登って、
岩屑を踏み締めながらトラバース状に登ります。
0
9/2 14:03
岩屑を踏み締めながらトラバース状に登ります。
オンタデの群生に混じって咲くのはシナノオトギリ、
1
9/2 14:05
オンタデの群生に混じって咲くのはシナノオトギリ、
タカネヒゴタイなど。
1
9/2 14:05
タカネヒゴタイなど。
ザイテングラードに取り付き、ひと息つくと岩尾根に取り付きます。こちらで見つけるのはミソガワソウ。
0
9/2 14:27
ザイテングラードに取り付き、ひと息つくと岩尾根に取り付きます。こちらで見つけるのはミソガワソウ。
ザイテングラードは、ごつごつとした岩場が連続する尾根道。
1
9/2 14:33
ザイテングラードは、ごつごつとした岩場が連続する尾根道。
みるみるうちに高度を上げて、すっかり箱庭のような眺めとなった涸沢カールを背後に従えながら登ります。
3
9/2 14:37
みるみるうちに高度を上げて、すっかり箱庭のような眺めとなった涸沢カールを背後に従えながら登ります。
鎖を頼りに、鉄梯子を跨いで岩場を通過します。心なしか頭上が明るくなった気がしたかと思うと、
0
9/2 14:41
鎖を頼りに、鉄梯子を跨いで岩場を通過します。心なしか頭上が明るくなった気がしたかと思うと、
ついに待ち望んだ青空が姿を見せ、稜線が手に届きそうです。
0
9/2 14:58
ついに待ち望んだ青空が姿を見せ、稜線が手に届きそうです。
白出のコルに建つ穂高岳山荘に到着します。受付を済ませると、夕食までまだ時間があるので、
0
9/2 15:07
白出のコルに建つ穂高岳山荘に到着します。受付を済ませると、夕食までまだ時間があるので、
涸沢岳を往復します。ヘリポートの上から岩屑の斜面に取り付き、
0
9/2 15:57
涸沢岳を往復します。ヘリポートの上から岩屑の斜面に取り付き、
天を仰ぐトウヤクリンドウを横目にしばらく登ります。
3
9/2 16:03
天を仰ぐトウヤクリンドウを横目にしばらく登ります。
涸沢岳の頂上に到着。ひと足先の三角点ピークに進んで北方に目を向けると、雲海の中から槍ヶ岳と北穂高岳が姿を見せ始めます。
0
9/2 16:28
涸沢岳の頂上に到着。ひと足先の三角点ピークに進んで北方に目を向けると、雲海の中から槍ヶ岳と北穂高岳が姿を見せ始めます。
澄み切った青空が広がる涸沢岳頂上から眺めるのは、
2
9/2 16:32
澄み切った青空が広がる涸沢岳頂上から眺めるのは、
白出のコルを隔てて対峙する奥穂高岳の雄姿。前穂高岳とジャンダルムを左右に、切り立った岩壁を縦横に巡らせた姿に魅せられます。
4
9/2 16:33
白出のコルを隔てて対峙する奥穂高岳の雄姿。前穂高岳とジャンダルムを左右に、切り立った岩壁を縦横に巡らせた姿に魅せられます。
周囲は見渡すばかりに雲海が広がります。
2
9/2 16:36
周囲は見渡すばかりに雲海が広がります。
奥穂高岳と対面しながら穂高岳山荘に下ります。涸沢側から湧き上がるガスが流れて、前穂高岳との間の吊尾根も見通せます。
3
9/2 16:43
奥穂高岳と対面しながら穂高岳山荘に下ります。涸沢側から湧き上がるガスが流れて、前穂高岳との間の吊尾根も見通せます。
穂高岳山荘で寛ぐことしばらくで、やがて日没のひと時を迎えます。西の空をオレンジ色に染めながら、笠ヶ岳の彼方に沈みゆく夕陽を見守ります。雲海もまたオレンジ色にさざ波立ち、
9
9/2 18:11
穂高岳山荘で寛ぐことしばらくで、やがて日没のひと時を迎えます。西の空をオレンジ色に染めながら、笠ヶ岳の彼方に沈みゆく夕陽を見守ります。雲海もまたオレンジ色にさざ波立ち、
振り返ると、見るもの全てオレンジ色。奥穂高岳の山肌の陰影が際立ち、えも言われぬ趣きです。
5
9/2 18:11
振り返ると、見るもの全てオレンジ色。奥穂高岳の山肌の陰影が際立ち、えも言われぬ趣きです。
