リベンジ栂海新道!唐松〜親不知へ〜泥ン女日本海ドボン!
- GPS
- 43:26
- 距離
- 64.8km
- 登り
- 4,905m
- 下り
- 5,881m
コースタイム
- 山行
- 2:52
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 4:16
- 山行
- 9:03
- 休憩
- 3:18
- 合計
- 12:21
- 山行
- 4:02
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 4:18
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 6:32
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 2:32
- 合計
- 10:01
天候 | 9月4日曇りのち晴れ夜は曇り 9月5日晴れ 9月6日雨 9月7日雨 9月8日雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
親不知からは、親不知観光ホテルから親不知駅まで小型タクシー(0255520026)で8分(1,670円)親不知〜糸魚川〜白馬駅(1080円)白馬駅でタクシー(白馬観光タクシー0261722144)を予約し駐車場まで。白馬駅〜富山〜五箇山経由し兵庫県に帰った |
コース状況/ 危険箇所等 |
・唐松岳〜不帰キレットは、鎖、岩場があるがホールドもしっかりしているので風のない晴れの日であったため大きな問題なし。 ・雪倉避難小屋手前に雪渓を渡るところがある。雪渓の切れるところまで沢を降りてから登り返す。 ・雪倉付近は、風雨がひどく時々耐風姿勢をとる必要あり。小桜ヶ原〜朝日〜栂海新道は、雨天時ぬかるみ状態。ドロドロべったん道の連続! ・朝日〜栂海山荘は、コースタイムが甘いのかけっこうコースタイムより早くついた ・吹上のコルあたりは強風で歩きにくかった。犬が岳手前の痩せ尾根も風が強かった。 |
その他周辺情報 | ⚪朝日小屋は要予約 ⚪栂海山荘も本来は予約がいった 50名ほど泊まれる。篤志金2000円 連絡先→ベニズアイ山岳会 会長 齊藤さんへ 電話 025−545−2885 ⚪雪倉避難小屋は、緊急時のみの使用。 今回は、翌日の悪天候のため急遽宿泊 ⚪親不知観光ホテルの日帰り入浴は15時まで。 今回は利用せず。 ⚪帰る途中の富山満天の湯を利用 午前2時まであいている ⚪宿泊は、新湊の道の駅で車中泊 |
写真
感想
前回8月14日〜20日 上高地〜栂海新道を目指していましたが烏帽子岳〜針の木を1日で無理して歩いたため膝を痛めあえなくテント6泊7日目唐松でリタイヤ。今回、唐松から先を今回リベンジ!
前回は、ほぼテント、食料もオール自分で持っていき、さらに水を歩荷のごとく3ℓぐらいもっていたので18キロぐらいの荷物でしたが今回は、膝にまだ違和感があるためできるだけ軽量化し13キロぐらい。1日の歩行時間も無理しないよう計画、基本小屋泊まりで膝にもサポーターをしていざ行かん!
●9月3日 仕事後、京都で娘をピックアップし白馬へ!
●9月4日 白馬道の駅で車中泊。白馬無料駐車場に車を置き、ゴンドラ〜リフト2本を乗継ぎ終点より八方尾根をあがり唐松頂上山荘泊。(素泊まり6900円)自炊小屋は本館の小屋の中にあるがめちゃ狭い。食事は、食堂の片隅が素泊まり者の食事場所。本日はカレー!小屋食もカレーだったのですが隣の食事付きの宿泊客の方がカレーやらオレンジやらをいっぱいくださってお腹いっぱ〜い! 娘は、明日で山を下りるため唐松岳ピストン。夕方からガスが出て夕日は見えず。
●9月5日 素晴らしい朝日と雲海!娘は、朝日を見たあと一人下山。
天気もよくキレット日和!慎重にキレットを超え、膝が痛めているため下りより天狗の大登りでばっちりでした。天狗平でランチ。雪渓水場は豊富。予定では白馬山荘に宿泊のつもりでしたが翌日は悪天候予報で歩行時間も長く風雨の中歩くのが困難&危険も考えられるため予定変更をして天候が安定しているうちに雪倉の避難小屋まで歩くことにした。避難小屋到着後30分もするとガス&風が出てきた。風の音が夜中ずっとしていた。携帯はつながらない。
雪倉避難小屋は、緊急時のみの使用ということになっているが今回は悪天候のリスク回避のため使用させていただいた。トイレもある(しかもソーラーでトイレの電気がつく)
●9月6日 悪天候。雪倉を出てから赤男ぐらいまで風が強く何度か耐風姿勢をとる。ザックカバーもバタバタはためき飛ばされそうになった。雨で小桜ヶ原〜水平道も道が川状態になっていた。午前中に朝日小屋に到着しこの日は、一日濡れたものを乾かしゆっくり休んだ。食事も噂どおりすごおい豪華!ごはんも4杯おかわりした!(隣の兄ちゃんは6杯!)この日の宿泊客は4人だった。(朝日小屋 1泊2食9500円)お弁当もマス寿司2個くるみ寿司1個(各1個250円)で頼んだ。冷凍したものを夜に渡してくれる。お湯、お茶、水も無料でもらえる。水が豊富な小屋。そして、なんとトイレがウォッシュレットであたたかかったりするのがすごおい。
●9月7日 悪天候。朝ごはんも3杯もおかわり!食いだめをしてレッツラゴー!吹上のコルは風が強く歩くのに困難。栂海新道は、朝日岳(2418m)〜日本海(親不知標高0m)をつなぐ道で昭和46年(1971年)に開通。山男たちの熱い思いで長い年月をかけて開通した道。悪天候時は、ドロドロ新道と化す。道は川か猪のヌタ場状態、わたしは、ぬかるみの女はたまた泥ン女様!一度ぬかるみにはまった女はもう泥んこもへっちゃらで泥んこの中をひたすら進む進む!栂海新道に入ると植生がかわり、小さな虫も出てきたが雨だからかもう秋のはじめになっているからか噂に聞いてるほどのことはない。途中の水場で沢水を汲み栂海山荘まで必死で歩いた。犬が岳では、犬の被り物をしようかと思ったが風が強くザックを出す気にならずあきらめた。山荘は、毛布や草履やハンガーなどもあり快適。志納金2000円必要。小屋は、横からみたら赤、前から見たら緑でとてもかわいい小屋で、快適だしずっと過ごしたくなっちゃうかんじ。小屋前に雨水もためてある(おたまじゃくし入り)。オタマジャクシ水を少しいただき顔を洗ったり歯みがきに使わせていただいた。
本来は、事前に管理の方に予約が必要だったようだ。この日は、最後の夜なのでソーセージとか合鴨とかワインとかがっつり!小屋で一緒になった名古屋からきたMちゃんは上高地を15泊で目指すとのこと。まだ山歩いてるね。がんばって!最終日のために6時半に就寝!
