鈴鹿サーキットでご来光〜御在所岳-イブネ-雨乞岳-鎌ヶ岳
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- GPS
- 13:00
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,968m
- 下り
- 1,963m
コースタイム
天候 | 曇 時々 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・峠谷の登山道は災害復旧工事のため閉鎖中(表道は閉鎖解除済み) ・御在所岳〜イブネと郡界尾根はバリエーションルート。 ・小峠に向かう箇所の渡渉点(神崎川上流部)は水量が少なく容易に渡れた。 ・小峠の下部で谷部の土砂が流されていた。一部は岩面。 ・御在所ロープウェイのHP http://www.gozaisho.co.jp/index.htm |
写真
感想
天気予報から綺麗なご来光が望めると期待して、ヘッドランプをつけて、中道で御在所岳の東端の「富士見岩」へ向かった。風は稜線に出るまでは弱く、歩くにはちょうどいい位の気温だった。途中の岩場からは東側に綺麗な街並みの夜景色が見えていた。伊勢湾や名古屋市の夜景も見えていた。東側の上空が赤くなり始めると遠くの山のシルエットが見え始めた。白山、北アルプス(薬師岳-黒部五郎岳-笠ヶ岳-槍ヶ岳-穂高岳-乗鞍岳)と御嶽山、中央アルプス(木曽駒ヶ岳〜恵那山など)が望めた。カシミール3Dによるシュミレーションでは、大無間山の左には富士山が見えるはずだが、本日も富士山は見えなかった。また、セントレア・知多半島・渥美半島・神島などの伊勢湾の島々も望めた。2010年8月7日にも、富士見岩からご来光を迎えたが、眼下の街並みは雲海に隠れてしまっていた。前回同様、雲の切れ間からのご来光となった。太陽が昇る付近の上空には雲があり早朝は日差しが無い状態が続いた。
朝食後、御在所岳の三角点のある東端の山頂に向かった。レストランアゼリアでは従業員らしき人がいて、泊まり込んでいるようだった。途中の遊歩道でナンバープレートの付いた軽トラック3台が、ガゾリンスタンドに駐車してあった。山頂に通じる道路が無いのでヘリコプターで運んだのだろうか。一部真赤に色づいた葉があり、実ができていた。アカヤシオかシロヤシオかどちらか分からなかった。拳形状の葉の木にも大きな実ができていた。恐らくシロモジであろうと思った。望湖台からは、鈴鹿山脈の山々や琵琶湖対岸の山並みまで望めた。北西尾根に向かい始める際に、テントを担いだ4名の若い登山者に遭遇。樹林帯の尾根ではニホンジカにも4度遭遇。テープを頼りにイブネ方面に向かって急な尾根道を下っていった。予定通り上水晶谷出合付近の登山道に合流、その後分岐を愛知川(神崎川)方面に向かって下り、沢を渡り水を補給後急な谷面を登り小峠に向かった。谷部の上部は土砂が流され、岩肌が露出している箇所があった。小峠から先は急な上りがが続き、上部ではシャクナゲやアセビの木の枝を避けながら踏み跡をたどって稜線伝いに進みイブネの北端に達した。稜線では冷たい風が吹いていたので雨具を含めすべての衣類を着こんで大休止とした。北側の上空は青空で、暫く待っていると周辺にも日差しが当たり始めた。その後すっきりと晴れるかと期待したが、薄曇りになるようなことが多かった。イブネの山頂に向かうと平らな山頂には黄緑色のコケがあり、アセビやシロヤシオなどの木もあり庭園のような雰囲気だった。大くの木が倒れていて枯れてしまっているようだった。
杉峠まで下ると、雨乞岳から下ってきていた2名の登山者に遭遇。雨乞岳の山頂直下はクマザサのトンネル道となり、山頂部にある笹薮に囲まれた水溜まり程度の池「大峠の沢」へ10m程ヤブ漕ぎで立ち寄った。池の中を覗き込むと池には、まだ尻尾が生えた黄緑色の小さな「モリアオガエル」がいた。写真を撮ろうと近付くと、遠くへ移動していった。東雨乞岳から県界尾根を進んだ。途中1カ所で迷い易い分岐があり、アップダウンが何箇所かある稜線伝いのルートで途中で右の尾根に分岐して鈴鹿スカイラインへ下ると雨量計のあるところに出た。10分近く車道を登って滋賀・三重県境の武平トンネルに到着。三重県側の道路は災害復旧工事のため封鎖されていて、峠谷道の登山道も歩行禁止状態が続いていた。このため鎌ヶ岳に登ってから駐車場に戻ることにした。武平峠から県境の稜線で上る予定だったが、左尾根とかかれた標識の方に進んで行くと少しだけショーットカットして武平峠を経由していなかった。花崗岩の岩肌の登山道の風化が進んでいた。山頂には、1グループの登山者のみだった。山頂部から急勾配の長石尾根を下り、最初の分岐から三ツ谷へ移動した。大滝の分岐コースで沢に降り大滝を見学したあと沢を下って行き、砂防堰堤の広い河原をまたぎ御在所岳の表道に合流。湯の山温泉街の最上部の道路に合流し駐車場まで戻り、長い山歩きが終わった。
紅葉はまだ先で、カラフルな色違いのコガネムシがいた。今日のルートでは1匹の蝶も見かけなかった。途中で初めて見る綺麗な花があり、調べてみたら「アケボノソウ」と「センブリ」だった。
ご来光、花の写真、風景、どれもとても素晴らしく
拝見させて頂きました。
それに増して素晴らしく思いますのは、
今回の雨乞岳までの周回コースというのは
僕からすると、距離が長く、アップダウンも
かなり激しそうで、神の領域に思えてしまいます
お見事な登山に、感服致しております
komakiさん おはようございます。
空気が乾燥して気温が低くなってきたため、夏に比べると鈴鹿山脈が歩き易いシーズンとなりました。
今後の紅葉シーズンが、御在所岳の最も賑わうの季節ではないでしょうか。
春にピンク色の花を咲かせていた
雨乞岳からの帰りで武平トンネルを通るルートが利用できず。鎌ヶ岳経由となってしまい疲れました。
今朝の夜景とご来光が綺麗でした。
富士見岩から、いつかは
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