黒部五郎岳と笠ヶ岳(新穂高InOut)
- GPS
- 18:15
- 距離
- 47.8km
- 登り
- 4,332m
- 下り
- 4,307m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 2:23
- 合計
- 9:43
- 山行
- 9:25
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 10:05
黒部五郎小屋〜中尾高原口 9h25m(CT16h31m 57%)
天候 | 1日目 ・晴れ→曇り ・夕方まで北方風5m/s程度 2日目 ・高曇り。午後から晴れ。 ・ほぼ無風 ・朝は降霜。濡れたものはちょっと凍結。気温はツェルト内で7度。 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
有料第2駐車場に駐車(6時間500円) 前夜3時過ぎに到着で、深山荘は満車。第2駐車場も9割方埋まっていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【新穂高温泉〜黒部五郎岳】 ・林道区間は5辧コンクリ舗装されていたり、砕石敷きだったり。 ・弓折乗越までずっと緩い坂。 ・木道は一部降霜でツルツル。ズッコケ注意な感じだった。 ・弓折乗越以降は比較的緩やかな稜線歩き。危険箇所ナシ。 ・黒部五郎岳の稜線ルートは、ルートは明瞭だけど、岩場のホールドが薄いところが多少あり。重装備での下りだと難儀しそう。 【弓折乗越〜笠ヶ岳】 ・大ノマ岳の上り下り、秩父平からの登りが比較的急坂。 ・危険箇所ナシ。 【笠ヶ岳〜槍見館】 ・まずはガラガラの急坂を下る。マークは多い。 ・斜度が緩くなると、道幅の狭い灌木ゴーロ帯に突入。木の枝が邪魔なのと尖った岩が多いので、非常に歩きづらい。 ・その後、岩は減るが、傾斜のキツイ西側斜面をトラバースしていく感じで道幅は相当狭く、転倒注意な感じがクリヤノ頭を巻くあたりまで続く。 ・クリヤノ頭を巻くと、蜂の巣岩の区間。この区間は草滑りの急坂。道幅は非常に狭いが、草が生い茂っていてどこまでが道かわかりづらい。茂みを踏み抜かないように要注意。岩、根っこ、枯草、絞り水と、下山では転倒要素が盛りだくさんの地味にテクニカルな登山道。 ・山頂からここまで、結構浮石が多いので注意が必要。 ・蜂の巣岩の区間が終わると、傾斜が落ち着いてくる。再度岩が多くなってきてゴーロ帯の様相。こちらの岩もカクカクしていて、歩きづらい。さらに湿っていたりするので質が悪い。 ・クリヤ谷に出ると、傾斜もほとんどなくなるので、岩があっても難しさはない。岩が湿っていて歩きづらいのは変わらないけど。 ・渡渉が数か所ある。ポイントにはピンクテープあり。 ・穴滝の渡渉ポイントは、濡れずに通過するのは困難だと思う…。 |
その他周辺情報 | <黒部五郎小屋> ・テント一人一泊1000円 ・水は水道から汲める。 ・物価は比較的高め。 ・ケータイ圏外。三俣蓮華方面に10分、距離にして200m程登ると電波つながる(ドコモ)。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック:アルティメイトディレクション ファストパック30
サコッシュ:グラナイトギア ハイカーサシェル
シューズ:アルトラ ローンピーク3.0
レインジャケット:ティートンブロス フェザーレイン フルジップジャケット
レインパンツ:ノースフェイス ストライクトレイルパンツ
ベースレイヤー:アイスブレーカー テックライトSS クルー
アンダーウェア:オンヨネ ブレステックPPタンク
パンツ:マウンテンイクイップメント ホリーヘッドグリットショート
タイツ:ノースフェイス ドライトラウザーズ
アームカバー:ファイントラック アクティブスキン
靴下:スマートウール PhDアウトドアライトクルー
バイザー:アークテリクス カルバス
サングラス:スミス バズー
グローブ:モンベル Outdryレイングローブとマッキンリーインナーグローブ
インサレーション:マウンテンハードウェア ゴーストウィスパラー ダウンジャケット
インサレーション:マウンテンイクイップメント パウダーパンツ
靴下:ユニクロ フリース靴下
着替え(ジオラインLW上下)
ヘッドランプ:ブラックダイヤモンド スポット
