燧ヶ岳、三条の滝、尾瀬ヶ原、尾瀬戸倉の湯
- GPS
- 30:35
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 1,351m
- 下り
- 1,283m
コースタイム
御池6:30-広沢田代7:22-熊沢田代8:14-俎9:40-柴安10:00 昼食
柴安10:50-見晴14:00 長蔵第二小屋泊
8/7
見晴7:00-温泉小屋7:23-平滑の滝展望台7:38-三条の滝展望台8:20
三条の滝展望台8:37-温泉小屋9:24-東電小屋分岐9:48-東電小屋10:05
-ヨッピ吊橋10:16-竜宮十字路10:40-山ノ鼻11:40 昼食
山ノ鼻12;25-鳩待峠13:05
鳩待峠13:20-(乗り合いタクシー)尾瀬戸倉13:45
天候 | 8/6:晴れ時々曇り 8/7:快晴、午後過ぎからどしゃぶり |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
http://www.tobu.co.jp/2355oze/ 会津高原尾瀬口4:20-御池6:05(関越交通バス) 復路:尾瀬戸倉16:20-新宿22:15(関越交通バス) http://www.kan-etsu.net/shinjyuku/index.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
◇尾瀬夜行23:55 乗車率は1両で半分位埋まる程度の混雑。東武鉄道のこの車両、シートはリクラ イニングになりません。なので・・ただ座っているだけではなかなか寝るのは困難 かも。1人で2シート使って横で寝るか、空気枕で首を安定させるか・・ 私は「空気枕、耳栓、アイマスク」の3種の神器で挑戦。 実質2時間半程度のウトウト睡眠で尾瀬口駅へ到着。暫くは車内で仮眠後、車内 照明が点いて改札を出ます。尾瀬夜行23:55に申し込むと付いてくる朝ごはん用の おにぎりを受け取り、駅前で待っている関越交通バスに乗り込みます。 バス4台で出発、乗車時に運転手さんへ「御池で降ります」と声をかけておくと、 会津駒ケ岳登山口、御池の順番で停車してくれます。 私たちのバスで御池にて降車したのは10名程度でした。 ◇御池〜燧ヶ岳 御池ロッジはとても綺麗な施設です。トイレも温水洗浄の水洗でとても清潔に 掃除されています。水も屋外にもらえる場所があります。 俎堯⊆動濁瑤泙任慮翆喊憩擦論萋の大雨による影響は全く感じられません。 広沢田代、熊沢田代も木道でのんびり歩けます。頂上までの急登も足場が不安な 箇所は無かったように記憶しています。心配していたぬかるみもほとんどなく、 結局スパッツは付けませんでした。 登山開始から必ずお供がついてきます。。1人に1匹。アブかブヨ。本当に頂上 直下ぐらいまでず〜っと付いてきます。スプレータイプの虫除けはつけてました が、汗で流れちゃうし。虫コナーズ対策は要検討ですね。 ◇燧ヶ岳〜見晴 柴安瑤ら傾斜の厳しい見晴新道を下ります。この道。。正直言って、我々には 相当キツイ歩きになりました。大雨の影響による80cm〜1m以上の落ち込みが、もう 数え切れないほど出てきます。さらに登山道は岩や大石がごろごろ。数箇所、倒木 により障害物競走みたいなルート探しが必要。それにも増して一番辛かったのは 土砂で流れてきた石と地盤がゆるくなった石。。つまり下りでの足の置き場に相当 神経を使います。まさに浮石だらけ。慎重に降りてこないととても危険でした。 滑らないように気を使い、さらに段差降り、不安定な岩や石の上を歩いたお陰で 足は痺れてヘトヘト状態。 山と高原地図「尾瀬」のこのルート下りは2時間と記載されていますが・・ とんでもない! 3時間もかかってすっかり疲れ果てました。当分は登山道の状況が 変わらいと思いますので、余裕のある下り時間をみたほうが良いです。 ◇見晴〜三条の滝 2箇所ほどぬかるみはありますが、歩くには問題ありません。 温泉小屋までは木道。平滑の滝や三条の滝で急勾配な階段がありますが、それ 以外は危険箇所はありません。大雨の影響も無し。 温泉小屋近くに無料休憩所があり、そこで荷物を預かってくれるようなので、 手ぶらで往復している方もいらっしゃいました(でも水筒は持って行ったほうが よいかも)。この無料休憩所で飲み水が汲めます。 ◇尾瀬ヶ原、山ノ鼻 見晴〜東電小屋〜ヨッピ吊橋〜竜宮十字路は人も少なくとてもお勧めです。 「一部片側通行で注意!」と情報がありました。確かに木道が流され代替鉄板が 敷かれている箇所もあります。でもでも人がいないので全然余裕です。 残念ながらヨッピ吊橋〜牛首間はまだ通行止めでした。 山ノ鼻〜鳩待峠間も道を修復して頂いており(そのご苦労に大変感謝)、これも 通行には問題ありません。 |
写真
感想
恒例? の尾瀬夏山ハイクへ
昨年は至仏山から見事に試練を与えられ、展望視界ゼロの悔しさから今年は当然
燧ヶ岳でリベンジ!
