ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 140705
全員に公開
ハイキング
奥秩父

【瑞金作戦】金峰山・朝日岳【甲36.5】

2011年10月10日(月) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
07:50
距離
15.1km
登り
1,440m
下り
1,449m

コースタイム

5:00駐車場-5:02みずがき山荘-5:32水場-5:35富士見平-6:08大日小屋6:12-6:30大日岩下-6:43大日岩上6:51-7:18砂払いノ頭-7:59金峰山-8:16五丈石-9:12朝日岳9:20-9:54金峰山-10:06五丈石-10:46砂払いの頭-11:22大日岩上-11:45大日小屋-12:17富士見平-12:47みずがき山荘-12:50駐車場
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
瑞牆山荘前無料駐車場
コース状況/
危険箇所等
最も危険な道は、増富方面への車での帰り道。光の反射で前がよく見えなかった。山では、特に危険に感じた箇所は無かった。
登山ポストは山荘前にあり。
下山後の温泉:増富の湯
瑞牆山荘前。続々と車が入ってくる。
2011年10月10日 05:02撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 5:02
瑞牆山荘前。続々と車が入ってくる。
早速山道に入る。
2011年10月10日 05:02撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 5:02
早速山道に入る。
暗い中を慎重に進む。
2011年10月10日 05:22撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 5:22
暗い中を慎重に進む。
白んできた空に瑞牆山が姿を現す。
2011年10月10日 05:23撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 5:23
白んできた空に瑞牆山が姿を現す。
富士見平手前の水場。
2011年10月10日 05:32撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 5:32
富士見平手前の水場。
富士見平テント場
2011年10月10日 05:35撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 5:35
富士見平テント場
富士見平小屋
2011年10月10日 05:36撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 5:36
富士見平小屋
この辺りは石がカラコロいう。
2011年10月10日 05:39撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 5:39
この辺りは石がカラコロいう。
展望が良くなってきた。
2011年10月10日 05:55撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 5:55
展望が良くなってきた。
足元は引き続き要注意。
2011年10月10日 05:58撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 5:58
足元は引き続き要注意。
大日小屋
2011年10月10日 06:08撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 6:08
大日小屋
大日小屋前のテント場
2011年10月10日 06:12撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 6:12
大日小屋前のテント場
でかい岩をよじ登ると、
2011年10月10日 06:26撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 6:26
でかい岩をよじ登ると、
大日岩の下に出る。
2011年10月10日 06:27撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 6:27
大日岩の下に出る。
大日岩下からの眺め。
2011年10月10日 06:28撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 6:28
大日岩下からの眺め。
標識はぶっ倒れていた。
2011年10月10日 06:30撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 6:30
標識はぶっ倒れていた。
今日は来て正解。
2011年10月10日 06:31撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 6:31
今日は来て正解。
雲が飛んでいる。
2011年10月10日 06:36撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 6:36
雲が飛んでいる。
大日岩上からの眺め。
2011年10月10日 06:44撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 6:44
大日岩上からの眺め。
大日岩を去る。
2011年10月10日 06:51撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 6:51
大日岩を去る。
一旦樹林帯に入る。
2011年10月10日 06:59撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 6:59
一旦樹林帯に入る。
急な登りも、
2011年10月10日 07:17撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 7:17
急な登りも、
登りきった所(砂払いノ頭)で、
2011年10月10日 07:18撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 7:18
登りきった所(砂払いノ頭)で、
こんな光景が待っているとくれば、
2011年10月10日 07:20撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 7:20
こんな光景が待っているとくれば、
苦になろう筈も無い。
2011年10月10日 07:21撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 7:21
苦になろう筈も無い。
南側は切り立っている。
2011年10月10日 07:27撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 7:27
南側は切り立っている。
金峰山も近くなりにけり。逆光なのが写真をとる上で厳しい。
2011年10月10日 07:27撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 7:27
金峰山も近くなりにけり。逆光なのが写真をとる上で厳しい。
簡易な梯子を上る。
2011年10月10日 07:30撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 7:30
簡易な梯子を上る。
今度は順光で撮る。
2011年10月10日 07:32撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 7:32
今度は順光で撮る。
瑞牆山と八ヶ岳。
2011年10月10日 07:32撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 7:32
瑞牆山と八ヶ岳。
だんだんと紅葉していく山肌。
2011年10月10日 07:34撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 7:34
だんだんと紅葉していく山肌。
最後のひと登り。
2011年10月10日 07:35撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 7:35
最後のひと登り。
金峰山小屋
2011年10月10日 07:43撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/10 7:43
金峰山小屋
山頂から雄叫びなどが聞こえる。
2011年10月10日 07:49撮影 by  MOND, KDDI-SN
1
10/10 7:49
山頂から雄叫びなどが聞こえる。
五丈石を過ぎて、
2011年10月10日 07:56撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 7:56
五丈石を過ぎて、
金峰山頂に到達。
2011年10月10日 07:59撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 7:59
金峰山頂に到達。
山頂から五丈石。
2011年10月10日 08:00撮影 by  MOND, KDDI-SN
1
10/10 8:00
山頂から五丈石。
山頂から西方。
2011年10月10日 08:00撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 8:00
山頂から西方。
山頂から東方。
2011年10月10日 08:01撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 8:01
山頂から東方。
山頂から南方。
2011年10月10日 08:01撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 8:01
山頂から南方。
五丈石頂上の窪みに張っていた氷を通して富士山を見る。
2011年10月10日 08:17撮影 by  MOND, KDDI-SN
1
10/10 8:17
五丈石頂上の窪みに張っていた氷を通して富士山を見る。
改めて五丈石から富士山。
2011年10月10日 08:17撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 8:17
改めて五丈石から富士山。
五丈石から八ヶ岳、瑞牆山。
2011年10月10日 08:18撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 8:18
五丈石から八ヶ岳、瑞牆山。
一旦金峰山を辞す。
2011年10月10日 08:29撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 8:29
一旦金峰山を辞す。
ケルン
2011年10月10日 08:33撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 8:33
ケルン
朝日岳への道は静かだ。
2011年10月10日 08:45撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 8:45
朝日岳への道は静かだ。
鉄山周辺。この先進むべからずということか。
2011年10月10日 08:52撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 8:52
鉄山周辺。この先進むべからずということか。
風が強い日だってあるさ。
2011年10月10日 09:01撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 9:01
風が強い日だってあるさ。
朝日岳山頂
2011年10月10日 09:12撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 9:12
朝日岳山頂
朝日岳から富士山。
2011年10月10日 09:18撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 9:18
朝日岳から富士山。
朝日岳から南東方面。
2011年10月10日 09:18撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 9:18
朝日岳から南東方面。
金峰山へ戻る。
2011年10月10日 09:19撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 9:19
金峰山へ戻る。
木漏れ日が心地よい。
2011年10月10日 09:31撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 9:31
木漏れ日が心地よい。
土砂流出防止ノ為
ケルン ハ ツマナイデ
2011年10月10日 09:47撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 9:47
土砂流出防止ノ為
ケルン ハ ツマナイデ
戻ってきた。スペースが広い。
2011年10月10日 09:48撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 9:48
戻ってきた。スペースが広い。
森林限界上もまた良し。
2011年10月10日 09:50撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 9:50
森林限界上もまた良し。
再登頂。
2011年10月10日 09:54撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 9:54
再登頂。
再度登ろうと思ったらカラス?が2羽。登るのが躊躇われる。
2011年10月10日 09:58撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 9:58
再度登ろうと思ったらカラス?が2羽。登るのが躊躇われる。
五丈石への(私の)のぼり方
 屬邪魔します」と一礼する。
2011年10月10日 10:00撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 10:00
五丈石への(私の)のぼり方
 屬邪魔します」と一礼する。
以下は本文中で。
2011年10月10日 08:03撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
2
10/10 8:03
以下は本文中で。
親切なことにグリップがちゃんと付けてある。
2011年10月10日 10:11撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 10:11
親切なことにグリップがちゃんと付けてある。
2回目の五丈石登頂から少々風が出てきた。
2011年10月10日 10:19撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 10:19
2回目の五丈石登頂から少々風が出てきた。
登りは逆光だったが、下りは順光で撮れる。
2011年10月10日 10:34撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 10:34
登りは逆光だったが、下りは順光で撮れる。
金峰山山稜。
2011年10月10日 10:44撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 10:44
金峰山山稜。
紅葉も申し分なし。
2011年10月10日 11:11撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 11:11
紅葉も申し分なし。
半月たてばもっと色づくだろう。
2011年10月10日 11:23撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 11:23
半月たてばもっと色づくだろう。
大日岩と紅葉。
2011年10月10日 11:31撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 11:31
大日岩と紅葉。
富士見平
2011年10月10日 12:17撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 12:17
富士見平
明るければ無闇に恐れることはない。
2011年10月10日 12:43撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 12:43
明るければ無闇に恐れることはない。
瑞牆山荘
2011年10月10日 12:47撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 12:47
瑞牆山荘
駐車場に帰還。
2011年10月10日 12:50撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 12:50
駐車場に帰還。
帰り道。若そうなキツネと出会う。
2011年10月10日 13:03撮影 by  MOND, KDDI-SN
1
10/10 13:03
帰り道。若そうなキツネと出会う。
増富の湯に入る。
2011年10月10日 13:23撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 13:23
増富の湯に入る。
下山中懐に飛び込んできた木の葉を手にして再挑戦を誓う。
2011年10月10日 21:32撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/10 21:32
下山中懐に飛び込んできた木の葉を手にして再挑戦を誓う。
撮影機器:

