剱岳へ
- GPS
- 56:00
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,731m
- 下り
- 1,733m
コースタイム
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 7:05
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 10:30
天候 | 2日(木)晴れ(暑い) 夕方から曇り 夕〜晩は少し雨がパラつきました 3日(金)夜明け前〜10時過ぎまでは曇り それ以降晴れ(暑い) 4日(土)夜明け前から晴れ(暑い) |
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過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:室堂ターミナルにあります。 昨年も8月2日に訪れましたが、猛暑のせいか今年は雪がかなり少ないです。 ターミナル→雷鳥平: 石畳のアップダウン。全体的には下り。問題なし。 雷鳥平〜別山乗越(剱御前小舎): 雷鳥坂は浄土橋を渡り、急登になります。昨年は雪の上を歩くようでしたが、雪はありません。めちゃくちゃ暑くて、昨年より1時間以上時間がかかりました。かなりきつくてバテました。 別山乗越→剱沢野営場: 下りです。特に問題はありません。野営場手前は少し雪渓を歩きますがアイゼン等は必要ありません。受付は管理事務所。売店はありませんので剱澤小屋まで5分ぐらい降りるようです。料金は一張、一泊1人500円。水は敷地内2カ所に雪渓から引いた水場がありますが煮沸が必要。管理事務所前だけ塩素消毒がしてある水道です。 剱沢野営場→剣山荘: 管理事務所の前を通って剱澤小屋へ向かいます。そこから先は、雪渓を3〜4カ所渡ります。アイゼン等は必要ありません。 剣山荘→剱岳山頂: 一服剱(山頂表示はありません。それらしい壊れている杭は落ちていました)までは鎖場もありますがそれほどの登りではありません。一服剱まで来ると目の前に前剱がそびえています。その登りに驚かされます。一服剱を下り、前剱への登り返しから険しさが増してきます。登りは前剱の山頂を経由しますが、下山道はトラバースするようになっています。下山時にこのトラバースあたりからだんだんと肉体的にも体力的にも精神的にもきつくなってきました。 前剱を下って平蔵の頭のアップダウンから本格的に岩登りの様相です。ここは登り専用と下り専用の鎖に分かれています。平蔵の頭を下って人一人が通れるぐらいの断崖上の道を山肌を回り込むように越えるとカニノタテバイの下につきます。ここは垂直に近い長い鎖場ですが、高度感に恐怖心を持たなければ結構楽しい登りです。(それなりの体力は必要かもしれません)タテバイを登り切ると少し岩場を登って下山道との分岐に出ます。そこを右に山頂へ向かいます。下山はその分岐をカニノヨコバイへ進みます。僕たちがタテバイを登ってくると下山道を間違えてタテバイ方面へ降りてきてしまっていたご夫婦がいました。すぐに気づいて登り返してヨコバイ方面へ下山を始めました。岩に表示が書かれているので見落とさないようにする必要があります。(タテバイ方面から登ってくると、目の前にヨコバイ方面の下山道表示が見えるのですが・・・) タテバイを過ぎると山頂へは大きな岩や石を登りながら進みます。やがて、山頂の社の屋根が見えてきます。 剱岳山頂→前剱: タテバイからの道とヨコバイ方面の下山道の分岐には岩にペンキで矢印が書かれいて、カニノヨコバイのプレートも取り付けてあるのでよく確認して降ります。カニノヨコバイも高度感に恐怖心を持たなければそれほど問題は無いと思います。ヨコバイが終わると長い梯子続いて鎖場。高度感はありますが足下を確かめながら慎重に降りれば大丈夫です。ここを降りたところに簡易トイレの小屋があります。 平蔵の頭への鎖場(下山専用)を登ると、すぐに急な下りの鎖場が続きます。足場はしっかりとあるので確認しながら降ります。続いて前剱の門への鎖場。そこを登ると前剱山頂を上に見ながらトラバースします。 前剱→剣山荘: ここからの下りが疲れも出てきて集中力も切れ始めるので注意が必要でした。「滑落や転倒をするならここからだな」と気を引き締めて下ります。登りの時にはあまり使わなかった鎖も、下りでは頼りにしながら降りました。 剣山荘→剱沢野営場: 来た道を上り返します。往路では何も感じませんでしたが、復路の疲れた体にはじわじわと緩い登りが堪えます。 剱沢野営場→別山乗越: 緩やかに登ります。天気のよい日は途中で振り返ると白馬岳や不帰のキレット、唐松岳、五竜岳などの後立山連峰が見えます。 別山乗越→雷鳥沢野営場: 雷鳥坂は急です。疲れた体には下りが堪えます。浮石や石車でバランスを崩して滑りやすいので要注意。 雷鳥沢野営場→室堂ターミナル: 石畳が続きます。往路はそれほど感じませんでしたが、復路はアップダウンの多い登りです。上り階段が多く、疲れた体にジワジワと堪えました。 剱岳は全体的に足場や鎖場はしっかりしているので慎重に上り下りをすれば問題は無いと思います。落ちてくる石や、自分で石を落とさないような注意が必要です。また、登りよりも下山時、特に前剱を越えたあたりから疲れも出てくるし、緊張の糸が途切れることもあるので滑落しないように要注意です。 |
その他周辺情報 | 「グリーンパーク吉峰」の中の「吉峰温泉(立山吉峰温泉ゆ〜ランド)」食堂は14:00まで。泉質はぬめっとしていて気持ちよい。露天あり。ほかにサウナ、温めの湯、熱めの湯、薬湯の湯の浴槽がある。大人610円 子ども(三歳〜小学生)310円 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
シェラフ
ヘルメット
食器
調理器具
ハーネス
スリング
カラピナ
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
ライター
笛
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
|
備考 | 剱沢野営場は石や岩が多いので、簡易サンダルではなく、できるだけ安定していて底の堅い履物があるとよいと思いました。 |
感想
この日までにトレーニングを積んで剱岳にチャレンジしました。一般登山道の最難関ルートということで集めた情報や人から聞く話で登って帰ってこられるのか?と不安もありました。
剱岳下山の翌日から真砂沢ロッジ〜仙人峠〜池ノ平への計画でしたが、剱岳の登りで僕の右足首の軽い捻挫でやや痛みが出てきたのと、剱岳登頂で達成感を得てしまったのとで計画を変更して剱岳下山翌日に室堂へ引き返すことにしました。捻挫はそのときは気づかなかったのですが、多分、キャンプ場で不安定なサンダルを履いていたために石を踏み外してひねったようです。
初日は立山駅6:20に到着しました。駐車場は駅前がいくらか空いていたのでそこに停めました。チケット売り場はすでに人が並んでいます。7:00始発のケーブルカーに乗れず、10分発の臨時便に乗りました。
美女平で高原バスに乗り換え、室堂ターミナルへ。「立山玉殿の湧き水」をポットやプラスティパの水入れに入れて出発です。昨年の反省で荷物を精選して軽くしようとしましたが、結局僕のザックは25圓魃曚─△みさんは15圓曚匹砲覆辰討靴泙ぁ∈鯒以上の重さになってしまいました。それでも雷鳥沢までは快適に下りました。
今年は、立山とはいえ猛暑の影響でかなり暑いです。昨年も同じ8月2日に来たのですが、昨年よりかなり残雪が少ないです。雷鳥坂を剱御前小舎のある別山乗越まで登りますが、急登できついきつい・・・。昨年はこれほどきつくはなかったと思いながらあえぎあえぎ登ります。やはり暑さが堪えているようでした。昨年よりも1時間以上時間を費やしてようやく別山乗越に到着しました。剱岳には雲がかかり、時々山頂が現れる程度でした。
休憩して剱沢キャンプ場へ下ります。キャンプ場はトイレが2カ所、ペーパーは備え付けです。場内に雪渓から水を引いてありますがこれは煮沸しないと飲料になりません。管理事務所前の一カ所だけ塩素で消毒してあるそうです。夕食を済ませ明日に備えて休みます。
翌朝は、3時頃から多くの登山者が剱岳を目指していました。僕たちは計画では6時頃遅く出て、鎖場が混まないときに場合によってはセルフビレイをしながら登ろうと決めていたので、慌てずに出発です。サブザックに荷物を移し替え、ハーネスをつけて5:30に出発。どんな岩場なのだろう、登れるのだろうかと不安と期待が入り乱れます。空には雲がかかって剱岳の山頂は隠れています。朝早く登った人はガスの中で山頂からは展望がないのではないかなと思いながら雪渓をいくつか越えて剣山荘へ向かいます。そのうちになんだか右足首に鈍い痛みがあることに気づきました。「もしかしたら、キャンプ場で捻挫したのかもしれない。」と思いながら、でも、ひどい痛みではないのでそのまま山頂を目指すことにしました。
剣山荘から少し登ると鎖場が出てきます。ストックと一眼レフのカメラはザックにしまい、ヘルメットをかぶって岩場を登って行きます。一服剱まではそれほどの難所もなく登りました。そこからは高くそびえる前剱が時々雲の中から姿を見せていました。山頂はその裏側で見えません。
少し休憩をして一服剱を下り、前剱の登り返しに入ります。ここからがだんだんと岩場や鎖場の核心に近づいていきます。手足を使って登ります。切れ落ちた崖の上を足場や指の引っかかりを探しながら登ります。でも、高度感に怖さをあまり感じない僕は楽しく登れます。かみさんも楽しみながら登っています。登りながら「これから先はこんなものじゃないのだろうな。さらに難所になるぞ。」と覚悟します。途中で雷鳥が数羽餌をついばんでいました。前剱を下り、平蔵の頭の上り下りも垂直に近い岩場です。でもとっても楽しい。疲れは感じません。ここ数ヶ月、筋力トレーニングもしていたからでしょうか。でもトレーニングしていないかみさんも問題なさそうです。「結構いけるじゃないか」とカニのタテバイが楽しみになってきました。これまで下山してくる方と話をすると、山頂はガスで社しか見えなかったそうです。「50分粘って待ったけど、何も見えなかったので降りてきた。」という方もいました。僕たちが登る頃には雲が切れていればいいなあと思いながら進みます。
カニのタテバイの下に到着し、垂直の壁を見上げます。でも、恐怖感はありません。足場もあるし、指のとっかかりもありそうだし、それほど難しそうではないのです。でも、せっかくハーネスとスリングをつけてきたのだから、混み合ってもいないし、そうしなくても十分だけれど、ビレイしながら登ってみることにしました。
この登りは下を見ると切れ立っていて「登っているなあ」という実感があり楽しくて仕方ありませんでした。楽しんでいるうちにすぐに登り切ってしまいました。後から登ってくるかみさんもスイスイと登ってきます。「なんだぁ、これで終わりか・・・」とちょっと拍子抜け。そこから少し岩場を登り、下山道のカニのヨコバイへの分岐に到着します。その前に、下山のご夫婦がタテバイの上まで来てすれ違いました。「あれ?ここは下山道では無いはず?」と思いながらすれ違うと、案の定すぐに間違いに気づいて分岐まで登り返してきました。分岐には大きく印があるのですが、どうやら見落としてしまったみたいです。タテバイを下らなくてよかったです。「あそは下ると怖いだろうなあ」と思いました。
山頂まではごろんごろんの岩の中を歩きます。見上げると青空がのぞき始めました。やがて、社の屋根が見え、山頂に到着です。30〜40分ほど山頂でくつろいでいるとだんだんと青空が広がってきました。遅い時間に登り始めて正解です。八ツ峰や周りの山々が美しく見えます。槍ケ岳や穂高こそ見えないものの、後立山の山々も時々雲の中から頭をのぞかせます。「恐れていたほどの登りではなかったなあ」とかみさんと話しながら景色を堪能しました。でも、問題は下山です。気を抜かずに降りなければなりません。
カニのヨコバイもそのすぐ下の長い垂直の梯子も更にその下の鎖場も、それほどの怖さもなく降ります。平蔵の頭の上り下りも楽しく、前剱の門もホイホイと登りました。ただ、前剱の下山あたりからだんだん疲れが出てきました。陽が出て暑くなっています。「ここからが危ないぞ。何でも無い所で気を抜いて転落する人が多いと言うから」とかみさんと気を引き締め合いながら慎重におりました。
剣山荘まで降りてきて、かなり遅い昼食をとりました。なぜだか無性にうどんが食べたかったのですが、うどんやそばは終わってしまったということなのでご飯ものにしました。剣山荘の中はとてもきれいです。宿泊者はシャワーが使えるようでした。
食事が終わって、キャンプ場へ戻る頃には空は晴れ渡り下山してきた剱岳のコースや周りの山々が見えます。「剱岳登山はかなり大変」とずっと思い、それを目指して練習に出かけたりトレーニングをしたりして来ましたが、なんだか思っていたより楽しくあっけなく終わってしまった感じです。でも、ずっと憧れていた山に登ることができた満足感もあり、足首の捻挫のまま重い荷物を担いで、さらに裏剱まで回ることに不安もあり、かみさんと相談をして、5泊の予定を今回は2泊で切り上げて下山することにしました。
その夜は、雲も無く、星空がしっかりと見えました。
翌日は朝から快晴。別山乗越へ向かうと白馬岳や不帰峰、唐松岳、五竜岳などがくっきりと見えました。この日も暑い暑い日です。
