『南暑寒岳/ペンケペタン川コース/動画あり』
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 800m
- 下り
- 789m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース上に特に危険な箇所は見当たりませんでしたが、こちらの登山道では毎年ケガ人や急病人が発生するそうでございます。足場が滑りやすくて滑落・転倒・骨折が相次いで発生しているそうでございます。湿原観光だけの方も最低限ハイキング向きの靴と多目の水は必要でございます。スカートやパンプスなどは実に不適合でございます。また湿原内は日差しを遮るものが全くございませんので、熱中症対策も必要でございます。山岳事故は搬送が遅れますと致命傷にもなりかねません。携帯電話をお持ちの方は、万が一に備えて緊急時の連絡先である「滝川広域消防江竜支署」の電話番号「0125−75−3119」をご登録されることをお勧め申し上げます。携帯電話からの通常の「119番」では札幌等の消防署に繋がってしまい、場所の特定が出来ずに搬送が遅れてしまうことになりかねない為でございます。なお、「雨竜沼湿原」内は窪地状にて携帯電話の不感地帯になってございます。湿原西側(南暑寒岳側)480m奥の「展望台」付近または湿原東側(湿原入口側)の視界が開けている場所に移動してご連絡をお取りいただくようにとのことでございます。また、ゲートパーク管理棟にはAED(自動体外式除細動器)が設置されてございますので、万が一の場合はご利用下さいませ。また、ここもヒグマが生息している地域でございます。特に「南暑寒岳」と「暑寒別岳」との縦走路で多く目撃されてございますし、湿原内に立ち入った痕跡も見られるそうでございます。必ずクマ鈴などで音を鳴らしながら歩かれるようになさって下さい。また、早朝、夕暮れ、濃霧など黄昏時の縦走登山には最大限の注意が必要でございます。 |
その他周辺情報 | 登山届けはゲートパーク管理塔に提出致します。その時に環境美化整備協力金500円もお納め致しました。これは強制ではございませんが、当然に徴収される雰囲気がございました。もっとも、環境整備にコストがかかっていることは理解が出来ますので、殆どの方は協力なさっておられるようでございました。 「雨竜沼湿原ゲートパーク」にはいくつかの施設がございます。「南暑寒荘」という山小屋は定員70名様(4室×15〜20名様)で、お一人様一泊1000円でございます。ご予約は不可で、寝具や食事はご持参でございます。また、キャンプ場は約60張りで、一泊一張り9名様までが700円でご利用いただけるのでございます。こちらも予約は不可で、テントご持参でございます。水洗トイレ、炊事場が完備されてございまして、管理棟にはシーズン中は管理人さんが常勤しておられます。 |
写真
感想
【2011/07/06】北海道の増毛山地にございます「南暑寒岳」に登ってまいりました。こちらの山は標高1,296.4mでございまして、頂上は雨竜町にございます。「南暑寒岳」は「暑寒別岳」の南にございますので、ついつい『南暑寒"別"岳』と言いそうになってしまいますが、『南暑寒岳』でございますので気をつけたいところでございます。
雨竜市街から「雨竜沼湿原ゲートパーク」の駐車場までの約26kmは、暑寒ダムを超えますと未舗装の林道になるのでございますが、どういう訳か所々立派なアスファルト舗装の道路が突然現れまして、通れそうもない細い林道からどのようにしてロードローラーなどを運び込んだのかが不思議に思われました。「雨竜沼湿原ゲートパーク」の駐車場に車を駐車致しまして、登山届けはゲートパーク管理塔に提出致します。その時に環境美化整備協力金500円もお納め致しました。これは強制ではございませんが、当然に徴収される雰囲気がございました。もっとも、環境整備にコストがかかっていることは理解が出来ますので、殆どの方は協力なさっておられるようでございました。
「南暑寒荘」という山小屋の前を出発致しまして、ペンケペタン川に沿って遡り歩きます。湿原へ続く登山道の途中にございます「渓谷第二吊橋」などの重い支柱がどのようにして運び込まれたのかについても不思議に思われました。ちなみに、この第一及び第二吊橋の金属製踏み板は10月中旬から翌年6月中旬までは撤去されまして、湿原に立ち入ることが出来ないそうでございます。「白竜の滝」を過ぎ、広大な「雨竜沼湿原」の中を通り抜けまして「南暑寒岳」へと登りました。山頂からは、たった今通ってまいりました湿原や留萌の町が俯瞰でき、目前にそびえます標高1,492mの「暑寒別岳」の緑と雪渓とのコントラストがとても美しく見えましたのでございます。また、南西10kmの所に遠望出来ます標高739mの「黄金山」は、私には「となりのトトロ」のキャラクターに見えて仕方がございませんでした。
