仙塩尾根北部を行く 仙丈~三峰~間〜北

2018年09月17日(月) ~ 2018年09月19日(水)

• GPS: 51:45
• 距離: 31.6km
• 登り: 3,698m
• 下り: 4,204m

天候

17日曇り18〜19日晴天　風は穏やか

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

南アルプス林道バス（仙流荘〜北沢峠）は連休最終日の始発便でしたが、前日までの雨もありお客さんは少な目。

コース状況／危険箇所等

仙塩尾根（仙丈ヶ岳〜三峰岳間）は最近倒れたと思われる倒木もあり、一部登山道が塞がれている個所あり。乗越えるなり迂回するなりして通過が必要。テープは要所につけられているので、迂回しても道を外れることはありません。

写真

9/17 6:12

始発の林道バスで北沢峠に到着。それぞれがこれから始まる山行に期待して出発。

9/17 6:12

私はトイレ横から仙丈を目指します。

9/17 7:29

馬の背との分岐点まできました。

9/17 7:29

本日の装備、テント、食糧3日分など合計18kg。急登にずっしりとくる肩の重みで写真撮る余裕なし。

9/17 7:58

ということで途中省略で森林限界超えました。

9/17 8:23

小仙丈ヶ岳到着。順調です。

9/17 8:59

9/17 9:10

草紅葉が見ごろをむかえています。霧にしっとりとしていい感じ。

9/17 9:22

仙丈ヶ岳に到着。ちょうど団体の皆さんが山頂で休憩中で、写真だけ撮ったら先を急ぎます。

9/17 9:23

9/17 9:52

いよいよ未踏の仙塩尾根へ。

9/17 10:05

痩せ尾根もあります

9/17 10:06

大仙丈ヶ岳到着。すこし雲が薄くなってきました。

9/17 10:06

仙丈方面を振り返ると、稜線から雲が生まれています

9/17 10:09

9/17 10:29

大仙丈を過ぎるとここから大きく高度を下げていきます。道はざれている個所もあって足元に気を使います。

9/17 10:33

カメラのレンズが曇ってフィルターが掛っているようでいい感じです。

9/17 10:34

見下ろすと野呂川でしょうか

9/17 10:34

9/17 10:37

仙丈の山頂付近は雲に覆われて、カールだけが見えます

9/17 10:41

甲斐駒の雄姿。個人的には摩利支天が出っ張っていないきれいな三角に見える自宅からの眺めが好きです。

9/17 10:41

9/17 10:47

塩見が近くなってきました。

9/17 11:04

快適な稜線歩き。晴れていればもっと素晴らしいでしょう。

9/17 11:14

栗沢山とアサヨ峰を撮ったと思います

9/17 11:14

カール地形がはっきりと確認できる

9/17 11:25

登山道は二重線稜のようなところを通過する場所もあります

9/17 11:28

蕗の平と呼ばれる平坦地。マルハタケブキの群落でしょうか。すでに枯れています。

9/17 11:31

一輪だけ残っていたハクサンフウロ

9/17 11:39

苔蒸したいい感じの道。水分を多く含んだ尾根が続きます。

9/17 12:09

伊那荒倉岳の山頂は展望なし

9/17 12:09

三等三角点がありました。ここで小休止

9/17 12:09

9/17 12:18

少し下ったところにある高望池。ロープが張られて近づくことはできませんでした

9/17 12:19

いい感じの苔の森

9/17 12:42

この辺りから最近倒れたと思われる倒木が多くなってきます。先日の台風21号でしょうか。

9/17 12:43

こんな感じでバタバタと倒れています。

9/17 12:45

完全に登山道を塞いでいる。ザックが大きく潜ることもできず回り込んで通過しました。

9/17 12:58

9/17 13:38

横川岳に到着。ここも地味なピークです。「1968．8　AWY」とありました。

9/17 13:39

すこし広くなっていて休憩にはいいところです。

9/17 13:43

その先も道を塞ぐコメツガと闘いながら先へ。それでもチェーンソーでカットしていただいている個所も多く、助かりました。

9/17 14:21

野呂川越の分岐点から一気に300m急下降して両俣小屋に到着。本日はここでテント泊です。ひと張り500円。水は豊富にあって、冷たくておいしい。

9/17 15:07

連休最終日なのでサイトはガラガラ。川の近くに設営しました。けっこう大きな音で流れていますが、自然の音が心地よく、ぐっすり眠れました。

9/18 5:41

18日のスタート。テント撤収もさっさと済ませ、今日も1000m以上登ります。

9/18 6:39

野呂川越まで登ってきて、南へ進みます。

9/18 7:34

この先、テープはほとんどなくなりますが、道は明瞭でペンキマークもあり、迷うことはありませんでした。

9/18 8:53

登山道の崩落個所

9/18 8:53

2699ピークへの急登

9/18 8:54

ここはすこし緊張感のある岩場。左の方に番線が見えています。この番線の先に鎖があって、片手で保持しながら左を回り込むように通過します。

9/18 9:13

再び森林限界を越えました。南アルプスの森林限界は他の山域に比べると高いです

9/18 9:16

三峰岳（2999m）へ向かう尾根筋

9/18 9:16

9/18 9:25

ザレた岩場の通過もあり、慎重に進みます。

9/18 9:44

三峰岳二到着。奥は農鳥岳ですね。

9/18 9:45

甲斐駒は顔見せてくれません

9/18 9:45

明日向かう北岳

9/18 9:45

仙塩尾根は向こうの塩見岳に続いています。奥には荒川三山。いつか挑戦してみたい山域です。

9/18 9:45

9/18 9:45

塩見岳をズーム。去年絶景を楽しみました。

9/18 9:45

ようやく富士も雲間から見えました

9/18 9:58

9/18 10:01

間ノ岳へ向かう稜線

9/18 10:14

気持ちのいい尾根歩きです。天気よくてザックも軽く感じます（うそ）

9/18 10:16

9/18 10:19

遥か下の方に農鳥小屋を確認。

9/18 10:19

9/18 10:19

9/18 10:32

この岩の登りをがんばってつめると

9/18 10:43

間ノ岳の広い山頂が見えてきました

9/18 10:43

広々として気持ちいい場所です

9/18 10:47

到着

9/18 10:48

仙丈の向こうに中央アルプス

9/18 10:48

こちらから見る北岳は急峻な姿

9/18 10:55

農鳥岳方面

9/18 10:55

大唐松山へ続く尾根を撮ったような気がします

9/18 10:55

自宅から見える塩見はとんがっていますが、ここから見ると丸っこい

9/18 10:55

9/18 10:55

9/18 10:55

9/18 10:59

山頂をパノラマで

9/18 11:22

さて、北岳に向かう天空の回廊を楽しみます

9/18 11:28

3055の小ピークは巻いていきます

9/18 11:29

9/18 11:44

平坦な道だけではありませんでした

9/18 11:45

しずかなトラバース道です

9/18 11:48

9/18 11:48

9/18 11:57

本日の宿泊地、北岳山荘が見えてきました

9/18 11:57

9/18 12:07

中白根山のピークが近づいてきます

9/18 12:08

中白根山。北岳と間ノ岳に挟まれて地味なピーク

9/18 12:08

でもここからながめる稜線は素晴らしい

9/18 12:09

9/18 12:09

間ノ岳の山頂をズーム

9/18 12:09

9/18 12:12

9/18 12:12

9/18 12:17

イワヒバリかな？

9/18 12:23

9/18 12:32

北岳山荘到着。テント800円です。ここも平日で空いています。下の段、這松が風よけになる場所に張りました。

9/18 13:26

設営終了して至福の一杯。格別です。

9/18 13:35

甲府盆地側は雲に覆われています

9/18 13:35

素晴らしいロケーションのテン場

9/18 13:35

北岳が目の前。昨年は肩の小屋でテン泊しましたが、どちらも素晴らしい場所にあります。

9/18 15:20

雲が切れて一瞬、甲府の街が見えました。夜景も期待できそうです。

9/18 16:11

雲の湧く稜線。ブロッケンを期待しましたが、残念ながら光線が弱かったせいか見られませんでした

9/18 16:11

9/18 16:14

9/18 16:16

9/18 17:55

夕景の富士

9/19 5:05

明けて19日。日が昇るのを待ちながらテントを撤収します。

9/19 5:06

雲海に浮かぶ富士

9/19 5:39

テントが絵になります

9/19 5:39

9/19 5:40

朝日に染まる北岳

9/19 5:41

9/19 5:42

9/19 5:42

9/19 5:48

仙丈ヶ岳も朝日に染まります

9/19 5:48

中央アルプスも雲に浮かぶ

9/19 5:48

空木岳

9/19 5:48

恵那山

9/19 5:48

乗鞍ですね

9/19 5:49

9/19 5:52

さて、北岳山頂を目指して出発します

9/19 6:12

登山道は稜線の長野県側を進みます

9/19 6:12

こんなハシゴもあり

9/19 6:15

細いトラバースもあり

9/19 6:16

変化があって楽しい登山道です

9/19 6:18

9/19 6:19

山頂まであと100mくらい

9/19 6:25

9/19 6:25

9/19 6:29

傾斜は急ですが、ジグ切ってありゆっくり着実に高度を上げます。

9/19 6:32

9/19 6:42

来た道を振り返る

9/19 6:42

9/19 6:42

北岳山頂に到着

9/19 6:42

9/19 6:42

9/19 6:42

木曽駒

9/19 6:42

檜尾岳周辺

9/19 6:42

熊沢から空木あたり

9/19 6:43

甲斐駒が近くに見えます

9/19 6:43

鋸岳が縦に重なっている

9/19 6:43

八ヶ岳も今日は素晴らしい展望でしょう

9/19 6:43

南の方の山。笊ヶ岳辺りが見えている？

9/19 6:45

9/19 6:51

北岳山頂のパノラマ

9/19 6:55

地蔵岳のオベリスク

9/19 6:58

奥は三伏峠あたりから烏帽子岳あたりでしょうか

9/19 7:04

北岳山頂を後にします。山頂の人が見えます。

9/19 7:11

肩の小屋が見えてきました

9/19 7:17

小休止

9/19 7:40

ずっと甲斐駒を見ながら下ります

9/19 8:28

白根御池小屋に到着。南アルプスのおいしい天然水をいただきました。

9/19 8:28

ここのテン場も気持ちよさそう

9/19 8:51

この道も台風の影響でしょうか、荒れた個所がありますが、きちんと補修していただいています。ご苦労に感謝しつつ通過します。

9/19 8:54

9/19 10:14

どんどん下って広河原山荘に到着。

9/19 10:16

吊り橋をわたってバス乗り場へ向かいます。10:30北沢峠行きに間に合いそうです。

9/19 10:17

振り返って北岳。いい山行でした。無事下山に感謝。

9/19 10:24

5分ほどでバスが発車しました。

9/19 11:09

しかしながら、北沢峠から仙流荘へ下るバスは13:10までなし。二時間ほど時間をつぶして下山しました。

撮影機器：

iPhone 5c Apple

NIKON D3400 NIKON CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ テント テントマット シェラフ

感想

tobi8549

休暇をとって平日の山行。どこへ行こうか迷いましたが、以前から気になっていた間ノ岳〜北岳の稜線歩きをしてみたく、二泊できることから仙塩尾根を歩いてみるプランを実行してみました。平日という事もあって仙塩尾根ですれ違ったのは3名のみ。静かで奥深い山を堪能できました。