立山・大日岳
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- GPS
- --:--
- 距離
- 25.5km
- 登り
- 2,067m
- 下り
- 2,058m
コースタイム
- 山行
- 5:47
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 6:58
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 2:28
- 合計
- 9:50
CTとの比較 (実際の時間[分] | CT[分] | CTとの比[%] (四捨五入))
室堂〜雷鳥沢 43 65 66%
雷鳥沢〜剱御前小舎 69 120 58%
剱御前小舎〜別山南峰 23 30 77%
別山北峰往復 19 20 95%
別山南峰〜真砂岳 31 60 52%
真砂岳〜富士の折立 63 40 158%☆
富士の折立〜雄山 24 35 69%
雄山〜一の越 32 40 80%
一の越〜雷鳥沢 43 60 72%
計) 347 485 71.5%
雷鳥沢〜大日小屋 198 290 68%
大日小屋〜大日岳 15 20 75%
大日岳〜大日小屋 13 15 87%
大日小屋〜奥大日岳 85 130 65%
奥大日岳〜新室堂乗越 70 100 70%
新室堂乗越〜雷鳥沢 20 30 67%
雷鳥沢〜みくりが池 32 65 49%
計) 442 615 71.8%
※CTはヤマケイオンラインの地図を参考にした。但し、一の越〜雷鳥沢のみ山と高原地図。また全体のCTはヤマレコの地図で確認。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
10/08(日) : 富山駅南口 05:23 → 電鉄富山駅 05:27 - (富山地方鉄道 立山線 快速急行 立山行き) - 立山駅 06:19 / 07:50 - (立山ケーブルカー 臨時便) - 美女平駅 07:57 / 08:10 - (立山高原バス 臨時 室堂直通便) - 室堂 09:00 10/09(月・祝) : 室堂 12:00 - (立山トンネルトロリーバス 臨時便) - 大観峰 12:10 / 12:25 - (立山ロープウェイ 臨時便) - 黒部平 12:32 / 12:40 - (黒部ケーブルカー) - 黒部湖 12:45 … (黒部ダム上 徒歩) … 黒部ダム 13:05 - (関電トンネルトロリーバス) 扇沢 13:17 / 13:30 - (アルピコ交通バス) - 信濃大町駅 13:57 / 14:13 - (JR 大糸線 普通) - 松本駅 15:12 / 16:30 - (特急あずさ56号) - 新宿駅 19:21 アルペンルート : https://www.alpen-route.com/access_new/timetable/ (ただし、多客期は臨時便だらけなのでとりあえず乗り場に行ってみるのが吉) 立山に行く手段 - 毎日あるぺん号 (立山駅・室堂) - (北陸新幹線 or 夜行バス) + (富山〜室堂間バス or (富山地方鉄道 + (立山〜室堂間バス or 立山ケーブルカーと立山高原バス))) 立山から帰る手段 - バス(扇沢〜信濃大町) + バス(信濃大町〜新宿) - バス(扇沢〜大町温泉郷) + バス(大町温泉郷〜新宿) - バス(扇沢〜信濃大町) + 大糸線(普通列車, 臨時しなの) + 中央線特急 - バス(扇沢〜信濃大町) + 特急あずさ(信濃大町〜新宿、1日1本のみ) - バス(扇沢〜長野) + 北陸新幹線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
無し。大日岳方向に若干のぬかるみ、奥大日岳の大日岳側のちょっと道が狭く急斜面の所、踏み跡があるが立入禁止が数か所(道標がちゃんとある)、その程度。 奥大日岳山頂 : 道標の支持に従い、道から少し逸れる。 富士の折立 : 道標の支持に従って上に行くことができる。 立山は道が多いので、分岐などで勘に頼ろうとして結構間違えた。 |
その他周辺情報 | みくりが池温泉 : 700円、ドライヤーあり。 雷鳥沢キャンプ場 : 500円。水はあるが飲用不可、煮沸推薦 (でも皆飲んでいる)。 雷鳥沢に宿泊した場合、雷鳥荘などの風呂を使うことも念頭に。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
|
---|---|
備考 | - コッヘルの蓋を忘れた - インスタントのドリップコーヒーが上手く抽出されなかったので、粉末を溶かすタイプにするとか - ふりかけ・お茶漬け - 余った茹で汁等は量が多いため、インスタントの味噌汁が薄くなる |
感想
0. 序
3連休、用事がなかったので、登っていなかった山のうち、立山と大日岳を登りに行った。全体的に、天気には恵まれ良かったが、秋の行楽シーズンであり、公共交通機関の混雑との戦いであった。
1-1. 室堂に行くまで
最初は薬師〜立山を考えていたが、10/06(金)発の夜行バスが取れなかったこと(新幹線で行っても良いが、この3連休では折立に入るバスが少なく、タイトなスケジュールとなってしまう)、土曜の富山が雨の予報だったため、1日延期した。
金曜になって、日曜以降が晴れ、かつ土曜発の夜行バスに空きがあったため、2日で回れる山として立山・大日岳のそれぞれピストンとした。
