【記録用】北岳ー間ノ岳 大雪渓を超えてキタダケソウに会えた
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 2,220m
- 下り
- 2,221m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 7:15
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
12年に一度の大雪の為、雪渓の残雪多い。 北岳山荘では10本〜12本爪アイゼン、ピッケル推奨。 右俣コースに一部残雪あり。アイゼンは不要。 間ノ岳への登山道は雪なし。 |
その他周辺情報 | 北岳山荘周辺は残雪多く除雪作業が遅れている 屋外トイレ使用不可 開設準備中の為食事提供はカレーのみ |
写真
感想
【思い出に残る過去の山行記録】
キタダケソウに会いたくて初の北岳へ。私のヘタレ具合を良く知っている先輩に同行していただく。足手まといにならないよう頑張るだけ。
12年に一度と言われる大雪で雪渓が大雪渓に。
下りて来た環境省の方が、踏み後をたどれば大丈夫でしょうとおっしゃる。
ただ余りにも雪が多く、夏道への取り付きが分かるかが心配。
近くに先行者が一人いたので、アイゼン付けて踏み後辿る。
いわゆる腐った雪なのでアイゼンは余り効いてない。
ズルズル滑るので余計に体力使う。ストックがあるおかげで何とか踏ん張れた。
この時ほどストックの有難さを感じたことはない。
しだいに斜度がきつくなって、怖くて振り返ることができない。
1時間50分程かかって夏道に。けど、ガスが上がってきてますます怖い。
先程の先行者が休憩していたのでアイゼン外しながらお話し。
「(6本爪で)大したもんですよ!」って言われ、やっぱ無謀だったかな。。
※北岳山荘では10本〜12本アイゼン推奨
ここからが核心部。足が攣り始めアミノバイタルプロを1包飲む。
割とすぐに効いてきて違和感なくなる。
八本歯のコルに到着し、抜けた〜と思いきや、その先にはバーコードみたいな梯子が・・
トラバース道分岐点に着き休憩。雲隠れしていた北岳山荘がチラリ見えると一気にテンションがあがる。もう後は登りなしのお散歩。
念願のキタダケソウに会えた。花畑になっているとは想像もしていなかったので驚き。神様ステキなご褒美ありがとう。
北岳山荘は雪に埋もれている状態。除雪作業が進まないらしい。
開設準備中で通常のサービスが提供できないとの事。お客は8名の団体と個人4名のみ。激込みのイメージしかない北岳山荘にゆったりと泊まれることがラッキーだった。
翌日はどんよりとした朝。雨の心配がないだけいい。
せっかくだからと間ノ岳に寄る。
標高3000mの山で一番長い縦走路。風が強くて寒いので楽しむ余裕無し。
朝食を食べさせていただくために再び北岳山荘に寄る。
温かい味噌汁とストーブが身に染みる。山小屋ってありがたい。
これで元気出て北岳山頂を目指す。
間ノ岳って存在感が薄い感じだったけど、こうして振り返りながら歩いてみると美しい。残雪が多いからかな。ここも女王様って呼んであげたい風格だったよ。一気に好きになった。
今回は写真を撮り過ぎないようにデジカメを置いてきたんだけど、やっぱり悪い癖が出てiPhoneで撮りまくり。これがないともっと早く進めそうなんだけど。
さすがに北岳山頂には人が大勢いた。
突然ヘリが猛スピードで現れ、北岳を周回し間ノ岳方面へ。他の人の話だと、間ノ岳横でホバリングし始めたと。農鳥〜間ノ岳は残雪多く危険。20名位の団体ツアーが通る予定だったという。
帰りは白根御池小屋方面へ下りる。ただソフトクリームが食べたいだけで。草スベリの大変さを知らずに・・二度と使わないだろうな。
15時半のタクシーを目指して無事15時に下山。
キタダケソウ・雪渓の厳しさ・八本歯のキツさ・間ノ岳の美しさ・山小屋の有難さなどいろんな気付きを教えてもらった山行。
今振り返り、この山行をきっかけにちょっとだけスタイルが変わった気がする。
なのでヤマレコにも記憶を残しておこうと思いついた。
またしばらくして振り返った時、その時の自分がどう感じるかが楽しみ。
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