朝日連峰。祝瓶山〜大朝日岳〜以東岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 50.7km
- 登り
- 4,628m
- 下り
- 4,626m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 9:20
- 山行
- 12:29
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 13:40
天候 | 22日曇り後晴れ、強風 23日高曇り 24日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 すべての登山道良好。金玉水はまだ使えない。平岩山下の水場は水量豊富。赤鼻の水場は確認できなかった 危険箇所等 特になし |
写真
感想
梅雨の晴れ間に朝日連峰に登る。
一日目 針生平の登山口からスタート、ブナの林を歩き稜線に上がるとイワカガミやヒメサユリが出迎えてくれた。平岩山まで順調に進む、この辺から晴れだが強風で体温を奪われる、ウインドブレーカーを着込んで進む、大朝日岳を経由して無事避難小屋到着。今日の泊まりは自分を含む8名のようだ。金玉水はまだ雪の下で使えない、雪を溶かして使おうと考えていると銀玉水から水を5L汲んできたという男性から良かったら使ってくださいとの申し出があり有難く1.5Lの水を分けて頂く(大変助かりましたありがとうございます)。食事をし一杯飲んでシュラフに入りウトウトしていると「日が沈む」の声、慌てて起きて外を見カメラを出して撮影しようとした時には日は沈んでいた。
二日目 2時30分起床、3時40分「以東岳往復に行く、戻ってこれない時は途中の山小屋に泊まる」とのメモを残して出発。中岳まで移動して日の出を待つ。4時12分日が昇りだす、日の出を撮影して先に進む西朝日岳を下った辺りから登山道の両脇にウスユキソウの群生が至る所に見られる。竜門小屋で水を補給し先に進む。寒江山、三方境、狐穴小屋と順調に進む、お花畑がすごい、天候は高曇りで風があり気持が良い。狐穴小屋から中先峰を越え以東岳への最後の登りを登りきると予定よりやや早く頂上到着、風は弱まり気温が上がって来た。頂上からは眼下に大鳥池、振り返ると遥か彼方に大朝日岳、あそこまで戻れるのかと心配になってくる。一休みして9時55分出発。狐穴小屋までは順調に進むがこの先は気温上昇と疲労の為歩くスピードが遅くなる、竜門小屋に予定よりやや遅れて到着、人が多い、聞いてみると西川山岳会で小屋番だった遠藤さんの慰霊祭が行われるとのこと。氏とはずいぶん昔によく鎌倉山や黒伏山で会ったものだ、遺影に合掌し冥福を祈るそして今晩ように水を2.5L補給し出発。この先はちょっと辛かった、来る時は休み無で2時間で来たが帰りは西朝日岳と中岳の鞍部で休憩し約3時間17時20分に朝日岳避難小屋に戻った。往復12時間と見積もったが実際は13時間以上かかった、天候が持ってくれて助かった。小屋は昨日と打って変わって2階がほぼ満員自分のエリアも昨日の半分となった、隣のカップルから良く戻ってこれましたねとびっくりされ、以東岳の登りでスライドし言葉を交わした男性からは18時過ぎに小屋に着くと思っていたと言われた。早速ラーメンを作る、途中で取って来た雪を利用して発泡酒を冷やす、ラーメンが出来る頃にはよく冷えぐびっと一口飲んでやっと一ごごち付けた。いっぱい飲みながらだらだらしていると日が沈み始める、今日はしっかり洛陽を撮影する事が出来た。
3日目 夜どうし吹いていた強風は朝になっても吹いていたが空は晴れている、朝日を撮影して小屋を4時50分出発。大朝日岳からは360度の展望、昨日登った以東岳が見えるが今日最後に登る祝瓶山はガスに覆われていてちょっと不安になる。平岩山に着いてもガスは晴れなが平岩山下の水場で水を補給し北大玉山に着く頃にはガスが晴れて来て祝瓶の山頂が見えてくる、ヒメサユリが来た時よりもたくさん咲いている。大玉山で休憩する頃には風が弱まり気温が上がる、少し下った所から祝瓶山の最低鞍部からの全貌が見えた1400mの山ながら巨大に見える。ここからの下りと最低鞍部からの登りの途中までは低い樹林が日差しを遮ってくれて助かった、赤鼻手前にある水場に期待したが確認できなかった。登りの1111m付近で休憩、鈴振尾根に人影が見える、気温は高い。ひと踏ん張りで鈴振尾根そして山頂へやっと着いた。30数年振りの祝瓶山である。山頂には夫妻と思われるご年配の二人がくつろいでいた、なんとビールを飲んでいる(自分も早く帰り風呂入ってビール飲みてぇ)。荷を下ろし大の字に寝そべる。しばらく横になって起き上がり大朝日岳方面を見る、よく見ると見えないと思っていた以東岳が遥か彼方に霞んで見えていた昨日はあそこに居たのかと思うと感慨深い。水を飲み干し行動食を詰め込み下山にかかる途中一の塔で角楢沢を登ったという三人パーティーに会う、鈴振尾根は下り一辺倒だと思っていたがそうでもなく気が付くと尾根の取り付きに着いていた。ブナの林を歩き荒川のつり橋を渡り登山口到着、「3日間ご苦労様でした」と独り言をつぶやいた。
2年前に日暮沢から一泊二日で以東岳と大朝日岳を登った時は稜線は晴れていたが両山頂ともガスの中というちょっと残念な思いをした今回は好天の両山頂に立てた上に30数年振りに祝瓶山の山頂にも登れて大満足の3日間であった。
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