コース上に特に危険な箇所は見当たりませんでしたが、こちらの登山道では毎年ケガ人や急病人が発生するそうでございます。足場が滑りやすくて滑落・転倒・骨折が相次いで発生しているそうでございます。湿原観光だけの方も最低限ハイキング向きの靴と多目の水は必要でございます。スカートやパンプスなどは実に不適合でございます。また湿原内は日差しを遮るものが全くございませんので、熱中症対策も必要でございます。山岳事故は搬送が遅れますと致命傷にもなりかねません。携帯電話をお持ちの方は、万が一に備えて緊急時の連絡先である「滝川広域消防江竜支署」の電話番号「0125−75−3119」をご登録されることをお勧め申し上げます。携帯電話からの通常の「119番」では札幌等の消防署に繋がってしまい、場所の特定が出来ずに搬送が遅れてしまうことになりかねない為でございます。なお、「雨竜沼湿原」内は窪地状にて携帯電話の不感地帯になってございます。湿原西側(南暑寒岳側)480m奥の「展望台」付近または湿原東側(湿原入口側)の視界が開けている場所に移動してご連絡をお取りいただくようにとのことでございます。また、ゲートパーク管理棟にはAED(自動体外式除細動器)が設置されてございますので、万が一の場合はご利用下さいませ。また、ここもヒグマが生息している地域でございます。特に「南暑寒岳」と「暑寒別岳」との縦走路で多く目撃されてございますし、湿原内に立ち入った痕跡も見られるそうでございます。必ずクマ鈴などで音を鳴らしながら歩かれるようになさって下さい。また、早朝、夕暮れ、濃霧など黄昏時の縦走登山には最大限の注意が必要でございます。
「雨竜沼湿原」は標高約850mの台地に東西4km、南北2kmにわたって広がり、暑寒別岳連峰と共に「暑寒別天売焼尻国定公園」に属してございます。国定公園とは、国立公園に準じる景勝地として自然公園法に基づいて環境大臣が指定した公園だそうでございます。国立公園が国の直接管理であるのに対し、国定公園は都道府県が管理を行っておられるそうでございます。「雨竜沼湿原」については更に、環境庁の「特別保護地区」、北海道の「鳥獣保護区及び特別保護区」と「天然記念物」と「保健保安林」、農林水産省の「水源かん養保安林」、ラムサール条約の「国際保護湿原」としても指定・登録されてございまして、厳しく管理がなされてございます。湿原内には一方通行で周遊できる木道(約4km)がございまして、これを外れて湿原内に立ち入ることは厳禁とされてございます。また、湿原の入り口の小川には立て札がございまして、靴に付着している可能性がある外部の雑草の種などを洗い落とすことが求められてございます。
湿原には大小100以上の池塘(ちとう)と呼ばれる沼が点在し、夏は数多くの高山植物が咲き広がるのでございます。6月はミズバショウ・ショジョウバカマ・エゾノリュウキンカ・チングルマ、7月はエゾカンゾウ・ヒオウギアヤメ・ハクサンチドリ・ワタスゲ、8月はタチギボウシ・オゼコウホネ・エゾノヒツジグサ・ミヤマアキノキリンソウ、9月はエゾオヤマリンドウなどでございます。
さて、「雨竜沼湿原ゲートパーク」にはいくつかの施設がございます。「南暑寒荘」という山小屋は定員70名様(4室×15〜20名様)で、お一人様一泊1000円でございます。ご予約は不可で、寝具や食事はご持参でございます。また、キャンプ場は約60張りで、一泊一張り9名様までが700円でご利用いただけるのでございます。こちらも予約は不可で、テントご持参でございます。水洗トイレ、炊事場が完備されてございまして、管理棟にはシーズン中は管理人さんが常勤しておられます。
余談:
札幌への帰路、三笠町の温泉「太古の湯」さんに立ち寄らせていただきまして、リフレッシュをさせていただきました。場所は国道12号線沿いの「道の駅 三笠」さんに隣接してございます。こちらは料金がやや高めでございますが、それでも以前よりはお安くなったそうでございます。施設が豪華で、ゆっくりと時間を費やしてみたい温泉でございました。
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