槍ヶ岳→(大キレット)→北穂高岳 上高地から周回
- GPS
- 56:00
- 距離
- 41.5km
- 登り
- 2,507m
- 下り
- 2,499m
コースタイム
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:15
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 8:20
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大キレットは大変でした。風が強くて怖かったです。 |
写真
感想
3連休、土曜は雨でしたが日曜月曜が晴れることを信じて、槍ヶ岳から北穂高に行ってきました。
1日目:
朝一の電車から乗り継いで上高地に着きました。まだ小雨の中を梓川沿いに歩いて槍沢小屋に着きました。5時頃から土砂降りになったのでちょっと心配。
2日目:
起きたら晴天!沢沿いの道をゆったり登っていきます。紅葉はすでに終わっていますが、横尾尾根の滝などを眺めながら雲ひとつない天気に気分はウキウキです。天狗原分岐を過ぎた時にそちら方面もちょっと惜しいなと思いましたが、時間的に難しいので次回にしましょう。
しばらく行くと槍が見えてきましたよ。だんだんと斜度が上がっていきますが、気分が良いせいか全然きつくないです。ちょいと山荘前で休んで槍のピークにとりかかります。渋滞していなかったのですぐ山頂に。うひゃ、この風景たまりませんな。天気が良くて、360度、北ア全山が見えています。山々の草が枯れて茶色になっているのが夏の緑とは趣が違って、これはこれで良いかな。
槍から降りたら南岳に向かって壮大な尾根へ。大喰岳、中岳、南岳とあまりアップダウンがなくて、左右の山々をゆったり眺めながら歩きます。南岳に着くと真ん前に北穂のガリガリが登場。すぐ下に南岳小屋があります。今日はここに泊まります。
3日目:
今日も起きたら晴天!朝日を眺めて、明るくなってきたので、いよいよ大キレットに挑みます。いきなり急下りですが、これはまだまだ序章。ある程度降りたら、細い岩尾根を進みながら登りーの下りーの連続で緊張度もずんずん高まっていきます。鎖や岩に撃ち込まれた金棒とステップがなければ私の腕(脚?)では無理です。
西風が強いし、立ち止まるのが怖いので、もう写真を撮る余裕がありません。夢中で進んで、ちょっと広い所で振り返ったら岩の扇みたいのがあって、あー、これが長谷川ピークだったんだと気づいたくらい。あそこを超えてきたというのが信じられません。
前を見ると北穂への岸壁が立ちはだかっていました。グレーの岩肌で遠近感がないので、垂直に立ち上がっているように感じます。ここからひたすら岩にかじりついて登りますが、かえって怖さは感じません。ガシガシ登って北穂高小屋に到着!ふー、と一息ついて振り返ると、やっぱり凄い尾根でしたね。あれだけの下りと登り返しなのに、全く辛さを感じなかったのが不思議。緊張感のせいですかね。
さて北穂山頂から山々を眺めます。黒部から立山、後立まではっきりと見えて、表銀座の山々もきれいに見えました。ほんと今日は北ア全域晴天です。他の山々に行った人も楽しめたものと思います。
前には涸沢、奥穂、前穂がズドンと立っていますが、時間的に穂高岳山荘に行くのは難しいので南陵を下りました。大キレットを通った後なので、この下りがやたらイージーに感じて、まずいまずい、気を引き締めないと。
涸沢に降りて小屋で一息つきます。紅葉のピークは過ぎたようですが、まだまだきれいでした。紅葉と明神岳を眺めながらゆっくりと下って帰途に着きましたが、その先が長いんですよね。やっとこさ上高地に到着しました。
今年は夏場の天気がひどかったので、この好天はうれしいプレゼントでした。それにしても大キレットは凄いですね。眺めるのと実際に歩くのでは大違い。でも、また来るんだろうな。
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