【早川尾根】水の山から鳳凰三山縦走【北沢峠〜夜叉神峠】

2017年09月02日(土) ~ 2017年09月03日(日)

• GPS: 27:44
• 距離: 23.8km
• 登り: 2,374m
• 下り: 3,016m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:42
• 休憩: 0:28
• 合計: 10:10

距離 11.6km 登り 1,543m 下り 1,191m

7:21 北沢峠
7:21 北沢峠 こもれび山荘
7:26 仙丈ヶ岳二合目登山口
7:35 7:37 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）
8:06 8:07 仙水小屋
8:47 8:50 仙水峠
10:06 10:15 栗沢山
11:10 11:16 アサヨ峰
11:46 11:47 ミヨシノ頭
13:03 早川尾根小屋
13:24 広河原峠
14:11 14:13 赤薙沢ノ頭
14:22 14:25 白鳳峠
15:26 高嶺
16:05 16:06 アカヌケ沢の頭
17:31 鳳凰小屋

2日目

• 山行: 5:32
• 休憩: 1:03
• 合計: 6:35

距離 12.2km 登り 831m 下り 1,826m

4:31 鳳凰小屋
5:23 5:41 地蔵ヶ岳
6:02 6:03 アカヌケ沢の頭
6:32 6:33 鳳凰小屋分岐
6:55 7:25 鳳凰山
7:46 薬師岳
7:53 7:56 薬師岳小屋
8:00 8:02 砂払岳
8:35 南御室小屋
9:04 苺平
9:23 9:24 火事場跡
9:48 9:55 杖立峠
10:31 夜叉神峠小屋
10:37 夜叉神峠
11:06 夜叉神峠登山口

天候

9月2日（土）晴れのちガス
9月3日（日）晴れのちガス

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

駐車場：夜叉神の森　50台くらい
※帰りは9割ほど埋まっていました。トイレと自販機あります。

■市営芦安駐車場〜広河原　乗合タクシー1200円（協力金100円込）
始発5：10〜6：20着
■広河原〜北沢峠　750円（荷物運賃200円込）
始発6：50〜7：15着
※芦安駐車場でタクシーの運転手に代金を先払いして、夜叉神峠へ自家用車で移動
※夜叉神ゲートは5時半にならないと開かないので、並んだタクシーに乗り込みます

鳳凰小屋テント場：トイレ代込みで1000円
※樹林に囲まれた狭いテント場ですが水は豊富に使えます
※石を使った張網みは禁止で、ペグ打ち用に木槌を貸してくれます

コース状況／危険箇所等

道の状況：よく整備されています
■北沢峠〜仙水峠〜栗沢山〜アサヨ峰
樹林の登りからゴーロ帯を進むと仙水峠で、甲斐駒との分岐です
栗沢山へは急坂の登りで、森林限界からは岩稜になります
アサヨ峰へはハイマツと岩稜ですが踏み跡が交錯してやや分かりづらい
■アサヨ峰〜広河原峠〜白鳳峠〜高嶺（早川尾根）
樹林帯にはいりますが、小ピークでは所々展望があります
早川尾根小屋は休業中ですが、水場とテン場はしっかりありました
広河原峠と白鳳峠の間は崩壊地がありますが、下に巻き道が付けられています
■高嶺〜鳳凰小屋〜地蔵岳〜観音岳
鳳凰小屋へは風化した花崗岩で砂場を歩いているようで、登りは苦労します
オベリスクは以前についていたロープがなくなり登れなくなっていました
最高峰の観音岳へは地味な登りで、岩に付けられた赤ペンキを追います
■観音岳〜薬師岳〜南御室小屋〜夜叉神峠
薬師岳小屋は建て替えが終わり営業を再開していました
砂払いの頭からは樹林の下りになり、落ち着いた雰囲気の南御室小屋です
辻山を巻くように付けられた最後の登りからは歩きやすい道に変わります

