記録ID: 1535257
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
【八ヶ岳】八ヶ岳の魅力満喫の南北縦走路(小淵沢駅〜権現岳〜赤岳〜硫黄岳〜天狗岳〜北横岳〜蓼科山〜蓼科山登山口)
2018年07月21日(土) ~
2018年07月23日(月)


体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 52:03
- 距離
- 45.1km
- 登り
- 4,351m
- 下り
- 3,506m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 6:48
距離 13.5km
登り 1,897m
下り 98m
2日目
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 2:55
- 合計
- 11:10
距離 14.7km
登り 1,316m
下り 1,737m
15:38
3日目
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 8:44
距離 16.8km
登り 1,126m
下り 1,669m
12:44
編笠山、西天狗、茶臼・縞枯山はすっ飛ばし。
天候 | 7/21(土)晴れ時々曇り 14:00ころに雷鳴も30分程度で収まりました。 7/22(日)晴れ 山梨側から雲があがってくるも、稜線が雲で覆われるところまでは行かず。 7/23(月)晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
◇自宅〜茅野(2,370円:青春18きっぷ) 東武東上線〜武蔵野線〜中央線快速経由で高尾まで。 JR中央本線・松本行 06:14 高尾着 08:28 小淵沢着 ■帰り ◇蓼科山登山口〜茅野 蓼科高原ラウンドバス 12:50 蓼科山登山口発 13:15 滝の湯入口着 http://www.city.chino.lg.jp/www/contents/1474590907648/files/raundo.pdf 北八ヶ岳ロープウェイ線 15:03 滝の湯入口発 15:37 茅野駅着 https://www.alpico.co.jp/access/suwa/pdf/kitayatsugatake_20180428.pdf ◇茅野〜自宅(2,370円:青春18きっぷ) JR中央本線・小淵沢行 16:42 茅野発 17:04 小淵沢着 茅野は電車が少ないですね・・・ JR中央本線・塩山行 17:10 小淵沢発 17:48 甲府着 JR中央本線・高尾行 18:08 甲府発 19:34 高尾着 中央線快速〜武蔵野線〜東武東上線経由で自宅まで。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
岩場歩きの区間が多くあります。 全体的に水場は少なく、水を補給できたのはキレット小屋、根石小屋の2か所だけでした。山小屋は多く、購入は可能。 最初の持参が4ℓ、キレット小屋で2ℓ補充、硫黄小屋で500ml購入、根石小屋で500ml購入、3ℓ補充。トータル10ℓ(これに加えてビール350ml×3、500ml×1)で下山時には500mlくらいの余りで意外とピッタリ。 全体的にコースタイムは厳しめの印象でした。まあ、自分の体力低下も大きいのかもしれませんが・・・ コース全体的に携帯のアンテナは立っていた印象。 ■小淵沢〜権現岳 ・しばらくは長い舗装路歩き。赤線をつなぎたかったので駅から歩きましたが、タクシーで観音平、ないしは富士見平まで行くのが無難でしょう。 ・観音平経由と富士見平経由あり、富士見平経由で。登山道に入ってから富士見平まではダラダラと登る感じ。富士見平から先は、普通の登山道。富士見平から雲海展望台までの間は、ハチが多かった。 ・編笠山は巻きましたが、それでもとにかくずーっと登り。下りはほぼなし。 ・青年小屋まではずっと樹林帯の道。石が多く、意外と歩きづらく感じました。 ・権現岳に近くなってきて、森林限界を超えるとガレ場。 ■権現岳〜赤岳 ・権現岳を出てすぐ、高度感のあるなが〜いハシゴ。個人的な体感としては20m超。ネットで調べてみても、正確な長さは引っ掛からないですね。 ・キレット小屋までは大きく下ります。ハシゴ以外は歩きづらいところはありませんでした。 ・キレット小屋を超えると、岩場を大きく登り返します。クサリ、ハシゴも多い区間。それほど難易度が高いとは思いませんでしたが、縦走路で一番、注意が必要な区間でした。 ■赤岳〜夏沢峠 ・ここまで来ると、人が多い区間。 ・ちょうど時間的なものもあったのでしょうか、赤岳の下りで20名くらいの団体さん2組とすれ違い。あまり慣れていない方だったようで大渋滞。さすがに声をかけて先に下らせてもらいました。団体さんの後から続いて登る方々は、大変だったでしょう・・・ ・赤岳から横岳の間は岩場の道。クサリ、ハシゴも残る区間。とは言っても、それほど難しい箇所はなり。 ・横岳を過ぎると、硫黄岳までは比較的なだらかな縦走路。硫黄岳山荘の手前でコマクサの群生あり。見事でした。 ・硫黄岳から夏沢峠に向かう道は、ガレの下り坂。ちょっと歩きづらい道。 ・夏沢峠のやまびこ山荘は営業していませんでした。調べていかなかったのですが、ちょっと誤算でした。 ■夏沢峠〜高見石 ・夏沢峠周辺は久しぶりの樹林帯。 ・根石山荘で水を補給。ここも溜めてあるところから汲んでいくシステム。 ・天狗岳まではシンドイ登り返し。とは言っても、歩きづらいところはなし。 ・天狗岳から先の下りは、ちょっと歩きづらい感じ。 ・中山峠から中山はなだらかな道。木道も多くある区間。ちょうど塗装してくださっている方がいました。 ・中山山頂は展望なし。少し先にいったところの展望台からの展望。 ・中山から高見石は、意外と距離のある下り。 ■高見石〜北横岳ロープウェイ ・コケが見事な区間。ザ・北八ヶ岳という道。もっとも、高見石から丸山を過ぎるまでは、暗いうちに歩いていたので道の様子も含めてよくわからず・・・ ・麦草峠から北横岳ロープウェイまでは五辻経由。アップダウンは少ない道。北横岳ロープウェイに近いところは木道。 ・朝早いこともあってか、誰にも会わず静かな山歩き。 ■北横岳ロープウェイ〜蓼科登山口 ・北横岳ロープウェイからは急な登り。坪庭ってこんなに急だったっけか? ・北横岳から鞍部の亀甲池まではなが〜い下り。急ですが、最初のガレ以外は歩きやすくもなく、歩きづらくもなく。 ・亀甲池から天祥寺原までは、ほぼ平坦。 ・蓼科山には500m以上の登り返し。途中から枯れた沢の岩場を登る急登。ここはツライ・・・ 岩場に出たところでそのまま登ってよいのか、他に道があるのか、ちょっと迷いました。迷ったらそのまま登ってしまうのが正解。 ・蓼科山山頂付近は大きな岩がゴロゴロしていて、歩きづらい感じ。特に山頂直下から樹林帯に降りるまでの間は歩きづらい。個人的には、冬のほうが歩きやすいと感じた。 ・下山路は途中までは岩場の急登。最後の30〜40分はアップダウンの少ない平坦道。 |
その他周辺情報 | 山小屋は混雑を覚悟していましたが、泊まったところはいずれもガラガラでした。 高見石小屋のご主人によると、8月11日、12日の宿泊予約がピークとのこと。 ■権現小屋 定員は20名ちょっとくらい。この日の宿泊は7名。5名は同一パーティーで自炊だったため、夕食は二人で。 権現岳の直下で、場所的にもいいところだと思いましたが、アクセス的に意外と穴場なのでしょうか。 小屋番さん、これまで登山経験がなく、最初の登山が小屋入りの4月、残雪期の権現岳だったとか。色々と考えていて、「そうだ!山だ!」となったらしいのですが、世の中、変わった人もいるものです、 ■高見石小屋 「山と食欲と私」でも出てきた小屋。揚げパンとコケモモジュースが有名ですが、到着が遅かったため、いずれも食せずリベンジが必要。 夏休みだったため、奥さん、お子さんがいらっしゃいました。 奥さんは本格的に登られている方のようで、昨年は子どもを連れて南アルプス5泊6日で三伏峠から聖岳まで、今年は大キレットを歩く予定ということ。 一方で、ご主人は山歩きはしないのだとか・・・ ■滝の湯(蓼科グランドホテル内) 入浴は1,500円。バスタオルレンタル200円、タオル300円。 露天風呂が充実していました。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ザック(40L)
