北ア・折立から太郎兵衛平経由で黒部五郎岳往復
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 32.9km
- 登り
- 2,441m
- 下り
- 2,441m
コースタイム
- 山行
- 3:28
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 3:58
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 10:42
- 山行
- 3:11
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 3:37
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
好天のため放射冷却で気温が下がり、太郎兵衛平の木道が一部凍結し、滑りやすい。(実際、事故も起こった) |
写真
感想
9月13日から始まる敬老の日3連休を利用して、弟子(妻)と2人で黒部五郎岳へ登山に行った。折立からの往復で、3連休の初日だから、クルマで行くと駐めるところが無いと思い、JRと地鉄立山線と地鉄バスを乗り継いで、現地入り。地鉄立山線に乗るのは、2001年8月3日にビア電に乗って以来(だと思う)。有峰林道のバスに乗るのも、2004年8月13日以来10年ぶり。有峰林道は昔小学校高学年くらいの時(?)にオヤジのクルマで家族でドライヴした時から何度か通ってるけど、昔からは想像出来ないくらい快適な道路と化している。狭くてアヤしいトンネルも、すれ違いが不可能な隘路もほぼ姿を消した。ざんね〜ん(苦笑)。折立に来るのも、まだ「恋人」だった弟子と2004年8月13日に来て以来だから、10年ぶり。登山口到着は、午後1時前。ここから日没までの5時間余りの間に太郎平小屋に到着し、薬師峠のキャンプ場でテントを張らなきゃいけない。10年前に弟子と2人でここに来た時は、4時間かからずに折立から太郎平小屋に到着してることを考えると、いくら体力が衰えたとはいえ、日没までには薬師峠キャンプ場に到着出来るハズと踏んでた。所定ダイヤよりも早く折立に着いたため、12:47に登山スタート。小一時間登ったところで、ネット上で話題になってる『アラレ』に到着(苦笑)。森林限界を超えた辺りから周囲はガスに覆われ始め、薬師岳方面を除いて展望はナシ。16:45に太郎平小屋に到着。20分ほど歩いたところにある薬師峠キャンプ場に移動。薬師峠キャンプ場到着は、17:04。すでにキャンプ場はテントでいっぱい。隙間を見つけ、トイレと水場から遠くない場所になんとかテントを張る。男子トイレの水洗ポンプが故障してて、コップで水をすくって流さなきゃならないとは...(苦笑)。夕食作ってる間に周囲は暗くなり、メシ喰ってからさっさと寝た。夜中にポツポツとテントを打つ雨粒の音がぁ〜ッ!(汗)
翌9月14日は、太郎兵衛平から北ノ俣岳を経由し、黒部五郎岳を往復。早出のため、3時に起床。弟子は寒くてほとんど眠れなかった様子...(汗)。朝食を済ませ、5時にキャンプ場を出発。私が必要な荷物をすべて背負い、弟子は空身だ。まだ辺りは暗いけど、ヘッドランプ要らずに歩けるくらいには、明るい。富山の街の夜景が美しい。しかし、冷え込んだせいで木道に霜が降りており、滑ってアブナい! 私自身は神岡新道経由で黒部五郎岳を往復したことがあったので自信はあったんだけど、弟子は自分の体力に不安を持ってた。可能であれば8時間くらいで往復したかったんだけど...。天気は凄く良く、薬師岳や雲ノ平、水晶岳や鷲羽岳、槍ヶ岳や乗鞍、御岳、白山まで良くみえた。黒部五郎岳頂上には、10:07に到着。『カップヌードル シーフードヌードル』のリフィルの昼食を喰い終わってから記念写真を撮ったんだけど、その直後にガスがモクモク上がって来て、あっという間になんにも見えなくなった(苦笑)。弟子が「遠い、長い」などと不満を口にするなか、なんとか往路を戻り、3時頃に太郎兵衛平へ。途中、木道でうずくまって顔面をタオルで押さえてる御婦人が居たけど、もしかして、木道で滑って顔面を打っちゃった?(汗) 小屋で『モルツ』のロング缶を買ってから、キャンプ場に戻る。ビール飲んでから、弟子も私も少し昼寝。夕食喰ってから、さっさと寝た。
最終日の9月15日は、薬師峠のキャンプ場から太郎平小屋を経て折立へ下山するだけ。5時前に薬師峠キャンプ場を出発。前日よりも気温が高かったようで、木道に霜も降りてない。太郎平小屋からの下山途中に振り返ってみた朝焼けが美しい。早朝からヘリコプターの音がうるさい。遭難? それとも、山小屋の荷揚げ? 帰りは9:20と14:00の2本しかバスが無い。9:20のバスに乗り遅れると予定が大幅に狂うため、必死に降りた。しかし、上りに4時間あまりしかかかっていないんだから、5時に太郎平出てるんだったら、9時にはいくらなんでも降りてるだろッ!...ってことで、8:20過ぎには折立に下りてた(苦笑)。折立9:20発のバスに乗って、有峰口駅へ。有峰口駅で電車を30分以上待つことになったんだけど、この駅舎、ボロい!(苦笑) 駅ノートに「トイレが汚い!」って書かれてたけど、あのトイレじゃねぇ...。山小屋のトイレよりも汚いのは、さすがにマズイ(苦笑)。有峰口から電鉄富山に移動し、JRで自宅に戻った。地元の『北日本新聞』のweb版みてたら、前日に顔面をタオルで押さえてうずくまってた女性がヘリで救助されたことを知った。ついでに、元・県警山岳警備隊隊長の谷口凱夫サンも(苦笑)。朝聞いたヘリの音は、コレだったのかぁ〜!
(当時の『GRACE UNDER PRESSURE』の記事をほぼ原文のまま編集)
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