峰山〜半国高山〜岩屋山
- GPS
- 09:43
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 1,569m
- 下り
- 1,444m
コースタイム
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 9:50
天候 | 晴れ/曇り/小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
西日本JRバス - 小野郷〜四条大宮 900円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■高雄バス停〜峰山 高雄バス停から槇ノ尾バス停までは一般道を歩いています。 西明寺の手前から入山しますが、支谷との出合まではトラバース道となっており、道幅が狭くて滑りやすそうなので、滑落しないように。 支谷の沢を渡り、踏み跡がはっきりしていないので、斜面を直登気味に進み、はっきりとした道に合流。 谷ルートのようで、少しチェックしてから斜面に取り付き、尾根ルートに合流しています。 ここまでの軌跡は参考にしないようにして下さい。 はっきりした道が続き、きっちりとチェックしていないけど、標高400mを越えた辺りから先日の台風によると思われる倒木が目立つようになります。 それなりに通行しにくくなっており、対処して進むと、峰山山頂に至ります。 ■峰山〜奥山谷林道〜周山街道 朝日峯方面への道を下って行くと、高山寺からのルートに出合います。 P602までの道は本来なら進みやすいはずだけど、倒木が少々あり。 P602から奥山谷の林道へ下りますが、一般のルートではありません。 それなりの難易度の悪路だし、どこを進むのか分かりにくかったりで、ある程度の経験がないと苦痛に感じそう。 詳述は避けておきます。 林道に合流すると、程なくして沢沿いを進むようになります。 斜面崩落箇所があり、今後の推移次第では通行が困難になるかも知れません。 そのまま下ると、周山街道に出合います。 ■周山街道〜供御飯峠〜半国高山 周山街道を歩き、杉坂口バス停の手前で左折して橋を渡り、すぐに左折。 大谷の沢沿いの林道となり、前方に分岐が見える地点の手前で左折。 林道終点からは踏み跡と思われる辺りを登っていますが、途中からははっきりとしなくなり、特に危険そうでもないので、ある程度の方向を定めて登っています。 実際に歩いた感覚と赤線は一致しておらず、あまり参考にはならないでしょう。 供御飯峠からは尾根を辿り、アップダウンのある辺りは進行方向に注意しておきましょう。 倒木は程々ぐらいでしょうか。 歩く人が少ないせいか、ここでもクモの巣に悩まされ、半国高山山頂に至ります。 ■半国高山〜縁坂峠〜岩屋山〜薬師峠〜小野郷バス停 山頂から北へ延びる尾根はどっしりとして幅広で、どこを歩いても良さそうな感じ。 支尾根に注意して進むと、岩谷峠です。 この後もアップダウンのある尾根が続き、進行方向に注意して進みます。 縁坂峠の峠道は尾根芯との高低差があり、北へ少し下って峠道に合流し、峠へ。 縁坂峠は倒木で荒れており、さらに荒れてしまいそうに見える。 踏み跡を辿るとトラバース道となり、自分なりの判断で途中で尾根へ移動。 少し先からは幅広の尾根となり、アップダウンしつつ進むと、三角点のある岩屋山山頂に到着します。 引き続き歩きやすい道を辿り、六体地蔵のある薬師峠に到着です。 峠道を下り、分岐にて左折。 舗装部分が残っている所は滑りやすいぐらいで、沢沿いの林道を下ります。 キャンプ場を過ぎると、交通量が少なめの一般道となり、周山街道との出合付近に小野郷バス停があります。 ■その他 台風21号によると見られる倒木は少なくなく、慣れていないと大変だと感じそう。 程度の差はあるだろうけど、多くの山が同様の状況になっていそう。 通常よりも体力を消費するし、時間も余分にかかるはず。 いつも以上に余裕を持たせた予定を立てる必要があるように感じました。 迂回路の想定や、早めの撤退の判断など、柔軟に対処できるように準備しておきたい。 |
写真
感想
9月初旬の台風により、京都北山へ通じる道路は通行止めが多く生じ、まだ復旧に至らないままの区間が多いよう。
それに伴い、バス便は運行停止が続いているし、鉄道の叡山電鉄も北寄りの区間の運行停止が続いているよう。
実際に生活されている人はそれ以外のインフラも復旧されないままだったりで、不便さは想像以上のものがあるはず。
