ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1457213
全員に公開
山滑走
剱・立山

黒部五郎岳・薬師岳〜北アのドン真ん中へ:テン泊山スキー

2018年05月05日(土) ~ 2018年05月06日(日)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
35:51
距離
45.2km
登り
3,586m
下り
3,579m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
12:33
休憩
0:53
合計
13:26
5:42
131
7:53
7:56
74
9:10
9:10
261
13:31
13:33
12
13:45
13:56
33
14:29
14:37
75
15:52
16:02
5
16:07
16:18
2
16:20
16:21
37
16:58
16:58
70
18:08
18:15
5
18:20
18:20
48
19:08
宿泊地
2日目
山行
12:10
休憩
1:25
合計
13:35
3:55
57
宿泊地
4:52
5:07
39
5:46
5:46
2
5:48
6:08
15
6:23
6:23
85
7:48
7:52
36
8:28
8:32
19
8:51
8:55
18
9:13
9:22
6
9:28
9:32
10
9:42
9:42
7
9:49
10:00
27
10:27
10:33
92
12:05
12:05
152
14:37
14:41
52
15:33
15:34
105
17:19
17:22
8
17:30
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
飛越トンネル駐車地に駐車。
コース状況/
危険箇所等
駐車地付近には全く雪はなく、4年前に来た時(トンネル手前1劼泙農兩磴△)とは全く別の光景であった。危険個所は特にありませんが北ノ俣岳以降の行動は強風が吹くと厳しいものがあります。
未明はみぞれであった。4時ごろ出発の予定だったが少し待機して5時30分飛越新道登山口出発。テント泊は何年ぶりか?肩に重荷が食い込む。
2018年05月05日 05:39撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 5:39
未明はみぞれであった。4時ごろ出発の予定だったが少し待機して5時30分飛越新道登山口出発。テント泊は何年ぶりか?肩に重荷が食い込む。
ほとんど雪が無く絶望的な感じだったが飛越新道1700m位でぼちぼち雪が付き始め、1800m位でシールオン
2018年05月05日 07:37撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/5 7:37
ほとんど雪が無く絶望的な感じだったが飛越新道1700m位でぼちぼち雪が付き始め、1800m位でシールオン
寺地山までのアップダウンも極端な雪不足で滑るにはかなり厳しい。4年前のGWとは大違いである。
2018年05月05日 09:12撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/5 9:12
寺地山までのアップダウンも極端な雪不足で滑るにはかなり厳しい。4年前のGWとは大違いである。
さあここから北ノ俣岳に向け登り始める
2018年05月05日 09:12撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
5/5 9:12
さあここから北ノ俣岳に向け登り始める
寺地山からの下り鞍部:避難小屋付近
2018年05月05日 10:16撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 10:16
寺地山からの下り鞍部:避難小屋付近
この時期トレースは多い
2018年05月05日 10:31撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/5 10:31
この時期トレースは多い
振り返り、中央右寄り:寺地山
2018年05月05日 10:52撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/5 10:52
振り返り、中央右寄り:寺地山
2350m付近のハイマツ帯にテント設営。今日はトレーニングもかねて2人ともテン泊装備で敢えて荷物分散はせず各人で責任を持つことにした。ktn92さん
2018年05月05日 12:26撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
5/5 12:26
2350m付近のハイマツ帯にテント設営。今日はトレーニングもかねて2人ともテン泊装備で敢えて荷物分散はせず各人で責任を持つことにした。ktn92さん
僕のこのゴアシングルテントは10年位前に買ってからこれが2回目の使用!!今のところ1泊26000円也!
2018年05月05日 12:26撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8
5/5 12:26
僕のこのゴアシングルテントは10年位前に買ってからこれが2回目の使用!!今のところ1泊26000円也!
テントに荷物をデポしてさあ、これから北ノ俣経由黒部五郎を目指す。昼の出発で往復は恐らくサンセットになる可能性があるが、今日はテン泊だからサンセットになっても戻ってくるよ!
2018年05月05日 13:32撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
5/5 13:32
テントに荷物をデポしてさあ、これから北ノ俣経由黒部五郎を目指す。昼の出発で往復は恐らくサンセットになる可能性があるが、今日はテン泊だからサンセットになっても戻ってくるよ!
