谷川岳(中ゴー尾根↑保登野沢↓)
- GPS
- 10:20
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,802m
- 下り
- 1,802m
コースタイム
06:02 牛首
06:42 二俣(いわお新道・中ゴー尾根分岐) 06:48
07:02 中ゴー尾根入口
09:50 国境稜線直下(小休止) 10:12
10:20 国境稜線縦走路合流点
10:43 肩の小屋
10:49 谷川岳トマノ耳
11:03 谷川岳オキノ耳
11:32 天神ザンゲ岩
11:49 天狗の留まり場
12:14 熊穴沢避難小屋(いわお新道入口)
12:36 天神平・天神峠分岐
12:57 天神峠(小休止) 13:17
13:31 保登野沢入口
15:37 谷川温泉登山口帰着
天候 | 早朝より快晴、10時頃よりガスが上がりはじめる。13時頃よりガスが取れ、雲はあるが概ね晴れ。 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■復路:登山口ゲート前(15:58/193km)−県道252号−国道291号−水上IC−関越自動車道−<高崎JCT>−北関東自動車道−<岩舟JCT>−東北自動車道−<川口JCT>−首都高速(19:47/402km) ■駐車場:登山口(ゲート)付近に駐車場はありません。ゲートの手前右側に大きなスペースがありますが、「私有地・立入禁止」の看板があります。 山と高原地図には駐車可と書かれていますが、恐らくゲートの先の林道(車道)終点のスペースだと思います。 ゲート手前に1、2台、ゲート手前を左折した路肩に詰めて10台程度でしょうか。ゲートから林道終点までわずかな距離ですが、ヤマビル対策のためのゲートかしら... マップコード:554 444 588*44 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山口(ゲート)〜二俣〜中ゴー尾根入口 ゲートを入り、暫し歩くと林道(車道)の終点です。普通に考えるとゲートは必要ない距離です。林道終点の方が駐車スペースはありそうです。この終点が駐車可と書かれている東大寮跡なのかも知れません。終点では、左手の河原へ向かう踏み跡と、川から離れ右手への踏み跡があります。道標はありませんが右手が正解で、すぐに明瞭な登山道があります。 左手に谷川を見ながらそれほど斜度もない歩きやすい登山道を歩いて行くと45分ぐらい、両岸が狭まった場所で河原に降り、最初の高巻きで越えます。道標は見当たりませんでしたが「牛首」辺りでしょうか。 その後も谷川の左岸を詰めていきます。本谷に流れ落ちる支流の徒渉はいくつかありますが最後まで本谷の徒渉はありませんでした。河原の通過が難しい場所は高巻きをしますが、増水で河原が歩けないと高巻きだけの通過はかなり難しいと思います。 牛首から3、40分ぐらい、枝沢を越えて左岸に上がります。しばらく行くと開けた場所に大きなケルンがあり二俣です。右手にいわお新道の入口があり、中ゴー尾根へはそのまま直進します。すぐに右手よりのヒツゴー沢(伏流)を渡ります。ヒツゴー沢から上がった所に中ゴー尾根入口の標識があります。 ■中ゴー尾根 当初、中ゴー尾根の入口が簡単に見つかるか不安でしたが、二俣から主脈縦走路まで刈り払いがされていました。刈り払いがされていないと薮で入口が判りにくいと思います。 中ゴー尾根は取り付きから急登で、二足歩行では登れません。長いストックなどは邪魔だと思います。 途中、尾根筋の巨木が根から倒れ、登山道が崩壊している場所が3、4箇所あります。全く通れないわけではありませんが、気をつけて通過して下さい。 尾根筋の展望はあまりよくありませんが、いくつか越える小ピークは展望が開け、とくに俎山稜は目の前で迫力があります。 1500m辺りで樹林帯から出ると、谷川特有の森林限界です。森林限界に出ると大半が岩稜の狭い尾根になります。右手はヒツゴー沢、左手はオジカ沢、なかなか高度感があります。 明るい岩稜の尾根は、手掛かりも十分あるのでそれほど危険はないと思いますが、お助け類は少ないので踏み外したりするとタダではすみません。 最後の岩稜をよじ登るとなだらかな稜線が主脈縦走路まで続いています。 ■天神尾根 たくさんのレコがあるので割愛します。 ■保登野沢(谷川温泉への下山路) 天神平からでも天神峠からでも行くことができます。高倉山への分岐道標に谷川温泉の文字はありません。分岐を南東方向に進むと、保登野沢入口の標識があり谷川温泉への下山道があります。 入口付近は草が刈られていないのでチョット心配しましたが、登山道に入るとそれほど悪い道ではありません。途中に登山道が崩れて通れない場所が2ヶ所ありますが、立入禁止のテープが張られ迂回路ができています。 徒渉が4、5回あります。増水時は判りませんが、今回はすべて石飛びでクリアできました。 ヤマビルには要注意です。忌避剤を靴に振り掛けていましたが、途中3匹が靴底近くに付いていました。忌避剤のお陰で靴の上には上がれなかったようです。恐らく徒渉地点で迷って立ち止まったときに付いたと思われます。沢の途中でザックを降ろしたり休んだりするのは避けた方がいいと思います。 保登野沢を下るとホワイトバレースキー場のゲレンデに出ます。登山口へのショートカットもありそうですが標識が全くありませんので車道を歩きました。 |
写真
感想
以前から中ゴー尾根を登りたいと思っていた。
そしてこの時期は登れない本家谷川岳の俎山稜を近くで見たい...
しかし、登山口から中ゴー尾根入口までの谷川本谷周辺にはヤマビルが生息する。また下山コースに予定している保登野沢にもたくさんのヤマビルが生息しているらしい。
そこでヒル対策の忌避剤をネットで調べ、よさそうな感じの「昼下がりのジョニー」をアマゾンでポチッ。
本当は秋の紅葉の時期に行きたかったが、秋に山に行けるかの保証はないし、秋の天神尾根は大渋滞するだろうから、時間が取れたこの時期、好天も期待できそうだったので行くことにした。
二俣までは、前半は左手に谷川を見ながら歩きやすい登山道で、昔はそれなりに賑わった登山道かも知れないが、あまり歩かれている形跡は見受けられない。
後半は牛首辺りだと思うが、河原に降り立つ。何回か左岸を高巻くが、増水して河原が歩けないと厳しい登山道になりそう。
二俣から中ゴー尾根は刈り払いがされていたのには驚いた。登山道に伸びている枝も切り落とされていた。それでも急登には変わりはないが、途中登山道が崩壊している箇所が何ヵ所もあった。通れないわけではないが、整備はしないのだろうか。
森林限界を出てからの展望は素晴らしく、俎山稜、オジカ沢、ヒツゴー沢は十分に満足のいくものだった。
お約束通り国境稜線が近くなるとガスが上がって来て、谷川岳の山頂ではガスガスだったが、山頂からの展望は何回も見ているので、そそくさと山頂を後にした。
ヤマビルについては、谷川本谷では忌避剤が利いたのか、一匹も見ることはなかった。
保登野沢では、徒渉の直後に靴底付近に張り付いてうごめいている三匹を発見したが、忌避剤の散布のせいか靴の上に上がってくることはなかった。忌避剤を直接吹き掛けるとすぐに離れたが、やはり気持ちのイイものではない。
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