何かができる訳でもなく、また歩きに行く日を楽しみにするぐらいしかできないのだけど。
そんな中だけど、9月以降は京都北山を中心に歩こうと思っていたので、限られた中であれこれと考え、まだ歩いていない山を繋げてみる事に。
台風の影響が気になる状況下、歩く人が少なそうな山域に行くのは適切ではなさそうだけど、これまでの経験を活かせば、何とかなるはずと信じ、この日は山へ。
以上、前置きが長くなりましたが。
高雄バス停に到着し、もたもたした後、スタートです。
登山口の最寄りのバス停は槇ノ尾なんだけど、そちらまでの便は1時間ぐらい遅くなるようなので、この選択となっています。
川沿いへ続く道は通行止めのようなので、車を気にしつつ一般道を歩きます。
西明寺へ至る橋を渡り、清滝川の河原に下りてみたけれど、危なそうな岩場があるのみで、ここはルートではなさそう。
西明寺へ向かい、ここかなと思われる所から進入。
少し先からは狭いトラバース道で、道は湿っていて滑りやすそうなので、注意しつつ。
支谷に出合い、右岸は嫌な感じがするので、左岸を進みます。
道っぽいのや、踏み跡っぽいのはあるけれど、どうも確信が得られず、タブレットの画面と実際の地形を見つつ、進みやすそうな辺りを登って行きます。
何だかんだを経て、尾根ルートに乗り、クモの巣に悩まされる以外は歩きやすくなります。
標高400mを越えた辺りだったか、倒木が見られるようになり、対処に追われます。
想定していた程度かなと思いつつ歩き、峰山山頂に到着です。
タブレット画面がフリーズしており、この先のP602からの下りに不安があるので、電源を入れ直し、復旧させます。
高山寺からの道と合流し、所々で倒木に対処し、P602に到着。
ここから奥山谷の林道へ向けて下るのだけど、一般のルートではなく、どうなりますか。
まずは進みにくそうな所を避けているうちに谷へ吸い込まれ、尾根を外してしまいます。
またやってしまったなと思いつつ、何とか軌道修正。
地形的に尾根を辿ったまま下降できると思っていたものの、救いようのなさそうな藪に阻まれ、引き返します。
少し斜面崩落している辺りから下るようで、崩落地を通り、その先へ。
何とか正しいルートに乗りますが、道は狭めだし、草木が繁茂している辺りではイバラ系の植物が所々にあるし、ここでもクモの巣が待ち構えています。
修行と思う事にして進むと、林道に合流です。
スピードを上げたいけど、微妙に滑りやすい路面状態で、程々で進みます。
土砂の流入や舗装部分が剥がれていたりで、林道としては機能を失いつつあるような。
さらに下ると、大きく斜面崩落しており、道は閉ざされています。
台風21号によるものではなさそうで、状態は安定していそう。
迂回しにくそうで、乗り越えられそうに思われたので、そうします。
見かけほどには苦労せず、対応能力が身に付いているのかと少し自惚れてしまいます。
その後は問題なく進み、周山街道に合流です。
地形図にある破線の道の方が近道なんだけど、どうも心配なので、遠回りします。
この先の事を心配しつつ進み、気が付くと沢沿いの林道です。
やっとの事でアケボノソウを見つけるも、まだつぼみです。
無駄に苦労した末に供御飯峠への道に乗り、林道終点からは薄めの踏み跡を辿ります。
台風で落下したと思われる杉葉が地面を埋め尽くしており、正しいルートが分からない。
直登できるぐらいの斜面なので、えっちらと登って行きます。
変な方向には向かっていないはずなので、歩きにくくなさそうな辺りを進み、何となくで供御飯峠に到着です。
ここまでは植林帯ではあるけれど、峠の雰囲気は良いですね。
少し登った位置に大木があり、写真撮影。
ふと見ると、何かが祀られている台座があります。
少し離れた位置にお地蔵さんと思われる石仏がお顔を下にして倒れているのを発見。
どうすべきか悩み、助け起こしてみる事に。
しかし、峠のお地蔵さんとしては立派な大きさでもあり、かなり重い。
なかなか動いてくれず、接している石にこすれてガリガリと音を発し、何だか心が痛む。
本気を出すしかなく、苦労の末、何とかお顔を上にして台座の後ろまで移動できました。
これ以上は無理と判断し、合掌してから先へ進みます。
まずまず良い雰囲気の所もあるけど、全体としては地味な印象の尾根を進みます。
基本的には歩きやすい道なんだけど、倒木があったりするので、対処しつつ。
アップダウンのある辺りを経ると、登って行くのみとなり、途中からはまた倒木が多くなり、疲労度は増すばかり。
