杣添尾根〜横岳〜硫黄岳〜本沢温泉〜ミドリ池〜稲子湯
- GPS
- 26:45
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,179m
- 下り
- 1,540m
コースタイム
9/25(日)5:40頃なんとなく起床し野天風呂へ その後朝食 不謹慎にもあさっぱらから どぶろくを飲む。 朝風呂&朝酒。一眠りすると昼になってしまいそうなのでテント撤収。内湯を見せて貰いに受付へ‥などとのんびりしまくりようやく出発。
本沢温泉9:02-10:12ミドリ池(しらびそ山荘)10:30-11:27みどり池入口(ゲート)11:30-11:45稲子湯
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路:9/25(日)稲子湯11:50-(バス)-12:20位小海13:14-(小海線)-14:23小淵沢14:30-17:55武蔵境 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・杣添尾根は眺望なし。笹の間は水たまり多し。 ・三又峰 風強し ・横岳 ハシゴ・クサリがあり渋滞するので、三又峰にてストックはしまう方が賢明。 ・横岳から夏沢峠までは石が多いのでしっかり靴紐を結び転ばないよう注意したほうがよい(かな?) ・本沢温泉はテント泊でも立寄り入浴可能だが、週末など混雑時には内湯はNGで野天風呂のみOKとなるらしい(9/24は野天のみOK) |
写真
感想
9/3〜4に会山行で予定していた甲斐駒ヶ岳が、台風で中止になり、そのリベンジとして 9/23(金)甲府前夜泊-9/24(土)北沢駒仙小屋にテントを張って、甲斐駒ヶ岳ピストン-テント泊-9/25(日)仙丈ケ岳 を予定。
今度は台風15号の影響でバスがストップ。
結果、9/23(金)16:30時点では24日から甲府から北沢峠行きのバスが運行されることになったが、9/22の夕方 山行中止を決めてしまったので、ホテルもキャンセルしてしまった。(再度 ホテルに問い合わせたが、ネットでの申し込みの倍程の宿泊料金となる‥。)
岩のお師匠さんから今年何度も話に出ては潰れてしまった「小川山」へのお誘いをもらい乗っかるが、駐車場が満杯とのことでまたしても断念。
そいじゃ〜、24・25をどうするか?
あ〜じゃないこ〜じゃないと 山と高原地図を部屋中に巻き散らかしながら話し合っていると、「そうだ!北沢温泉ってすごいいお風呂があるからそこに行こう!」
と誘われた。テント場もありピッタリだ。
それじゃ、そこそこの山に登って、夕方北沢温泉に着く計画を立てよう!!
と 地図とにらめっっこ。
去年赤岳には行っているので地蔵の頭を通れば、つながるな〜とかいろいろ検討した結果、杣添尾根に決定。漢字読めなかったほど馴染みがまったくないところだったけど、所要時間と稜線からの眺めなどを考えると、そこが一番良い気がした。
そして 当日。野辺山駅の天気予報をチェックすると最低気温2℃となっていた。
駅で2℃って、山頂は何度だよっ!!!とちょっと不安になる。でも、ダウンの上下もあるし、前回寒さに震えた槍とは違って雨はフラなそうなので、防寒対策の更なる追加はしなかった。
約4時間の電車旅を終え、タクシーに乗り、登山口へ。
普段、登山口にはトイレがあったが、今回はなかった。(バス便がないようなところに普通トイレはないのかな?)
出足は好調。今回の荷物は約11kg。あまり重さを感じることなく、水たまりの中をジャバジャバと進んで行った。が、傾斜がゆるいのは最初の笹の時だけだった。
そのうち視界のきかない道となり傾斜もきつくなり、荷物の重さで肩も痛くなりペースダウンとなった。
が、たっぷり休憩を取りながら登ったにも関わらず、三又峰についたのは、3時間40分で
山と高原地図の25分オーバーだったのでまずまず‥というところだろう‥。
途中枯れ木帯に出たが、標識などは何もないので、ここが地図の枯れ木帯なのかどうかわからないまま先に進んだ。
三又峰手前の展望地ではとても見晴らしがよく、疲れを忘れさせてくれる眺めに出会えた。
去年初めて泊まった山小屋 赤岳展望荘が見える。行者小屋が見える。富士山や雲上に顔を出している。
そして先客との会話。ここまで見晴らしがなくたまりにたまったストレスを一気に吐き出すべく、景色を満喫し、そして同じ苦労をしてきた人たちをお互いにねぎらい合う。
ここで、こけももの実をいただき、更に元気に!!
