朝日連峰南部縦走 (古寺鉱泉〜小朝日岳〜大朝日岳〜平岩山〜大玉山〜祝瓶山〜祝瓶山荘)
- GPS
- 31:25
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 2,100m
- 下り
- 2,175m
コースタイム
古寺鉱泉8:10→古寺山11:00→小朝日岳11:50→銀玉水13:20→大朝日小屋14:05
24日(土):9時間40分
4:15起床・食事
5:30大朝日小屋5:45→大朝日岳6:00→平岩山7:15→北大玉山8:15→大玉山9:25→水場10:25→赤鼻10:35→鈴振尾根合流12:05→12:20祝瓶山12:35→桑住平14:45→祝瓶山荘15:25
天候 | 1日目:概ね晴れ(小朝日岳付近で少雨、山荘着後ガスで視界無し) 2日目:山頂付近ガスと強風でした。大玉山からは雨。ガスに包まれ祝瓶取り付きからは展望全くなくなりました。山頂から900m付近まで下山すると展望が開けてきました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●古寺鉱泉 20台程度の駐車スペース有り。簡易トイレもあります。 古寺鉱泉朝陽館の前に登山ポストあります。こちらでは記念バッチ購入しました(500円也)。 ●祝瓶山荘 駐車場に登山者ノートあります。駐車は最大10台は停められます。 山荘から舗装されていない林道と舗装道でも対向車に困りそうな道を30分程度走ります。途中数箇所下に石がぶつかっていましたが、八ヶ岳の美濃戸に入る道よりは良かったと思います。 ダムを過ぎまともな道路までは更に15分程度走ります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●参考資料 山と高原地図9「朝日連峰」 ●古寺鉱泉〜古寺山 駐車場から歩いてすぐに古寺鉱泉朝陽館があります。ここで橋を渡ると古寺山方面のルート、渡らずに進むと鳥原山のルートとなります。 古寺山へのルートは危険箇所はありませんでした。 一服清水、三沢清水共に美味しい水でコップつきです。 古寺山山頂からは、小朝日岳、大朝日岳、中岳の展望が素晴らしいです。反対側の月山、葉山なども見渡せます。 ●小朝日岳〜大朝日小屋 小朝日岳はトラバースルートもあり登らなくても大朝日岳までいけます。 古寺からの登りはそれほどでもありませんが、大朝日への降りは結構急でした。 天気がよければ小朝日岳の展望は最高です。また、大朝日への稜線歩きも展望があり良いルートでした。 途中銀玉水の道標があります。道標から30秒程度で水場があります。水はここで汲むか、金玉水に行くかしないと小屋にはありませんのであしからず。なお金玉水は確認しておりません。 ・大朝日小屋 管理人さんがいました。1泊1500円です。食事や売店はありませんが、山バッチは売っています。1階はトイレと管理人さんの部屋。基本的に宿泊は2階と梯子で上がる中二階となります。さらに屋根裏もあるようですが、今回は梯子がかかっておらず見れませんでした。明るく清潔な小屋でした。炊事は2階でスペースを割り当てられた際に鉄板ももらい、その上でやります。 ●大朝日岳〜平岩山〜大玉山 小屋から山頂までは15分程度です。今回はガスでしたが360度展望でしょう。 朝日の下りは急ですが平岩山まではなだらかな稜線歩きです。途中、ほぼ花の落ちたマツムシソウがたくさんありました。花の季節は素晴らしい景色だと思います。 ルートもわかりやすく迷う心配はありません。 平岩山山頂は大玉山への分岐点より20mほど進んだ場所にあります。三角点はありますが、道標はありませんでした。 平岩山より先も踏み後はありますが道は細くなります。陵線脇を歩く箇所では細い道なので足を踏み外さないように気をつけましょう。ピークを何度も越えて行きますが、大玉山の登りはかなりの急登です。祝瓶からで下りで使う場合は要注意でしょう。 大玉山の山頂の道標は倒れていました。数分祝瓶方面に歩くと祝瓶山の展望が素晴らしいです。 ●大玉山〜祝瓶山〜祝瓶山荘 大玉山からは比較的なだらかな下りです。暫くは祝瓶山の展望が続きます。樹林帯に入ると水場の看板がありますが、今回は確認していません。この辺は道を間違えるほどではありませんが、草が伸び放題です。 水場から若干登り赤花の分岐に到着します。 分岐を過ぎるといよいよ本格的な登りとなりますが、大玉山より見たとおり急登です。天気が良ければ朝日岳方面の展望は最高でしょう。 鈴振尾根合流地点からは若干陵線歩きの後、最後の急登を越えると山頂に到着します。 祝瓶山荘への道は赤鼻からのルート以上に急斜面でした。山頂直下は2箇所残置ロープを使いながら下ります。この下りはマップタイム以上に時間がかかりました。 桑住平からは数回細い沢を横断するくらいで、特に問題はありませんでした。 |
写真
感想
今回は大きな台風が通過後で天気が回復するかと思いきや、予報では23日は雨、24日に曇りから晴れでした。悩みましたが縦走の核心部が2日目に集中しているため、天候回復するならと予定通り決行しました。(前週の空木岳を天候不良と判断し中止したため余計に登りたかったせいもあります)
以前は朝日鉱泉からの登山が多かったようですが、最近は古寺鉱泉から入る人が結構多いようです。
大朝日岳は以前から周遊ルートで計画していたが、親戚の叔父が送迎を引き受けてくれたので思い切って朝日連峰の南部を縦走することにした。古寺鉱泉からはやはり結構人が入っていて、登山道もしっかりとしており歩きやすく、水場が3箇所もあり旨い水が飲める。
古寺山がまず最初のビューポイントとなり、これから歩く小朝日岳、大朝日岳までの道が見えるのは気分がよく、小朝日からは気持ちの良い稜線歩きが続く。
大朝日小屋は今回天気予報もイマイチだったためか20数名の宿泊者でゆとりのあるスペースを確保できた。なかなか清潔で明るく気持ちの良い小屋だった。小屋のノートの記帳を見ると、以東岳からの縦走者も数パーティーあるが、古寺鉱泉からのピストンが多い。見た限りは南部縦走者はいなかったので、人の少ない登山道に期待を膨らませつつ翌日に備え8時に就寝。
早朝、4時起床するがどうやらガスで何も見えない。天候回復を期待して少し待ちたいところだが2日目の行程は長く予定通り出発しなければならない。6時過ぎに出発するため小屋を出ると、ピンク色の景色が目の前に広がっていた。目まぐるしく流れるガスの合間から太陽がおぼろげに見え、陽光がガスを包み込み幻想的な世界。ほんの10分間程度だったが感動。
出発からすぐに頂上に到着したが展望は無し。今年は展望に恵まれない山行が多くついていない。ただ、平岩山に続く陵線歩きでは、一瞬サッとガスが切れてこれから歩くたおやかな陵線が見えるとこれがたまらなく嬉しい。
平岩山ほど高度を下げるとようやくガスの壁が上になり展望が開けた。祝瓶までの陵線歩きは他パーティーにも逢わず静かだ。祝瓶山は再びガスの中となり、楽しみにしていた朝日岳の展望がなかったのが心残りだが、なかなかハードで満足のいく縦走ルートだった。
次回は以東岳〜朝日岳までの北部を縦走したいのと、朝日岳で有名な姫さゆりの花を見てみたいと思った。
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