蝙蝠岳・塩見岳・農鳥岳 伝付峠より奈良田へ
- GPS
- 41:57
- 距離
- 65.7km
- 登り
- 6,561m
- 下り
- 6,223m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 9:25
- 山行
- 11:18
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 11:55
- 山行
- 7:54
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 8:53
天候 | 3日、5日、6日 晴れ 4日 雲のち雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
バスで伝付峠登山口へ 600円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体として実線ルートは問題ないと思います。 伝付峠登山口〜伝付峠(破線ルート) 崩落迂回、倒木多数。 崩落地は工場関係者の踏み跡があるので高巻きに通過しましたが、ザレてる上に猛烈な急登。 伝付峠直下の取付はヨモギ沢とアザミ沢の出合からヨモギ沢右岸を進みドラム缶が目印。一番わかりにくいかと。 急登を踏ん張り、水場に着けば伝付峠まですぐです。 伝付峠〜蝙蝠岳登山口 伝付峠から二軒小屋への降下点がちょっと分かりづらいです。 二軒小屋から蝙蝠岳登山口は林道。 途中トンネルを抜けて行きます。 蝙蝠尾根(破線ルート) 蝙蝠岳山頂まで長い登りです。 徳右衛門岳までが特にキツイ。 この先も倒木を越えたり潜ったりと樹林帯が続きます。 抜けると勾配も緩い稜線歩きに。 蝙蝠岳山頂からハイマツ帯に突入。 踏み跡があり漕ぐ程ではないです。 北俣岳取付から北俣分岐まで、ヤセ尾根の岩綾帯。 高度感有り。 塩見岳〜熊ノ平小屋 北俣分岐からザレた急下降。 とにかく歩きにくい。 北荒川岳からの塩見岳が素晴らしいです。 徐々に降って行き樹林帯歩きに。 熊ノ平小屋〜農鳥小屋 非常に気持ちの良い歩きやすいルートです。 間ノ岳の懐と言った感じで、水場も有ります。 北アルプスの様なゴーロ帯。 農鳥小屋〜奈良田 大門沢降下点からの降りはキツイと聞きますが、その通りかと。 長い。 雪投沢の水場 特に目印がありません。 キャンプ禁止の道標より右手を注意しながら降ります。 なんとなく踏み跡っぽいところが降下点です。 ザレた降りが緩む辺りでハイマツにリボンが付いており、そこを抜ける腰高程のケルンが前方に確認できるはずです。 ケルンを過ぎ樹林帯へ。 踏み跡を降ると沢に出ます。 ただ悪路で往復で少なく見積もって30分はかかるし、かなり消耗もします。 |
その他周辺情報 | 奈良田の里温泉 女帝の湯 550円 トロトロのお湯 |
写真
感想
気になっていた蝙蝠尾根へ
山頂付近は気持ち良いのですが、その他はかなりの厳しさを伴う山でした。
残念ながら蝙蝠岳付近の通過は悪天候でした。
かなり無理を押してしまい計画変更を強いる事に。
今後の反省です。
計画変更で、熊ノ平小屋から奈良田へ最短ルートをとりました。
計画段階では、まず通る事のない間ノ岳の巻道ですが怪我の功名。
気持ちの良いトラバース道です。
間ノ岳の懐に入った感じで中間部には水場も。
ここからの眺望は非常に素晴らしいと思いました。
〜〜〜〜
同時期に始めた友人の計画で蝙蝠・仙塩縦走。
破線の伝付峠越えでアプローチし、やっぱり破線の長い蝙蝠尾根から仙塩尾根を一気というキツイルート。
夏は登山、冬はバックカントリーと通年山に登る友人には問題ない計画だったのでしょう。
もう一人の友人は登山歴が長いのですがきつそうと。
初日 晴れ
仕事終わりからの深夜車移動で結局徹夜。
暑さと険しさ、左曲りの台風での倒木多数などなど、かなりバテました。
が、なんとか伝付峠を越えて二軒小屋に。
偶々誕生日で生ビールを二人から一杯ずついただきました。
最高。
芝のテン場も最高。
二日目 晴れ後雷雨
よく寝れました。
これでなんとかなると思いましたが、先行するリーダーのスピードに無理を押して着いて行ったのが一番マズかった。
とにかくこの日は、永遠と登り。
徳右衛門岳までは何とかなりましたが、ここから蝙蝠岳手前の樹林帯は本ルートの最深部。
新旧入り乱れる倒木を潜る越える。
こんなに休憩したいと思ったのは初。
バテバテでも樹林帯を抜けると最高の稜線に。
残念ながら空は暗い雲に覆われ…
蝙蝠山頂までゆったりと歩けます。
山頂から北俣岳へは、ハイマツ帯への降下から。
踏み跡があるので漕ぐほどでもなく。
そこそこ降りて樹林帯から登り返し。
尾根は痩せて行き岩稜帯に。
高度感もあり。
時折ポツポツと、空はどんどん暗くなって来てます。
北俣岳分岐で、既に時間も遅くなり塩見岳越えての降りに雨に当たると厳しいので、ビバークすることに。
事前に調べてあったポイントに着くと同時に土砂降り。
その中のテント設営は辛かった。
パニックぽくなってました。
疲れもあり、そのまま全員就寝。
三日目 晴れ
暗い中、一先ず水場を探し確保。
昨日諦めた塩見岳ピークへ。
北俣岳分岐までの登り返しが、キツイ。
この山の山頂はやはり好きです。
山頂にて朝食。
先へ進みます。
北荒川岳のキャンプ跡地は、果樹園のようなロケーション。
こんな良いところなのに残念です。
北荒川岳から塩見岳と対面。
昨年の烏帽子岳からとほぼ同じ。
面白い山です。
この先樹林帯まで降下する仙塩尾根。
実戦ルートはやはり整備が違います。
熊ノ平小屋でカレーとビール。
カレー美味い。
ここで、ルート変更するかどうか。
実際は行けそうな気もしましたが、
両俣小屋宿泊〜仙丈ヶ岳〜北沢峠
→熊ノ平宿泊〜農鳥岳〜奈良田
に変更し、ゆっくり休む事に。
ロケーションも最高だし、静かだし言うことない。
仙塩リベンジがあるかも知れないし、北岳から回り込むかも知れないが、いずれもう一度。
四日目 晴れ
変更しても、下山は遠い。
三峰岳も間ノ岳のピークも踏まない最短の巻道から農鳥岳へ。
絶対計画しないルートでしたが怪我の功名。
間ノ岳の懐をトラバース。
降り返し点では、水場もあり。
ここから南アルプス南部の風景が最高でした。
トラバースを終えると農鳥小屋は目前。噂に聞くオヤジさん。
赤ヘルでした。
声掛ければ良かったかなと。
さて、まだ白峰三山は未踏。
最初に農鳥ってのもネタっぽい。
農鳥岳は良い山でした。
北部の北岳と間ノ岳が素晴らしい。
南部は破線ですが、ゆったりとした尾根が気持ち良さそうです。
締めくくりは、大門沢降下点からの長い林道歩き。
降り始めからずっと急こう配で身体がガタガタ。
長かったですが、無事奈良田へ。
ビバークやら雨中テント設営やらルート変更と、山の先輩に叱られそうですが、良い経験になりました。
南アルプスやはり良いです。
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