愛宕三山 - 金鈴渓〜モミノキ尾根〜愛宕山〜竜ヶ岳〜滝谷源頭部〜地蔵山〜三角点〜脇道〜ツツジ尾根
- GPS
- 09:00
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 1,709m
- 下り
- 1,718m
コースタイム
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 9:00
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路 - JR嵯峨野線の保津峡駅にて乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■保津峡駅〜落合〜金鈴渓〜清滝 保津峡駅から落合までは舗装路歩き。 落合からは清滝までは清滝川沿いの道で、京都一周トレイルのルートにもなっている金鈴渓を歩きます。 整備されたルートですが、岩が露出している所は濡れていると滑りやすくなるはずです。 大雨で水かさが増しやすいとの印象で、潜没橋の通行が不可になるのも含め、注意が必要でしょう。 ■清滝〜空也滝〜モミノキ尾根〜愛宕神社 清滝から月輪寺ルートの登山口までは舗装路歩き。 月輪寺ルートの登山口付近から沢沿いの道を進んで行くと、空也滝があります。 少し引き返して来た地点に目印があり、そこがモミノキ尾根ルートの登り口。 この時期、モミノキ尾根ルートはシダなどの繁茂で歩きにくさが増すようです。 踏み跡や目印があり、特に難易度が高いという感じではないけど、進行方向が分かりにくくなっている所があったりするなど、歩き慣れている人向けのルートという印象。 なので、詳述はしません。 下草が少なくなり、モミの木と思われる木が見られるようになり、程なくして月輪寺ルートに合流。 道なりに進むと、愛宕神社へ至ります。 ■愛宕神社〜サカサマ峠〜竜ヶ岳 愛宕神社からジープ道を進み、地蔵の辻にて右折。 尾根道を歩いて行くと、首なし地蔵のあるサカサマ峠に到着です。 北西へ下って行くと芦見谷の左俣の沢に出合い、ここからは沢沿いを歩きます。 林道に出合い、そのまま進むと、すぐに龍の小屋があります。 引き続き沢沿いを歩き、右俣との合流地点で左俣と右俣の沢を順次渡渉すると、竜ヶ岳の登り口に到着です。 小さなケルンなどが目印です。 地形図を見て分かる通り、ここから山頂までは急斜面となっています。 ジグザグ道とはなっておらず、少しトラバース道区間があるのみで、ほぼ直登に近い感じで登って行きます。 登りは頑張って登るのみで、特に危険はないはずだけど、慎重に。 下りでは、足下への注意が必要なのに加え、尾根を直進しない箇所があるなど、ルートを見失わないように気を付けましょう。 ■竜ヶ岳〜滝谷源頭部〜竜ヶ岳分岐 竜ヶ岳から南へ延びる尾根を進んで、ジープ道へ向かいます。 ルートが分かりにくいとの記述を目にする事があるので、歩き慣れていないと、そう感じるのかも知れません。 軽いアップダウンのある、歩きやすい道が続きます。 今回も滝谷の左俣の源頭部に立ち寄ってから竜ヶ岳分岐へ向かっています。 ■竜ヶ岳分岐〜地蔵山〜竜ヶ岳分岐〜三角点〜愛宕神社 竜ヶ岳分岐からジープ道を通り、地蔵山方面へ向かい、スキー場跡へ導く標識の地点で中央の道へ。 P900を過ぎた辺りから北へ方向転換し、ここからは道なりに進みます。 反射板のあるP917を経て、程なくして地蔵山山頂に到着です。 往路の道を引き返し、P917を経て、竜ヶ岳分岐まで戻ります。 その先の方向転換する地点で左上へ向かう道を登って行くと、小高くなった所に三角点があります。 引き返して来て、ジープ道を先へ進んで行くと、地蔵の辻を経て、愛宕神社へ至ります。 ■愛宕神社〜脇道〜水尾分かれ〜ツツジ尾根〜保津峡駅 愛宕神社から表参道を下り、黒門の手前で脇道へ向かっています。 歩きやすい道ですが、不安がある人は表参道をそのまま進むのが無難でしょうか。 表参道に合流し、すぐに水尾分かれに到着。 表参道をそのまま下って行くと、『清滝』と大きく書かれた標識があり、ここで右に進み、ツツジ尾根ルートへ。 道は明瞭ですが、急斜面区間はザレたジグザグ道となっており、滑りやすそう。 荒神峠を経て、後半は軽いアップダウンの道となり、終盤はガレた急斜面区間が少しあり、最後は道幅の狭いジグザグ道になります。 下り切ると登山口で、往路でも歩いた道を戻れば、保津峡駅に到着です。 |
写真
感想
6月24日以来の山行なので、20日ぶりになりますか。
睡眠時に夢の中で毎晩のように見知らぬ山を歩いているらしいとは言え、実際に山を歩かないと心身面で悪い影響が出そうな体質になってしまったように思われます。
これまで使用して来た登山靴は安全な歩行を確保するのが難しくなりつつあり、今回から新しい登山靴での山行となります。
最初の山行で訪れるべきなのはどこかとなると、いくつか候補がありそうだけど、最適と思われるあそこへ行って来ました。
始発電車に乗って保津峡駅に到着し、ここからスタートです。
ツツジ尾根ルートは下山で使う予定なので、登山口は見るだけで通過。
トロッコ保津峡駅や展望ポイントに少し寄り道し、落合から清滝川沿いを進みます。
この渓谷は金鈴渓と呼ばれており、京都一周トレイルのルートにもなっています。
潜没橋を渡った地点に京都一周トレイルの標柱があるはずだけど、見当たらず。
先日の豪雨による増水で流されたのかな?
