笠ヶ岳〜双六岳〜槍ヶ岳 �� 小池新道から笠ヶ岳へ

2018年07月14日(土) ~ 2018年07月16日(月)

• GPS: 30:18
• 距離: 44.9km
• 登り: 3,359m
• 下り: 3,295m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:48
• 休憩: 2:41
• 合計: 13:29

距離 19.9km 登り 2,222m 下り 608m

4:25 スタート地点
4:58 5:09 新穂高登山指導センター
5:23 5:27 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
5:47 お助け風穴
6:03 中崎橋
6:15 笠新道登山口
6:39 わさび平小屋
7:02 小池新道入口
7:43 7:53 秩父沢出合
8:09 チボ岩
8:27 イタドリが原
9:09 9:10 シシウドヶ原
9:55 10:05 鏡池
10:08 10:21 鏡平山荘
11:25 12:42 弓折乗越
12:52 12:58 弓折岳
13:02 13:07 弓折岳(分岐)
13:31 13:46 大ノマ乗越
14:26 14:27 大ノマ岳
15:01 15:02 秩父平
16:13 16:14 抜戸岳
16:19 16:20 笠新道分岐
17:07 抜戸岩
17:47 17:52 笠ヶ岳山荘
17:54 宿泊地

2日目

• 山行: 10:51
• 休憩: 0:34
• 合計: 11:25

距離 10.7km 登り 1,035m 下り 618m

5:38 宿泊地
6:04 6:05 抜戸岩
10:00 10:01 花見平
10:15 10:16 くろゆりベンチ
10:51 10:52 双六池
10:56 11:10 双六小屋
11:52 11:57 樅沢岳
15:14 15:25 千丈乗越
17:03 槍ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 7:38
• 休憩: 0:49
• 合計: 8:27

距離 14.2km 登り 116m 下り 2,089m

6:39 槍ヶ岳山荘
6:55 6:56 飛騨乗越
8:22 飛騨沢千丈乗越分岐
10:07 10:45 槍平小屋
11:33 11:34 藤木レリーフ
11:37 11:38 滝谷避難小屋
12:45 白出小屋
13:47 13:49 穂高平小屋
14:35 小鍋谷ゲート
14:50 14:51 新穂高温泉駅
14:55 14:59 新穂高登山指導センター
15:01 15:02 中崎山荘 奥飛騨の湯
15:06 新穂高温泉駅

天候

快晴（1日目)

アクセス

利用交通機関：

自家用車

海の日3連休前夜、新穂高無料P5は23時で満車に。鍋平P8に駐車。

写真

【7/14】
夜中1時着では遅かった…。鍋平の無料駐車場からのスタートに。「海の日3連休」ですからね。

鍋平登山者用無料駐車場から歩くこと1時間で、本来のスタート地点、新穂高登山口。ふう〜

7/14 7:01

小池新道はここから左俣谷沿いに登山道へ。

7/14 7:41

秩父沢。先の豪雨の影響もあり水量豊富でした。

7/14 8:06

気品あるこのお姿は…キバナシャクナゲです。

7/14 8:07

穂高をバックにシャクナゲが咲く。

7/14 8:35

このあたりはミゾホオズキが群生して素敵です。

7/14 8:54

ウマノアシガタ。

7/14 9:00

焼岳、乗鞍岳も青空に姿を見せて。

7/14 8:42

キヌガサソウ。見てると目がまわる〜

7/14 9:01

もう汗だくですっ！でもここまでお天気が良いと嬉しすぎて全く気になりません。

7/14 9:20

キュートなアカモノの花。

7/14 9:49

抜戸岳の ”へそ” あたり。とにかく高いっ !

