扇沢から八峰キレットを超えて白馬八方へ

2018年08月04日(土) ~ 2018年08月06日(月)

• GPS: 21:39
• 距離: 31.4km
• 登り: 3,381m
• 下り: 2,955m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:47
• 休憩: 1:48
• 合計: 7:35

7:03 扇沢駅
7:15 7:18 柏原新道登山口
8:30 8:42 ケルン（柏原新道）
8:49 8:54 駅見岬
10:02 10:02 水平岬
10:38 10:43 富士見坂
11:18 12:04 種池山荘
12:57 13:14 爺ヶ岳南峰
13:25 13:30 爺ヶ岳中峰
13:48 13:48 爺ヶ岳北峰
14:06 14:07 冷乗越
14:18 14:32 冷池山荘
14:38 冷池山荘テント場

2日目

• 山行: 7:16
• 休憩: 2:07
• 合計: 9:23

5:14 冷池山荘テント場
6:06 6:15 布引山
6:56 7:30 鹿島槍ヶ岳
7:57 7:57 鹿島槍ヶ岳北峰
8:29 8:37 八峰キレット
8:51 9:38 八峰キレット小屋
13:33 14:02 五竜岳
14:37 五竜山荘

3日目

• 山行: 3:34
• 休憩: 0:56
• 合計: 4:30

5:04 五竜山荘
5:06 5:08 遠見尾根分岐
5:48 5:48 大黒岳
7:00 7:06 牛首
7:11 7:38 唐松岳頂上山荘
8:07 8:09 丸山
8:16 8:18 扇雪渓
8:49 9:04 八方池
9:06 9:07 第三ケルン
9:12 9:12 八方ケルン
9:16 9:17 第2ケルン
9:34 八方池山荘

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

今回は扇沢から八方への回送サービスを利用しました。
　○アルペンキャリーサービス　扇沢ー白馬八方の回送料：10,000円

コース状況／危険箇所等

特に問題となるところはありませんが、八峰キレットや五竜岳南斜面・牛首の付近は、特に滑落等のリスクがありますので十分に注意して歩行してください。

その他周辺情報

扇沢には黒部ダム破砕水の水場があります。もちろんトイレ完備。
下山後の温泉は「みみずくの湯」に行きました（ネットクーポン利用で500円）

写真

8/4 4:46

集合場所の第三駐車場から見た五竜岳
朝から晴れて、いい山行になりそうな予感

8/4 5:45

六人分のザックを詰め込んで扇沢に向かいます

8/4 6:51

扇沢で回送サービスに車を預け、白馬まで回送してもらいます

8/4 6:59

扇沢駅
トローリーバスへの乗車待ちの人たちがずら〜っと並んでました。

8/4 7:03

扇沢駅でトイレや水等の最終準備を整えて出発

8/4 7:21

扇沢から15分ほどで柏原新道登山口へ

8/4 7:23

いよいよ山行スタート
準備はいいですか〜？

8/4 7:47

暑い日だったので汗が噴き出ます
水分補給をマメにしないといけません

8/4 8:30

危険個所を知らせるプレート

8/4 8:30

プレートに書いていたとおり崖です
普通に歩けば問題ありません

8/4 8:32

眼下に見えるは扇沢

8/4 8:33

ケルンに到着

8/4 9:05

じわじわと高度を上げます

8/4 9:33

暑いので30分間隔で休憩を取りました
休憩する時間は短かった（5分程）ですが、疲れる前に休憩入れたので、トータルのペースは良かったと思います

8/4 9:56

8/4 9:56

風が欲しい・・・

8/4 9:59

石畳という場所だけに石畳でした（^^

8/4 10:09

水平岬

8/4 10:26

石ベンチ
ほかの人が座っていたので素通り

8/4 10:30

アザミ沢

8/4 10:38

ガラ沢の手前

8/4 10:48

ガラ沢を通過中

8/4 10:48

富士見坂
富士山が見えるのかな？

8/4 11:08

鉄砲坂
少し急登です

8/4 11:20

8/4 11:20

8/4 11:21

8/4 11:16

もう少しで種池山荘ですが・・・

8/4 11:23

荷上げのヘリが飛んできたので5分ほど待機
みんなヘリ待ちしているのに、追い抜いていこうとする人がいて止められてました

8/4 11:26

登り始めて3時間で種池山荘に到着

8/4 11:31

種池はヘリの風で砂だらけに

8/4 11:40

絶景かな絶景かな

8/4 11:55

失った水分をコーラで補給

8/4 12:07

出発間際にまたヘリが飛んできました

8/4 12:10

8/4 12:12

爺ヶ岳に向かいますよ〜

8/4 12:17

爺ヶ岳までの登りはそんなにきつくないですが、寝不足＆暑さでバテてます

8/4 12:20

種池山荘と立山連峰

8/4 12:27

立山連峰を背に登ります

8/4 12:57

爺ヶ岳南峰

8/4 13:05

お約束の記念撮影

8/4 13:09

撮り残しの無いように（笑

8/4 13:23

南峰の次は中峰に向かいます

8/4 13:29

中峰

8/4 14:07

冷池山荘と鹿島槍ヶ岳

8/4 14:08

冷乗越
赤岩尾根を登ってくることも可能

8/4 14:27

冷池山荘に到着
テント場の受付を済ませ、テントを張りにテント場まで向かいますが、テント場は10分ぐらい離れてます。。。

8/4 15:57

テントを張ったら、冷池山荘に戻って乾杯！
日差しが暑い！！

8/4 16:14

みんなそれぞれおつまみを持参。
秋田名物いぶりがっこをカット中。

8/4 16:35

いぶりがっことバウムクーヘン

8/4 19:31

日暮れ
剣岳のシルエットが素敵です

8/5 4:51

月と飛行機雲

8/5 5:06

2日目
ご来光〜

8/5 5:12

テント場は石が多くて斜めってます
しかもこの日は50張以上あってギュウギュウでした

8/5 5:14

これから向かう鹿島槍ヶ岳に朝日が当たって輝いてます

8/5 5:35

布引山の手前に遭難レリーフ

8/5 5:36

8/5 5:46

8/5 5:47

昨日登った爺ヶ岳が遠くなってきました

8/5 5:52

休憩を入れながら登ります

8/5 5:53

8/5 5:56

立山の稜線と影布引山？

8/5 6:02

8/5 6:02

8/5 6:02

8/5 6:09

布引山に到着

8/5 6:28

8/5 6:28

8/5 6:29

8/5 6:30

8/5 7:12

鹿島槍ヶ岳山頂で集合写真（鹿島槍のポーズ(^^）
最高の天気の日に登りました

8/5 7:28

鹿島槍からの下りはけっこう急です

8/5 7:35

すれ違いやペースが違う場合は譲り合いの精神ですね

8/5 7:41

岩場を歩くと北アルプスにやってきた！と感じるのは自分だけかな？

8/5 7:50

鹿島槍北峰に向かう分岐
きょうは五竜までと行程が長いので今回はスルーしました

8/5 7:59

この稜線を歩いていきます
危険個所が多そうです

8/5 8:05

滑落注意な岩場の連続

8/5 8:21

時々歩きやすいところもあります

8/5 8:36

空中はしご
ブッシュで高度感なしなので、怖くないです

8/5 8:44

岩場のトラバースに緊張します

8/5 8:46

足の置き場が狭い
滑るとず〜っと下まで落ちますよ〜

8/5 8:58

キレット小屋脇の岩場

8/5 8:51

事故もなく八峰キレット小屋に到着です

8/5 9:03

水分補給中

8/5 9:38

鹿島槍北峰から一気に落ちる稜線とキレット小屋
よくこんな場所に小屋を建てたものです

8/5 9:42

キレット小屋を過ぎても難所は続きます

8/5 9:59

岩場は続くよどこまでも

8/5 10:49

口の沢のコル

8/5 11:16

北尾根の頭まで来ました

8/5 11:21

雷鳥と五竜岳

8/5 11:38

ハシゴが何度も出てきます

8/5 11:39

岩場から一転してザレてきました

8/5 12:02

たぶん赤抜というザレた斜面
