飯豊山/駒形山(御沢野営場よりピストン)
- GPS
- 11:09
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 2,033m
- 下り
- 2,032m
コースタイム
- 山行
- 10:28
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 11:01
天候 | 晴れ時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
■アクセス 山形市方面から 国道348→国道R287→国道R113→県道4号→県道8号→飯豊桧枝岐線→川入→御沢野営場 川入集落から御沢野営場までは約1〜2kmの狭路で一部フラットダートあり。 ■駐車場 御沢野営場に50台以上可能 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト 御沢野営場に登山届提出やキャンプ受付用の建物有り。 用紙や筆記用具も有り。 ■ルート状況 全ルートにおいて登山道は明鏡。 以下、危険/注意箇所。 ●御沢野営場、小白布沢、剣ヶ峰方面の三叉路。 標柱が無い為、下山で間違った方向に下りないように。 剣ヶ峰方面から下山する場合、三叉路を直進すると御沢野営場、左折すると小白布沢となる。 ●剣ヶ峰 三国岳までの岩場。登りでは岩が出始めたらストックはしまい三点支持で進むこと。 下りでは同じく三点支持でクライムダウンすることを心掛けると下りやすい。 ●三国岳〜種蒔山 片側が谷になっているので慎重に進むこと。梯子場も人によっては難しいと感じると思う。 ●御秘所 距離は短いが両側が切れ落ちた岩場。三点支持で慎重に進むこと。 ■水場 峰秀水 岩の裂け目からジャブジャブ。美味い。 切合小屋の水場 豊富。小屋まで引き込んでいる。 本山小屋の水場 テン場から100m程。清水が豊富に出ています。 |
写真
感想
天気予報をチェックすると日曜日は晴れ予報で降水確率が0%!絶好の山日和なので今年まだ一度も足を運んでいない飯豊山へ行くことに。せっかく行くならと目標を2つ設定する。1つは稜線から朝陽を見る事、もう1つは大日岳まで行くこと。登山口は川入集落の先にある御沢野営場。去年ここから登ろうとして雨で断念した場所だ。稜線で朝陽を見る為には少なくとも日の出の2時間前には出発する必要がある為、気合を入れてAM2:30頃駐車場に到着する。既に昨日から入山している方が多数で駐車場は結構埋まっていた。準備をしながら上を見ると星空があまりにも綺麗で息をのむ。登山届を記入し、真っ暗な林道をヘッデンの明かりを頼りに登山口へ進み、足元に気を付けながらナイトハイクの開始。下十五里で既に汗が出始め早くも1枚脱ぐ。中十五里、上十五里と標高を上げながら小休憩をはさむ度に空を見上げて満点の夜空に何度も感嘆の声を上げてしまう。笹平で急登は一旦落ち着き、横峰、小白布沢分岐を過ぎるとやがて沢音が聴こえるようになる。レコで何度も見た峰秀水だ。岩の裂け目からジャブジャブ出ているのでガブガブ飲みます。美味しい清水だった。そこから間もなく地蔵山と剣ヶ峰の分岐。この辺は少し泥濘があるが、暗すぎて全然対応出来ず何回もハマってしまう…。気持ち視界が開けてきたかな?と感じて前方山肌のシルエットを見ているとたまにヘッデンの明かりが見えた。多分あそこが三国小屋で泊まった方が日の出を拝もうと出てきているんだと想像する。登山道に岩が出始めると持っていたストックをしまい剣ヶ峰に備える。少しずつ背後が白んできて日の出が近いと分かり気持ち視界も明るくなってきた。剣ヶ峰を慎重に通過し朝陽待ちの方々に見守られながら無事三国小屋に到着する。東の空には少し雲があり日が出るにはまだ時間が掛かりそうなので休憩する。小屋泊の人は皆ダウンを着込んでいた。登って来た自分は全然寒さを感じなかったが小屋外の温度計を見ると9度だった。そりゃダウンを着なきゃ寒いなーと薄着でパンを食べながら思う。稜線に目を向けると小屋に着いた時は大日岳がクッキリ見えていたが次第にガスが掛かり始めた。挨拶を済ませ先へ進むと、種蒔山手前あたりでようやく太陽が顔を出し、写真を撮っては進んでを繰り返し目標の1つを無事達成。三国小屋からはアップダウンを繰り返しながら約3km歩き切合小屋に到着。この辺の紅葉はちょうど見頃で赤、黄色、オレンジの素晴らしい景色が広がっていた。ここからは草履塚のアップダウンを越えて御秘所を慎重に通過すると、御前坂が最後の頑張り所。約200m程一気に標高を上げるとやっと本山小屋。さらに少し歩きやっと一年振りの飯豊本山登頂!ここまでガスったり晴れたりが目まぐるしく変わっていたが飯豊連峰をすっかり見渡せる景色が広がっていた。もう一つの目標の大日岳は往復の体力や下山時間など色々考慮して諦めることするが、快晴の大日岳を目の当たりにして少しだけ先に進んでみる。次のピークの駒形山に着くと、飯豊本山、大日岳、北股岳までとさらに先への稜線、ここまで歩いてきた稜線全てが一望出来た。本日はここまでとし素晴らしい景色を目に焼き付けながら小休憩し下山開始。本山小屋の水場で涼をとり、御秘所を通過したあたりで以前朝日連峰で会話した山形の男性ペアと再開。彼らはヤマップユーザーで登山山域が自分と似ている事から色々と情報共有。今後もどこかでバッタリ会いそうな予感がした。その後は切合小屋と三国小屋で休憩を挟みながら黙々と進み剣ヶ峰を慎重に通過し、峰秀水で喉を潤し、長い尾根を急降下し無事下山。登山口に川が流れていればもちろんしっかりアイシングを行いナイトハイクから始まった長い山行を充実感たっぷりで終わらせる事が出来た。駒形山から北股岳間の稜線と大日岳は次回の目標としてとっておこう。
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