牛嶽 -西から東へトンネル利用周回&パウダー滑走-
- GPS
- 05:57
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 935m
- 下り
- 934m
コースタイム
天候 | 雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
当日は、おまき温泉スパガーデン和園の駐車場に停めさせてもらった。従業員の方に後ほど入浴させてもらうので駐車させて欲しいと依頼した。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口〜山頂 夏道をベースにあとは稜線をつめる。途中小さい雪庇も東側に出ているので注意。 ・山頂〜牛嶽トンネル 北側の谷筋を滑走した。最高であったが、あまり谷に近づきすぎると、何があるかわからないので、注意。今日は雪の量は大丈夫で、無事にトンネル手前に滑走完了した。 ・トンネル〜登山口 林道をシールハイクした。途中から登りのトレースめがけて林道を離れ、GPSを見ながらトレース合流した。あとは雪も良くて、気持ち良い滑走をして、無事登山口に戻った。 |
その他周辺情報 | おまき温泉スパガーデン和園 日帰り入浴は10時〜21時までで、420円なり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ピック付ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
ゴーグル
クトー
アイゼン
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感想
白木峰に行く相談をチカウさんとしていたが、前日まで北陸地方大雪で交通混乱、当日も風雪予報で近場にしようと、急遽牛岳を選んだ。
林道に車で入れない冬季に西側から牛岳に登るには、庄川右岸になる国道471号線沿いに牛岳登山口の看板がでている、ここから入ることになる。いつもはここの少し道幅の広い所に駐車するのだが、出発準備をしている所で除雪作業車がやって来て、ここに停めるなとお達しを受けてしまった。仕方がない、荷物とスキーを置いて駐車場所を探しに出て、結局おまき温泉和園の駐車場に停めさせて貰うことになった。歩いて登山口に再びやって来るまで、約1時間を消費した。歩く途中で小牧ダムの堰堤の様子を見ると、歩いて渡れるようになっている。反対側、左岸には立派な駐車場があるので、そこからの方が近かった。
登りは概ね予想通りの本格ラッセル、急坂では膝上になる。途中この辺に牛嶽ヒュッテがある筈だと思ったところに見つけられなかった。昨冬通った時は「使用できません。砺波市」の張り紙があったが、あるいは解体されてしまったのかとも思った。少し西寄りにルートを取ったので離れていただけなのかも知れないが。
本格ラッセルが続き、稜線は吹雪気味だったが、2人で先頭交代で頑張って3時間強で、冬はアンテナ電柱だけが目印の三角点山頂に到達、休まず進んで祠が埋もれた神社山頂に着いた。東屋の脇で一息は入れるが、寒いのでのんびりはしない、シールを仕舞って直ぐ滑降だ。
山頂からの滑降は、東尾根になる旧ユートピアゲレンデを僕は考えていたが、ダイレクトにトンネル東口に下りるルートをチカさんが提案した。その方がトンネルまでの林道登り返しがなくなると賛成し、これが大正解。地形上は北東に落ちる沢を行けばトンネルに達するが、沢のどん底は避けてやや東に、最後にトンネルが見えたら真っすぐ下りていくルートとしたが、終始パウダーのツリーランで楽しさ有頂天の20分余りであった。
ヘッ電点けてのトンネル歩きは約20分、西側出口に着く前に吹き込んだ雪が深くなってラッセル再開、そして林道を西へと進む。林道を進み続けるよりも登り返して逸早く登りのトレースに乗ってしまおうと、登りやすい斜面で林道を外れる。15分ほどで首尾よくトレースに出会ったのが標高500m。後は緩斜面でもトレース上ですっ飛ばしてものの10分で国道の登山口に下りた。変化に富んで各場面で楽しく過ごせたスキー山行だった。
今週も富山は雪が多く、パウダーを楽しめると私なりにわくわくしていた。ところが雪が多すぎるのと、仕事や家庭のことなどもろもろが重なり、当初予定していた山行計画は少し厳しい状態になった。そこでニシデンさんに前日の夜に行き先を変更してもらいたいと御願いした。そしたら、まだ気温も低く、パウダーを楽しめるだろうと地元の中級山岳の代表格、牛嶽の周回をチョイスしてもらった。今回は庄川からのルートで、私はヤマスキーとすれば初めてのルートとなる。さらに単にピストンではなく、トンネルを使って、東西の周回をする計画だ。
国道から登山道に入り、夏道をベースに尾根を登りあげる。だんだん寒くなってくるが、雰囲気が良いのでまったく苦にならない。ラッセルは膝下、一部急登では膝上とそれなりにハードだった。二人で阿吽の呼吸でラッセルを交替しながら、ハイクアップをする。途中雪庇もあるが、目視できるので、気をつけて通過する。
稜線に出てからもアップダウンがあったり細尾根になったりと飽きさせない。そうこうしているうちに電波塔が見えてきて、牛嶽の三角点がある山頂に到着した。先週とは違いまったく展望はない。そそくさと牛嶽神社のほうへ進む。祠は先週より隠れていた。あずまやの陰でシールを剥がして、滑走開始。旧ユートピアゲレンデには行かずに、北側の谷筋を滑走した。ここは最高の雪で、疎林の中、気持ちよく滑り落ちて行った。マンダム連発は言うまでもない。ときおりGPSを見ながら、トンネル手前に無事到着し、ここで板を外して、約1、1キロのトンネルを歩いた。トンネルの最後には雪があったので、シールを貼り、人生初のトンネルシール登行を経験した。
トンネルを出てからは林道を進む。途中標高450mあたりで、登りのトレースを目指して林道を離れた。しばらく進むとトレース発見。ここからシールを外して、杉の植林地帯を快適にツリーラン。雪はまだまだ良くて、楽しく滑ることができた。遠くまで行かなくても、牛嶽の今日のコースはヤマスキーとすれば変化に富んだ良いコースである。降雪後の天気の悪い日はパウダー狙いの大品山もいいが、このような静かな周回コースもおススメである。ニシデンさん、素晴らしいコースを紹介してもらって感謝です。ありがとうございました。
降雪直後はうれしいですが駐車地の除雪の心配がつきまといますね。沢状地形の滑降は楽しそうですね。気温が低く降雪後だとこのルートは低山でも十分に楽しめそうですね。
こうえいさん、ほんと良かったですよ。派手さはないけど、とても気に入りました。ピストンより、登り返しがあっても周回が好きなので、牛岳行くときはお薦めです。でも安全なのは旧ゲレンデです。今回の滑走ルートは雪の状態を見て慎重に・・・ですね。
牛岳といい大品山といい近場の低山でもBCが楽しめてうらやましい、っていうか3か月前までいたんですけどね。今年は特に雪が多くて、転勤がもう半年あとだったらと残念無念です。
レッズさん、車はまだですか?また北陸にも遠征してください。テカポさんと一緒に北信や乗鞍でコラボしましょ。
レッズさん、バスとか新幹線で北陸に登りに来るなら迎えに行きますよ。関東からアプローチし易い山にも行きたいと思いますので、同行できるチャンス考えましょう。
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