JWV 室堂から五色ケ原・薬師岳・折立
- GPS
- 73:21
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 2,061m
- 下り
- 3,125m
コースタイム
‐12:15獅子岳12:40‐13:45ザラ峠13:50‐14:50五色ケ原山荘(泊)
8/7 五色ケ原山荘5:55‐6:30鳶岳6:45‐8:55越中沢岳9:05‐
11:05スゴの頭11:30‐12:25スゴ乗越12:40‐13:55スゴ乗越小屋(泊)
8/8 スゴ乗越小屋5:40‐7:00間山‐9:20北薬師岳‐10:55薬
師岳11:45‐12:30薬師岳山荘12:50‐13:25薬師平13:40
‐14:15薬師峠14:25‐14:50太郎平小屋1(泊)
8/9 太郎平小屋6:05‐6:50.2133m地点7:00‐7:45三角点
8:00‐9:15折立9:30=10:05亀谷温泉10:45=11:25
富山13:53(はくたか17号)=17:52越後湯沢16:02
(MAXとき332号)=16:54大宮=17:20東京
天候 | 6日 晴時々ガス 7日 晴 8日 晴 9日 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
9日 折立からタクシーで亀谷温泉で入浴 亀谷温泉からタクシーで富山駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは室堂BTと折立にあります。 室堂から五色ケ原の間は雪渓があり、特に鬼岳東面から獅子岳、ザラ峠、スゴノ頭からスゴ乗越の間は慎重に下ってください。 それ以外は特に問題はありません。 薬師平のテン場近くの水は飲用できません。 飲用水は往復30分の太郎平小屋まで汲みに行かねばなりません。 折立からのタクシー予約は、太郎平小屋から出来ます。 温泉は、亀谷温泉が一番近いですが、タクシーでしか行けません。 |
写真
感想
8/5 晴れ
猛暑の夜、10時30分に新宿西口都庁大型バス駐車場を出発する。集合時間に全員集合。今回の参加者の平均年齢は65,7才である。皆若く元気である。車内は空席が目立つ。高坂SAまでは車内灯が点灯しているが、高坂を過ぎて明日の為に睡眠をとる。
8/6 晴れ時々ガス
室堂は晴天である。朝食をとり、身支度をしてこれより一の越を避け浄土山を直接目指す。いきなりの急登、岩と雪渓と草原が続く。室堂山展望台分岐前で一休み。岩の間にチングルマ、イワイチョウ、ツガザクラなど背の低い花々が埋め尽くしている。浄土山の登りは大きな岩が重なる急な登りである。登りきったところが北峰である。雄山山頂が目の前にある。北峰から南峰へ緩やかな草原を歩くと富山大学の研究施設がある。ここには多くの人が休憩をしている。その中に外人の男女が居る。バイバイをして分かれるがこの外人は雄山でお払いをしてもらい槍ヶ岳まで歩くということを後で聞く。竜王岳は山頂へ登らず、西側の山腹を巻いて、南面に出たところで下りになる。岩が積み重なっていて急である。鬼岳との鞍部には、大きな岩塊が点在している。いよいよ鬼岳東面の雪渓の下りである。雪渓を斜めに下り最大の難所を通過する。獅子岳からは晴れていれば五色ケ原の全貌が見えるのだがこの頃からガスが発生する。山頂からは急激に落ち込んだザレた斜面を下る。ハシゴを二本通過。やっとザラ峠に着く。峠からは鳶岳の崩壊壁を眺めながらやっと五色ケ原の一角に出る。だらだらした木道の登りを歩き五色ケ原山荘に着く。宿泊者はそれほど多くない.
8/7 晴れ
朝起きると快晴のようだ。朝食を済ませ、スゴ乗越小屋へ向かう。全員体調は良さそうだ。チシマザサの中、雪渓、池塘を眺めながら木道を登り、鳶山山頂に着く。360度の展望である。剱岳、立山連峰、五龍岳から鹿島槍、烏帽子岳、赤牛岳、昨日歩いた道、今日、明日歩く道を眺める。鳶山から緩く登り下りを繰り返しながら広い尾根を行くと越中沢岳に着く。薬師岳が正面にドーンと構えている。槍、穂高連峰が顔を覗かす。ここも展望抜群である。これより下り。山靴の紐を締めなおす。山頂を越えたとたん様相は一変する。南面はいきなり急傾斜、慎重に岩や潅木につかまりながら下る。スゴの頭、スゴ乗越まではハイマツと大きな岩を縫うようにたどる。中々小屋に着かない。樹林帯を登って、オオシラビソに囲まれたスゴ乗越小屋に着く。疲れた・・・夕食の時間まで小屋の前で身体を休める。雲の切れ目から烏帽子岳、赤牛岳が顔を覗かす。寝床は蚕棚の上である。缶ビール、酎ハイ、ウイスキーの水割りが美味い.女性群も参加して飲む。
8/8 晴れ
小屋の人たちに見送られ、いよいよ薬師岳を目指す。北アルプスの中の一番奥地を行くこの薬師越えは覚悟が要る。シラビソやツガの樹林帯をすぐに通過し草原になり、間山を通過する。砂礫の歩きやすい道、ピークを何度も越えハイマツ帯に入り岩の積み重なる岩稜を登る。慎重に慎重に、一歩一歩登る。やっと北薬師岳の山頂である。金作谷カール越しに薬師岳、黒部五郎岳、槍・穂高連峰が我々を歓迎してくれる。なんと素晴らしい眺望か、天気に恵まれ最高の日である。やせた岩尾根を、登り下りし、高度を上げ薬師如来が祀られる薬師岳山頂に着く。長い長い道程であった。それぞれ感激の握手を交わし、喜びを味わう。のんびりと昼食をとる。50分の休憩をとり360度の展望を堪能する。この山頂から太郎平まで標高差約600mの下りである。砂礫のジグザグ道を下り薬師山荘に着く。トイレタイムと冷たいジュース、ホットコーヒーで疲れを取る。薬師平の広いお花畑から、沢に入る。いやな沢道の下りである。ごろごろ岩の中を薬師峠のキャンプ場に着く。色とりどりのテントが何張りも張ってある。ここの水場は飲用不可とのことである。太郎平まであと一息だ。笹の中の木道を登りやっと太郎平小屋に着く。広場には登山者が大勢居る。座るところも無いようだ。受付を済ませやっと確保したテーブルで生ビールで乾杯である。お疲れ様でした。ご苦労様でした。各々が感謝の言葉を交わしている。小屋は宿泊者で満員である。今夜は220名が宿泊とのこと。部屋は個室だがなんと3畳に布団3組、ここへ6名寝るのである。寝られるかな?寝られなくても明日は家で寝られると思い我慢をする。
8/9 晴れ
最終日の朝はまたまた晴天。なんと付いていることやら。山はやはり天候で決まる。折立からのジャンボタクシーの予約を済ませ、いよいよ下山にかかる。広い草原の中の木道、石畳を下る。有峰湖の青い湖面を眺め、右手にはまたまた剱岳、弥陀ケ原、薬師岳が眺められる。退屈な樹林帯の中を下るが、土曜日とあって太郎平に向かう登山者でしばし渋滞となる。300人以上の人が登って来ているようだ。今夜、小屋は如何するのだろうと他人事ながら心配をする。やっと折立に到着。長い長い山歩きはこれで終了。Jタクシーで亀谷温泉に行き、湯に浸かり、待たせてあるタクシーで富山駅まで行き、料理屋で寿司御膳と生ビールを或御仁にご馳走になる。またまた、お疲れさんでした。ご苦労さんでした。乾杯である。富山駅で解散とする。
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