そんなこんなで、半国高山山頂に到着です。
ここで昼食です。
所々で支尾根に注意し、岩谷峠を経て、縁坂峠に到着です。
峠の前後は少し注意が必要かもだし、峠は倒木で荒れています。
はっきりとした道を歩き、トラバース道を進みますが、タブレットを見ると、そのまま進むのは得策ではなさそうに思われ、そこから尾根へ。
山と高原地図では、薬師峠へ至るルートは破線で示されており、辺りを注意して窺いながら歩くも、その理由は分からず。
P660を過ぎるとアップダウンして進むようになり、ひどく荒れていないせいか、幅広の尾根で回避しやすいせいか、特に苦労する事もなく歩行可能。
ゆったりと歩き、三角点のある岩屋山山頂に到着です。
これまでは桟敷ヶ岳への途中に立ち寄っていたのだけど、西側からのアプローチだとピーク感は全くなく、変な感じです。
色々なキノコを見つつ歩き、薬師峠に到着です。
六体地蔵は変わらぬ姿で、京都北山の代表的な峠の風景という感じです。
この日は予定通りに進む事ができるか不安だったけど、目標地点まで辿り着いたので、後は下山するのみ。
峠道を少し下り、分岐にて左へ進み、シモツケ谷の沢沿いの林道へ。
キャンプ場を過ぎると、集落を通る一般道を進みます。
バスの時間に間に合うようにしたいので、できるだけ走って行きます。
大森東町の辺りで大規模な倒木があり、建物の上に倒れ込んでいて、かなりひどい状況。
改めて大変な台風だったのだと実感させられます。
バスの発車時刻の3分前に小野郷バス停に到着し、今回も何とか無事にゴールです。
台風21号後の最初の山行という事で、制約のある中で不安な思いのまま歩きました。
今回のルートは恐れていたほどには荒れていなかったけど、所々の光景は見ていても気が滅入るものがあり、今後への影響が大きそうだし、じわじわと大変さを実感させられそう。
まだ冷静に受け入れられないし、可能な範囲で歩いて様子を確認するぐらいしかできなさそうかな。
遭難しやすそうな状況になっていると思われ、自分も含めて、当分は無理のない山行をいつも以上に心掛ける必要がありそう。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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villege-greenさんこんにちは。
villege-greenのレポを参考に峰山から朝日峯に行ってきました。
とても参考になりました。
しかし、登山道は倒木だらけで本当に大変でした。
京都の北山の登山道はこの後どうなっていくのか心配になりました。
ところで、西明寺付近はとてもわかりにくいですが、
最明寺の境内を通過すると安全に登山道にいけました。
尾根へのとりつきも一度戻れば安全でした。
寺の方に聞いてなんとかわかりましたが、案内表示があれば良いのですが。
今後もお互いに気をつけて山を楽しみましょう。
コメント、ありがとうございます。
あのレコ、参考にしていただいたんですね。
歩く人が少なそうな山域で、僕も大半の区間は初めてだったので、需要は限られていそうかなと思っていました。
これまでの経験では、京都の山は地形図を見た上で色々と工夫して歩きやすいとの印象。
この時もそうでしたが、時に藪などに阻まれたりはするものの、ある程度の予測を立てやすい。
でも、9月初旬の台風21号による被害は本当に甚大なようで、歩く人が少なそうなルートはまだまだ通行が困難なままの所が多そう。
一般のルート以外だと、さらに悪い状況になっているのかも。
なので、これまでのような歩き方はしにくそう。
長めの距離を歩くような予定は避ける方が良さそうかなと思っています。
色々とレコをアップして下さる方がおられるので、参考になり、ありがたいです。
西明寺付近からは確信のないままに入山しました。
京都一周トレイルの地図では、お寺の手前で右折しているようなので、ここだろうという感じで写真3の所から進んでいます。
sayup18さんのレコを見させてもらいましたが、お寺の境内を通り抜ける方がずっと良さそうですね。
写真4のトラバース道は嫌な感じの斜面にしか見えませんもんね。
お互いに気を付けて歩いて、安全に楽しく山行を続けたいですね。
では、今後もよろしくお願いします。
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