快晴☆立山スキー滑走


- GPS
- 17:30
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 2,288m
- 下り
- 2,899m
コースタイム
- 山行
- 3:31
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 4:06
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 8:38
天候 | 3日とも快晴(30日の午後は若干雲広がる) |
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過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山で電車に乗り遅れ、18:26分発ので電車となってしまいました。 15:00前であれば若干すいているかも。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今年は積雪が少ないとこのことでした。 ただし、朝方10:00くらいまでは上部は結構クラストしており滑走要注意です。 御山谷、タンボ沢ともに黒部湖沿いが歩行困難との事だったので、一の越から黒部平へと滑走。東一の越付近も滑走できず。(ロープウェイ、トロリーバス料金が高くつきました) 真砂岳から大走尾根上部は雪がつながっておらず歩行。 |
その他周辺情報 | 雷鳥沢ヒュッテは入浴可ですが、この時期まだ温泉ではないようです。 みくりが池温泉はどうなんでしょうか? |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
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感想
4/28
前日、タイミングよく始発の新幹線かがやきのチケットを購入できた。この後はソールドアウトだったので、実にタイミングよかった。ただ、乗車してみると、若干空席があるので直前だと結構キャンセルがあり予約ができるのでしょう。
大宮から富山まで2時間かからず、新幹線の恩恵は有難い。以前だと雷鳥沢まで入るだけで一日を費やしていたが、今は半日ですむ。その分午後から行動ができ、今回も大日岳の稜線を途中まで足慣らしに往復してきた。やる気になれば、奥大日岳までの往復もできる。
さて、室堂までは有名な観光ルートであるので、かなりの混雑を予想していたが、富山で室堂までの往復チケットを購入すると、すでにケーブルカーが予約されているため、思ったほどの待ち時間もなく12:00前には室堂へ到着。
登山届を提出する際に、今年は雪が少なく御山谷、タンボ沢も下部が滑走不能、黒部湖岸の道も通行困難との事で、黒部平までの滑走にするように指導を受ける。
室堂からは雷鳥沢テント場までは、道を間違え室堂山荘方面に進み遠回りをししまった。まあ、15分程度であるし快晴の天気、そしてまだ体力も十分だったので、それほどの苦も無く雷鳥沢テント場に到着。水はある、交通の便もよく、広い、平ら、そして快晴と好条件を備えてはいるものの、やはり積雪期なのでそれほどテントの数は多くない。(100張りはないと思う)
テント設営後、かなり時間があったので大日岳への稜線を室堂乗越先のピークまで慣らしがてらにスキーで歩行そして滑走。下から見ると結構急傾斜に見える稜線へもシール登坂ができましたが、室堂乗越からピークまではシートラに変更しました。奥大日まで行きたいところでしたが、初日でもあるので今日はここから折り返しスキー滑降。まずは、眼前に広がる明日から滑走する立山スキーエリアを一望にしての滑走を満喫。
テント場に戻り、まずは今日明日のビール、チューハイを雷鳥ヒュッテにて購入し、夕飯を食べながら明日からのコース、そして順番を再検討し、最終日に時間を考え変更しました。(29日:テント場〜一ノ越〜黒部平(ワープして)室堂〜一の越〜雄山〜山崎カール〜テント場 30日:テント場〜剣御前小屋〜別山〜真砂岳〜テント場〜室堂)
4/29
4:30ごろが日の出の時間のため、起きる時にテントの中が明るいこの時期は有難いものです。出発の時間も早めればいいのでしょうが、あまり早いと滑走の時に斜面がクラストしているので滑落のリスクを考えると、7:00位の出発が無難なところです。
一ノ越までは上部は結構な斜度となりますが、ある程度雪質が緩んでいたためシールで通す。一ノ越にていよいよ滑走準備とはいえ、御山谷へドロップすると東一ノ越への上り返しがきついので、ここは我慢してほぼ斜滑降にて滑走開始したものの、予想通り夏道露出状態に遭遇しシートラにて東一ノ越へ向かう。
東一の越からドロップして滑走開始、一部小規模なデブリがあるものも安定した斜面が黒部平まで続く。上部はうねりも少なく滑りやすいのだが、下部はエロージョンが酷い上に、べた雪であるためかなり滑りにくい。
黒部平は観光客で溢れており、30分ほどロープウエイ乗車を待ったが、室堂までトロリーバスと合わせ30分ほどで行けてしまう文明の利器は有難い。(但し、3,400と高価である。)
室堂到着が12:00と時間が早かったので、予定通り雄山から山崎カール滑走に向かった。一ノ越まではそれほどの標高差もなくシール歩行向きのルートであるが、そこから雄山までは、積雪が全くなく夏道と全く変わらないのでシートラ、スキー靴歩行は結構大変だった。しかし、それも1時間ほどで辛抱なので、その後の頂上からの大滑走を考えれば致し方ない。雄山頂上から山崎カールへは頂上神社建物間の間を潜り抜けた場所でスキーを装着、ここよりドロップするが最初は斜滑降で慎重に下る。眼前に山崎カールの大斜面が見渡せる場所から滑走開始、適度な斜面と雪質で今回の滑走では一番の状況だ。途中、何度か休止しての滑走だが、雷鳥沢テント場まで気持ちの良いダウンヒルであった。
4/30
帰りの事も考え前日よりは大分早く6時前にはテント場を出発。朝方剣御前までシール歩行のつもりでいたが、斜面はクラストしており途中中ほどでスリップで一瞬ヒヤッとしたので、そこからはシートラに切り替え別山を目指す。当初の計画では雷鳥沢を下り、再び真砂岳に登る予定であったが、斜面がクラストしておりリスク低減(融雪)までは時間がかかる事を考え、別山、真砂岳、大走り尾根からの滑走に変更した。
剣御前乗越からの剣沢、そして別山からの真砂沢滑走に憧憬の念が堪えなかったが、これは次回への楽しみとして今回は真砂岳までの稜線をシートラで遂行した。
途中シール歩行もしたが、真砂岳への斜面でシートラに切り替え真砂岳に到達。頂上直下から残雪のあるルートもあるが、下部での雪崩リスクを考え、大走り尾根上部の残雪地帯まで下り、そこでスキーを装着。スキー装着時が最も不安定なので、次回からはセルフビレイ機器を装備するべきだろう。
大走り上部1/3程はクラストバーンが連続しており、滑落を避けるべきスピードを抑え慎重に滑走。途中尾根上で何人かの登山者を追い抜き、そして雷鳥沢キャンプ場まで豪快に下降して、今回の最終スキー滑走を楽しんだ。
帰りは、雷鳥沢ヒュッテにて入浴(但しこの時期は温泉ではないとこ事)後、最後の上りに幾分ばて気味ならも室堂に戻った。
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