眩しい陽射しと180度位のパノラマを背に、三又峰に。
赤岳方面 横岳方面 今登って来た杣添尾根方面の3方に分かれるのでこのような名が付いていると展望地であった人が教えてくれた。
沢山の人が思い思いに休憩していた。私たちもここで昼食タイムとした。
ただ、てっぺんは風が強いのでちょっと下ったところでくつろぎ、いざ横岳へ。
ひと山超えて、2つめの山 2本棒が立っている山が横岳とのこと。
ここは短いハシゴ2本とトラバース用のクサリからなっていた。
渋滞していた(自分も渋滞させた一員)ので写真はなし‥。
山頂も混んでたな〜。
早々に退散して、いざ硫黄岳へ‥。
事前情報を何も持ち合わせていない私にとっては 頂上がえらく平らな山。硫黄岳というからには硫黄くさいんだろうか‥
硫黄岳山荘に行くまでの道は 赤く軽い石がコロコロしていて 富士山のような感じ。ザレているという程ではないが石が多い道を降りていくと硫黄岳山荘へ。
先ほどの三又峰などで会った面々がビールを飲んだりしてくつろいでいる。
‥そうだよね‥ そろそろゆっくりしたいよね‥
でも今回の目的は本沢温泉なのだ。
すっかり冷えて壊れてしまったお腹をいたわり、ウォシュレットつきのトイレを借り、後半戦に挑む。
硫黄岳への登りは砂利。5つ目のケルンで休憩、8つめのケルンを右に上がると山頂。
火口がロープで囲われている。
ここからはまた感じの違う石を慎重に降りることになった。
けっこう膝に来る下りだった。
そして夏沢峠に。
モモンガが来るそうだ‥。
まだまだ 青空でのんびり空を見ていたいが、テント場の確保もあるのでそうも言ってはいられない。せっせと下り、下り下り続けて ようやく硫黄の臭いが漂い、はじめ、眼下に野天風呂が!!
登山道から丸見えだったので眺めた。
そうだよね〜 男しか入っていないよね‥ と思っていると‥
えっ?あれ???
髪の毛束ねている頭が見えた。
そしてタオルをあてながら脱衣している女子も‥。
まさに野天。脱衣所とかなんにもない。
若干の不安を感じつつ本沢温泉受付へ。
混んでいるので内湯は入れないとのこと。
テント場は受付から沢を2本超えたとこにあった。テント場はけっこう混んでいる。うちのテントは4~5人用なのでこういう時は自由がきかない。
邪魔な根っこがいくつかあったが、どうにか場所を確保して張った。
晩ご飯は チャプチェだったが不評だった。
相方は一口食べただけで寝てしまった。そのため一人でビールと濁り酒にツマミを食べていたが 一人なので盛り上がるわけもなく 早々に就寝。
たぶん 18:30〜19:00までには眠ったことだろう。
夜中 テントの外に出ると満天の星空だった。
間違いなく2日めも晴れ。
ワクワクして この後はなかなか眠れなかった。
そして朝。
ようやく相方も起きた。
早速、野天風呂リサーチ。お湯が出ている部分は大丈夫だが、離れると寒く、そして湯から上がると一気に冷えるのであまりおすすめしないとのこと。
が!! これの為に来たのだから 入らねば!!
脱ぎ着が素早く出来るよう、下着もTシャツもCWXのタイツも脱ぎ、ダウンの上下を素肌に来て野天風呂に向かった。
朝の清々しさを感じつつ、川の流れを聴きながら、硫黄の臭いを感じながら 野天風呂へ到着。一人先客の男性がいた。靴と靴下を脱いで石に足をつけると氷のように冷たく、慌ててすのこに足を置いた。すのこは硫黄で真っ白になっていた。
首までどっぷり浸かり 白い湯にも助けられダラ〜とくつろぐ。
先客の人とも会話が弾み、とても良い朝風呂となった。
テントに戻り、朝食。
昨夜のチャプチェはフライパンに残ったままだったが うどんが食べたいというので残飯として持ち帰ることになった。やや不満だが帰る日なので諦めた。
生うどん・餅・豚バラ肉を使ったうどん。
美味しかった。
どぶろくを飲んだこともあり、
体が中から温まり 幸せなひとときだった。
テントをたたみ、本沢温泉の内湯を見せていただいたりしてのんびり過ごし、ようやく下山を開始。
が、下山と言っても最初の20分位は登りだった。
暑くなり半袖になったが、すぐに冷えてきた。
ミドリ池は台風の影響でちょっと回り道となったが、木々が湖面に写りこみ 素敵だった。そしてしらびそ小屋。子連れで訪れている人が多くとても活気があった。
どうやらうどんが名物のようだった。
しばし 子供達や小屋の人と話し、稲子湯へ。
今回は行きの小海線の車窓から鹿を見ただけで、動物との遭遇はなかった。
稲子湯で再度温泉&生ビールをもくろんでいたが、ちょうどバスが来たので
そのまま帰路に着くことにした。
2人だけのぶらりテント旅もいいものだな。
テントの場合は特に これから寒くなるので 軽くて温かい食事を考えないと!
9/24 26500歩
9/25 21242歩
反省会 武蔵境 餃子の王将
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