ストック:ブラックダイヤモンド ディスタンスカーボンFLZ
ツェルト:ファイントラック ツェルトIIロング
マット:クライミット イナーシャ オゾン
シュラフ:モンベル ULSSダウンハガー#5
マット:モンベル コンパクトパッド
ストーブ:SOTO SOD-310
コッヘル:エバニュー Tiマグポット500
カップ:フォルドアカップ大小
カメラ:オリンパス E-M5
ミニ三脚
ラジオ
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
タオル
ナイフ
ポリ袋
ジップロック
ウェットティッシュ
プラティパス2l
|
---|---|
備考 | ベースウェイト6.5kg 飲料:アクエリアス500ml×1 水500ml×1 行動食:スニッカーズ4本, チョコ羊羹×2 主食:リゾッタ×1, チルドハンバーグ, バゲット, コンポタ粉末 間食:柿ピー, アルフォート, スティックバウム, シュガーバターサンドの木 黒部五郎小屋:ラーメン1000円, ポカリ500ml2本@550円, エビス350ml600円? 笠ヶ岳山荘:ビーフカレー700円, コーラ500ml400円 |
感想
今夏は飯豊山に行く予定でしたが、台風のせいで東北はちょっと時期を改めようと思い、北アの百名山で残っている笠ヶ岳に行くことにしました。
ただ笠ヶ岳だけ登るのも芸がないので、昨年登って強く印象に残った黒部五郎のカールを再訪する計画に。
今回は、天気は問題ないだろうと判断してファストパッキング装備に。それでもベースで6.5kg程度とちょっと重い感じ。気温が下がりそうだったので防寒を手厚くしたのと、カメラで重量が増えました。
出発が遅れ、残念ながら有料駐車場に。そして4時には出発したかったのですが、アクセス途中で猛烈に眠くてSAで仮眠しすぎ、出発時間も遅れてしまいました…。
出足で躓きましたが、天気が好天なのは間違いない感じだったので、期待を胸に山行開始。体は重くイマイチでしたが10時前に黒部五郎小屋に到着。
ここは、昨年折立から雲ノ平周回をやった時にここにテン泊したい!と思った小屋です。早くも念願かなって、テン泊することができました。
雲ノ平は秘境と言われていますが、昨年行ったときは、あまりの人の多さにちょっと興ざめしました。むしろこの黒部乗越の方が人も少なく秘境感が高いのではないかと思います。
昨年はガスってしまった黒部五郎の山頂の展望も拝むことができ、一日目は満足に終えることができました。
2日目、やはり結構冷え込み、濡れたタオルは凍りました。ツェルトの結露が思った以上に酷く、シュラフは濡れ、風が吹くと顔に水滴が垂れてきてあまり眠れずに2時に起床。
ダラダラと準備を進め、3時半過ぎに長丁場のスタート。この日は高曇りで、行動するにはちょうど良い天気となりました。
笠ヶ岳までの縦走路は、アップダウンは少ないものの石ころが多くて走りやすいとは言えず(言い訳)、また、自分自身の体力不足もあり、ペースは上がらず、ファストパッキングと言う程タイムを縮められない中、笠ヶ岳山荘に到着。
ここで、正直行こうか迷っていたクリヤ谷への下山ですが、カレーを食して気合を入れ直し、意を決しました。
北尾根のルートは本当に人が歩いておらず、出会ったのは二組のみ。ルートも非常に歩きづらく、神経を使いました。間違いなく登山向けのルートで、下山向きではありませんでした。イメージ的には前穂の重太郎新道を意地悪くした感じ。
草滑りエリアは、丁寧に草が刈られていましたが、これほど歩く人が少ないと、いずれ廃道になりやしないか、ちょっと心配になりました。
そんな感じで、2度とこんな道歩くまい…と思っていたところ、クリヤ谷エリアに入ると、とても雰囲気の良い沢筋歩きとなり、錫杖岳の岩壁も見られて、やっぱりここを下りて良かったなあと思いました。
荷物を絞った割には、ペースが上がらず、毎度のことながらシンドイ山行となりました。
笠ヶ岳を踏み、これで北アの百名山は残り立山の一座のみになりました。
そして2週間後の信越五岳110kに向け、最後の追い込みにはなりました。
しばらく高山には行けず、これから1ヶ月で信越五岳とハセツネの連戦です(^^;)まずは、この2レースを楽しんで、次、雪山シーズンに入れればと思います。
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