早池峰山
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 665m
- 下り
- 656m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
写真
感想
毎年恒例のM俱楽部、今年は早池峰山へ。はるばる岩手まで行って参りました。固有種のハヤチネウスユキソウが咲くことで知られていますし、早池峰って名前の響きも漢字も何だかステキ。行ける機会もなかなかないので楽しみにしていました。総勢14名の大パーティです。
登山口の小田越までは宿泊地の峰南荘からバスで往復1400円。半券でゼリーやおみくじなどと交換できる特典がついてます。早池峰山は縦走以外だと今回の小田越コースともうひとつ河の坊コースがあるのですが、後者は一昨年の雨で道が崩落し現在通行止めのため実質前者のみとなっています。バスから降りると何だか風が強め。今夏は記録的な猛暑で世間は大騒ぎというのに、別世界の涼しさです。係の方が上はもっと吹いてるよと。この山はほんとに係の人が多くて、下と途中と上に総勢10名近くはおりました。携帯トイレの使い方を伝授され登り開始です。
驚いたのは前日の薬師に続き森林限界の標高の低さ。開始30分ちょっとでもう樹林帯がなくなってしましました。この後頂上までずっとこれかぁと一抹の不安が。そして今までで最大級の暴風が吹き荒れ始めます。何とか足を踏ん張らないと風に煽られよろめいてしまうほどの横殴りの風。遮るものはなく、辛うじて所々の大きめの岩を風よけにする程度です。5合目の大岩でしばし停滞。8合目のハシゴを考えると、安全第一で下山すべきか・・。そんな話し合いがもたれ、これはもう撤退かなと半ば諦めかけていたのですが、下山してくる人の話を聞くとこの稜線とハシゴさえ耐えれば山頂付近は風もあまりなく弁当を広げて食べられるよとのこと。この言葉がなければ下りていたような、というわけで再びスイッチを入れて登ることになりました。
ところでメインのウスユキソウですが、早々に咲いており、写真を激写、ここに咲いているのは全てハヤチネウスユキソウと思い込んでいた私・・。帰宅して調べると、なんとミネウスユキソウもあると。で、撮った写真はおそらくすべてミネのほう・・!がーん、、もっと調べてから来ればよかったとひとり後悔するのでした。いや、ミネの方も十分きれいなのですが、折角早池峰に来たからにはハヤチネ撮りたかった〜と思うのが正直なところです。それでもウスユキソウ以外にも今まで見たことがないような花が咲いていて楽しかったです。ピンクの尻尾の、ナンブトウウチソウも早池峰固有種で、綺麗な色でなびいてました。因みに、早池峰山固有種はなんと5種類もあり、「ハヤチネウスユキソウ、ナンブトウウチソウ、ナンブトラノオ、ミヤマヤマブキショウマ、ヒメコザクラ」だそうです。
ハシゴはやはりちょっとかなり緊張。一歩一歩です。そこを突破すると程無くして風が静まってきます。剣が峰分岐辺りからは岩稜地帯はなくなりハイマツ地帯へ。植生もなかなか面白い山です。山頂下の白い目立つ花たちは、あのコバイケイソウ。やはり当たり年、鮮やかに群生しておりました。
岩をさくっと登って避難小屋到着、山頂到着!一時は危ぶまれましたが無事百名山は早池峰山に登ることができました!標高1917mながら北上山地の最高峰です。貴重な携帯トイレ体験も致しました。山頂でしばしランチタイム。霧で周りはあまり見えませんでしたが過ごすにはちょうどいい気温でした。神社があり観音像みたいなのとか、剣が沢山刺さってたりとか色々ある山頂でした。さて、下山しようとしたところ、まさかのコグマ目撃情報!係の方が笛を吹き、爆竹をならしに下りてゆきました。3回鳴らしてまた笛が鳴って、漸く下りることができました。クマさんどこか行ってね♪コグマの近くには親がいるから怖いらしいです。いやぁしかし始めて見ました、爆竹鳴らして追い払うの。
今回は暴風の影響や大人数ということもあり、かな〜りのゆっくりペース山行でした。風がなければもう少し花を撮影したかったのですがまぁ仕方ないです。バラエティ豊かでお花の沢山あるすてきなお山でした!
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