●9月8日 出発は雨の中。白鳥小屋まで4時間。時折晴れ間も出てきた。今日もまたぬかるみの女。靴もなんの靴はいていたかわからないほどドロドロ。小屋で雨足がひどくなりしばらく雨の通過を待ちスタート。小屋からも噂通りのアップダウンの連続となるが台高山脈のアップダウンのほうが強烈だ。恐るべし台高山脈。顔周りに虫さんのアタックを受けるたけど刺されることはなかった。白鳥小屋から先天気も回復し坂田峠過ぎたあたりからトンボ帽を装着したとたんなんと顔まわりでブンブンしていた虫がいなくなった。恐るべしトンボ効果!(坂田峠からは虫がいないのかもしれないけど)チラチラとずっと見えていた青い日本海がどんどん近づき、国道の車の音も聞こえ出す。ゴールはもうすこし。最後の激下りで痛めていた左膝が少しひきつってきたけどストックでささえながら頑張る。
ドキドキする。見えた!親不知観光ホテルだ!栂海新道の登山口に出た時は、やった〜という満足感、同時に無事歩けた安堵の気持ちと終わっちゃったという寂しい気持ちが交差し複雑だった。ザックを置いて観光ホテルから距離400m高度80mを下り日本海へ。日本海の荒波の音と波が丸い石を洗うガラガラという音が祝福の音楽に聞こえる。
途中リタイヤでスルーハイクできなかったのが少し残念だったけど今回は無理せずゆっくり歩いて膝もたいして痛くならず、怪我ひとつせずにゴールすることができました。心配&応援してくれたみなさんどうもありがとうございました!
観光ホテルからタクシーで親不知まで。親不知〜糸魚川。糸魚川の居酒屋で打ち上げ!糸魚川〜白馬に戻り車とりにいく。富山満天の湯(午前2時まであいてます)新湊道の駅で車中泊後、富山で娘と合流し、富山の知人の舛田酒造に寄った後、五箇山でクマ鍋、ハクビシン鍋などを堪能、相倉合掌造りの里見学後帰路。
娘も金沢、富山を一人旅しいろんな体験をしたようです!
もう親不知に抜けてしまったのですね。
ノリの良い娘さんもいいですね。
私は4年前の7月初旬に同じコースを歩きましたが、雪が多く、ガスの中をミスコースをしたりしました。
親不知観光ホテルを含めると5泊6日でした。(笑)
来年の夏合宿はどちらでしょうか。
レポートを楽しみにしております。
追伸
トンボの効果は本当でしょうか。
私も仕入れようかしら。
膝は、まだ完治していなかったのですが夏休みが一番長い休みがとれるので
いっちゃいました。不帰キレットが晴天でとてもラッキーでしたがその後天気がすぐれず本当に泥んこになりました。 来年もロングで行けたらいいですね。南アとか、一人TJARとか(車道はできればパスしたいけど)、白山にも長いコースあるみたいですね。北海道もいいなあ。まだまだ行ったとこないとこばっかりです。
栂海新道でトンボ付き帽子をかぶったとたんに顔周りにアタックしてきてた小さい虫がいなくなりました。効果があったのか、それがその道から虫がいなくなる道だったのかもしれないしよくわからないです。楽天の虫除けグッズでおにやんま君という商品です。
オニヤンマ情報ありがとうござます。
以前至仏から平が岳を歩いた時、顔がお岩さんになったことがあります。
残念ながらピンタイプは売り切れていましたが、ノーマルとヘルメットタイプを注文しました。
ベランダで試してみます。
来年は南アルプス南部、北海道、旭から富良野岳などyokosaka様にお似合いかと思います。
トンボは視覚効果なので帽子につけても足元はききませんが顔まわりには効果があるようです。南アルプスは、光岳以南は、いったことありません。北海道は、学生時代トムラウシから層雲峡は歩いていますがもう遠い昔です。熊野古道や伊勢路などとにかく長く歩くのが好きなのでおすすめがありましたらまたお教えくださいね!
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