ところがあの大雨で尾瀬自体が大変なことになり、ぎりぎりまで「すいすい尾瀬
なび(http://ozenavi.blog85.fc2.com/)」と睨めっこ。日々の復旧工事にあたる
方々へ感謝しながら、ヤキモキしていました。
結果、尾瀬口から御池へのバスは2日前にやっと再開。尾瀬ヶ原も制限付きで歩け
るようなので、予定通りに東武鉄道の尾瀬夜行23:55に乗り込みました。
ちなみに。。何故夜行電車なのか。。それは。。
山小屋泊を前提としていますが、大清水INの夜行バスだと初日に燧ヶ岳に登るに
はチョットきついし、2日目登山だと前夜にお酒を沢山飲んで早朝に起きられるか
非常に不安だったので。。
御池ルートなら初日早朝からのアプローチが楽にできるので。(夜行電車で睡眠で
きるか心配でしたが)
今回も工程に融通を利かせる為に「往路の尾瀬夜行23:55+御池バス」「山小屋」
「帰路のバス」は別々に予約しました。通しで東武で購入するより若干安いです。
尾瀬夜行23:55はリクライニングシートではありません。直角ではないですが、
それでも寝る体制は苦労します。ブランケットとスリッパが置いてあります。
スリッパは持ち帰り可。ブランケットはダメです。
浅草から乗り込んで乗車率3割。途中、春日部ぐらいで半分くらいでしょうか。
室内灯は春日部出発で消えます。ここから1人で2シート確保へ。。
隣席のシートを使って横寝、空気枕、耳栓、アイマスクで睡眠開始。
0:40-3:30の約3時間弱ですが、まあまあウトウト寝れたような。。
ただ、席によっては冷房が直接当たると喉やられます。
会津高原尾瀬口駅の構内にはトイレが2箇所あるので、下車時に無理して車内の
トイレを使う必要はありません。
ほわぁ〜ん。。とした頭で改札を出ると、朝ごはん用のおにぎりをくれました。
関越交通バスは改札から出てきた順にバスへ誘導します。
バスの発車は一緒なので、ゆっくり出てきたほうが良いです。何故なら。。
3台目くらいのバスは乗車する人が少なくなり、ゆったり座れます。1人で2シート。
御池までの約1時間半、ここでも皆さんウトウト寝てます。
御池ロッジに着くと、前日まで天気予報では曇りのち雨が、「あれ?日が差して
ない?」と、何かラッキーな予感。我々の怨念が天に通じたか〜
ロッジのベンチでおにぎりを食べ、トイレを済ませていざ出発!!
駐車場を抜けて登山口に入ります。すぐにキツイ登りとなり、広沢田代に到着す
るとそこは。。一面にキンコウカの黄色い絨毯が〜!!とても綺麗!!
