甲斐駒ヶ岳「南アルプス初遠征、北沢峠テント泊2日目はガスガスの甲斐駒」
- GPS
- 05:46
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,028m
- 下り
- 1,100m
コースタイム
天候 | 早朝から曇り、 山頂付近はガスガスの強風。 下山途中から少し青空が見えた。 10時以降に登った方はよかったらしい。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
仙流荘〜北沢峠 バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般に急登。岩多し。 直登コース 岩稜でマーキング少なく鎖も一切ないので超危険。 岩を登ったことがなさそうな高齢者の方(50ー60代)が四苦八苦して登っており大渋滞。 最初の難関で苦労するようだと後がもっと危険なので素直に迂回ルートを選ぶべき。 |
その他周辺情報 | 長兵衛小屋テント場 1日500円 水は南アルプス天然水がコンコンと湧き出ていて豊富。 トイレはキレイ。 各種酒、400円のおでん 初日は翌日に祭日を控えた日曜日だけあってテント場は満員御礼。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
サブザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
---|
感想
日本百名山63座目は南アルプスの甲斐駒ヶ岳に登ってきました。
せっかく9月15日〜24日まで長期休暇を取ったものの週間予報では、あいにくの天気で狙ってる山はどこも雨予報。それで16日〜18日に多少なりとも晴れマークが付いてた南アルプスに初遠征することに。
最初は鳳凰三山を狙っていたが、せっかく初めての南アルプスなんだから、テント泊で甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳か、北岳と間ノ岳を縦走しようかと考えを変え、最終的にてんくら予報で天気も多少良さげでテント泊も堪能出来る甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳に決定した。
南アルプスは登山口まで車で行けない山が多いから、今まで足がなかなか向かなかったが、北沢峠も例外ではなく、仙流荘下の無料駐車場に駐めて、そこから1日4本しかないバスに乗らなければならない。
赤石岳や悪沢岳なんかに至っては、東海フォレストとかいう独占企業の経営するホテルか山小屋に1泊以上しないとバスにも乗せて貰えないという、なんか納得できない仕組みも南アルプスを遠ざけている理由!
でもまあ、百名山制覇を目指すためには、嫌々ながらもこれに従わなければならない。
例により金沢を3:30出発。9:20に仙流荘下の駐車場に車を駐め、10:05発の北沢峠行きバスに乗車。時間帯が中途半端なこともあって車内はガラガラ。10人程度。
11:00北沢峠着。そこから20kgザックを背負って10分歩けば長兵衛小屋のあるテント場に到着。
テント場は涸沢のようにテントの花盛り。
ていうか、どこも空いてないし。
トイレや山小屋から遠いと不便なので、近場でどこかないか探したが石コロだらけの所しか空いてない。それでも涸沢のテント場よりマシなので、設営準備を進めていると丁度山小屋から一番近い所のダンロップV6が撤収し始めたので、そちらに移動することとした。
11:55にはテントを張り終わり、寝床の準備も出来たので今からアタックザックで仙丈ヶ岳に登ろうかとも考えたが、周囲の山もガスで見えなくなってきたので、素直にビール買ってきて一人宴会開始。
一眠りして目覚めた16時頃、テントから出ると空いた隣にゼログラム エルチャルテンを張ったばかりの単独行の若者がいる。エルチャルテンの本物を見たのは初めてだったので声を掛けたところ、夜叉神峠〜鳳凰三山〜鳳凰小屋〜白鳳峠〜早川尾根〜栗沢山を通ってここまで来たというので、意気投合し二人宴会開始。前の晩泊まった鳳凰小屋テン場では土砂降りの雨にやられたとかでオールメッシュのインナーテントはまだ濡れていて可哀想だった。5ヶ月前に登山を始めたばかりだが、以後、毎週土日には欠かさず山に登っているとのことで前途有望な若者であった。
翌朝というか、まだ夜中の2:50なのにどこかの夫婦が大声でしゃべりだし安眠を妨げられた。その後、トイレに行きかう人のヘッドランプ攻撃に晒され、眩しくて眠れず、仕方なく起きることにした。
まだ薄暗い中、ヘッドランプを点灯し、エルチャルテンの彼は仙丈へ。自分は最初に辛そうな山を登ったほうが気分的に楽なので05:24甲斐駒へ向け出発した。
仙水峠辺りまでは曇ってはいたが穏やかだったのが、六合目からはガスが出てきて、かなり風も吹いてきたので上だけストームクルーザーを着用しグローブもはめた。
直登コースは地図では破線で示されており、いわゆるバリエーションルートなのだが、岩肌に「↑直登」と書かれていては、誰でも登れると勘違いしてしまうかもしれない。
現に自分の前のおじさんおばさんたちが大きな岩の所で動けなくなっていた。暫く様子を見ていたが、三点支持も出来ておらず、手と足だけで登れる箇所をなんと背中まで使って登っているのには感心した。
08:37甲斐駒ヶ岳山頂着。視界はなかったが、取り敢えずピークハント出来た満足感で帰りは迷わず迂回コースから下りた。
迂回コースも結構ハードで、流石、甲斐駒ヶ岳と感心した。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
北沢峠のテン泊はいいですよね♪ テント背負って登らなくて良いので
甲斐駒が白くて、仙丈が大展望だったのですね!私の行った時とは真逆です(^^ゞ
甲斐駒の直登ルート、仙丈の展望と宴会も楽しめた様で^^
着々と百名山、登頂されていますね。完登まで頑張って下さい
ni-shiさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
ni-shiさんは仙丈→甲斐駒と登ったんですね。楽しみを後に残すタイプ?
甲斐駒の直登コース分岐では降りる際にも「この人、大丈夫かな?」というような方が挑戦してましたよ。
奥穂と北穂を楽しめる涸沢だと上高地BTから5時間歩かなければなりませんが、甲斐駒と仙丈を楽しめる北沢峠はバス停から10分歩くだけで辿り着けちゃいますから、ここでテント泊しない手はありませんよね。最高のBC適地です。
南アルプスの天然水は美味しかったし、沢を流れる水の音が周囲の雑音を消してくれて2晩目は快適に眠れました。
浅間山の入山規制が解かれたようなので、次は浅間山辺りを狙ってみようかと…。
浅間山の入山規制、レベル1になったのですね。情報ありがとうございます。
クロユリさんでしたら、このルートで行って頂きたいなぁ〜!
3回ある登りでスペック以上にハードですが、満喫出来るルートです。
唐松の黄葉の時期が一番おすすめ、次におすすめは雪山です。
↓2013.10.30 ちょっと黄葉は遅かったがこのルートが一番おすすめ。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-363398.html
↓2015.10.21 唐松の黄葉 もう数日早いほうが良かった。(山頂は規制中)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-745874.html
↓2015.3.17 雪山ならこのルート
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-601782.html
−−−−−−−−
楽しみを後に残すタイプ?
ははは、、、では無く、この時の私の中では甲斐駒が一番登りたい山でしたので、天気予報の良い方を甲斐駒にしたので、甲斐駒が後になりました。
ni-shiさん、貴重な情報ありがとうございます!
そうなんですよ、この度レベル1になったことで自分が歩きたかったルートが正にni-shiさんが2013年に歩いたルートなんですよ。ni-shiさん推奨の唐松の紅(黄)葉の時に是非登りたいですね〜!
自分もどっちかっていうと甲斐駒の方を景色のいい時に登りたかったんですけどね〜
でも仙丈からカッコいい甲斐駒見れて、それはそれで良かったです。
ではでは
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する