意外と空いてた山の日の富士山（逆プリンスルート）

2018年08月11日(土) [日帰り]

• GPS: 11:32
• 距離: 11.4km
• 登り: 1,483m
• 下り: 1,464m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:12
• 休憩: 1:19
• 合計: 11:31

距離 11.4km 登り 1,483m 下り 1,483m

6:49 富士宮口五合目
7:09 7:10 富士宮口新六合目
7:15 六合目雲海荘
8:01 8:08 新七合目御来光山荘
8:41 8:44 元祖七合目山口山荘
9:27 9:36 八合目池田館
10:30 九合目萬年雪山荘
11:36 11:37 九合五勺胸突山荘
12:15 12:26 富士宮口頂上
12:28 三島岳
12:42 13:08 富士山
13:16 三島岳
14:08 富士宮口頂上
14:13 御殿場口頂上
15:13 御殿場口八合目
15:30 御殿場口七合九勺・赤岩八合館
16:13 16:19 御殿場口七合五勺・砂走館
16:22 御殿場口七合四勺・わらじ館
16:28 16:30 御殿場口七合目
16:57 御殿場口下り六合（走り六合）
17:03 17:04 宝永山馬ノ背
17:32 17:42 宝永第一火口
17:49 17:50 宝永第一火口縁
18:02 富士宮口新六合目
18:19 18:20 富士宮口五合目
18:20 ゴール地点

天候

晴れのち曇

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

4時45分、水ヶ塚駐車場（1,000円）へ。
通常6時から富士宮口5合目へのシャトルバス（往復1,800円）は5時から臨時便が出ていました（満員になる毎に出発）。

コース状況／危険箇所等

とくに危険箇所はありません。
富士宮ルートは狭い場所では下山者とのすれ違いに譲り合いが必要ですが、山の日の割に思っていたほど混んではいませんでした。

その他周辺情報

下山後は富士宮市の風の湯（17時以降600円）へ。

写真

8/11 4:48

4時45分に水ヶ塚駐車場に到着。山頂までくっきり見えてます。

8/11 5:02

6時からと思っていたシャトルバスが5時から臨時で出てました。我々は5時15分に出発、5時45分には富士宮口5合目へ到着できました。

8/11 5:45

富士宮側に富士山の影が。プチ影富士！

8/11 6:44

約1時間の高度順応をすませ、6時45分いよいよ出発！

8/11 6:49

富士宮口5合目は標高2,400m。他の登山口よりも高い位置からのスタートです。

8/11 6:49

HちゃんもTちゃんも、まだ余裕の笑顔。

8/11 7:09

7時9分、6合目（標高2,500m）雲海荘。奥には愛鷹山塊。

8/11 7:14

ここからが富士宮ルートの本番です。

8/11 7:57

山頂までひたすら登り続けます。

8/11 8:00

8時ちょうど、新7合目（標高2,780m）御来光山荘。晴れているので日差しは強いですが、風もありそれほど暑くなかったです。

8/11 8:43

元祖7合目（標高3,010m）山口山荘前でブル道のブルドーザーを目撃。4年前に吉田ルートで見たのより大きい気がする。

8/11 9:23

富士宮ルートは基本的にこんな感じの登山道。

8/11 9:30

9時30分、8合目（標高3,250m）池田館。ちょっと辛そうなTちゃん。

8/11 9:48

8合目以上は富士山本宮浅間大社の境内です。

8/11 10:24

10時23分、9合目（3,460m）萬年雪山荘。今年は小屋手前の万年雪が溶けてしまいありませんでした。ここでコカ・コーラ（500円）を購入！2年前家族で登った際に、頭痛で敗退をほぼ決めていた妻と次男がここでコーラを飲んだ途端に元気になり、剣ヶ峰まで登ることができたという奇跡的な経験をしたので。今回もコーラの力に期待！

