善六山〜畦ヶ丸〜屏風岩山〜南東尾根挑戦&退却
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,408m
- 下り
- 1,579m
コースタイム
天候 | 曇ときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
下山したのは細川橋だったが、バス到着まで時間があったので、バス代を浮かせるために中川温泉まで歩いた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト ・西丹沢自然教室にあります。 ■下山後の温泉 ・久しぶりに中川温泉ぶなの湯に寄りました。大人2時間700円です。 ■バリエーションルート ・今回歩いたコースは一部バリエーションルートを含みます。 ・善六山付近 ... 踏み跡はうっすら付いています。特に迷うことはないと思います。南側の開けた崩落地から畦ヶ丸が凛々しく見えます。 ・屏風岩山南東尾根 ... 標高900m〜850m付近で踏み跡が消えてしまいます。コンパスを頼りにそのまま進めそうではありましたが、安全のため引き返したので、その先がどうなっているのか不明です。 ・屏風岩山〜二本杉峠(破線ルート) ... ところどころに手製の標識や赤テープがあるので助かりますが、落ち葉で踏み跡が不明瞭になっている箇所があります。注意が必要です。夏の大雨で倒木が多く、三椏の群生もかなり被害を受けています。 |
写真
感想
計画段階ではバリエーションルート満載になるはずだった。
1. 以前「クリスマス稜線」と勝手に名付けた、善六山〜塩地窪(ショチクボ)ノ頭を歩く。(クリスマス前日だから)
2. 城ヶ尾峠から信玄平を経て地蔵平へ降りる未踏のルートを歩く。
3. 地蔵平から二本杉峠への「さかせ古道」(廃道)へ入ってすぐの尾根を登って屏風岩山へ至る。
4. 屏風岩山から南東への未踏尾根を下って中川温泉へ。
しかし、結局どれも踏破しなかったし、できなかった。
(1) クリスマス稜線
善六ノタワ手前から東の尾根に取り付いてピークへ登ればそこが善六山で、ここからは畦が丸がよく見える。ここから塩地窪ノ頭へ向かおうかと思ったが、地形図に描かれた高低差100mほどのアップダウンを見たら行くのが億劫になり、この先(2)の城ヶ尾峠〜地蔵平を経由する時間が気になり、途中で引き返して畦が丸へ向かった。
参照 : http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-101260.html
(2) 城ヶ尾峠〜地蔵平〜さかせ古道取り付き〜屏風岩山
畦が丸避難小屋で小休止。小屋にあった冊子(登山者が記入できるノート)を読むと「地蔵平から城ヶ尾峠を目指したがルートが消えていて道を間違えて違う場所へ出てしまった」のような記述があった。この季節、落ち葉でルートがわかりづらいし、そんな未踏ルートを下るのは危険かな?
