晩秋の鳳凰三山 縦走（夜叉神峠～広河原）

2017年11月04日(土) ～ 2017年11月05日(日)

• GPS: 14:19
• 距離: 16.6km
• 登り: 1,953m
• 下り: 1,794m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:32
• 休憩: 1:07
• 合計: 6:39

距離 9.2km 登り 1,507m 下り 168m

7:25 夜叉神峠登山口
8:19 8:20 夜叉神峠
8:23 8:29 夜叉神峠小屋
9:48 杖立峠
10:36 10:37 火事場跡
11:13 11:14 苺平
11:49 12:46 南御室小屋
13:57 13:58 砂払岳
14:04 薬師岳小屋

2日目

• 山行: 6:36
• 休憩: 0:52
• 合計: 7:28

距離 7.4km 登り 447m 下り 1,641m

5:23 薬師岳小屋
5:38 薬師岳
6:06 6:27 鳳凰山
6:49 6:51 鳳凰小屋分岐
7:42 7:43 アカヌケ沢の頭
8:01 地蔵ヶ岳
8:16 8:29 アカヌケ沢の頭
9:22 9:24 高嶺
10:19 10:32 白鳳峠
12:32 白鳳峠入口
12:47 広河原・吊り橋分岐
12:50 広河原インフォメーションセンター
12:51 ゴール地点

天候

1日目：晴れのち曇り、夕方より降雪（ちらほら）
2日目：とっても晴天！！

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

夜叉神峠駐車場に駐車（無料）
広河原への下山後は、乗合バス(1,100円)で夜叉神峠駐車場へ
（バス時刻以外でも乗合バスで人が集まれば運行します）
但し、今年の南アルプス林道のバスやタクシー運行は11月5日で営業終了となりました。来年6月まで、林道の公共交通機関は運行ありません。

コース状況／危険箇所等

登山道は整備されています。
夜叉神峠から高嶺までは、特に危険箇所はありませんでした。
高嶺～白鳳峠までの下りは、クライムダウンする岩場と、ハイマツと岩場ミックスの急坂で、危険な程ではありませんが歩きにくい箇所が多かったです。
白鳳峠～広河原は、途中から長い激下りが続きます。ハシゴや足場が良くない登山道の箇所があり、足が疲れて踏み外しての滑落に注意必要です。

その他周辺情報

下山後は、芦安駐車場の温泉に入浴

写真

11/4 7:10

夜叉神峠登山口の駐車場でパチリ
ボトムはプレゼントで頂いたフロウラップパンツ履いてます(*^_^*)

11/4 7:13

駐車場の紅葉（夜叉神トンネル方向）
素晴らしい～

11/4 7:13

駐車場の紅葉（芦安駐車場方向）
夜は明けてますが、雲が多いですね

11/4 7:21

夜叉神峠登山口
睡眠時間の確保で、計画よりも1時間半程遅く出発
今日は小屋泊りなので、まあいっか～って感じ

11/4 7:58

夜叉神峠まで後30分

11/4 8:09

登山道はよく整備されていますね

11/4 8:22

夜叉神峠小屋に到着
営業していました。テント場もあって良いところですね。

11/4 8:27

北岳の眺望
雲多いですね～
北からの前線と寒気の影響で、これから天気は下り坂

11/4 8:48

すごい形のブナの木

11/4 8:58

登り途中で振り向いて紅葉

11/4 9:47

杖立峠
こんな立派な道標建ってます

11/4 10:13

休憩で上を見たら青空見えてます
気持ち良い

11/4 10:35

道標ありますが、文字が消えかかってます

11/4 10:36

こっちは、ちゃんと見えてます

11/4 11:04

どんどん登りましょう
気持ち良く

11/4 11:13

苺平に到着
苺シーズンには野いちごが食べられるんやろか?

11/4 11:13

苺平の周りは、こんな感じ

11/4 11:39

苺平から南室小屋へいく途中、韮崎市がよく観えるポイントがありました。

11/4 11:41

霜が降りてました
さぶ～

11/4 11:41

南室小屋に到着

11/4 11:45

小屋前でパチリ
寒くなったので、トップにミットシェルを着用

11/4 12:31

小雪がちらついてました。
小屋西方向

11/4 12:31

小屋の東方向には青空

11/4 12:32

小屋上(鳳凰三山の稜線上)が天候の分かれ目みたいです

11/4 12:34

豊富な水量の水場
ここから下山まで水場は無いので、これから使う水を確保して登ります。歩荷訓練ですねー(^^;;