遠くまで続く湿原と池塘、花の間を木道が燧ヶ岳へ続いていく。。
ああ・・時間ゆったりと流れていきます。とても感動しました。
このコース、2つの田代と登るたびに遠く見える素晴しい景色に心打たれ、ツライ
登りもあまり苦になりませんでした。決して楽なコースではないのですが、
これだけ色々な楽しみがあれば、疲れなんぞ関係無し。この時期、燧ヶ岳に登る
ならこのコースはお勧めです。
俎瑤5〜6名の方がいらっしゃいました。ここは写真撮影のみで、すぐに柴安瑤悄
休憩をとるなら柴安瑤里曚Δうってつけです。既に10人以上の方が昼食をとってました。
遠く尾瀬沼と見晴方面の尾瀬ヶ原を見ながら至福の時間です。
(とは言ってもメニューはカップラーメンですけど)
景色を満喫して、いざ見晴新道の下りへ。
この後、ヘトヘトなるくらい疲れる悪路になっていようとは。。
下りが大の苦手な相方を襲う、恐怖の落ち窪み。50cm程度はざら、1m以上の段差
をごろごろした石が浮石なのかを確認しながら、ビビリ降りです。
しかも、これでもかこれでもか。。とこの段差が出てきて。。歩きやすい箇所は
一つもなかったように思えます。
あまりにも時間がかかり、樹林帯の中で景色が変わらず、しかもほとんど人に会わない。
「もしかして俺たち、道間違えてるか?」「いや、もしかしたら狐に化かされて同じ道を
ぐるぐるまわっているのかも。。」と妙な心配もでる始末。
足の裏はジンジンとなって「もうこんなの道じゃない〜」と相方の叫びを聞きながら
見晴の木道に着いた頃には予定時間を1時間もオーバー。
さらに木道さえ歩くのが苦痛になるぐらい足は疲労しており、フラフラになりながら
第二長蔵小屋に着きました。
第二長蔵小屋は個室で予約。宿泊客は土曜日に関わらず11人だけ。
お風呂は男女入れ替え制。男性が先なので、女性陣が入る時には垢が結構
浮いてた。。ようです。シャンプー、石鹸禁止なので湯船に浸かり、頭からお湯かぶる
だけです。
夜は近くまで散歩にいくと平家蛍が数匹飛んでいるのを見ることができました。
ビールを沢山飲んで21:00に就寝。
2日目は7:00に出発して三条の滝を目指します。
このところの大雨でこの滝、物凄い迫力になってました。縦も横も大きく水量があるので
豪快!!素晴しい滝です。二人で山に必ず持って来る?バナナを食べて同じ道を戻り
ました。
東電小屋経由、ヨッピ吊橋〜竜宮十字路まではほとんど人がいなかったので、のんびり
歩くならこちらのルートをお勧めします。
山ノ鼻でミネストローネ&ペンネの昼食を済ませ、鳩待峠に向かいます。
登り得意の相方が「バスに乗り遅れると大変」と通常1時間20分のコースをガツガツ
進んで40分で到着しちゃいました。つ、疲れた。。
すぐに相乗りタクシー(1人900円)に乗って戸倉へ。車がでるころにはあんなに晴れて
いた空がみるみる雨になって。。
結局、戸倉から高速バスに乗って帰るまでずっと土砂降りでした。
日帰り湯は「ホテル玉城屋」、関越交通バス停の裏、休憩部屋がある。。との理由で
決めました。1人700円。建物はそれなりに古く、休憩部屋も薄暗いところでした。
お風呂は熱め、掃除はちょっと「んん?」という感じです。
で缶ビールで相方と無事下山できたことに感謝して乾杯。
ただ、タクシーの運転手さんのお勧めはバス停すぐ横の「尾瀬ぷらり館」。休憩所が
あるか怪しいのですが、とても綺麗な建物だそうです。
それと、バス停から歩いて5〜6分の「かもしか村」。こちらは日帰り温泉施設なので
いろいろと充実しているとのこと。雨がふっていなければのんびり歩いても良いかと
思います。
帰りのバスを「関越交通バス」にしたのは戸倉から東京方面に出発時間が他社に
比べて一番遅い時間(16:20)があるからです。(他社はだいたい15:00前後)
料金は片道3,700円で他社より割高です。
帰りは日曜日の夕方から夜。つまり大渋滞に巻き込まれ、新宿到着予定20:00が
22:00過ぎになりました。これは大失敗。
割高になってしまいますが、やはり日曜日の夜は昨年利用した「沼田まで路線バスで
出て、高崎経由で帰る」のが絶対に正解だと思います。
日曜日帰りの方、高速バスは相当の覚悟が必要かと。。
今回は天気にも恵まれ、無事に燧ヶ岳からの展望も楽しめ、相方と二人大変充実した
山行になりました。また、来年も尾瀬に行くぞ〜!!
(次の日は酷い筋肉痛に悩まされました。。とほほ)
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