薬師が大きく裾野を広げる
2018年05月05日 13:32撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/5 13:32
薬師が大きく裾野を広げる
まずは北ノ俣
2018年05月05日 13:46撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
5/5 13:46
まずは北ノ俣
お次は中俣乗越目指して大トラバースの開始。しかし雪質重く滑りも悪い。高度も下げられないため手漕ぎが続く。
2018年05月05日 14:02撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/5 14:02
お次は中俣乗越目指して大トラバースの開始。しかし雪質重く滑りも悪い。高度も下げられないため手漕ぎが続く。
薬師に見送られて
2018年05月05日 14:02撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/5 14:02
薬師に見送られて
正面に黒部五郎岳、遥かなり
2018年05月05日 14:13撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
5/5 14:13
正面に黒部五郎岳、遥かなり
後方はいつも薬師が・・・
2018年05月05日 14:13撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/5 14:13
後方はいつも薬師が・・・
かなりのトラバースとアップダウンを経て最後の急登は息切れも激しく高度障害・疲労との戦い。難産の末、黒部五郎の山頂へ
2018年05月05日 16:07撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8
5/5 16:07
かなりのトラバースとアップダウンを経て最後の急登は息切れも激しく高度障害・疲労との戦い。難産の末、黒部五郎の山頂へ
北アルプスドン真ん中の大展望
2018年05月05日 16:08撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
5/5 16:08
北アルプスドン真ん中の大展望
2018年05月05日 16:09撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/5 16:09
さあ行くよ
2018年05月05日 16:17撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/5 16:17
さあ行くよ
徐々に日が傾いて東面は陰になっている。クラストも怖いので先を急ぐ
2018年05月05日 16:56撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/5 16:56
徐々に日が傾いて東面は陰になっている。クラストも怖いので先を急ぐ
平坦なトラバースでひたすらシール歩行
2018年05月05日 16:56撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/5 16:56
平坦なトラバースでひたすらシール歩行
帰りは暗がりになるだろうか?テン泊地は西面だから7時ごろまでは大丈夫か
2018年05月05日 17:43撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/5 17:43
帰りは暗がりになるだろうか?テン泊地は西面だから7時ごろまでは大丈夫か
も一度薬師を見納めて・・
2018年05月05日 17:45撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
5/5 17:45
も一度薬師を見納めて・・
北ノ俣への最後の登り。ダラダラ長く堪える・・・
2018年05月05日 17:45撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/5 17:45
北ノ俣への最後の登り。ダラダラ長く堪える・・・
ギリギリサンセット前に北ノ俣通過
2018年05月05日 17:58撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/5 17:58
ギリギリサンセット前に北ノ俣通過
2018年05月05日 17:58撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 17:58
黒部五郎さんさようなら・・・
2018年05月05日 18:13撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
5/5 18:13
黒部五郎さんさようなら・・・
笠ヶ岳も白く輝く。・・・この後は雪の無い北ノ俣岳をガレ場歩きで帰還。最後の高差100mだけシール滑走で下った。僕は疲労・高度障害・眠気で食事もとらずにテント内で爆睡・・10時ごろに起きてようやく金ちゃんヌードルを。(初日終了)
2018年05月05日 18:13撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/5 18:13
笠ヶ岳も白く輝く。・・・この後は雪の無い北ノ俣岳をガレ場歩きで帰還。最後の高差100mだけシール滑走で下った。僕は疲労・高度障害・眠気で食事もとらずにテント内で爆睡・・10時ごろに起きてようやく金ちゃんヌードルを。(初日終了)
翌朝未明にテント地を出発。もう一度北ノ俣岳を登ります・・・
2018年05月06日 03:55撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/6 3:55
翌朝未明にテント地を出発。もう一度北ノ俣岳を登ります・・・
今日は午前は快晴無風が約束されている・・・さあ2日目へ
2018年05月06日 03:55撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/6 3:55
今日は午前は快晴無風が約束されている・・・さあ2日目へ
初日、ここ飛越トンネルからスタート
全く雪がありません(k)
初日、ここ飛越トンネルからスタート
全く雪がありません(k)
雪はあったりなかったり(k)
雪はあったりなかったり(k)
重い荷物を担いでヒーコラ(k)
重い荷物を担いでヒーコラ(k)
寺地山を過ぎ、ようやく北ノ俣への登りが見えた(k)
1
寺地山を過ぎ、ようやく北ノ俣への登りが見えた(k)
笠ヶ岳が勇気を与えてくれる(k)
1
笠ヶ岳が勇気を与えてくれる(k)
あの黒い山はどこでしょう?
あれが今回のルートなのです(k)
1
あの黒い山はどこでしょう?
