ついに涸沢デビュー!大混雑レポ&涸沢カール一周縦走
- GPS
- --:--
- 距離
- 38.0km
- 登り
- 2,703m
- 下り
- 2,701m
コースタイム
6:30沢渡駐車場〜(バス)〜7:00上高地7:30〜7:35河童橋〜8:35明神〜9:15徳沢
〜10:05横尾10:15〜11:15本谷橋〜13:00涸沢
(2日目)
7:40涸沢〜10:05穂高岳山荘10:30〜10:45涸沢岳10:50〜12:00最低コル〜
13:05北穂分岐〜13:15北穂山頂〜北穂高小屋で昼食13:50〜15:30涸沢
(3日目)
7:50涸沢〜下山渋滞にはまる〜10:05屏風のコル〜11:45本村橋〜12:00徳沢で
昼食12:20〜13:00明神13:10〜13:45上高地
天候 | (1日目) 晴れ (2日目) 晴れ (3日目) 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
(上高地〜横尾〜涸沢) 危険箇所はありません (涸沢〜穂高岳山荘(ザイテングラート)) 細い岩場の尾根のため落石注意です。この日の午後にも大きな落石があったよう でしたが、幸い事故には至らなかったようです。 (穂高岳山荘〜涸沢岳) 危険箇所はありません (涸沢岳〜北穂山頂) 両側が切れ落ちている崖で浮石も多く岩が脆いため通過にはかなりの注意が必要。 鎖・ハシゴだらけのルートのため高度感に弱い方にはオススメできません。基本 崖の上を進んだりトラバースするルートです。 アイゼンが必要というほどではありませんでしたが日陰になる飛騨側の登山道が凍っていましたので通常時よりも危険度は高いと思いました。 (北穂山頂〜涸沢) 部分的に切れ落ちている箇所と鎖・ハシゴがありました。ここも落石注意。 ザレ場の部分が多く滑りやすいので注意が必要です。 (涸沢〜徳沢(パノラマコース)) 屏風のコルまでは細い登山道が続くので交差は広い場所で落ち着いて行いま しょう。 屏風のコル手前にある細くて片側が切れ落ちている登山道から垂直に近い岩場を 鎖とハーケンを頼りによじ登るところが一番の危険箇所です。 |
写真
感想
今週は嫁さんが誕生日だったので「どこか行きたいとこある?」って聞いたら
「涸沢で紅葉見ながらステーキ食べたい!」というリクエストが来たので覚悟
を決めていってきました。ついに我が家も涸沢デビューです♪
(0日目)
例によって前泊、沢渡第2駐車場に0時半過ぎに到着。この時点で結構埋まってる、
そしてテントで寝てる人や飲んでる人多数。ビール1本飲んで就寝zzz
(1日目)
ササっと準備してバス亭にいくと人だらけ・・・・。6時のバスに乗るつもりが
6時半のバスにライドオン。
生まれて初めての上高地、人の多さに相変わらずビビる。寒いのでビジターセンター
に入ってコーヒー飲みながら朝ごはんを食べ、出発することにしました。
登山道は人だらけ、みんな思い思いの装備でどこまで行くのか知りませんが梓川
を遡上していきます。まさかこの時間に出て横尾泊はありえないので荷物がでかい
人は全員涸沢行きといってもいいでしょう。これだけの人数が上がった場合、
さすがのテン場も張れる所がなくなってしまうと危機感を感じた2人、ペースが
自然と上がり右側の追い越し車線メインのスピードでズンズン進みます、まるで
首都高のような登山道でした。
横尾に着いて初めて10分だけ休憩(汗 トイレの列がトンデモナイことになってて
軽く30分待ちはかたそうな感じ。行動食を軽く摂って先を急ぐことに。横尾大橋を
渡って少しすると登山道が自然渋滞・・・ここからは1本道でみんな行き先は同じ。