【2日目:穂高岳山荘〜奥穂高岳〜前穂高岳〜岳沢〜上高地】
穂高岳山荘からヘッドランプの光が明滅する奥穂高岳への道に取り付きます。
0
9/3 4:35
【2日目:穂高岳山荘〜奥穂高岳〜前穂高岳〜岳沢〜上高地】
穂高岳山荘からヘッドランプの光が明滅する奥穂高岳への道に取り付きます。
しだいに空が白み始め、奥穂高岳頂稜部の輪郭がはっきりとしてきました。
0
9/3 4:51
しだいに空が白み始め、奥穂高岳頂稜部の輪郭がはっきりとしてきました。
奥穂高岳の頂上に到着すると、岩場にスペースを見つけ日の出の瞬間を待ちます。群雲が赤みを帯びてご来光に期待は高まるばかり。
0
9/3 5:15
奥穂高岳の頂上に到着すると、岩場にスペースを見つけ日の出の瞬間を待ちます。群雲が赤みを帯びてご来光に期待は高まるばかり。
ついに雲海の彼方に浮かぶ浅間連峰の稜線に光が灯り、その瞬間が訪れると、
4
9/3 5:17
ついに雲海の彼方に浮かぶ浅間連峰の稜線に光が灯り、その瞬間が訪れると、
静かに昇るお日様を固唾を呑んで見守ります。
3
9/3 5:21
静かに昇るお日様を固唾を呑んで見守ります。
朝焼けの北アルプスの眺めは格別。槍・穂高連峰の背後を笠ヶ岳、裏銀座、常念山脈の山々が取り囲み、涸沢カールに朝の光が降り注ぎます。
6
9/3 5:25
朝焼けの北アルプスの眺めは格別。槍・穂高連峰の背後を笠ヶ岳、裏銀座、常念山脈の山々が取り囲み、涸沢カールに朝の光が降り注ぎます。
槍ヶ岳へと続く峻厳なる稜線を目で追いかけ、
4
9/3 5:26
槍ヶ岳へと続く峻厳なる稜線を目で追いかけ、
天を衝く槍ヶ岳の三角錐の山容は見惚れるばかり。
3
9/3 5:27
天を衝く槍ヶ岳の三角錐の山容は見惚れるばかり。
展望指示盤に立って南東方向に目を向け、前穂高岳・明神岳のシルエットの彼方に赤富士と南アルプスを眺めると、
0
9/3 5:29
展望指示盤に立って南東方向に目を向け、前穂高岳・明神岳のシルエットの彼方に赤富士と南アルプスを眺めると、
南西方向には、目覚めのジャンダルム。
1
9/3 5:29
南西方向には、目覚めのジャンダルム。
朝日を浴びながら絶景を欲しいままにします。
3
9/3 5:31
朝日を浴びながら絶景を欲しいままにします。
南方の彼方に望むのは霞沢岳、焼岳、乗鞍岳、御嶽山。岳沢を覆っていた雲海は徐々に引き始め、梓川が蛇行する上高地が見渡せるようになります。
1
9/3 5:42
南方の彼方に望むのは霞沢岳、焼岳、乗鞍岳、御嶽山。岳沢を覆っていた雲海は徐々に引き始め、梓川が蛇行する上高地が見渡せるようになります。
南陵の頭から前穂高岳に続く吊尾根を見渡します。
1
9/3 5:54
南陵の頭から前穂高岳に続く吊尾根を見渡します。
朝の光を存分に浴びるウサギギクを横目に、
1
9/3 5:57
朝の光を存分に浴びるウサギギクを横目に、
長い鎖が張られた一枚岩の斜面を下ります。
0
9/3 6:01
長い鎖が張られた一枚岩の斜面を下ります。
コガネギクも日当たり良好。
0
9/3 6:12
コガネギクも日当たり良好。
左手には涸沢カールを見下ろします。
2
9/3 6:19
左手には涸沢カールを見下ろします。
最低鞍部に差し掛かると尾根の右側を進むようになり、
0
9/3 6:30
最低鞍部に差し掛かると尾根の右側を進むようになり、
紀美子平に達し、ここから頭上に覆いかぶさるような前穂高岳を往復します。
0
9/3 6:52
紀美子平に達し、ここから頭上に覆いかぶさるような前穂高岳を往復します。
ごつごつとした岩場を乗り越えながら登り詰め、
0
9/3 7:01
ごつごつとした岩場を乗り越えながら登り詰め、
岩礫が敷き詰められた前穂高岳の頂上に到着します。岩の隙間に埋もれそうな一等三角点を見届けると、
0
9/3 7:12
岩礫が敷き詰められた前穂高岳の頂上に到着します。岩の隙間に埋もれそうな一等三角点を見届けると、
