西穂高岳、期待どおりの雲海と晴天
- GPS
- 07:10
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 861m
- 下り
- 864m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 6:47
天候 | <1日目> ・雪→曇り ・夕方まで時折テントを揺らす東風 <2日目> ・快晴 ・夜明け前で−7度、行動中は平均−4度くらい ・風は終始5m/s以下 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・金曜日10時頃到着で先着3台。その他、釣り師と思われる車両も数台。下山時は7割方埋まっていた。 ・市営第2駐車場は舗装工事中で3月中は駐車不能。 ・ロープウェイは、登り始発0900、終発1530。下り終発1615 ・往復2900円。6kg以上の荷物は別途片道300円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・西穂高口から西穂山荘まではトレースあり。危険個所ナシ。1km程緩やかなアップダウンを行き、距離500m程の比較的急な斜面を登る。南方向へのトラバースになると小屋は間もなく。 ・丸山から広い稜線を標高差200mほど登る。次第に岩稜帯に。 ・独標の直下以降からアイゼン・ピッケル技術を要求されるエリアで、常に細心の注意が必要。 ・今回は、5峰あたりまではトレースあり。そこから先は、たまにトレースの痕跡が見られるのみだった。 ・金曜は低気圧通過で雪が降っていたが、降雪量はさほどではなく、沈むようなところはほとんどなかった。多くは岩と雪のミックスゾーン。一部クサリや夏道のペンキマークが見えている状況。 ・今回は、雪質が場所によりバラバラで、注意を要した。特に、雪だと思って踏んだところが、実は新雪が薄く乗っているだけのスラブで、アイゼンが滑るようなところがあり、一歩一歩アイゼンの効きを確かめる必要があった。 ・ピラミッドピークの手前の稜線と、西穂直下の最後のルンゼが高傾斜。要キックステップで、下りはクライムダウンが必要。 ・西穂直下のルンゼは、雪が固くアイゼンが刺さらない部分や降雪直後の部分などが入り乱れていて雪質が一定せず、慎重を要した。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック:グレゴリー バルトロ65
チェストバッグ:パーゴワークス スイングL
ポーチ:グレゴリー クイックポケットS
シューズ:スカルパ モンブランGTX
ハードシェル:ホグロフス ロック スピリット ジャケット
アンダーウェア:ファイントラック スキンメッシュT
ベースレイヤー:ノースフェイス ロングスリーブ ウォーム クルー
ミドルレイヤー:パタゴニア キャプリーン サーマルウェイト
インサレーション:ノースフェイス ハイブリッドアルファベスト
インサレーション:モンベル アルパインダウンパーカ
インサレーション:マウンテンイクイップメント パウダーパンツ
パンツ:ノースフェイス バーブパンツ
タイツ:モンベル ジオラインLW
アウターパンツ:ファイントラック エバーブレスフォトンパンツ
ウィンターグローブ:ブラックダイヤモンド ソロイスト ロブスター
グローブ:モンベル ウィンドストッパートレッキンググローブ
グローブ:マッキンリー インナーグローブ
靴下:ファイントラック スキンメッシュ
靴下:スマートウール マウンテニアリング
バラクラバ:ファイントラック メリノスピン
帽子:ブラックダイヤモンド ビーニー
ゲイター:アウトドアリサーチ クロコゲイター
アイゼン:ペツル バサック
チェーンスパイク
わかん
ピッケル:ブラックダイヤモンド ベノムアッズ
ピッケル(サブ):ブラックダイヤモンド レイブン ウルトラ
ストック:ブラックダイヤモンド トレイル
ヘッドランプ:ブラックダイヤモンド スポット
サングラス
テルモス
地図(地形図)
コンパス
笛
テント:ファイントラック カミナドーム1
シュラフ:ナンガ オーロラ600DX
スリーピングマット:クライミット イナーシャ オゾン&サーマレスト Zライト
グラウンドシート
スノーショベル:ブラックダイヤモンド トランスファー3
ファーストエイドキット
保険証
ポリ袋
スポンジ
プラティパス
ティッシュ
カイロ
日焼け止め
リップクリーム
カメラ
時計:スント トラバースアルファ
スマホ
替え電池
モバイルバッテリー
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備考 | ベースウェイト16kg、合計20kg強 <補水> 水 2l スポドリ500ml×2 <補給食> ブラックサンダーボルト×3 <食料> アルファ米、チルドビーフシチュー、カップ麺、クルミパン、メロンパン、じゃがりこ、アーモンドチョコレート、ビール500ml、赤ワイン |
感想
冬山シーズンの締めに、ゆったりとテン泊してきました。
何気に11月末以来のテント…。
金曜の夕方からは天気が回復の見込みだったので、土日の混雑を避けるべく金曜に入山。
降雪状況を見誤って鳳凰三山を敗退したばっかりだったので、降雪翌日に登るのはちょっと心配でしたが、人出は多いだろうから、トレースの有無で登頂が左右されることはないだろうと判断。
山荘に着いて早速テントを設営。この時間帯はさほど風が吹いていなかったので、油断していると、ポールを本体に通したところで、一瞬でテントが飛ばされました…。全力で追いかけて、運良く100〜200m程飛ばされたところで捕まえましたが、久しぶりに焦りました…。もっと雪深いところに飛ばされてたり、強風時だったらと思うとゾッとします…。
夕方になるにつれ風は強まり、雲も晴れず、食っちゃ寝してたところで、外がザワついてきたので出てみると、まさかの夕焼けと雲海でした。雲海は期待していましたが、夕焼けは全く期待していませんでした。
太陽はすぐに沈んでしまいましたが、思わぬ絶景に時を忘れました。
土曜は、混雑を避けたかったので日の出前のスタート。
それなりに入山者は多かったので、誰かしら先行しているだろうと思ったら、先行者は一人だけだったようで、その人を追い越すと、いつしかトレースもわからなくなりました。
たまに迷ってウロウロしつつも、夏道のペンキマークを参考に、稜線を通るルートを基本にトレースをつけました。
雪が中途半端な量で、アイゼンでは歩きづらいところが多く、ペースはあまり上がりませんでしたが、無事登頂。
天気は快晴、風も弱く、人も少なく、最高の登山でした。
下山時には、おびただしい数の登山者が山荘まで上がってきていて、やっぱり金土の行程にして良かったと思いました…。おそらく土曜のテン場はとんでもない状況になっていたことでしょう…。
残雪期の様相でしたが、冬山シーズンはこれで終了。
今季はあまり新しいルートへの挑戦はできませんでしたが、来シーズンもマイペースで登っていこうと思います。
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