それ以外は、影響は限定的との印象で、問題なく清滝に到着。
二の鳥居は見るだけで、月輪寺ルート方面へ。
少し斜面が崩落している箇所があるものの、ほぼいつも通りの道を辿り、月輪寺ルートの登山口に到着。
そちらへは向かわず、空也滝へ。
道中の水量はやや多い程度かという感じだったけど、空也滝は水量がたっぷりで、大迫力。
木漏れ日でキラキラと光っていて、感動的なぐらい。
おまけにミストがたっぷりで、とっても涼しい。
この後が大変なのは分かっているので、このままここに居続けたい。
しかし、長めに滞在した後、引き返します。
少し引き返した地点に到着、木に目印があり、ここがモミノキ尾根の登り口。
まだ歩いていないルートを歩こうという事で、今回はここを選択。
歩く人は多くなさそうだけど、踏み跡はそれなりにはっきりとしています。
ただ、踏み跡は分散気味だったり、シダの繁茂で進みにくくなっていたりで、自分なりの判断を交えつつ進んで行きます。
尾根に忠実に進んで行くようではなさそうと分かり、途中からは踏み跡や目印に従うように心掛けます。
草木が結構な繁茂具合なので、マダニなどとの接触を避けたいですしね。
ジグザグに進んで行く辺りは特にシダが多く、クモの巣がいっぱい。
日光で存在が分かりやすいのが救いで、意外と顔から突入せずに済み、助かります。
いくつも分岐があり、登って行く方を選択しますが、トラバースして行く道も少し気になり、森がすっきりしている時期に確認する機会があればという感じ。
苦労して標高を上げて行くと、下草が少なくなって歩きやすくなり、なじみのある愛宕山らしい雰囲気が感じられるようになります。
尾根の名前の由来となっているモミノキっぽい大木を目にするようになり、程なくして月輪寺ルートに合流です。
モミノキ尾根を歩いている時は汗だくだったけど、この辺りからは微風を感じられる時もあり、少し暑さから解放される感じ。
何となく地面の方に目をやると、ランの仲間っぽい花を発見。
うまく撮影できなかったけど、期待していなかったような花を見られて嬉しい。
大岩のある辺りを抜けると展望所があり、すぐにジープ道に合流し、愛宕神社の社務所前の広場へ。
本殿前の休憩所にて温度を確認すると、22℃。
茅の輪くぐりをして、いつものようにお詣りです。
まだ早いけど、お腹が主張しており、本殿前の休憩所にて軽めの昼食です?
ジープ道を歩き、地蔵の辻にて右折し、尾根道へ。
寄り道などせずに尾根道をそのまま進み、首なし地蔵のあるサカサマ峠に到着です。
少し下った辺りからは沢沿いの道となり、所々で少し荒れている程度で、想像していた通りぐらいかなという感じ。
龍の小屋を経て、竜ヶ岳の登り口に到着。
少し下って芦見谷川の荒れ具合を確認してみたい気もするけど、この日は距離が延びないようにしており、素直に竜ヶ岳の山頂へ向けて登り始めます。
いつも通りの急斜面で、汗が噴き出て来るけど、思っていたほどは苦しくない。
適度に立ち止まって水分などを補給し、まずまずのペースで竜ヶ岳山頂に到着です。
ちょっと頭が痛く、熱中症の兆しかも知れないと思い、塩分をさらに補給。
登山道と並行する谷の源頭部に寄らず、素直に尾根ルートを進んで行きます。
登山道には木々が茂っており、日陰が多くて少し薄暗さを感じるぐらいの所が多い。
おかげで直射日光によるダメージをあまり受けずに済み、ありがたい。
もう恒例になっている滝谷の左俣の源頭部へ向かうべく、その支谷へ。
下草のシダがかなり成長しており、歩きにくいし、またマダニ注意報が発令されます。
シダの鮮やかな緑、木の葉の深い緑、たなびく雲が美しい青空。
色彩の対比は素晴らしいけど、歩くのに適した季節ではなさそう?
