谷川岳(アクシデント発生でトマの耳まで)

2018年03月10日(土) ~ 2018年03月11日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 5.9km
• 登り: 683m
• 下り: 675m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:37
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:37

11:14 天神平
13:51 谷川岳肩の小屋

2日目

• 山行: 2:45
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:45

8:15 谷川岳肩の小屋
11:00 ゴール地点

天候

晴れ(登降中の中腹から山頂部はガス)

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

谷川岳ロープウェイ／往復2,060円　10kg以上の手荷物料金／往復510円　駐車場代／一日当たり1,000円(泊まりは宿泊日数分加算)　今回は4,570円也

コース状況／危険箇所等

前日までの降雨の後に冷え込んだので雪が固くアイゼンが利き、大変歩き易かった。

写真

3/10 10:29

今日は避難小屋泊りの予定なので、遅めの出発。　それでも、万一小屋がいっぱいで入れなかった場合を想定して日帰りも可能な出発時間設定。

3/10 10:37

今日は風が強く、ゴンドラもゆっくり、ゆっくり上っていきます。

3/10 11:14

天神平駅を出るとものすごい晴天！

3/10 11:16

でも、関越トンネルを通過する際に新潟県側では小雪が舞っていて、群馬県側から谷川岳の山頂部を見た際も、しっかり雲が乗っていたので、山頂部はガスガスなんだろうな〜。

3/10 11:35

スキー場のゲレンデ脇の急登を登り最初の稜線にでると、やっぱり山頂部は分厚い雲に覆われていた。

3/10 11:39

遠くに見える尾根に目をやると、登山者が点状に連なって登って行くのが見える。

3/10 11:44

それにしても、分厚い雲。

3/10 11:50

この辺りでは今夜の宿となる「雪洞」を掘るパティーが多くいらした。

3/10 11:50

なんだか楽しそう(^^♪

3/10 12:09

なんだか寂しそう(-_-)

3/10 12:14

辿って来た尾根を振り返る。

3/10 12:21

いよいよ、ガスガス ゾーンに差し掛かる。

3/10 12:41

急に冬山の様相。

3/10 13:10

風が強く視界も悪い。

3/10 13:51

そろそろ本日の宿泊地、「谷川岳肩の小屋」じゃないかな？　と思い、スマホGPSで現在地を確認したら、小屋から50mほどの場所に居た事に全く気付かず。

3/10 14:11

さて、今日の宿泊者は何人かな？　無事に宿泊できるだろうか？

3/10 16:09

小屋に入ってみると、先客は埼玉県からお越しになった男性1名のみだった。　ロープウェイのチケット売り場では今日は山岳会の方々が泊まりで20名ほど上がって行ったので小屋には入れないかも…と脅かされていたので、一安心。 早速、寝床を設営！

3/10 16:09

小屋の内部の様子。　とても清潔で、外の強風の音も聞こえない。　外気温はマイナス10度であったが、室内は0度程度だった。

3/10 16:14

小屋の前に置かれていた2本の金属パイブに付着するエビの尻尾。　なぜ、うろこ状に発達するのだろうか？

3/10 16:15

小屋についてから2時間、劇的に天気が回復した。

3/10 16:31

ガスがどんどん群馬県側へ流れて行く。

3/10 16:34

そして現れた蒼穹。

3/10 16:38

尾根の影が虹色に光る。

3/10 16:38

「トマの耳山頂部」　そして、この写真を撮影後、はしゃぎすぎて転倒、足を捻挫する　(T_T)

3/10 17:01

転倒直後はあまり痛みは出ないもので、気にもせず夕暮れの景色の撮影を続けた。

3/10 17:05

この時点では、明日にでも写真の谷川岳最高峰の「オキの耳」にも行けると思っていた。

3/10 17:06

朝日岳(左)から白毛門の山並み。

3/10 17:07

オキの耳に目を凝らすと、もう一人の避難小屋泊の埼玉からの男性が見える。

3/10 17:08

雲海に島のように浮かぶ峰々。

3/10 17:12

こんなところに、カリフラワー？

3/10 17:13

滝雲が流れて行く。

3/10 17:24

本当にヤマでの天候回復シーンは美しい。

3/10 17:25

黄昏タイムとなる。

3/10 17:36

「エビの尻尾」も赤く染まる。

3/10 17:37

名前の由来どおりの形状。

3/10 17:43

「オキの耳」もやんわり赤く染まる。

3/10 17:43

日が没するころ、滝雲も流れを止めた。

3/10 17:44

日本海側の雲もだいぶん薄くなった。

3/10 17:45

滝雲の流れに隠れていた「オジカ沢ノ頭」へつづく尾根も姿を現した。

3/10 17:45

遠くに「苗場山」の平でなだらかな稜線。

3/10 17:47

オキの耳から帰って来た、埼玉の男性に記念撮影してもらう。

3/10 22:12

月が0時ころに昇るので、月出前の22時ころ小屋を出て星空の撮影。　しかし、この時、夕方に痛めた左足の痛みがひどく、つかまり歩きしないと移動できない状態に…

3/10 22:14

明日、無事に自力下山できるのだろうか？　急に不安になってきた。

3/10 22:15

左から、大犬座、オリオン座、牡牛座、その上に御者座。　冬の夜空のスターたち。

3/10 22:29

「トマの耳」と北斗七星。

3/10 22:35

北側の星空はあまり明るい星がないので少々寂しげ。

3/11 5:49

足の痛みも和らがぬまま、静寂の朝を迎える。

3/11 6:01

夜中は雲一つ無かったのだが、いつの間に雲海が広がったのだろうか？　タイムラプスで撮影したら面白かっただろう。

3/11 6:05

赤城山から朝日が昇る。

3/11 6:06

今日はこのまま山頂部も晴天かと思いきや、この後7時頃に周囲はガスに包まれてしまった。

3/11 6:12

新潟県側は雲海が見られない。

3/11 6:13

遠くで赤く染まるは「苗場山」。

3/11 6:17

さて、小屋に戻って下山に向けての心と荷物の整理でもしよう。

3/11 8:15

鎮痛剤を服用したうえで、小屋の周りでの下山演習を済ませ、決死の覚悟でガスの中、下山を開始する。

3/11 8:25

目に留まるのは時折現れる、ピンクリボンのみ。

3/11 9:22

足を引きずりながら一歩一歩慎重に下る。

3/11 9:49

下山には足を痛めたのが雪山だったのが幸いし、岩や木の根、段差が無く、自分の歩幅で歩けるので大変助かった。

3/11 10:02

今日も大勢の登山者が登って来る。

3/11 10:49

一番手前を歩く青いスノーシューを背負った女性登山者は、前日の5枚目の写真にも写っている方で、昨日も声をかけて頂き、今日は励ましの声を頂いてしまった。

3/11 11:11

途中、私の下山する痛々しい歩き方が他の登山者の目に留まり、何人かの方々に、「荷物持ちますよ！」との声を掛けて頂いた。(中には登って来ている方までもが！)　登山でのアクシデントは全て自分持ち。　人様にすがるは恥などと思ってはいたものの、埼玉からお越しのご夫婦に熱心に声を掛けられ、心配をしていただき、あえなくザックと信念をお渡しする。

3/11 11:12

結果として皆様の励ましや、ご厚意を頂戴しながら、ようやくゴール地点を見下ろすところまでやって来た。

3/11 11:34

それにしても、自身のザックより大きな17kgものザックを肩にかけながら雪道を行くなんて本当にスゴイ方です。　

3/11 11:54

あぁ…　今回も無事に？下山ができた。　これからは人様にご迷惑をかけない慎重な山登りを心がけよう。　道中で声を掛けてくれた方、本当にありがとうございました。<(_ _)>

撮影機器：

EOS 6D CANON

感想

muku-muku

今回の山行では自身の不注意で多くの方々にご心配やご迷惑をかけてしまう結果となってしまった。　小屋で相部屋となった埼玉の方、私の事を本当に心配して頂き、ザックまで持って一緒に下山してくれた同じく埼玉の方、本当にありがとうございました。　その他、私に心配のお声を掛けてくれた多くの方々にこの場を借りて御礼申しあげます。

コメント

gezanka

一緒に下山した者です
写真 どれも素敵ですね〜
泊まりで行ったみたくなりました。
負傷した足でマニュアル車 お疲れ様でした、またどこかの山で❗

muku-muku

Re: 一緒に下山した者です
先週は大変お世話になった上に、当ページにまでお越しいただきありがとうございます。　おかげさまで無事に富山の自宅まで戻る事ができました。　今は、だいぶん足の痛みも取れてあと、1週間もすれば普通に歩けるようになると思います。　本当にありがとうございました。　私は、写真がメインの山行ですので朝夕の風景を押さえるために、できるだけ山の上での宿泊を心がけております。　そういった事情により、谷川岳の避難小屋は本当にありがたい存在でした。　来季は懲りずにカメラを担いでオキノ耳へ行ってみたいものです。　では、またどこかのヤマでお会いできることを…