感想

【今回のあらすじ】
10月の3連休は好天に恵まれるとあり、山行なら奥秩父でも行くかと8日未明勇躍大弛峠を目指すも林道通行止めによりやむなく引き返す。
8日夜、残り二日の天気を確認の後、10日の天気が良いと見て何とか車を調達。
10日、瑞牆山荘からの登頂を目指す。当初は瑞牆山で日の出を仰いでから金峰山に向かおうかと思ったりもしたが、3時には出発しないといけなくなるので即却下。瑞牆山よりも負荷のかかる金峰山を先にし、その後取って返して瑞牆山に向かうことにする。大弛峠まで行くかどうかはペース等を勘案して判断。
しかし、卸したての靴を履いていったため案の定靴擦れ発生。大弛峠ところではない。朝日岳で大事をとって反転し瑞牆山へ向かう。
二度目の五丈石登頂の頃から風が少々出てきて瑞牆山頂は大丈夫かしらなどと考えていたら八丁平から天鳥川方面へ降りるべきところ来た道と同じ大日小屋方面に降りてしまい、靴擦れの痛みが特に右足で酷くなってきたこともあり、瑞牆山は断念。断念の理由としては他に今回は温泉に入る時間を確保したかったこと、諸般の理由により2030時には東京に帰着する必要があったことがある。
帰り道、車を運転しながら瑞牆山を断念したことの是非についていろいろと考えたが、金峰山・朝日岳だけでも十分満足し得るほどの絶好のコンディションだったこと、温泉にゆっくり浸かれたこと、そして東京に帰着したのが2023時だったことから、瑞牆山を断念したことは結果として正しかったという結論に達した。
しかし、私は両手に花を持ちたい贅沢嗜好者である。来年5月には履きなれた靴を履き、稼動時間も多めにとって悠々と歩きたいと思う。
そういう意味で本作戦は来春の前哨である。そして非常に豪奢な前哨であった。

【詳細】
午前4時頃に起床し、韮崎から瑞牆山荘を目指す。何というか山梨の道路は山道でも結構まともな道路になっているような気がする。道が立派で車もとばすせいか獣が轢死体として道路上に転がっていた。南無・・・。
4時45分には瑞牆山荘近くの無料駐車場に到着。朝食をとる等出発へ向けた準備をする。暗くてよくわからなかったが駐車場は3〜4割くらい埋まっていたように思う。まだ十分余裕があった。夜空を見上げると星が瞬き今日の好天を予期させる。

次々と車が到着する中、0500時駐車場を出発。山荘前からすぐ山道に入る。暗い中頼みとするは最近活用しているOregon450TCなのだが、初めから地図上の道と軌跡が大きくずれる。少々の誤差は仕方ないだろうが、ずっと道でない所を歩いていることになっている。幸い道が目視でわかりやすかったため歩を進めることができた。道そのものは帰路の画像でわかるようにそれほど難のある道ではない。