横尾発涸沢行きの各駅停車にでも乗り込んだ感じです。。急いでも急げないので
のんびり列が動いては進んで止まりを繰り返します。こんな中でも自分勝手な人
はいるもので行列を無視してズンズン登山道を登っていく人がいました。
あまり幅の広くない登山道なので危険な行為なので注意してやりたい気持ちで
いっぱいになりましたが、人が多いということはこういうマナーの人もいるん
だなと納得して残念な気持ちになりました。。
Sガレのあたりで渋滞は解消、ここからは自分のペースで登れますが最後が意外に
キツくてペースが上がらない(汗 そんなこんなで午後1時に無事に涸沢到着。
テン場は予想通りえらいことになっておりまして、この日は1200張のテントが
張られたそうです。。先に場所を探してテントを張ってからの受付でいいそう
なので先に場所探し。ヒュッテに近い場所は狭かったり斜めだったりでいいと
ころがなく、結局涸沢小屋寄りのはずれの場所を確保してテントを設営。
テント受付後はパノラマ売店でおでんと生ビールを買ってテラスで乾杯!ここ
でも買い物するのに20分くらい並びました、ここは原宿?ってくらいの人の
感じです、想像以上!風が思ったより強くてすごく寒いけど生ビールの旨さは
変わりません、素敵♪
テントに戻って晩御飯の準備。この日のメニューはステーキとバースデーケーキ、
ホットケーキミックスをこねてフライパンでホットケーキを焼き、荷上げた生ク
リームホイップでデコレーション♪ ステーキは味付け済みなので焼いて切るだ
けの簡単料理♪近所のテントのおじさま3人組と調理場が隣りで嫁さんの誕生日
をお祝いしてもらいました。その後は日が暮れるまで5人で宴会♪楽しい夜でした。
夜は寒いのでいつものダウンハガー#3に加えて今回からユニクロのヒートテック
インナー上下+ダウンパンツ+真冬用のダウンジャケットを用意。寝る前にはZippo
のハンディウォーマー(ハクキンカイロ)をお腹に入れて寝たので快適に寝ること
ができました♪ビバ冬のスキー装備!
(2日目)
朝5時起床、テント内の結露が凍り付いている。。外に出てみるとフライに霜が
降りてガチガチ(汗 それでもいいお天気で綺麗なモルゲンロートが目の前に。
コレ見るだけでも来てよかったなーと♪
朝ごはんを食べて出発前にヒュッテのトイレに行ってみるとなにやら行列。テント
受付小屋の近くまで伸びていたのはなんとトイレの順番待ちでした。結局40分
ほど待ってトイレに辿り着く。途中でお腹の急降下が来たらどうしようとドキドキ
でしたが無事でした(汗
8時前に予定していた奥穂高岳に向かって出発〜!テン場を下に見ながらザイテン
グラートへ取り付いて登って行くとなにやら渋滞・・・。今度は鎖場での交差が
できない下りの団体さんのために登り待ちが発生(汗 見たところ特に問題無さ
そうな鎖場だったが上から降りてきたのは鎖に頼りまくっている方々が・・・。
そんなこんなでここの鎖場を通過するのに30〜40分、それでもコースタイム+10分
ほどで穂高岳山荘に到着。
さぁ奥穂いくぞー!と思ったら山荘前から渋滞の列が・・・・。聞いたところに
よると山頂まで往復3時間とか。。。コレを見て完全に戦意喪失したのでビール
買ってはるか下の涸沢を見ながらグビっと(酔
少し休憩してから行き先の作戦会議。このままザイテングラートを下りて涸沢に
戻るか、せっかく登ってきたのだから涸沢岳に登って北穂高岳を目指すかの
どちらか。会議の結果、お天気もいいしまだ10時半だし北穂から大キレットの
下見をしたいなーということで一路涸沢岳方面へ。
山荘〜涸沢岳までは15分で到着。お天気がいいので周りの山が全部見えます!