とは言え、やはり今回も滝谷の源頭部に来て良かったかな。
竜ヶ岳分岐からいつものようにジープ道を辿り、地蔵山方面へ。
竜ヶ岳と同様、地蔵山への道も日陰が多く形成されていて、暑さを軽減してくれます。
地面へ届く光が少ないせいで、山野草が育ちにくい環境になっているのかな。
などと考えつつ歩き、反射板のあるP917に到着。
反射板の正面は日光をまともに浴びるので、改めて暑さを実感。
ピークハンターさんのプレートをチェックし、先へ。
じわじわと蓄積する疲労を意識しつつ歩き、地蔵山山頂に到着です。
麓の暑さから逃れて来たと思われる赤とんぼを眺めながらの昼食です。
山頂を辞して、P917を経て、順調に下って行きます。
微妙に迷った末に三角点に寄り、この日のピーク探訪は終了。
社務所前の休憩所にて温度を確認、約28℃との事で、市街地の灼熱具合が頭をよぎります。
少し休んだだけで下山の途に就き、黒門の手前で脇道へ。
愛宕山界隈では最も歩きやすい道だと思われ、快調に進みます。
水尾別れを経て、分岐にてツツジ尾根方面へ。
4月の山行で紛失したボールペンを気にしつつ歩くも、この日も収穫はなし。
途中からは暑さが顕著になり、それまでは標高による恩恵を受けていた事を実感。
荒神峠でも少しの休憩とし、早くゴールするべく先へ進みます。
いつも通りに道のりは長く感じられ、こういう時に転倒などをしてしまいやすいので、足下に十分に注意して進んで行きます。
急斜面区間を下り、最後の嫌なジグザグ道もきっちりと下り終え、登山口に到着。
後は往路でも歩いた舗装路を戻るのみとなり、すぐに保津峡駅に到着し、無事にゴールです。
やや久しぶりなのに加え、新しい登山靴での初めての山行でもあり、心配もありましたが、まずは特に問題なく歩く事ができました。
暑さへの対応も不安だったけど、少しだけ頭が痛いかなという時間があったぐらいで、こちらも無事に乗り切りました。
本来は暑いのが苦手なんだけど、昨年の経験が生きているのかな。
次回ぐらいまでは新しい登山靴の様子を見るべく、ルートを組む予定。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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自分のレコを見てるような、そんな気持ちになります。
こんにちは、vgさん。
目を付けるところと言うか、見てるものが同じだったり、
あと、いいなあ〜と思う風景が一緒だったり…。
(すみません、決めつけて )
もちろん歩く距離は全く違いますけどね
vgさんの歩かれた翌日、
本当は愛宕山へ、と思っていたのですが
先月から右ひざ、お次は左ひざと痛み、腫れがでてしまい、
回復が思わしくなかったので、愛宕は無理だな…と。
お蔭で最近はすっかりアオバズクの追っかけというか
ストーカー、覗きをやってます
ところで、モミノキ尾根、歩いてこられたのですね。
私は下りでしたが、なかなかの急坂続きだった記憶があります。
まあ、愛宕山は何処から登っても下りても急ですけどね
コゲラの羽根、いいお土産になりましたね
きれいな模様で羨ましいくらい
私もちょうど一年ほど前、
北山で拾って以来、鳥に興味を持つようになったのです
とても暑い中、毎度の長距離、大変お疲れ様でした。
heheさんには、僕のレコが自分のレコを見ているような気持ちになるとは、何とも光栄ですね。
これを肴にお酒が進みそう。
では、酔い気味な頭で分析してみますか。
同じ山域に惹かれて歩いているという事は、やはり求めているものに共通点があるはず。
登山者が山を歩くと、踏み跡が形成されて行きますよね。
同じように人の心にも山が踏み跡のような何かをもたらすのかも?
でたらめな踏み跡ではなく、その人の心のひだに沿って、それぞれの山なりの微妙なラインを描いて。
なので、あそこやあそこを歩いていると、知らぬ間にあそこの色に染まっているのかも?
おっと、酔いに任せて変な方向に進みかけているような?
愛宕山にしても、比良山系にしても、どちらも最後の下りが大変だなといつも感じます。
体に何かしらの不安があると、転倒などでの負傷の確率が高まるのは間違いなく、自重するのは賢明な判断だと思います。
特にこの暑さですし。
アオバズクの幼鳥もきっちりと見られたし、回避して正解でしょう。
能勢の野間の大ケヤキでも同じように巣立ちの時期を迎えつつあるのかな?
モミノキ尾根には苦戦させられました。
歩く人が少ないルートに挑戦するなら、草木が茂っている時期は避けるべきですね。
登り始めの辺りでマダニに取り付かれていましたし。
見送った分岐の先がどうなっているかなど、それなりに宿題が残ったので、時機を見つつ探ってみるかもです。
コゲラの羽根は誰かが置いてくれたのかなというぐらいの雰囲気で落ちていました。
heheさんの日記で目にしていなければ、ここまで気にしていなかったはず。
そういう意味でも、ヤマレコの皆さんのおかげで山歩きが豊かになって来ているなと思います。
京都市は連日の38℃越えとの事。
まずは暑さに負けないよう、日々のケアを。
足も早く良くなるように願っています。
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