頂上の北西端に進んで、涸沢カール越しに穂高・槍連峰が連なる絶景を眺めます。
1
9/3 7:17
頂上の北西端に進んで、涸沢カール越しに穂高・槍連峰が連なる絶景を眺めます。
涸沢カールの全景。擂鉢の底の涸沢小屋や涸沢ヒュッテの建物が豆粒のようです。
2
9/3 7:19
涸沢カールの全景。擂鉢の底の涸沢小屋や涸沢ヒュッテの建物が豆粒のようです。
視線の先には三角錐の槍ヶ岳がそびえます。
1
9/3 7:19
視線の先には三角錐の槍ヶ岳がそびえます。
南方の眺めも格別。梓川の対岸の霞沢岳と焼岳に囲まれた上高地を見下ろし、その先に折り重なる乗鞍岳と御嶽山。雲海の彼方には南アルプスや中央アルプスの山並みが見て取れます。
1
9/3 7:25
南方の眺めも格別。梓川の対岸の霞沢岳と焼岳に囲まれた上高地を見下ろし、その先に折り重なる乗鞍岳と御嶽山。雲海の彼方には南アルプスや中央アルプスの山並みが見て取れます。
眺めを楽しんだら紀美子平に戻り、奥穂高岳の稜線を眺めながら、少し遅い朝食の時間とします。
0
9/3 7:49
眺めを楽しんだら紀美子平に戻り、奥穂高岳の稜線を眺めながら、少し遅い朝食の時間とします。
その先は重太郎新道を下り始めます。長い鎖が張られた一枚岩を下降し、どんどん下って、
0
9/3 8:06
その先は重太郎新道を下り始めます。長い鎖が張られた一枚岩を下降し、どんどん下って、
雷鳥広場では、西穂高岳から奥穂高岳にかけての稜線を眺め、
1
9/3 8:18
雷鳥広場では、西穂高岳から奥穂高岳にかけての稜線を眺め、
岳沢パノラマから、眼下に岳沢小屋の赤い屋根を見下ろします。この先はダケカンバ林の急降下となり、
0
9/3 8:31
岳沢パノラマから、眼下に岳沢小屋の赤い屋根を見下ろします。この先はダケカンバ林の急降下となり、
お花も徐々に増えてきます。アザミや、
0
9/3 8:40
お花も徐々に増えてきます。アザミや、
トリカブトを横目に下降を続け、
0
9/3 8:49
トリカブトを横目に下降を続け、
カモシカの立場に達すると、先ほどよりも高度を下げた分、西穂高岳の稜線を見上げるようになります。
0
9/3 8:52
カモシカの立場に達すると、先ほどよりも高度を下げた分、西穂高岳の稜線を見上げるようになります。
長い鉄梯子を下れば、その先に広がるのはお花畑。シモツケソウを手始めに、
0
9/3 9:09
長い鉄梯子を下れば、その先に広がるのはお花畑。シモツケソウを手始めに、
ハンゴンソウで黄色く彩られる斜面をジグザグに下ります。
0
9/3 9:09
ハンゴンソウで黄色く彩られる斜面をジグザグに下ります。
アザミやトリカブト、サラシナショウマなどが咲き乱れるお花畑。
0
9/3 9:12
アザミやトリカブト、サラシナショウマなどが咲き乱れるお花畑。
こちらはキオンでしょうか。
0
9/3 9:15
こちらはキオンでしょうか。
クガイソウも見つけます。
1
9/3 9:20
クガイソウも見つけます。
枯沢を横切った先のテントサイトを通り抜けると岳沢小屋に達し、ひと息つきます。
1
9/3 9:25
枯沢を横切った先のテントサイトを通り抜けると岳沢小屋に達し、ひと息つきます。
ダケカンバ林の下をコガネギクが縁取る道を下っていくと、
0
9/3 9:50
ダケカンバ林の下をコガネギクが縁取る道を下っていくと、
カメバヒキオコシが目立ち、
0
9/3 9:53
カメバヒキオコシが目立ち、
トモエシオガマも。その先は針葉樹林帯の緩やかな下りが続き、
0
9/3 9:56
トモエシオガマも。その先は針葉樹林帯の緩やかな下りが続き、
岳沢湿原に飛び出すと、道なりに進んで河童橋に向かいます。
0
9/3 10:38
岳沢湿原に飛び出すと、道なりに進んで河童橋に向かいます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する