富士見平手前の水場で水分補給。テント場からのあさげの支度の音を聞きながら先へ進む。富士見平ー大日小屋間で展望が開けてくる。今日はもしかしたら類稀な日和かも知れん。気づいたらGPSが衛星信号をロストしていた。放っておくと軌跡がずっと動かないので大日小屋で電源を一旦切り再起動。その後もう1回信号をロストした。自分がロストしないためにGPSを持ち歩いているのに逆に自分がGPSの信号ロストを気にしないといけないとは本末転倒だ。GPSに頼りすぎるのもよくないということだろう。大日小屋の辺りから木々の紅葉が目立ってくる。

大日岩はとにかくでかい。そして下も上も展望がすばらしい。赤ペンキの標が点々と「岩に登れ」と誘うかのように続いているのについて行く。岩そのものは摩擦力があって滑りにくく、手や足をかける所もあって頂上まで行けそうだ。一旦トップまで行こうかなと思ったが、五丈石に登ったという話は聞いても大日岩に登ったという話は寡聞にして聞かなかったので、大事をとってやめた。後で調べると登った人もいるようなので次回山行時は是非とも登ってみたい。だが、トップまで行かなくとも見晴らしは八ヶ岳・瑞牆山をはじめとして素晴らしいことこの上なかった。

大日岩から暫くの間は樹林帯が続くが、大きな岩がゴロゴロしている急登をさくっと登ると砂払いノ頭に出て森林限界を超える。富士山がドドンと雲海に浮かんでいる。八ヶ岳はじめ四方の山稜ことごとく視野にはいってくる。
以降はほぼ360度の展望が暫く楽しめる。空も青く広く大きく、雲も高層にたなびいてこの世の秋を謳歌するとでも言うべきか。
ここまで来れば真上に旭日を戴く金峰山はもう間近、紅葉しつつある山肌を眺め遠くの山稜、近くの断崖を右に左に前に後ろに楽しんでいれば、あっという間に山頂に到着する。それまですれ違った下山者も表情から晴れ晴れとしていた。日の出を見に来るのも良いかも知れないと思う。

山頂は大きな岩が並び折り重なっており、大人2人と子供4人くらいが岩の端に腰掛けたりして休んでいた。私も歩き始めてから3時間ほど経っていたので軽食休憩に入る。それにしても清々しい。ずっと安らいでいたいところだが、やはり五丈石には登ってみねばなるまい。登り方など知らないが肉薄して登りやすい所を探す。初めてとあって慎重によじ登ったが、特段危険は無いように思う。しかし、腕力も必要だ。石のてっぺんまで登ってようやく金峰山を制したような気になれる。窪みに溜まった水が氷となっていたので、それを手に取り富士山をパチリ。もう十分満足した。

金峰山の稜線をどこまで行くかと考えた時に、瑞牆山も行くとすれば0930時まで到達点で折り返すのが妥当というのが当初の判断であった。五丈石から降りてきた時点で0830時頃。あと1時間だと朝日岳くらいで精一杯かなと思いつつ東進する。
大弛峠方面が通行止めのため、また、大抵の登山者は金峰山で折り返すため、金峰山より東の尾根歩きは非常に静かで落ち着いたものとなる。往路で3人、復路で2人としかすれ違わなかった。樹林帯の中、木漏れ日を浴びて歩くこととなるが、森の中を歩く分、空の青さと紅葉の赤、黄が深みを増す。朝日岳山頂からは南方と西方の展望が開ける。ベンチもあって一人ゆったりとした時間を楽しむ。

1000時頃、金峰山に戻る。金峰山の休日は混むという話を聞いていたが、まだ時間が早いのか、相変わらず人は多くない。やはり平日の前日だからだろうか?
単なるピストン山行的な感じとなってはつまらないのでもう一度五丈石にのぼっておくことにする。しかし、改めて岩の上を眺めると先客がいる模様。それは二羽のカラスだ。神武東征時の八咫烏ではなかろうが上るのがためらわれる。どうしようかしらと思っていると、岩の取り付きに人がいるのに気づく。上ろうとしている様だ、がなかなか攻めあぐねているようだ。彼が上るのか上らないのかはっきりしないので、岩に腰掛けて様子を見守ることとする。カラスはまだ頂上にいる。
その男性は画像の△僚蠅蚤が上がらず結局諦めたようだが、上れるようなら上りたそうな感じが伝わってくる。
上る機会は彼が断念した直後にしかないと思い立ち上がる。以下、私の上り方。