どうしようか暫く迷い、大滝橋上から一般登山道で屏風岩山へ登り、そこから南東尾根(3)で中川温泉へ下り、早めに温泉でひとっ風呂浴びて、バスで西丹沢自然教室へ戻ることにした。
避難小屋では時々DoCoMoの電波が入ったで、Twitterに現在の状況や今後の行動についてメール送信でつぶやいていた。山の大先輩からの「城ヶ尾峠から降りても大丈夫でしょう」という返信を確認できていれば城ヶ尾峠へ向かっていただろうけど、この時は確認できなかった。
(3) 屏風岩山南東尾根
以前、三椏の季節に東尾根を歩いた。その時に見つけた明瞭な踏み跡が気になっていた。
参照 : http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-105336.html
その踏み跡をたどる計画だったのだが、初めのうちは明瞭だった踏み跡は、標高900mから850m付近になると消えてしまった。
地形図から判断するに、すぐ隣にある鹿柵に囲まれた杉林の向こう側にP666へ至る尾根の取り付きがあるはず。しかし、鹿柵を迂回しているうちに現在地に自信がなくなってしまった。また、杉林の中に入ったら見通しが効かず、正確な尾根を歩けるかどうか不安を感じ始めた。
一本南側にP669とP467へ至る尾根があり、こちらはおよその見当がついたのだが、上述のP666を中心に地形図を印刷してきたためP669とP467尾根の下部が印刷範囲外となり、尾根の途中からの地形を地図上で確認出来なかった。記憶では危険な地図記号(崖など)はなかったが、はっきりとは覚えていない。
この辺りで携帯の電波が入るようになり、Twitterを見ていた山仲間から撤退を勧めるメールが届く。やっぱり安全第一だよね。無理は禁物。
ということで、屏風岩山まで引き返し、そこから二本杉峠経由で細川橋へ下山することにした。
…このようなわけで、計画していたバリエーションルートをどれも踏破できず、残念な山行になってしまったが、無謀な行動によって家族に迷惑や心配をかけず、早めに温泉に入って疲れを癒して帰れたので、これで良かったのだと考えることにする。
それはさておき、大滝橋上〜屏風岩山から西側を眺めると、世附から菰釣山へ延びる尾根がよく見えた。あの辺りはまだ歩いたことがなく、以前から歩きたいと思っていたのだが、先日奥野さん写真コレクションCDを手に入れてから更に気になるようになった。来年は(ソロは危険なのでパーティを組んで)挑戦してみたい。
またまたマニアック・ルートに挑戦されましたね。
まだ知らない地名ばかりで勉強不足です。
ただ、ミツマタの時期にミツバ岳〜権現山〜二本杉峠〜屏風岩山〜畔ヶ丸と歩いてみたいと思ってました。
melonpanさんの今後のレコを参考にさせていただこうと思います。
久しぶりにソロでマニアック満載ルートを歩くつもりだったので気合十分だったのですが、うまく行きませんでした
でも、誰もいない静かな山道を歩けて、美味しい空気を吸って、安全に帰還できて、何よりですね。欲張ってはいけません。
ミツバ岳への登り口(滝壺橋)では今年夏の大雨で大規模な崩落が起こっています。通行の際はご注意を。
http://nishitan.blog64.fc2.com/blog-entry-143.html
ミツバ岳山頂の被害はわかりませんが、今回歩いた二本杉峠〜屏風岩山の間の三椏は大きな被害を受けていました。これが自然とはいえ、残念です。
屏風岩山から大滝橋へのバリルートは、確かヤマケイの山岳地形と読図に載っています。私はまだ行っていませんが。
権現山から屏風岩山は歩きましたが、ほとんど人いませんでした。花の季節は、二本杉峠は、たくさんの人が登ります。
この情報は以前、私も目にしました。
今年は地震や台風で随分とあっちこっちが崩壊したり倒壊してますね。
人間に無力さが浮き彫りになります・・・
また機会がありましたら色々と情報をアップして下さい、楽しみにしてます。
畔が丸周辺は、丹沢全山縦走時と沢登教室で下山時
立ち寄ったくらいで、土地勘なし。
またもや、地形図を引っ張り出して、熟読しました。
貴重な情報をありがとうございました。
良いお年を!
Mikuniさん
屏風岩山からの東尾根も踏み跡は明瞭ですが、
標高650m地点で明瞭な尾根も踏み跡もなくなります。
下降方向を間違えないように注意が必要です。
二本杉峠〜屏風岩山の三椏群生は美しかっただけに、
今回の被害が残念です。
noborundaさん
今年は豪雨による被害が多発した年でした。
去年もそうでしたけど…。
そこら中でブナの大木が倒れていて悲しいです
ricalojpさん
畦が丸は展望が良くないので
今回のような曇りの日に訪れるようにしています。
私もこの辺りはまだまだ知らないところばかりです。
いつか畦が丸〜城ヶ尾峠(今回歩けなかったルート)や
本棚〜畦が丸のバリエーションルートを歩こうと思っています。
では、皆さん、良いお年を!
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