聖岳〜赤石岳【地獄の登りと天国の稜線】
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- GPS
- 50:01
- 距離
- 31.7km
- 登り
- 3,817m
- 下り
- 3,839m
コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 4:54
- 山行
- 11:17
- 休憩
- 2:23
- 合計
- 13:40
- 山行
- 3:14
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:14
天候 | 8/16 雨 8/17 快晴 8/18 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
今年も、盆休み後半は南アルプス深南部へ
去年は荒川→赤石岳。今年はどうしようかと色々検討したが、2泊という日程で廻るには限定的になる山域。最初に行きやすいところを荒川岳、赤石岳を二枚抜きしてしまい、今回は悩んだ。結果、2日目をハードにして聖岳→赤石岳に決めた。
毎日アルペン号は3回目で慣れたので、要領は得ている。東海フォレストは去年使わせてもらったのでわかってるが井川観光の要領が分からず、予約ご必要だということも知らずにいきなり、計画倒れかと思ったが雨で小屋とバスが空いてて、乗れることができた。
聖沢口からのスタートだが、幸い青空が見えて来てこれは頂き!と思ったが、雨の南アルプスをなめちゃいけない。去年並みの雨を食らった。去年の教訓でカッパ、靴にはたっぷり防水スプレーを吹いたおかげで靴の水侵入は最小限にとどめたが、ザックの方がどこからもれたか(どこからでも漏れるか)着替えまで湿ってしまう有様。スタッフバッグは防水型だな、今後の教訓。
小屋までの途中でgionのソールが踵側から剥がれる事態になり、途中で落ちてた紐、バインド線で縛り、何とか、小屋着。途中こんな事態と暴雨であったが何とか聖平小屋に到着。聖平小屋は親切な方が多く、途中でgionの、靴のソールが剥がれた事にできる限りの対処をしてくれた。初日は雨が止まず、100m登って電波を取りに行くことも出来なかった。
2日目、3時に起きると空は満天の星。キター!
準備をして4時にヘッドライト装着してスタート。木道に出るともう空は明るくなりだした。聖岳のシルエットがくっきり見えてきてテンションアップ。小聖岳の森林限界を超えると風が強い。口を開けてると口の中が乾くし、息も苦しいほど。そして、寒い。山頂途中の登りで太陽が山頂、上河内岳に光をあてる。山の影からこんな感じで陽の光を浴びると太陽に感謝してしまうのは登山をしてる人しか感じられない事。風と戦いながらなんとか山頂へ到着。山頂!なんという景色だろうか「キャー」しか言葉が出ない。しかし、ここでGionのこの靴の状態ではこの先じゃ無理と判断しgionは下山を選択。ゆっくり椹島まで下山し明日椹島で待ち合わせる。
山頂で居合わせた方が今のこの位置で百間洞までとの事で余裕すぎないかと思ったら、トランスジャパンアルプスレースで今、選手が来るとのこと。マジ!望月選手に会えるとテンション上がる。稜線上の先が全部見通せて楽しくてしょうがない。早速、聖兎のコルで一人目の選手とすれ違う。聞くと2位とのこと、1位は茶臼小屋まで行ってるとの事。望月さんは行っちゃったかと残念に思っていると、望月さんは今年は自分の食料は自分で運ぶ事をテーマに頑張っているらしい。荷物が頭より上の高さになってるけど5日も経って随分減ったとのこと。
兎岳の登りもいつもはキツイはずなのに天気と選手のお陰で楽しくてしょうがない。兎岳の登りでは3・4位の選手とすれ違った。皆さんすれ違いでは気さくに会話させていただいた。兎岳の山頂でも快晴継続中。徐々に歩くのが勿体無いと思う気持ちが出てきた。こんな感覚初めて。まだ5時間以上歩かなければいけないのに。
小兎岳の登りで5・6位の選手とすれ違いどうやら、この後ろに望月選手が来るらしい。更にテンションが上がる。小兎岳の下の途中で寝て中盛丸山から、大きなザックを背負った選手が来た!間違いない、少し平で広めのところまで戻って待つ。「お疲れ様です。頑張ってください、望月さんですよね」「はいそうです!」「今回は大荷物で参加しているそうで」「はい、今回は人と変わった事をしたくて。かなりキツイです」などと一言二言会話をして、最後に「握手だけいいですか?」「もちろんです!」キャー爽やか。惚れてしまいそうでした(笑)
テンションが上がったまま百間洞の家に着き、カレーを食べる。更に元気が出て再スタート。
百間平は広くて平坦、荒川岳も見えて来た。百間平で行きのバスで隣だったトレラン夫婦(勝手に夫婦と思ってる)に会った。この山域を我々と逆回りで歩いている。意気投合して、女性が記念写真撮りましょうとお互いのスマホで撮り合った。この後、お二人は行けるところまで行くとのこと。すごい方達だ。
さあ、ラスボス赤石岳の登りだ。すれ違う人は少ないがすれ違う人ほとんどの人と一言二言会話をする。なんて楽しい山歩きだろう。赤石岳山頂に着くとガスが出てきた。もう聖は見えないが風はないし相棒のyoshiはひざ痛で辛そうなのでしばらく休憩。時間は15時近い。急がないと小屋に迷惑が掛かるので下りることに。yoshiが膝痛のため、ゆっくり下山。結局17時半を回ってしまった。
山小屋では晩飯を諦めていたが、特別に作って頂いた。感謝感激でした。
その晩は19時半には就寝。
最終日は下山のみ、赤赤石岳、赤聖岳、赤荒川岳が見れた。
最高の山歩きでした。
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