8/11 10:55

9合目の鳥居を通過。

8/11 11:23

11時23分、9号5勺（標高3,590m）胸突山荘。ルート最後の山小屋です。ここまで来たら山頂まで頑張るしかない！

8/11 11:42

もう山頂の鳥居が見えてます。

8/11 12:13

山頂の鳥居！2年前の7月と8月に富士宮ルートで登ってるんですが、その前後で建て替えられていたんですね。いままで気付いていませんでした。

8/11 12:14

12時14分、富士宮口山頂に到着！2人とも涙ぐむほど喜んでます。頑張ったね〜。

8/11 12:17

ここで一休みしたいところですが、ガスで景色が見えなくなってしまう前に剣ヶ峰へ登ってしまおう、ということになりました。

8/11 12:31

この馬の背を登ったら最高峰の剣ヶ峰なんですが、ここが結構難所なんですよね〜。

8/11 12:39

ずるずると滑りやすいザレ場なので、手すりに捕まりながら1歩ずつ登ります。

8/11 12:47

12時45分剣ヶ峰！3人全員日本最高峰（標高3,776m）まで登ることができました！いつも長蛇の列になる記念撮影が空いていたのが意外でした。

8/11 12:48

いつ見ても大迫力の火口。

8/11 13:10

剣ヶ峰から馬の背を下ります。登りよりも歩きにくいので、ゆっくり慎重に…。

8/11 13:28

13時25分、浅間大社奥宮の裏で昼食です。山専ボトルで担ぎあげたお湯でカップヌードルを作ってたべました。火口を眺めながら食べるラーメンは最高！

8/11 14:07

14時、浅間大社奥宮で参拝。家族のお守りもお土産に購入。

8/11 14:09

下山は混み合う富士宮ルートを避けて御殿場ルートから。プリンスルートの逆走になります。

8/11 14:11

御殿場口山頂から望む火口は、また違った雰囲気です。

8/11 14:12

14時12分、下山開始。

8/11 14:21

お昼から上ってきた雲で宝永山はまったく見えませんが、山小屋が見える程度には晴れてます。

8/11 14:21

富士宮ルートとはまったく異なる地質の御殿場ルートに戸惑っていた2人ですが、すぐに慣れて上手に下ってました。

8/11 14:39

ガスったり晴れたりを繰り返すだけで、雨が降りそうな様子はありません。午後は雨を覚悟していたのでありがたい。

8/11 15:11

遭難碑から山頂を振り返る。1時間でここまで下りてきました。

8/11 15:13

8合目見晴館の山小屋跡。心なしか前より残骸が減ってるような…。

8/11 15:24

オンタデ。富士山の花といえばこれ。

8/11 15:27

ようやく山小屋が見えました。

8/11 15:31

15時30分赤岩八合館（標高3,300m）。トイレは300円でした。

8/11 15:48

イワツメクサ。

8/11 16:09

16時8分、7号5勺（標高3,090m）の砂走館前で休憩。

8/11 16:11

ちょうどガスが晴れて山頂を振り返ることができました。

8/11 16:19

いよいよお楽しみの大砂走下山道が始まります。

8/11 16:32

登山靴が埋まるほどの柔らかい砂地を下っていきます。

8/11 16:55

16時55分、富士宮口への分岐。ガスで宝永山が見えないのが残念…。

8/11 16:59

御殿場ルートを下っていく登山者を見下ろしながら進みます。山道というより砂漠のような不思議な光景です。

8/11 17:04

一瞬ガスが抜けて宝永山が見えました。宝永山山頂もいつか踏んでみたいなぁ。今回もスルーしてしまいましたが。

8/11 17:26

もうガスで見えないだろうと諦めていた宝永火口もうっすら見ることができました。

8/11 17:26

宝永火口を下った後は、短い登りを経て、富士宮ルートの6合目へトラバースします。

8/11 18:00

18時、富士宮ルートの6合目まで戻ってきました。

8/11 18:10

ヘッドライトを使わずに5合目まで戻れそう。

8/11 18:13

長かった登山もようやく終わり。お疲れ様でした！

8/11 18:17

18時17分、登山口で記念撮影！

8/11 18:19

2人は感動で涙ぐんでました。富士山、素晴らしい体験をありがとう！

撮影機器：

iPhone 6s Plus Apple

DMC-GX8 Panasonic

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 ハイドレーション 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ 携帯トイレ

感想

きたになおき

「山の日」に富士山に登ってきました。ただでさえ大渋滞になる富士山ですが、山の日の土曜日だというのに意外と空いてました（剣ヶ峰の写真撮影の列がなくなる一瞬すらありました）。山の日の渋滞を嫌ってあえてこの日を避けた人が多かったのかもしれません。実は、昨年8月15日に吉田ルートから登ったときに、指導員さんが「今日は山の日よりも（登山者が）かなり多い」と言っていたので、山の日は意外と富士登山者が少ないのかもしれないことは最初から予想していました。狙いが的中してラッキーでした。
今回で5度目となる富士登山。今回は富士登山が初めてという近所の双子姉妹と一緒に登るということで、なんとか2人を剣ヶ峰まで連れて行ってあげることが最大の目標でした。というわけで登るルートは、距離や獲得標高が少なく、山小屋が一定間隔に点在する富士宮ルートをチョイス。下山はすれ違い渋滞がなく、大砂走りでスピーディーに歩ける御殿場ルートから。いわゆる逆プリンスルートで行くことにしました。また御来光登山ではなく、朝出発夕方下山のスタイルにしたことで睡眠不足による高山病のリスクを回避しました。
こういった計画が奏をこうして、メンバー全員剣ヶ峰まで登頂することができました！下山の砂走館以降はガスってしまいましたが、それまではずっといい天気で、異世界のような富士山の景色を楽しむことができましたし、レインウェアやヘッドライトを全く使うことなく下山することができました（自分は雨に降られなかったのは今回が初めてです）。