ザックカバー
クッカー
ガスボンベ
コッヘル
昼ご飯
非常食
ハイドレーション
水
レインウェア
フリース
アンダーウェア(着替え)
帽子
手袋
ストック
ヘッドランプ
ライター
サングラス
地図
スマホ
カメラ
ロールペーパー
救急用品
サバイバルシート
予備靴ひも
携帯簡易トイレ
保険証
タオル
サンダル
Kindle
LEDランタン
バッテリー
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感想
毎年、7月最後の週末は休みをくっつけての遠征登山。
今年は梅雨明けが早かったこともあり、1週間の前倒し(結果的に最終週は台風の週末だったため、これが大正解)。
何年か前から行きたいと思ってはいたものの、天気が合わずに断念続きだった八ヶ岳の縦走へ。
朝のうちのよい時間帯をピーク越えに使うことができそうな、南から北上するコースで。
元々は縦走路の全山制覇するつもりでしたが、最初から疲れてしまい、初っ端の編笠山から時間、体力、気力いずれもなしで断念。
そうなると全山にこだわる理由もなくなってしまい、後からの西天狗、茶臼・縞枯もパスしてしまいました・・・
巻き巻きしながら青年小屋を越えると森林限界。そこから先は楽しい縦走路の始まり。
南八ヶ岳の岩稜中心のダイナミックな稜線歩き。北八ヶ岳のコケむした道。
天気にも恵まれ、それぞれのピークからの展望。
夜には権現岳からの星空と見下ろす夜景、高見石でも空に広がる星空。
八ヶ岳の魅力をこれでもか!?と味わってきました。
最終日はバスの時間に間に合わせようとして、特に最後はかなりの急ぎ足になってしまったのはご愛嬌。
間に合ったからいいけれど、間に合わなかったら3時間近く待ち、笑うしかなかった。
今度はもう少し余裕を持った時間取りで、反対の南下コースを歩いてみるのも楽しいかと思いました。
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コメント
この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科 [3日]
北横岳・天狗岳・硫黄岳・赤岳・権現岳・編笠山(北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅→小淵沢駅)
利用交通機関:
電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
dai tさん、こんばんは。
小淵沢から蓼科山までの縦走、いわゆる八ヶ岳全山縦走ですね。
私もこれまで何回?ではなく、10回以上歩いたコースかもしれませんが、
一気に南八から北八まで歩いたことはありませんので、
一度はやってみたいなぁと思いました。
ホントに山旅の雰囲気があっていいですね。
キレット小屋の水場はよく出ていましたね。
5年前の8月に日帰り縦走した時、あてにしていたキレットの水場が枯れていて
凄いショックを受けた経験があります。
仕方なく小屋で飲みたくないポカリ(なぜか普通の水が飲みたかった)を買って凌ぎましたが。
あの時はその日のうちに帰れないのではないかと思えるぐらい、小淵沢が異常に遠く思えました。
yamaheroさん、こんばんは。
いくつかのピークをすっ飛ばしてしまったので、なんちゃって八ヶ岳全山縦走でした(笑)。
今度はもっと、ゆっくりとした行程を組みながら、編笠岳、阿弥陀岳、天狗西岳、茶臼・縞枯も含めた本当の全山縦走をやってみたいなあ、と思っています。
個々に行くのもそれはそれで楽しい山行ではありますが、一気通貫の縦走は、また違った味わい深さがありました。
ただ、私は蓼科山は冬季の方が好きですね。夏は登りづらくて・・・
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