11/4 13:45

小屋を出発し、森林限界を超えた所
北岳は雪雲で見えません

11/4 13:48

恐竜みたいな奇石

11/4 13:49

砂払岳山頂のちっちゃな道標

11/4 13:50

風が強く、砂が巻き上げられて目に入って痛かったです(^_^;
まさに砂払い

11/4 13:56

どんどん登っていきます

11/4 13:58

小ピークを越えると、そこには薬師岳と手前に薬師岳小屋が見えました

11/4 14:00

岩の下には、つららができてました
寒いですね～

11/4 14:01

薬師岳を観る

11/4 14:02

その下には、薬師岳小屋が
樹林帯が防風林の役目を果たしているみたいですね

11/4 14:04

今年8月に建て直された小屋の前でパチリ
キレイですね～

11/4 14:17

2階寝室のベット
下の箇所は、2人づつ区切られていました

11/4 14:17

天井には天窓がついていました
室内が明るいです～

11/4 14:17

ベットの反対側はこんな感じ。キレイで広いです(*^_^*)
布団・毛布が新しくフカフカで暖かく、下のマットも分厚くて寝心地とても良かったです。

11/4 14:19

ベット下にある2人分が間仕切られた部屋
半個室みたいでヨサゲです。

11/4 14:47

落ち着いたところで、缶ビールを小屋で買って
かんぱーい(^_^)/

11/4 15:45

本格的に雪が降ってきました

11/4 15:55

メーカーからこれまでプレゼントされた品々が、今回の山行でも活躍です（右からエバーブレススタッフバック、ナノハンカチ、フロウラップパンツ）

11/4 17:23

暗くなって、外に行ってみると、雪が薄らと積もっていました

11/4 17:28

夕食は、おでんを中心としたお料理でした。
美味しかったですよ(*^_^*)
お水は、夕食のためになんとかギリギリの量を確保しているとのことでお出汁も全て頂きました。お水が出ない山域では、とても貴重です。

11/4 18:06

朝食は、お弁当をオーダーして夕食時にもらいました。中身を確認するとパン食でした。今までで始めてのパターンで驚き。
でも内容的には栄養のバランスを考えてあり充分お腹いっぱいになりました。

11/4 19:45

空は晴れて月が出てました。満月で空が明るい

11/5 5:16

朝4時起きて出発準備し、出発前にパチリ
私達のパーティーよりも前に、何人か既に出発していました
早い出発の方が思ったよりも多かったです

11/5 5:24

出発して振り返って、小屋をパチリ
小屋で朝食の方々は、これから食事ですね

11/5 5:30

夜が明けてきました
街の明かりと、富士山はうっすらとシルエットでみえます

11/5 5:36

薬師岳山頂でパチリ

11/5 5:38

山頂から、北岳方向
右の仙丈ヶ岳の上には月がみえます
幻想的ですね～

11/5 5:54

先に進みます
空が徐々に白けていきます

11/5 6:00

空がだいぶ明るくなって、富士山がはっきり見えてきました

11/5 6:09

観音岳山頂に着いてすぐに御来光がでてきました
富士山と御来光のコラボがとても素晴らしかったです
富士山をよく見ると雪化粧しています(*^_^*)