今回は単独行で、少し前に購入した1人用テント (モンベルのステラリッジ) の初の実戦投入でもあった。
夜行バスは予定では05:30に富山着であったが、運良く05:23に早着したので、電鉄富山まで走り、なんとか05:27発のに飛び乗った。この2両編成の電車は、この時すでに満席で驚いた。
立山ではケーブルに乗りかえるが、すでに夜行バスで来ていた人などでチケット売り場の行列が40分待ち、その後時間指定されたケーブルまで1時間弱待つことになってしまった。
自分は急いで電車に乗ったが、この日は電鉄富山駅で朝からケーブルカーの時間指定が出来る日だったので、1本遅らせて富山で買っても同じ結果だったのかもしれない。
臨時で立山〜室堂のバスもこの日は出たそうで、選択肢が多くて若干混乱した。
室堂には09:00着。結局、1本早い電車に乗った分立山で損した。
1-2. 立山周回
雷鳥沢でテントを張る。設営自体は10分くらいで終わるが、荷物を小ザックに分離したりするので、結局全部で1時間程かかってしまう。
雷鳥沢の水場は煮沸する旨言われるが、結局皆素で飲んでいる気がする。
テント設営後、別山から一ノ越まで立山を北から南に歩く。この日は、日差しが強く(日に焼けた)、暑くて体力の消耗が激しかった。
別山からは劔が綺麗に見えた。別山の北峰は特に良いもの。
真砂山は確かに砂地の山である。
富士の折立から雄山までは黒部湖が綺麗に見える。
一ノ越で15時過ぎだったので、浄土山を諦めてキャンプ場に戻ることとした。
1-3. 夕食・睡眠
夕食 : 白米 + レトルトの角煮。白米を炊こうとして、モンベルのコッヘルに元々蓋がないことに気づく。レトルトの角煮は、スーパーで見つけた、唯一常温保存できるパウチの肉類。美味しいがやや飽きる。
睡眠 : 夜は冷え込みが厳しく、寝袋 + カバーだけでは太刀打ちできない寒さだった。時折起き、体をくの字にしてまた寝ようとするなど。それでも疲れはそこそこ取れたと思う。
2-1. 起床・朝食
0:30に小音のアラームで起床。パスタ (フェットチーネ) + レトルトパスタソースを食べる。これは美味しかった。生パスタなら、折らなくても、限られた高さのコッヘルの中に突っ込める。
2-2. 大日岳往復
大日岳の往復はCT10時間である。帰り、できれば15:05信濃大町発の特急に乗りたい。その為には12:15室堂発のに乗らないといけない。若干焦る。
暗い中ヘッドライトを付けて歩く。帰りに気付いたが、どうってことのない普通の斜面でも、夜一人で歩くと、滑り落ちたら見つからず死ぬのではと思えてくる。
この日は月が明るく、夜でも幾分か見通しがきいたが、それでも暗いので目的の山があまり視認できず、黙々と歩く。尾根沿いでも意外と風が弱く、そこまで寒くなかった。
奥大日からの下りがやや急。七草園辺りでガスが出て来る。大きな岩のゴロでは、ガスで道があまり見えず、石の踏み跡とペンキに助けられる。
大日岳からは富山平野がよく見えた。前衛峰のようだ。ここで夜明けとなる。
帰り、大日山荘でトイレを借りる。山荘内はとても綺麗だった。
帰りは日が出はじめ、眺めもよく、気持ちのよい稜線歩きだった。人が多かった。眺めが良く、自分がどれくらい進んだか分かる方が、精神的負担も軽い。
行きは気付かなかったが、中大日岳の山頂標が岩の上にあった。
奥大日岳へは縦走路からちょっとだけ脇に逸れる (道標がある。これに関しては、山と高原地図より国土地理院の地形図のほうが正しい)。最高地点は何もなかった。
2-3. テント撤収・みくりが池温泉
雷鳥沢に戻り、テントを片付ける。片付けも大体1時間ほどかかった。
ここから重いテントを担いでみくりが池に行き、みくりが池温泉に入る。ここは日本秘湯を守る会だかに登録している温泉である。乳白色の湯がよかった。
2-4. 帰途
室堂に行く。12:00発の臨時トロリーバスがあるということで飛び乗る。大観峰でも臨時立山ロープウェイに乗る。黒部平からは時刻表にあるケーブル。
黒部ダム上を急いで歩き、次の関電トロリーバスに乗る。
扇沢に4分早くついた模様。お土産屋を見る暇はなかったが、おやきを食べた。
バスで信濃大町に行く。早く着いたので、特急の1本前の普通列車で松本に出る
(大町〜新宿の高速バスは売り切れていた)。中央線特急、長野新幹線共に指定席はほぼ満席という張り紙があった。特急まで待つかと思ったが、白馬でも自由席に登山客が乗ってくるのを想像し、諦めて松本に出る。
大糸線はロングシートばかりで1時間。うーん。
松本では、あずさ回数券とお土産を購入し駅に戻る。次の特急に乗ろうとしたら、これが大糸線から来るやつで、たしかに自由席は数席しか空きがなかった。諦め次の臨時あずさの自由席に並ぶ。
松本で結局1時間以上を費やし、帰途についた。
3. まとめ
奇跡的に暖かい天気となり、10月でもなんとか北アルプスの一部を巡れた。しかし雪が降りはじめる季節(実際劔の別山尾根はアレならしい)でもあり、毎年できるかというと分からない。
紅葉は随分下の方まで行ってしまって、ちょっと遅かった気もするが、チングルマなどが色づいていてよい眺めだった。
秋の3連休は混みすぎ。山は直前まで天候が分からないことがあり、予約も難しい。これから3連休になるたびこれをやらないといけないのかと思うと辟易。
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