…撒鐐阿如屬邪魔します」と一礼。今回はカラスの邪魔をする分も。
 △僚蠅泙任話でも行ける。
右側数十センチの高さに足をかけるところ、左側に割れ目、上方にちょうど手で抱えるのにほど良い突起というかせり出し部分がある。まず右足に足をかけ、左足の置き場所に気をつけつつ上方に跳ぶ。跳んだら岩せり出し部分を両手でしっかりとキャッチ。両手と左足で体を支えながら右足を上げ岩の上に乗せる。
手をかける所を見極めてのぼる。
い海海蘯蠅涼屬場所をしっかりと探る。その後は岩壁に沿って慎重にイ愎覆燹
タ十センチの高さに両足をおけるスペースがあるので、右側の岩に右足をかけ、まず左足をそこに乗せる。次いで右足を乗せる。岩の上には両手をかけられるよう溝が彫ってあるので、そこに手をかけて一気に上る。
Δ△箸蝋眦抓兇鵬欧垢襪海箸覆てっぺんへ。カラスは二羽とも糞を残して去った。一回目のとき張っていた氷は溶けていた。

ちょうど小腹が空いたので頂上で栄養補給。一通り食べ終えた頃風が出てきたのでさっさと降りることにする。

降りるとき
Α銑ス造房蠅鬚け、真っ直ぐに体を下ろせば両足が前述のスペースに間違いなく着く。あとは上る時と逆の動作をする。
ァ銑す圓と同じく壁に沿って慎重に進み、手で上身を支えつつ左下方へ跳ぶ。
ぁ銑H瑤唸澆蠅襪里楽だが膝への負担が心配な場合は、半身程度降りてから跳び下りる。
〜⊂紊蠅箸狼奸
◆銑〔断せず降りる。

風を残して山頂・五丈石を去る。

大日岩を過ぎて大日小屋へ下りる道を歩きながら、瑞牆山も行くのであれば八丁平経由で行くべきだったなあと少々後悔した。富士見平経由では明らかに遠回りだ。既に金峰山頂にいる時から瑞牆山に到達できるか考えていたが、別ルートを通ったことにより、いよいよ本格的に時間計算に入る(これは、前もって時間距離計算をしていないという事ではなく、各ポイントで時間を再計算しているという事である)。
判断材料としては
・大日岩から何組も追い抜いたが、登り返してすれ違うのが面倒くさい。
・2030時までに東京に帰着しないといけないことを考えると遅くとも1300時までには瑞牆山頂に到達しないといけないが、まあ困難。
・靴擦れが特に右足かかと部分で酷くなり、なおさら無理。
・当初予定通り山頂に到達できたとしても、土休日夕方以降の山梨から東京への上りの激混みを考えれば、温泉は断念せざるを得ないと考えられるが、今回は是非とも温泉に入っていきたい。
といったところだが、あまり深く考えるまでもなく、あっさりと瑞牆山を断念した。平日の前日は早く家に帰っておきたいという心理も働いたのかもしれない。
こうやって未練を残しておけば、また来る理由付けが簡単にできる。

一山諦めたことで、あとは時間を気にすることなく悠々と下山する。
帰りの中央高速は予想通り大月〜小仏トンネル間で25kmの渋滞発生。恐らく相模湖や八王子料金所付近でも大渋滞が発生したものと思われる。低速道路に金を払うのが嫌な私は大月で国道20号線に下り、なんとか予定帰着時間に間に合った。
ピストン山行はあまり好かないのだが、総合的に考えれば、なかなか良かった。
天候や展望には十分満足。温泉にも入れ時間通り帰着。
しかし、今回は時間の制約や足回りのトラブルがあり、その辺りが心残りであるので来年また再訪したいと考えている。

〜おしまい〜

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1845人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 奥秩父 [日帰り]
金峰山-みずがき山荘からピストン
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
雪山ハイキング 甲信越 [日帰り]
みずがき山荘−金峰山−みずがき山荘
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
ハイキング 奥秩父 [日帰り]
大弛峠〜金峰山〜瑞牆山荘
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
ハイキング 奥秩父 [日帰り]
金峰山
利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら