間ノ岳〜北岳(広河原から日帰り)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 09:10
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 2,271m
- 下り
- 2,262m
コースタイム
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 9:09
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
市営芦安駐車場 前日夜22:00到着で第2駐車場約9割埋まっているところに滑り込みました。この時点で第3は満車でした。 【芦安〜広河原】 往復とも乗合タクシー(片道:乗車代1,100+協力金100=1,200円)を利用。 第2駐車場車内で寝ていたところ朝3時過ぎから人の動きや話し声、やがてザックを並べた列ができ始めました。3時40分頃に私もとりあえずザックを置きましたがその時点で30番目くらい、その後はあっという間に列が伸びました。 9人乗りのタクシーは10数台が出ました(出発は5時)が、第1便で出られるのはこの時点で乗れた人になります。4時40分ころに乗車場所に来られた方は「全車埋まってしまったので、これらが帰ってきてからの2便になります」と言われていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【広河原〜大樺沢二俣】 コースは明瞭、危険個所はありません。 途中では湧水が流れており、一部流れの中を歩いていく個所もあります(普通の登山靴でOK) 【大樺沢二俣〜八本歯のコル】 ペンキ明瞭です。 コルに出る手前は木で組まれたハシゴが連続します。 【八本歯のコル〜北岳山荘】 山荘(間ノ岳方面)分岐地点には看板があります。 トラバース道には一部ハシゴもありますが難しくありません。 【北岳山荘〜間ノ岳】 稜線に沿って進む道なのでマークは多くありませんが迷うことはありません。 危険個所もありません。 【北岳山荘〜北岳】 コースは明瞭です。 一部に木製ハシゴあり、危険個所はありません。 【北岳〜大樺沢二俣】 コースは明瞭、危険個所はありません。 コース幅が狭いのですれ違いが多いとやや苦労します。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
カメラ
|
---|
感想
広河原からの日帰りは16:30の最終バスまでに戻って来なければならないという制約付きですが、昨年北岳に登ったときの印象から間ノ岳には行って来れそうだと思い、歩いてみました。
第1便の乗合タクシーで広河原に到着、6時に出発します。
脇を流れる大樺沢の音を聞き、いくつかの沢を渡り、1年前の記憶を辿りながら林の中を進んでいくとやがて視界が開けて北岳が現れます。昨年は紅葉の時期に登ったので木々や草花の表情は異なっていますが、青空のもと聳える山容はやはり圧倒的な存在感です。
大樺沢二俣から、昨年は間違ってしまったコースを八本歯のコル方面に取ります。雪渓の残る沢沿いに標高を上げ、急登を進み、いくつものハシゴを越えるとコルに出ます。この時点では間ノ岳はガスの中でしたが、やがて晴れてその姿と稜線を現してくれました。
北岳山荘までトラバース道を使いましたが、ここは花がいっぱいです。トリカブト、ウスユキソウ、タカネナデシコ、イブキトラノオ・・・色鮮やかな花々が咲く姿についついカメラを向ける瞬間が多く、ここまで早めのペースで登ってきた足も少しゆったりです。
北岳山荘で一休みすると、間ノ岳に向かって進みます。最初のピークは中白根山、それを越えて延びる長い稜線、「大きな山」であることを実感しながら進みます。トレランのランナーさんたちに追い越されながら頑張って登ると、間ノ岳頂上に着きました。少しガスが湧いてきてしまっていましたが、見渡す風景にその標高、スケールを実感します。
来た道を戻っていくと、目の前にはどーんと北岳。時間的に難しければ間ノ岳のみで降りよう、行かれそうならば北岳まで寄ってみようと思っていましたが、体調、ペースともどうやら行かれそうなので北岳に向かうことにします。このコースはトレランにも人気らしく多くのランナーさんとすれ違います。目の前からまた一人のランナーさんが来られたので道脇に避けるとランナーさんが「すみませ〜ん」・・・何だか聞いたことのある声。その顔を見ると、サングラスをしているものの・・・あれ?向こうもしばらくこちらの(サングラスをしていましたが)顔を見ていると、互いに「え〜〜〜〜!」何と勤務先(地元・長野県)の東京支社の先輩Tさんでした。Tさんは奈良田に車を置いてバス移動、北岳〜間ノ岳〜農鳥岳の白根三山縦走だそうです。互いに写真を撮り合い、「気を付けて」と声を掛け合って別れます。
山荘から北岳頂上へは目の前に見えている傾斜を登っていきます。急登に息を切らしながらも途中途中の愛らしい花々に癒され、3,000mを越えていきます。最後の岩場を越えるとピーク、やはりこちらは多くの人で賑わっていました。
CT上では八本歯のコルから大樺沢二俣へ戻るルートが最短でしたが、歩きやすさを優先して右俣コースを下ります。今回は間ノ岳がメインで北岳がサブだったのでこの順路になりましたが、この時間帯(昼過ぎ)に右俣コースを下ると、ゆっくり目で登って来られる(特に人数の多い団体さん)とすれ違うことになります。2座日帰りを検討する上ではここは一つのポイントかもしれません。
大樺沢二俣からは朝登ってきた道を下り、15時過ぎにタクシー乗り場に帰って来られました。
普段登り慣れている八ヶ岳などと比べると、南アルプスはひとつひとつの山が本当に大きいですね。存在感のある2峰を堪能させてもらいました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する