その他周辺情報

温泉：桃の木温泉「山和荘」　1000円
※ほんのり硫黄臭のするアルカリ性単純温泉の掛け流し
※以前にあった本館は天皇陛下が泊まった歴史ある宿

写真

9/2 5:19

夜叉神の森で待ち乗合タクシーに乗り込みます。

9/2 6:09

広河原で北沢峠行きのバスに乗り換えます。
ザックで場所取りをしてチケットをインフォメーションで購入します。

9/2 6:11

今回の山行はトランゴSエボの履き馴らしです。
岩稜帯向けなので北アルプスでは被りまくりですが、南アルプスでは少なかった気がしました。

9/2 7:12

北沢峠に到着しました。
年末に戸台から歩いて来た時以来です。

9/2 7:36

長衛小屋から主稜で栗沢山へ登るルートもあります。
樹林の急登なのでオススメできません。

9/2 8:34

仙水峠へはゴーロ帯です。
宇多田ヒカルもCMで歩いていましたね。

9/2 9:05

樹林帯に光が射します。
南アルプスらしい急坂です。

9/2 9:20

樹林を抜けて振り返ると摩利支天を従えた甲斐駒ヶ岳の姿に感動。
駒津峰〜小さく六万石〜甲斐駒です。

9/2 9:10

摩利支天とのツーショット

9/2 9:12

真っ白な花崗岩が雪を思わせます。

9/2 9:22

森林限界からはハイマツと岩稜の登りです。

9/2 9:37

高度を上げながらも何度も振り返ってしまう。

9/2 9:48

眼下には雲海が広がります。

9/2 9:48

地蔵岳のオベリスクの指さしを確認。

9/2 9:48

とても遠くに見えて長い道のりになりそうです。

9/2 9:58

山頂直下は岩稜帯です。
宇多田ヒカルがマジかと言っていた所かな。

9/2 10:07

二七一四米
水の山・栗沢山に到着です。

9/2 10:12

甲斐駒ヶ岳は貴公子の貫録。

9/2 10:12

山頂の祠と人の姿もわかります。

9/2 10:06

女王様は御隠れになっています。

9/2 10:06

北岳と間ノ岳も見えてきました。

9/2 10:08

これから歩く縦走路と300名山のアサヨ峰。

9/2 10:08

オベリスクが遠すぎて不安になりました。

9/2 11:00

歩いたルートを振り返る。

9/2 10:49

アサヨ峰への最後の登り。

9/2 11:09

二七九九米
アサヨ峰に到着です。

9/2 11:00

小仙丈沢カールを抱えた仙丈ヶ岳が姿を見せてくれました。

9/2 11:09

鳳凰山の向こうに富士山も見えてきました。

9/2 11:15

雲海に浮かぶ見慣れた連峰。

9/2 11:15

八ヶ岳ですね。

9/2 11:16

雲海の稜線。

9/2 11:27

北岳のトンガリが凄いです。
池山吊尾根も良い感じ。

9/2 11:29

甲斐駒は段々と小さくなってきます。

9/2 11:45

振り返ってアサヨ峰。

9/2 11:59

樹林帯に入ります。

9/2 12:57

休業中の早川尾根小屋です。
テント場は5張くらいでした。

9/2 12:59

水はしっかり出ていました。

9/2 13:10

高速道路に変わります。
トレランさんが多かったです。

9/2 13:24

広河原峠です。

9/2 13:56

崩壊地は立ち入り禁止。
20m下側に巻き道が付けられていました。

9/2 14:07

再び森林限界を超える。

9/2 14:07

仙丈ヶ岳が遠くなっていく。

9/2 14:09

赤薙沢の頭です。

9/2 14:09

北岳にもガスが掛かってきた。

9/2 14:21

白鳳峠です。
ここでテント泊か迷いましたが先に進みました。

9/2 14:35

再び森林限界を越えハイマツ帯に変わります。

9/2 14:46

高嶺が見えてきましたが、とてもキツイ登りです。

9/2 15:19

鎖無しの岩稜をよじ登る。

9/2 15:25

高嶺に到着です。

9/2 15:55

タカネビランジが咲いていました。

9/2 16:11

地蔵岳に到着するもガッスガス。

9/2 16:12

砂地を下って鳳凰小屋へ向かいます。

9/2 17:13

狭いテント場に何とか張れました。
シュウマイと焼き肉で晩酌にしました。

9/3 4:33

翌日、観音岳の近道を使わず地蔵岳へ。

9/3 4:57

風化した花崗岩で砂場を歩いているようです。

9/3 4:57

振り返ると夜が明けてきました。

9/3 5:04

オベリスクが見えてきました。

9/3 5:23

観音岳の左に富士山も見えてきました。

9/3 5:17

霊峰富士。

9/3 5:25

こちらは八ヶ岳。

9/3 5:25

アサヨ峰を挟んで仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳。

9/3 5:27

甲斐駒ヶ岳

9/3 5:27

仙丈ヶ岳

9/3 5:27

前日にあるいた稜線。