ザレたところは歩きにくくて疲れます

8/5 12:08

赤抜を越えて振り返ると鹿島槍ヶ岳がド〜ンと大きく見えました

8/5 12:24

道中長いので休憩を早めに取ります

8/5 12:37

G5の手前
足の置き場が難しい・・・

8/5 12:44

G5まで来ました

8/5 12:51

G5は気の抜けない岩場が続きます

8/5 13:23

岩に書かれたマークを見逃さないようにルートを取ります

8/5 13:43

五竜岳の分岐
遠くに見える鹿島槍ヶ岳の裏側から歩いてきました
長かった〜

8/5 13:49

分岐にザックをデポして、空身で山頂へ

8/5 14:26

今宵のテン場まであと少し
思いのほか難儀な道でした

8/5 14:32

8/5 15:35

五竜山荘に到着
冷池山荘から10時間ちょっとかかりました

8/5 15:24

山荘前から見た五竜岳

8/5 15:49

テントを張ったら乾杯です

8/5 17:02

五竜のポーズ（笑

8/5 18:52

ガスの切れ目からきれいな夕日が見られました

8/6 4:44

3日目の朝
昨日の好天が嘘のようにガスです

8/6 5:00

白馬の町はガスの下のようです

8/6 5:07

強風とガスの中を唐松山荘に向かって黙々と歩きます

8/6 5:36

途中に池がありました
実はこの池のすぐそばに熊の寝床と思われる跡が（怖

8/6 5:41

下界が見えるんだけどな〜

8/6 5:45

8/6 5:48

大黒岳のケルン
遭難レリーフが二つありました

8/6 5:54

8/6 6:14

一瞬ガスが抜けて立山連峰が見えた！

8/6 6:24

ガスが湧いてくる

8/6 6:25

唐松山荘手前も岩場です

8/6 6:29

ガスで下が見えないので気恐怖心があまりありませんが・・・

8/6 6:43

けっこう危ない道が続きます

8/6 6:47

鬼みたいです

8/6 6:55

岩場もあと少しで終わりです

8/6 7:09

唐松山荘
3年ぶりにやってきました

8/6 7:31

山荘に到着

8/6 7:15

自販機あります

8/6 7:25

案内図

8/6 7:56

八方尾根はいい天気
メジャールートなので登山者もたくさん

8/6 7:59

不帰嶮
白馬方面はガスの中です

8/6 8:07

丸山ケルン

8/6 8:29

8/6 8:30

8/6 8:30

8/6 8:33

8/6 8:43

八方池が見えました
この先は観光地ですねー

8/6 9:02

八方池で

8/6 9:06

ツアー登山者の列
人気の山です

8/6 9:20

最後は木道

8/6 9:28

八方池山荘が見えました

8/6 9:37

無事踏破を祝ってソフトクリームで乾杯（笑

8/6 9:53

下りはリフトで楽々〜

8/6 10:10

リフト2本乗ったらゴンドラへ乗り換え

8/6 10:40

駐車場に無事に戻って山行終了
早くお風呂で3日分の汗を流しましょう！

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100 SONY

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖シャツ(1) Tシャツ(1) タイツ(1) ズボン(1) 靴下(1) グローブ(1) 防寒着(1) 雨具(1) ゲイター(1) 日よけ帽子(1) 着替え(1) 靴(1) 予備靴ひも(1) サンダル(1) ザック(1) ザックカバー(1) 食事(6) 非常食(1) 水筒・ハイドレーション(1) ガスカートリッジ(1) コンロ(1) コッヘル(1) 食器(1) 調理器具(1) ライター(1) 地図（地形図）(1) コンパス(1) 笛(1) 計画書(1) ヘッドランプ(1) 予備電池(1) 筆記用具(1) ファーストエイドキット(1) 針金(1) 常備薬(1) 日焼け止め(1) ロールペーパー(1) 保険証(1) 携帯・スマホ(1) 時計(1) サングラス(1) タオル(1) ストック(1) ナイフ(1) テントポール(1) テント(1) テントマット(1) シェラフ(1) ヘルメット(1) 雨傘(1)

共同装備

カメラ(1) GPS(1)

感想

がっくんパパ

毎年恒例の山仲間との夏季北アルプス遠征。今年は扇沢から爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳〜白馬八方というルートを計画しました。実は3年前に猿倉〜白馬岳〜唐松岳〜白馬八方を歩いており、今回の山行で白馬から爺ヶ岳までつなぐことができました。

1日目：扇沢〜種池山荘〜爺ヶ岳〜冷池山荘
非常に暑い日になり柏原新道の登りは汗だらだら・・・それでもときおり吹く風が気持ちよく感じられ、稜線に上がれば立山連峰の絶景！頑張って登った甲斐がありました。

2日目：冷池山荘〜鹿島槍ヶ岳〜八峰キレット小屋〜五竜岳〜五竜山荘
天候に恵まれ、立山連峰の絶景や歩いてきた道・これから歩く道をを眺めながら楽しく歩きました。また、北尾根の頭では雷鳥に出会うことができました。
難所といわれる八峰キレットは、大キレットや不帰キレットよりも難度は下がる感じがします。正直言って八峰キレットよりも五竜岳南斜面や牛首の方が危険と感じました。

3日目：五竜山荘〜唐松岳頂上山荘〜八方池〜八方池山荘
残念ながら最終日はガスに包まれた中でのスタート。ガスは稜線を覆っていたようで唐松山荘までは終始ガスの中でした。ガスの切れ間から劔岳が見えることもありましたが、風も非常に強く帽子が飛ばされそうな状況でした。でも暑くて体力を消耗するよりはずっと良かったですね。
唐松山荘手前では牛首と呼ばれる難所があり、気の抜けない道が待ち構えていますが、八方尾根は一般登山道ですので、気楽に歩いてペースアップ（笑。唐松山荘から八方池山荘まで3時間の予定でしたが、2時間20分で下山してしまいました。

今回の山行は天候に恵まれ、予定どおりの行程をこなすことができました。
秋田に住んでいる自分にとって、北アルプスは年に1・2度程度しか訪れることができない場所です。10年前は「北アは遠くてなかなか行けないよね」と思っていましたが、今は一緒に歩いてくれる山仲間の存在が遠征の励みになります。来年もまたみんなで歩きましょう！

※今回のルートはテント泊の場合、冷池山荘〜五竜山荘の間に幕営地がないため一気に歩かなくてはならず10時間程の行動ができる体力が求められます。小屋泊ならキレット小屋で宿泊でき少し余裕ができると思います。