11/5 6:11

振り向いて、モルゲントートの北岳をパチリ
昨日の降雪で、うっすら雪化粧した山肌が赤く染まっています

11/5 6:11

モルゲンロートの仙丈ヶ岳とその上のお月様
これも素晴らしい

11/5 6:11

手前に観る地蔵岳のオベリスクと左奥の甲斐駒岳
ここもモルゲンロート

11/5 6:14

御来光をバックにパチリ

11/5 6:22

一通り、絶景を撮影したところで。。。
やっと道標でパチリ

11/5 6:27

さあ、次の地蔵岳へ

11/5 6:32

奇石と青空

11/5 6:32

雲一つ無い空、そして絶景が見渡せる稜線を、気持ち良く歩いていきます

11/5 6:34

甲斐駒岳の左側に見える山々は、北アルプス
常念岳から北あたりだろうか？

11/5 6:42

地蔵岳が徐々に近づく

11/5 6:46

オベリスクが良くみえる

11/5 6:48

鳳凰小屋への近道への分岐

11/5 6:58

変わった作り物みたいな木の枝

11/5 7:07

雪が交じった白砂を歩いて行きます

11/5 7:38

岩稜帯を歩く

11/5 7:42

赤抜沢ノ頭に到着

11/5 7:42

地蔵岳山頂へ

11/5 7:51

オベリスク前の道標でパチリ
山頂の方へ行ってみます

11/5 7:53

オベリスクと飛行機

11/5 7:53

お地蔵さんが沢山並んでました

11/5 7:57

山頂直下のお地蔵さんが、青空と富士山を見つめてる

11/5 7:59

山頂直下でパチリ
何人か、オベリスクの上へチャレンジしていたようでしたが、登る気が起こらず、そのまま登山道へ帰ります

11/5 8:15

赤抜沢ノ頭に到着し、オベリスクを改めてパチリ
これから下山します～

11/5 8:15

北岳が見えるところで、小休止

11/5 8:56

八ヶ岳連峰が紅葉してる～

11/5 9:16

高嶺に到着
360°観られる絶景ポイント

11/5 9:17

まずは北岳

11/5 9:17

右に甲斐駒ヶ岳、左に仙丈ヶ岳、中央の山はアサヨ峰

11/5 9:18

北アルプス

11/5 9:18

富士山と観音岳、薬師岳

11/5 9:18

野呂川沿いの谷は、紅葉していました～

11/5 9:21

で、絶景を一通り撮影した後で、山頂の道標でパチリ

11/5 9:32

こんな岩がを下りました

11/5 10:09

八ヶ岳連峰が更に近づいてきました
落葉した山頂付近と、これから紅葉の中腹から下とのグラディーションがすばらしい

11/5 10:10

白鳳峠へ

11/5 10:19

白鳳峠に到着
休憩して再出発

11/5 10:35

白鳳峠からの下山道で
樹林帯を抜けると、いきなり目の前に北岳がドーンといった感じでいます

11/5 10:44

振り向くとこんな感じです

11/5 11:06

樹林帯に入ってきました

11/5 11:06

白鳳峠のシラビソ林

11/5 11:20

分岐には山梨県って書いてありました

11/5 11:29

連続ハシゴが中盤あたりにありました

11/5 11:41

クサリ場も

11/5 11:42

途中、樹林帯の間から、一本の帯で引いたような紅葉が観られました

11/5 12:30

登山口近くになると紅葉が映えてきました

11/5 12:34

もうすぐ林道へ

11/5 12:35

白鳳峠入口

11/5 12:47

吊橋前の林道から、北岳をパチリ
これで今年は見納めかな

11/5 12:48

広河原インフォメーションセンターに到着
バスが丁度無い時間帯でしたが、到着すると直ぐに乗合タクシーが見つかり、思ったよりも早く駐車場へ戻れました

11/5 13:28

直夜叉神峠駐車場に戻ってきました
お疲れ様～今回も充実した山行でした

撮影機器：

TG-870 OLYMPUS CORPORATION

iPhone 8 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS(スマホアプリ) 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ

共同装備

ファーストエイドキット ツェルト

感想

climber_rm

南アルプスの鳳凰三山（薬師岳、観音岳、地蔵岳）にまだ登ったこと無かったので、10月中旬頃に計画していました。が、2度も台風で中止となり、今回晩秋の時期に縦走することになりました。ルートは、夜叉神峠から入って広河原に下山で計画。

今回のテーマは3つ
1. 鳳凰三山の眺望を楽しむこと
2. 今年の8月に新しく建て替えられた薬師岳小屋に泊まること
3. メーカーからプレゼントして頂いた「ミッドシェルパンツ」を試して見ること

ではどうだったのでしょうか（笑）

【1日目】
登山口付近では紅葉が楽しめ、標高が高くなると雪がちらつき、周囲がうっすらと積雪して冬の足音を間近に感じました。まさに晩秋ですね。
薬師岳小屋に事前予約し宿泊できました。小屋内外はとてもキレイでしたよ。
水場は無く自前確保前提の小屋ですが、テント生活の延長線上だと思えば超快適だと思います（笑）トイレはバイオトイレ式で、ニオイも少なくとても良いです。手洗いが無いところが残念かな。寝具は真新しく快適に寝られることができました。

【2日目】
朝4時に起きて準備し、夜明け30分まえに出発しました。
昨日とは一転して雲一つ無い晴天となりました。風は非常に強かったですが、素晴らしい御来光や360°絶景を観ながら稜線歩きができてとても楽しかったです。
その一方で、白鳳峠からの下山は長時間の激下りルートで、足腰が筋肉痛になってしまいました。運動不足ですねぇ(^_^;

トータルして、今回の鳳凰三山縦走は、とても楽しかったです。

南アルプス林道のバスやタクシー運行は、今回（5日）が最終日だったので、南アルプスへの一般登山は今年はこれで最後ですね～


【ミッドシェルパンツ使用感】
ミッドシェルパンツの「フロウラップ：パンツ」を今回始めて使ってみました。
今回ボトムは、スキンメッシュ：タイツ、メリノスピンライト：タイツ、フロウラップ：パンツの構成としました。

今回出発から最後ずっと穿いていました。足の動きに対して突っ張るところが少なく、穿いていることを忘れてしまいそうな程とても快適でした。
1日目は、登りのオーバーヒートしそうな時でも、ベンチレーション機能を使えば全く問題なし。風が強い稜線上でも防風性能が高いため、風で体温が奪われて冷えるということはありませんでした。
2日目は、朝に気温が氷点下程度まで下がり風が強い状況だったので、よりシビアな環境に対応するためアウターシェル「エバーブレスフォトン：パンツ」を、その上から穿き、ダブルシェル効果で保温性と防風性等、ウェアのトータル性能が向上したので快適に歩くことができました。冬期に充分使えそう。白鳳峠まで下山した時には気温はかなり上がってきたので、アウターシェルを脱いでミッドシェルを外装にすることで下山まで対応できました。