鏡平着。見れてうれしい「逆さ槍」。

7/14 9:56

穂高もばっちりです。

7/14 10:01

ずっと眺めていたい景色ですが、先は長い…名残惜しいですが。

急ぐ旅路も誘惑には勝てず。お約束、鏡平のかき氷。今回はレモンにしましょう。

7/14 10:15

樅沢岳の姿を映す鏡平小屋前の池。その脇には…

7/14 10:20

チングルマ、狂い咲き〜

7/14 10:17

いつ来てもいいところです。

7/14 10:27

樅沢岳と西鎌尾根。明日はあの稜線を槍を目指している…ハズ。

7/14 10:38

一歩上がるたびに大きくなる穂高。見飽きない。

7/14 10:56

大曲りを越えて山腹トラバースへ。

7/14 10:57

残雪の向こうに槍ヶ岳。夏山気分はいやでも盛り上がる。

7/14 11:09

コバイケイソウが目立つようになってきます。今年のコバイケイソウ、ほんと、すごい開花ですっ ! 数も大きさも見たことない規模。

7/14 11:11

この花があるだけで山が際立ちます。

7/14 11:18

鏡平は遥か下に。そして、

7/14 11:23

ハクサンイチゲが出てくると…

7/14 11:35

待ちに待った弓折岳コルに到着。

7/14 11:38

日本一高くて大きな山の大屏風、槍・穂高の展望というすばらしいご褒美が待っていました。

7/14 12:00

コバイケイソウも今年はすごい開花数ですが、こちらの…

ハクサンイチゲも大当たりの年です。

7/14 11:46

ダイモンジソウ。

7/14 11:50

ゼンテイカ（キスゲ）も咲き始めています。

7/14 12:01

コバイケイソウは2005年、2013年以来の当たり年。

7/14 12:04

ハクサンイチゲは花の期間が長く1週間は生き生きと咲いています。そして次々と咲くので、まだしばらくは楽しめそうです。

槍山頂をズーム。

7/14 12:09

コバイケイソウの花に近寄ってみる。小さな花がたくさん。

7/14 12:13

ヨツバシオガマ。

7/14 12:19

遠く鷲羽岳。

7/14 12:19

のびやかな双六岳の山容。こちらに行きたいところですが、今日は反対の笠ヶ岳に向かいます。

7/14 12:22

弓折コルから笠ヶ岳方面に向かう人は…ほとんどいない。双六、三俣方面の小屋は相当な混雑だったのでは。

7/14 12:25

ミヤマアキノキリンソウ。

7/14 12:28

こんな豪華なコバイケイソウの花がいたるところで目を楽しませてくれる、今年の北アルプス。

7/14 12:56

ナナカマドの白い花。この花も今年の開花はすごいです。

7/14 12:59

縦走路から少し外れた弓折岳山頂へ。双六・鷲羽の展望もよく静かで気持ちの良い山頂です。

7/14 14:10

この稜線を明日はまた折り返す予定です。花も気になりますが明日じっくりと堪能することにして先を急ごう。シナノキンバイ。

7/14 15:47

夕方4時近く。沸き立つガスに隠れそうな槍。

7/14 16:58

まだまだ遠く、そして高い、笠ヶ岳。先を行く皆さんも足並みが落ちてきています。

7/14 17:14

シルエットの黒部五郎岳（左）と薬師岳（右奥）。

7/14 17:19

歩いてきた長い、長い弓折岳からの稜線を振り返って。笠はまだか…

7/14 17:20

足元のチングルマが励ましてくれます。そしてようやく…

7/14 17:42

笠ヶ岳山荘に到着。夕方5時半を過ぎていました。サイト地もこの賑わい。一日の終わりに槍・穂高も再び姿を現してくれました。

7/14 17:42

さあ、明日は遠くに見えるあの槍ヶ岳まで長駆縦走の予定です。
コースタイムは10時間25分…　

7/14 19:14

明日の好天を期待してアルプスの山小屋に夢を結んで床に就いたのでした。

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

iPhone 7 Plus Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コッヘル 食器 ライター 地図（地形図） 計画書 ヘッドランプ GPS 筆記用具 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

kenny

夏の北アルプス、とはいってもシーズン開幕直後の3連休…小屋の混雑を避けて多少なりとも静かな場所へ…。今年、上高地や焼岳から何度も見た笠ヶ岳が頭に浮かび、未踏だったこの山の頂を目指す事にしました。急登の笠新道を嫌って眺めのよい小池新道を弓折コルまで登って、長躯、笠ヶ岳への一日です。何もわざわざ…と思われても、弓折岳から笠ヶ岳の間の稜線は花も展望も素晴らしい。翌日は同じ稜線をたどって花をもう一度満喫し、双六をへて西鎌尾根を槍ヶ岳まで行ってみよう。

今年の山は春から花盛り。季節も一足も二足も早く推移していくようだ。梅雨らしい時期も短く、大きな被害の出た豪雨が去ると夏の強烈な太陽が待っていた。梅雨のさなかより、コバイケイソウが待ちに待った何年かぶりの大開花の年だとの知らせが信州のあちらこちらの中級山岳から聞こえてきていたが、噂にたがわず北アルプスも素晴らしい開花状況でした。

コバイケイソウのみならず、ハクサンイチゲ、ナナカマドと白い花々たちは見たことのないほどのお花畑。その向こうに槍の穂先…　
山の花の向こうに槍があるだけで、槍の見えるところに花があるだけで、どうしてこんなに絵になってしまうのでしょう。明日も素晴らしい天気らしい。お花畑の向こうに一歩ずつ近づいてくる槍の穂先を想いながら、一万尺に夢を結んだのでした。

コメント

・・・

笠登頂おめでとう！
黒部五郎に三人で行った時の鏡平を思い出す、素晴らしい景色。鏡池に映る槍の頂を目指すシナリオがまたいいね。あの時は秋だったけど、夏の緑が濃い季節もいい。今年は花も恵まれているし。三日間結構歩いたなぁ、やるねー。また一緒に行こう！

kenny

Re: 笠登頂おめでとう！
ありがとう。僕はやっぱり花がたくさんあるとはしゃいでしまうので、夏山が好きかな。
この投稿の日付と時間、まだいろいろ連絡する前でしょうかね。三日目（��）の槍沢下山と次週の雲ノ平・黒部五郎はぼちぼちとひまな入院中に書き出します。