9/3 5:33

夜が明けました。

9/3 5:36

間ノ岳と北岳

9/3 5:45

最後のクラックまで登りましたが上には立てませんでした。

9/3 5:54

お地蔵さんの所まで降りてきました。

9/3 5:55

地蔵岳です。

9/3 6:05

赤抜沢の頭から白峰三山。

9/3 6:05

遠くに先週登った悪沢岳も見えています。

9/3 6:05

双耳峰は笊ヶ岳ですね。

9/3 6:09

観音岳へ向かいます。

9/3 6:27

地蔵岳を振り返る。

9/3 6:34

オベリスクと八ヶ岳。

9/3 6:34

下に見えるのはサントリーの白州工場かな。

9/3 6:48

白砂の稜線あるき。

9/3 6:57

歩いたルートを振り返る。

9/3 6:58

北岳への池山吊尾根とボーコン沢の頭への嶺朋ルートが良くわかります。

9/3 7:25

最高峰の観音岳に到着です。

9/3 7:45

悪沢岳・荒川中岳、農鳥岳・西農鳥岳〜間ノ岳〜北岳

9/3 7:45

最高の稜線歩き。

9/3 7:47

薬師岳に到着です。
私の大嫌いな中道に下る方が多いようです。

9/3 7:49

赤い屋根の薬師岳小屋が見えてきました。

9/3 7:53

先月の26日にオープンしたようです。

9/3 7:53

避難小屋から近代的な小屋になっていて驚きました。
水場がないのが欠点ですが個室もあるようで泊まってみたい。

9/3 8:16

美しい樹林を下ります。

9/3 8:30

南御室小屋に到着です。

9/3 8:32

南アルプスで一番おいしい水。

9/3 9:04

苺平です。

9/3 9:08

高速道路です。

9/3 9:23

火事場跡。

9/3 10:14

笹原が見えればゴールは近い。

9/3 10:31

夜叉神峠に到着しますが白峰三山にはガスが掛かってしまった。

9/3 11:05

11時過ぎに夜叉神登山口です。

9/3 11:42

宇多田ヒカルさんも泊まったと噂の、桃の木温泉で汗を流しました。

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

kitainotori

約1年ぶりのテント泊…昨年の10月に黒部の水平歩道を歩いた時以来です。
小屋泊ばかりしていたので、しっかり歩けて急登が少ないルートを選びました。
早川尾根は、学生のワンゲル部やトレランさんはいますが人が少なく静かでした。
何度も登ってる鳳凰山ですが、白峰三山を眺めながらの白砂の稜線歩きはやはり素晴らしい。
最高峰の観音岳では百名山だけでも、20座を数えることができました。
久しぶりのテントにしては、それなりに歩けたので安心しました。
履き馴らしのトランゴSエボの調子はとても良く、最高の相棒になりそうです。

コメント

my-rantarou

もしかして？
こんばんは。
レコを拝見し、栗沢山とアサヨ峰の鞍部でライターをお借りしたかたでしょうか？
もし違ってましたらすいません。赤いザックと黄色登山靴に、浜松のプロフィール。

kitainotori

Re: もしかして？
my-rantarouさん、こんばんは〜

そうです、ライターを貸した男です〜
御礼の、かりんとう饅頭ごちそう様でした
この日は高嶺の登りで広河原に降りる若い男性から、水を分けてほしいと頼まれました。
通りがかりに、二度も声を掛けられるなんて珍しいなと思いました。

それでは〜
またどこかで声掛けしてください。

my-rantarou

Re[2]: もしかして？
やはりそうでしたか(^_^)
ライターありがとうございました。タバコは未だ辞められませんが、iposにした為にライターを持つ習慣がなくなりました。これからはライターは必ず確認しなきゃです（≧∇≦）
また何処かでお会いできましたら声を掛けさせてもらいます。

えんのすけ

お久しぶりです
芦安で乗合タクシーの料金を先払いして夜叉神から乗るという手があるのですか？
知りませんでした。バスよりも早く広河原入り出来るわけですか？

kitainotori

Re: お久しぶりです
４時過ぎに芦安の第一駐車場で運転手へお願いしておけば夜叉神から乗られますよ。
５時半までゲート開き待ちで順番に10台くらい並びますので、出発時のタクシーが何番目か覚えておけば良いんです。
そこから、３０分強で広河原ですから６時過ぎには着いています。
その後に続くように奈良田からのバスが数台来ていました。
芦安からのバスは、その後にひっそり来ていたと思います。

広河原で降りる方は北岳7割、残りを北沢峠組と両俣小屋の釣り人で分けます。
北岳に日帰りで速攻で登りたい時は結構な追い越しになるので、少しでも早いタクシーの方が断然良いです。
もっとも、北沢峠まで行くのならバスに乗れれば良いので、どちらでも良いかなという感じです。

えんのすけ

Re[2]: お久しぶりです
なるほど、勉強になりました。何かの折りに使えそうです。