最高のお天気♪山頂は広くなくて切り立った崖、山頂の看板の向こう側は完全に
切れ落ちてて超スリリング!これ見てほろ酔い気分は完全に飛びました(汗
ここから北穂までの縦走路は見たところ切り立った尾根のアップダウン。ここ
から少し気を引き締めて進みます。途中は北アルプス1長いと呼ばれる鎖場やら
剱のカニのタテバイより怖いと言われる鎖場を下ったり、垂直に近い岩場を
上り下りしながら一歩一歩進んで行く。途中で会った中学生の女の子は高度感
の恐怖で泣きながら鎖場を登っていました(汗 エラいところに来てしまったw
ちなみに日陰になる飛騨側の道は前日に降った雪が凍っていて滑る滑る。モチ
ロン滑れば奈落の底です、あの世逝き確定。慎重に浮いていない岩に足を置き
ながら進みます。ルートの難易度からしてもさすがにここは連休中でも空いて
ましたw 北穂側から奥穂が多いみたいで渋滞は皆無、同じ方向になったソロの
お兄さんと同じペースになったので北穂山頂まで3人パーティーになって進みま
した。
北穂山頂は広くて平ら、槍から大キレットまでクッキリ!ここも周りの山が全部
見えて最高の景色!北穂高小屋でお昼ご飯を食べようと思っていたのに昼食ラスト
オーダー過ぎててお昼は北穂テラスでカップラーメン(泣 でも生ビール飲んで
カップラーメン美味しかったよ〜♪
北穂〜涸沢の下りは一部切れ落ちた鎖場やハシゴがあるもののザイテングラート
より危険は少なそうな道。ザレ場が多いので滑らないように気をつける必要が
あります。この登山道を降りている間、ザイテン方面から大きな落石音と
「ラーク!」の声。。奥穂への道は1日中渋滞していたようで落石多発だった
模様・・・。その後事故のニュースがなかったようなので怪我人は出なかった
のでしょう、よかった。。 予定外にハードルートになってしまって15時半
テントに戻る。
この日のヒュッテの混雑は前日の半分以下、おでんもビールもトイレも待ちは
5分ほどでした♪おでんをお鍋に入れてもらってテン場で温めなおしておいしく
頂きました♪夜は8時前に就寝、明日はもう帰りかぁ〜。
(3日目)
朝は曇り、モルゲンロートは見れませんでした。テントを片付けてひととおり
記念撮影して8時前に涸沢ヒュッテを出発。帰りは横尾経由では渋滞しそうだ
ったので難易度の高いパノラマコースを選択しました。
健脚向きのコースだけあってスタートしていきなりロープやら鎖やら。1箇所
だけちょっとスリリングな鎖があったものの前日の涸沢岳〜北穂ほどではない
のでここはスンナリ通過。少し進むとまた渋滞が・・・今日もかーorz
渋滞はしばらくの間続いてここで1時間ほど牛歩戦術(汗 渋滞の原因はという
と屏風のコル手前のロープが張られている下り箇所。ここの通過に時間がかかる
人が連続して渋滞ができた模様(汗 渋滞を抜けて屏風のコルまでコースタイム
2倍の時間がかかりました。屏風の耳までは時間の関係で今回は断念、先を急ぎ
ます。コル〜徳沢までは休憩も取らずにトップスピードで歩き徳沢園にはコース
タイムどおりの時間までリカバーすることに成功、グッジョブ我が家♪
徳沢園で大休憩、ソフトクリームとカレーを頂いて元気回復。上高地を目指し
て平らな道をズンズン進み、午後2時前に観光客だらけの河童橋に到着。上高地
バスターミナルはバスの行列で最後までエライコッチャの山行でした(汗
3日間人の多さと渋滞に悩まされた山行だったけど涸沢テン場のあの感じ、
ファンが多いのもわかる気がしました♪また行きたいな涸沢(人の少ないときにw)
なんて素敵においしそうな山行なんでしょう
ケーキもスゴイです。
素敵なお誕生日、おめでとうございました
嫁さんのアイデアでホットケーキを焼こうということに
なっていたのですが、せっかくだからとホイップクリーム
とデコレーションセットも上げちゃいました
涸沢はまったりとこういう楽しみ方がいいみたいですね。
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