あれが今回のルートなのです(k)
しかし黒い(k)
あの白い笠ヶ岳とは対照的だ(k)
1
あの白い笠ヶ岳とは対照的だ(k)
北ノ俣避難小屋には寄らず(k)
1
北ノ俣避難小屋には寄らず(k)
肩に食い込む重さに耐え、ここまでやって来た(k)
肩に食い込む重さに耐え、ここまでやって来た(k)
標高2,300mぐらい(k)
1
標高2,300mぐらい(k)
この辺りのハイマツ内にテントを設営(k)
1
この辺りのハイマツ内にテントを設営(k)
テント装備や何やらをデポしたら、羽根が生えたように軽いこと軽いこと(k)
1
テント装備や何やらをデポしたら、羽根が生えたように軽いこと軽いこと(k)
では行きましょう
黒部まで!(k)
3
では行きましょう
黒部まで!(k)
神岡新道分岐直下はほぼ雪ゼロだが、ごめんなさい、ハイマツの上を板で歩いてしまいました(k)
1
神岡新道分岐直下はほぼ雪ゼロだが、ごめんなさい、ハイマツの上を板で歩いてしまいました(k)
しかし、分岐に出ると(k)
1
しかし、分岐に出ると(k)
この光景が(k)
槍も待っててくれました(k)
2
槍も待っててくれました(k)
北ノ俣岳へ向かう(k)
1
北ノ俣岳へ向かう(k)
北ノ俣岳山頂に到着
後ろは翌日に待っててね、薬師です(k)
4
北ノ俣岳山頂に到着
後ろは翌日に待っててね、薬師です(k)
こちらは水晶、鷲羽(k)
2
こちらは水晶、鷲羽(k)
さあ行きますよ〜(k)
1
さあ行きますよ〜(k)
待ってろよ〜黒部(k)
1
待ってろよ〜黒部(k)
ここからは上手なトラバースルートが必要
自分は苦手なので、JUNDrさんにお願い(k)
1
ここからは上手なトラバースルートが必要
自分は苦手なので、JUNDrさんにお願い(k)
しかし、眺めに癒されながら時間を忘れてしまう(k)
1
しかし、眺めに癒されながら時間を忘れてしまう(k)
徐々に黒部が近づいてくる(k)
1
徐々に黒部が近づいてくる(k)
中俣乗越辺りの嫌らしい雪庇
休まず通過(k)
1
中俣乗越辺りの嫌らしい雪庇
休まず通過(k)
立山方面も覗いてきた(k)
2
立山方面も覗いてきた(k)
あの夏道の左をシールで進む(k)
1
あの夏道の左をシールで進む(k)
正面が雲の平(k)
2
正面が雲の平(k)
でかい薬師岳(k)
2
でかい薬師岳(k)
山頂はまだ見えない(k)
1
山頂はまだ見えない(k)
JUNDrさんが登ってくる(k)
2
JUNDrさんが登ってくる(k)
一足お先に登頂(k)
2
一足お先に登頂(k)
来て良かった(k)
4
来て良かった(k)
穂高、笠ヶ岳、奥に乗鞍(k)
2
穂高、笠ヶ岳、奥に乗鞍(k)
双六岳の向こうに槍(k)
1
双六岳の向こうに槍(k)
槍をズームで
あちらは人でいっぱいでしょうね(k)
4
槍をズームで
あちらは人でいっぱいでしょうね(k)
穂高の岩山は東北の雄大な山容とは全く違う(k)
1
穂高の岩山は東北の雄大な山容とは全く違う(k)
笠ヶ岳と乗鞍岳(k)
4
笠ヶ岳と乗鞍岳(k)
明日は待っててね薬師岳(k)
1
明日は待っててね薬師岳(k)
あの中央付近まで戻らねば(k)
1
あの中央付近まで戻らねば(k)
JUNDrさんも到着(k)
1
JUNDrさんも到着(k)
では急いで帰りましょう(k)
1
では急いで帰りましょう(k)
黒部五郎のカールではありませんが、大斜面です(k)
2
黒部五郎のカールではありませんが、大斜面です(k)
いよっ(k)
そりゃ〜(k)
とぉ〜(k)
それっ(k)
JUNDrさん(k)
JUNDrさん(k)
ナイスです(k)
この大斜面を延々とトラバースして帰る(k)
2
この大斜面を延々とトラバースして帰る(k)
夕日を浴びる槍ヶ岳(k)
1
夕日を浴びる槍ヶ岳(k)
日が沈み、東斜面は氷化が始まる(k)
2
日が沈み、東斜面は氷化が始まる(k)
神岡新道分岐まで戻った
後は板を担いでおうちまで(k)
4
神岡新道分岐まで戻った
後は板を担いでおうちまで(k)

感想

天候にも恵まれた?今年のGW。
遠征最終章として、JUNDrさんとテント泊でのスキーツアーに出掛けることとなった。
JUNDrさんからは、小屋泊かテント泊と聞かされていたので、自分も長期遠征出発時にテント泊装備も準備はしていた。
そして、どうする?と聞かれ、「テントも準備していますから大丈夫ですよ〜」と答えたらテント泊に決定!
やっぱり、小屋泊にすればよかったと思ったのはその後出発してすぐであった。(笑)
前日の山形月山の山行から移動し、神岡の道の駅で合流後、早朝から出発の予定が雨で若干の待機となったが、雨雲レーダーを見ながら大丈夫でしょうと若干の遅れでスタート。
久し振りのテント装備に板担ぎ。毎回思うがもうやらない!と思っても何故だか同じミスを繰り返してしまう。(笑)
しかも雪が異常に少なく、アップダウンの繰り返し。
途中で音を上げそうになるが、テント場を設営したら気が楽になった。
そうなればこちらのもの。JUNDrさんが黒部まで行きます?と言うのでテントまで戻るだけなので、もちろん遅くなっても踏みましょう!と理由も分からないまま突き進む・・・
単独では尻込みしてしまうところも、強い味方がいれば鬼に金棒。
敗退の文字は微塵もなく、長〜いトラバースを繰り返して山頂に到着。
やはり、来てよかった。
帰りの長い道のりも暗くなっても平気さ〜、テントへ戻れば酒が待っている!
またもや訳のわからないこじつけによる火事場の馬鹿力によりヘッデンを使用する前に到着。
JUNDrさんはお疲れモードでお休みなさい。
自分は意気揚々、早速つまみを広げ、焼酎を割る水作りに精を出す。
いい気になってハイペースで飲んでいたら案の定、自分も当然のことながら、同様に疲れているので食事中にも関わらず知らぬ間に撃沈。
汁の入ったコッヘルを蹴飛ばさずに済んだのだけは良かった。(笑)
そして翌日、疲れの取れぬまま、薬師に向かうのであった。

3月以降、仕事や天候、様々な行事により山への時間が取れずモチベーションもガタ下がり。きっと体力も相当落ちているだろう。一方ktn92さんは単独上越・東北遠征に出かけている。山の無いGWは許されない・・・最後の2日間でGWらしい山スキー山行を計画した。山スキーヤーの憧れの地、北アルプスジャイアントこと薬師岳、北アどん真ん中の黒部五郎岳の2山の山スキー滑降に挑戦だ。まずはテン泊装備が大問題。ここ何年もテントなんて押し入れから出したことがない。使用2回目のソロテントを久々に使用だ。総重量17圈▲好ーを合わせると20圓老擇超える。久々の重荷山行にやや戸惑いながら出発。一番の衝撃は登山口に全く雪が無いことだった。以前に来た時には手前1劼ら積雪で歩き、取り付きも雪壁となっておりどこからでも稜線に乗り上げ可能であった。
雪の無い飛越新道は泥だらけ、倒木だらけでブーツがずぼる、スキーは引っ掛かり、いきなり難儀して進む。コースタイムよりはるかに時間がかかってしまう。それでも根性で進み、何とか寺地山を通過し、正面に見える北ノ俣岳はハイマツで覆われとてもスキーができる状態ではなさそうだ。愕然としたが、それでも北ノ俣岳を目指す。2300m少し上のハイマツ帯にテント設営。少し休んでいよいよ黒部五郎岳に向け出発。雪のほとんどない斜面に登山道にだけ雪が残りktn92さんは絶対にスキーを脱がない覚悟で岩の上さえもシール歩行で越えてゆく(恐れ入りました!僕ならとっくにスキーは脱いでいました)北ノ俣山頂では風ががぜん強くなりいよいよ北アど真ん中に向けて大トラバース開始。微妙なアップダウンがあるが何とか一本道を作り登り返しを少しでも楽にするようにした。中俣乗り越しからは最後の350mのアップ。風が強まり息も切れる足も重い。何とか堪えて16時に黒部五郎岳山頂ゲット。こんな時間に雪の北アドン真ん中は結構無謀でもある。テン泊ならではだ!後は大展望を見ながら肩からの滑降とロングトラバースで北ノ俣への復帰だけだ。気温はどんどん下がりクラストも始まる。今日は日没でもテントまで戻ればOKなので気持ち的には余裕。北ノ俣までは意外に長く疲労困憊して再びスキーを担いでガレ道を兼用靴で降りる。薄暗くなった7時にテント地に帰還。僕はそのまま爆睡してしまった・・・・(初日終わり)




お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1528人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら