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Yamareco

記録ID: 1449711
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
氷ノ山

氷ノ山(三の丸→氷ノ山越) 〜霧と小雨の中を歩く〜

2018年05月03日(木) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 兵庫県 鳥取県
 - 拍手
Katsuhara その他11人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:04
距離
10.6km
登り
822m
下り
817m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:02
休憩
1:02
合計
5:04
距離 10.6km 登り 826m 下り 823m
8:55
8:56
7
9:03
9:08
52
11:04
11:07
3
11:10
24
11:34
21
11:55
12:29
7
12:36
12:38
9
12:47
12:48
31
13:19
13:21
8
13:29
9
13:38
13:39
2
13:41
13:42
9
13:51
ゴール地点:わかさ氷ノ山キャンプ場
天候 曇 → 小雨 → 曇
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
私は自家用車で移動しましたが、一部メンバー(生徒)は若桜鉄道を使い若桜駅で列車に乗降しました。若桜駅から、わかさ氷ノ山キャンプ場まで車でピストン輸送しました。
若桜駅から𣇃米(つくよね)までは町営の路線バスもありますが、1〜2時間に1本なので、時間をよく確認しておきましょう。
コース状況/
危険箇所等
整備された登山道で危険個所はありません。途中、鎖やロープのかかっているところもありますが、注意して歩けば問題ないでしょう。
昨日までの雨で稜線にはぬかるんでいるところがありました。
その他周辺情報 宿泊は、「氷ノ山キャンプ場」(バンガロー、常設テント、オートキャンプ場あり)や、「高原の宿氷太くん」などロッジをご利用ください(要予約)。また、登山を終わって若桜駅方面へ向かう途中には町営の「若桜ゆはら温泉ふれあいの湯」があります。
わかさ氷ノ山キャンプ場は霧と霧雨です。雨具といつものなんちゃってアウトドアウオッチと、ホームセンターで買った職人用手袋を装着して出発しました。
2018年05月03日 08:47撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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5/3 8:47
わかさ氷ノ山キャンプ場は霧と霧雨です。雨具といつものなんちゃってアウトドアウオッチと、ホームセンターで買った職人用手袋を装着して出発しました。
ヤマブキ
黄色の鮮やかな花が群生していました。
2018年05月03日 09:03撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 9:03
ヤマブキ
黄色の鮮やかな花が群生していました。
スキー場の斜面を登って行きます。最初のこの急傾斜はキツイです。
2018年05月03日 09:10撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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5/3 9:10
スキー場の斜面を登って行きます。最初のこの急傾斜はキツイです。
ミツマタ
自然探勝路の杉林の中にぽつんと生えていました。まだ葉はあまり出ていません。
2018年05月03日 09:32撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 9:32
ミツマタ
自然探勝路の杉林の中にぽつんと生えていました。まだ葉はあまり出ていません。
幾つかの沢を横切ります。水の量は少ないですが、浮石には注意しましょう。
2018年05月03日 09:36撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 9:36
幾つかの沢を横切ります。水の量は少ないですが、浮石には注意しましょう。
自然探勝路を抜けたところのリフトの下で一休み。
2018年05月03日 10:06撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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5/3 10:06
自然探勝路を抜けたところのリフトの下で一休み。
急な階段が続く、このコースで一番ハードな区間が始まります。
2018年05月03日 10:15撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 10:15
急な階段が続く、このコースで一番ハードな区間が始まります。
ミヤマカンスゲかな?
2018年05月03日 10:21撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 10:21
ミヤマカンスゲかな?
イワウチワのなかま?
まだ蕾なので同定が難しいですね。
2018年05月03日 10:24撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 10:24
イワウチワのなかま?
まだ蕾なので同定が難しいですね。
三の丸コースは中盤まではきつい傾斜が続きます。初めてのメンバーは心が折れそうになります。けれど頑張った。
2018年05月03日 10:36撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 10:36
三の丸コースは中盤まではきつい傾斜が続きます。初めてのメンバーは心が折れそうになります。けれど頑張った。
タムシバ
大きな花弁の花がポツンとついています。霧の中で見晴らしが悪い分、近くの花が目につきます。
2018年05月03日 10:52撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 10:52
タムシバ
大きな花弁の花がポツンとついています。霧の中で見晴らしが悪い分、近くの花が目につきます。
三の丸に近付くと傾斜は緩やかになり、軽快な稜線あるきができるのですが、この霧なので、黙々と先を急ぎます。
2018年05月03日 11:03撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 11:03
三の丸に近付くと傾斜は緩やかになり、軽快な稜線あるきができるのですが、この霧なので、黙々と先を急ぎます。
三の丸の避難小屋を通り過ぎました。
2018年05月03日 11:10撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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5/3 11:10
三の丸の避難小屋を通り過ぎました。
さすが氷ノ山、稜線には残雪の見られる場所があります。
2018年05月03日 11:14撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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5/3 11:14
さすが氷ノ山、稜線には残雪の見られる場所があります。
小雨と雪と霧と…。寒いです。
2018年05月03日 11:35撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 11:35
小雨と雪と霧と…。寒いです。
ネマガリタケの中の道をアップダウンしながら山頂へ近付きます。時々スズコも見られましたが、今日は取って帰りません。
2018年05月03日 11:47撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 11:47
ネマガリタケの中の道をアップダウンしながら山頂へ近付きます。時々スズコも見られましたが、今日は取って帰りません。
山頂の一等三角点へ辿り着きました。
一等三角点「氷ノ山」
 緯度: 35:21:14.2529
 経度: 134:30:49.8298
 標高: 1509.62
2018年05月03日 11:56撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 11:56
山頂の一等三角点へ辿り着きました。
一等三角点「氷ノ山」
 緯度: 35:21:14.2529
 経度: 134:30:49.8298
 標高: 1509.62
山頂避難小屋で休憩、昼食にしました。
2018年05月03日 11:57撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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5/3 11:57
山頂避難小屋で休憩、昼食にしました。
今日の昼食はラ王です。山で食べる温かいラーメンは美味いなぁ。
2018年05月03日 12:14撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
2
5/3 12:14
今日の昼食はラ王です。山で食べる温かいラーメンは美味いなぁ。
昼食が終わったら、さっさと出発。
氷ノ山越方向へ向かいます。
2018年05月03日 12:29撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 12:29
昼食が終わったら、さっさと出発。
氷ノ山越方向へ向かいます。
ここにも残雪が。かなり残ってます。
2018年05月03日 12:38撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 12:38
ここにも残雪が。かなり残ってます。
甑岩(こしきいわ)の標識の場所でっ情報を見上げると、頭上に突き出した岩が。
2018年05月03日 12:42撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 12:42
甑岩(こしきいわ)の標識の場所でっ情報を見上げると、頭上に突き出した岩が。
ショウジョウバカマ
岩の隙間に花を咲かせています。
2018年05月03日 12:45撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 12:45
ショウジョウバカマ
岩の隙間に花を咲かせています。
ヤブデマリ かな?
2018年05月03日 12:53撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 12:53
ヤブデマリ かな?
ブナの倒木をくぐって進みます。冬の雪によるものか、大きな枝が折れているのを幾つも見かけました。
2018年05月03日 12:59撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 12:59
ブナの倒木をくぐって進みます。冬の雪によるものか、大きな枝が折れているのを幾つも見かけました。
霧が少し晴れて、赤倉山が見えました。
2018年05月03日 13:10撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 13:10
霧が少し晴れて、赤倉山が見えました。
氷ノ山越の避難小屋
ここで小休憩。ここから先は、ほぼ林間の下り道です。
2018年05月03日 13:18撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
5/3 13:18
氷ノ山越の避難小屋
ここで小休憩。ここから先は、ほぼ林間の下り道です。
タチツボスミレ でしょうね。
あちこちで見かけましたが、天気が悪いのであまり花が開いていません。
2018年05月03日 13:21撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 13:21
タチツボスミレ でしょうね。
あちこちで見かけましたが、天気が悪いのであまり花が開いていません。
ヤマルリソウ
2018年05月03日 13:33撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 13:33
ヤマルリソウ
サンカヨウ
この山の定番ではありますが、花のついたものは多くありませんでした。
2018年05月03日 13:37撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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5/3 13:37
サンカヨウ
この山の定番ではありますが、花のついたものは多くありませんでした。
ハシリドコロ
2018年05月03日 13:38撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 13:38
ハシリドコロ
ミヤマカタバミ だと思われます。氷ノ山には「ヒョウノセンカタバミ」という種もあるようですが、確認できませんでした。
2018年05月03日 13:40撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 13:40
ミヤマカタバミ だと思われます。氷ノ山には「ヒョウノセンカタバミ」という種もあるようですが、確認できませんでした。
ゼンマイ
2018年05月03日 13:48撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5/3 13:48
ゼンマイ
獣除けの電気柵が設置されています。昼間は電気が流れていないようなので、外して出入りします。
2018年05月03日 13:49撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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5/3 13:49
獣除けの電気柵が設置されています。昼間は電気が流れていないようなので、外して出入りします。
キャンプ場へ帰ってきました。今頃になって晴れ間が出てきました。
2018年05月03日 13:50撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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5/3 13:50
キャンプ場へ帰ってきました。今頃になって晴れ間が出てきました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン レインウエア(雨合羽) 靴下 サポーティングタイツ グローブ 日よけ帽子(キャップ) サブザック トレッキングポール 昼食(カプめん) 行動食(飴) 予備食(シリアルバー他) 飲料(お茶500mL 水900mL) シングルバーナー OD缶 コッヘル 地図(地形図) iPhone(GPS+カメラ) iPad mini サブバッテリー カメラ 携帯電話 腕時計 ラジオ 手拭い ティシューペーパー

感想

 連休中の山歩き第2弾は「氷ノ山」だ。
 今年、我が校の山岳部には数名の新入生が入部した。その生徒達の「新歓登山」という名目で、当初1泊する予定を立てていたのだが、諸般の事情で日帰りの登山となった。朝6:40に集合して氷ノ山へ車を走らせた。一部の生徒は列車で若桜駅へ来るので、それをピストン輸送して、8時半過ぎに登山を開始した。
 残念なことに、天気は曇りで霧雨が降るため、雨合羽(レインウエア)を着て歩くことになった。霧というか、雲がかかっているため視界はあまり良くない。カメラが防水機能付なのが心強い。
 今回の登山は、6月に行われる県総体の下見が大きな目的だ。なので、ただ単に山頂目指して歩くのではなく、地図を見てポイントを確認しながら進んでいった。私はiPhoneのGPSに頼ってばかりで、地形図から現在のポイントを判断することはあまり得意ではない。おまけに、国土地理院の地図に記されているルートが必ずしも実際の登山ルートと一致していないところもあるものだから、さらに厄介だ。
 この季節は様々な花が咲いていて新緑も美しい時期なのだが、天気が悪いためなかなかそれを楽しむこともできない。それでも目についた花をいくつか写真に収めてきた。ただ、曇りや雨の日は花があまり開いていないため、後で植物名を同定するのになかなか苦労した。
 昼食は山頂の避難小屋でカップラーメン「ラ王」を食べた。昨日、スーパーにあった一番高いカップラーメンがこれだったのだ。生徒達はみんなパンをかじっていたが、せめて顧問は「こんな楽しみもできるんだぜ」ということを教える必要もあるかと思って、敢えて荷物がかさばるのを承知でコッヘルやバーナーを担いで上がったのだ。本当は生徒達にあったかいカップラーメンを振舞ってやることができれば私の株も上がったのかもしれないが、そこまでの余裕はなかった。
 あまり良い天気ではなかったが、さすがに名峰だけあって、比較的多くの登山者とすれ違った。若いカップルもいればお年寄りの集団もあって、それぞれの楽しみ方をしているようだった。
 我が隊の1年生にとっては、合羽を着ての登山は決して楽しいものではなかったかもしれない。けれども、山では悪天候が避けられないこともよくある。安全に登山を行うためにはそれなりの装備と技術が必要であるということを知る良い機会となっただろう。

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積雪期ピークハント/縦走 氷ノ山 [日帰り]
わかさ氷ノ山スキー場から氷ノ山周回
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
4/5
体力レベル
3/5

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