今回の山旅では剱岳の岩場はとっても楽しい上り下りでした。できることならまた、あの岩場をやってみたいと思いました。(下山直後は疲れていて、そんな気にはなれませんでしたが)
3日間できつかったのは、行きの雷鳥坂の登りと意外なことに下山最後の雷鳥沢から室堂ターミナルまでのアップダウンでした。そして、北アルプスとはいえ陽差しの強さと暑さ・・・
猛暑の影響なのでしょうか・・・
todora5502さん初めまして、27koppeと申します。
ご夫婦で念願の剱岳に登られたとのこと、おめでとうございます。
剱岳に登る為に筋トレをしたり、準備をされている様子をヤマレコで見つけた時、
私達も夫婦で剣岳に登るのを目標としていましたので、参考にさせていただいていました。
剱沢小屋までテントを担いで行かれ、足をくじかなければさらに山旅を続けられる予定だったとか。私達はテント泊は数える程しかしたことがないので羨ましいです。
幸運にも頂上では雲間から青空がのぞき、辺りの景色が見えて良かったですね。
この夏は猛暑で高山でも汗が出るほどですが、午後の天候の急変などの心配が少ないのがいいところですね。剱岳に登った日のテント場での夜空は素晴らしいですね。
最高のロケーションの中で、剱岳登頂のお祝いができたのではないでしょうか。
私達夫婦も急きょtodora5502さんが行かれた次の日、剱岳に登ってきたんです。今年の山の安定した天気を逃したらもったいない気がして・・・
todora5502さんのように筋トレを始めたばかり、カニのタテバイ・ヨコバイが恐ろしくて仕方ない状態でした。
でも行ってみれば恐れていたほどではなかったと私も思いました。
案ずるより産むが易しを教わった山になりました。
これからもお互いに行きたい山に登って行きましょう。 ふなこっぺ
27koppe さん
コメントをありがとうございます。
私たちと入れ違いだったのですね。レコを拝見させていただきました。27koppe さんたちが剣山荘にいらっしゃる頃に私たちは剱沢を後にして別山乗越への帰路についたようですね。
私たちが剱へ登った3日は朝からガスが出ていて登頂した頃にようやく青空でしたが、周囲はまだまだ雲が多かったです。27koppe さんたちが登られた4日は朝からしっかりと青空が広がっていて、私たちが剱沢を登っているときには白馬や白馬鑓、不帰峰や唐松、五竜がしっかりと見えていたので剱の山頂からもきれいに見えたでしょうね。
去年も同じ日に立山に入り、薬師岳へむけて縦走をしたのですが、今年ははるかに気温が高く残雪も少なかったなあと感じました。そのかわり、天候は安定していて雷の心配もありませんでしたね。
計画では残雪の剱沢を下り、池ノ平へ登り返してピストンしてくる予定でしたが、剣山荘へ向かう雪渓のあたりで右足首に鈍い痛みを感じてしまいました。不安定なサンダルで石や岩がゴロゴロのテン場を歩いたために、そのときは気がつきませんでしたがひねってしまったみたいでした。また、剱へはアタックザックで軽かったのですが、テントを担いで移動のためのザックが25坩幣紊砲覆辰討靴泙辰討い燭海箸如剱岳から剱沢下の真砂沢ロッジを見下ろして、「あそこを通って、更に下り、再び1000m近く登り返さなければならないのか」と思うと、たいした捻挫ではないけれど、この足でこの荷物を担いでピストンしてこられるだろうかという不安もあり、妻に相談をして室堂に戻ることにしました。残念ですが、今度は水平歩道方面を使って裏剱に行ってみようかなと早くも考えています。
最終日はしっかりとテーピングをして歩いたために、捻挫もひどくならずに今は回復に向かっています。剱に登頂することが第一目標だったので満足感もあり、結果的にはよかったのかなと思っています。
剱岳、行く前は未知の世界に跳び込むようで不安もありましたが、行ってしまえばやっぱり一般登山道、そんなに恐れることもなかったと思いました。でも、一般道の最難関を登ったということで慢心してこれからの登山に臨むと事故を起こしそうなので、どこに行くにも気を引き締めて行かねばならないと自分に言い聞かせています。
次は7年前に登頂できなかった五竜岳に今月中にいけたらいいなと計画しています。そして、「剱の岩場登り」の目標はとりあえず達成したけれど、今まで続けてきたトレーニングを昨日から再開しています。
お互いに楽しく、そして充実感のある山旅が続けられたらいいですね!
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