愛宕三山 - ツツジ尾根〜愛宕山〜竜ヶ岳〜地蔵山〜愛宕谷林道
- GPS
- 09:52
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 1,616m
- 下り
- 1,595m
コースタイム
- 山行
- 8:58
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 9:52
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り/小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路 - JR嵯峨野線の亀岡駅にて乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■保津峡駅〜ツツジ尾根〜水尾分かれ〜表参道〜愛宕神社 保津峡駅からすぐの保津峡橋を渡り、右折、程なくしてツツジ尾根の登山口があります。 登山口からジグザグ道を登って行くと、少しだけやや急な斜面の区間があります。 その後はアップダウンのある道で、特に問題なし。 荒神峠からは急斜面がしばらく続き、傾斜が緩んだ後、ネット沿いに少し登ると、表参道に合流します。 少し歩くと、水尾分かれです。 表参道を進むと、愛宕神社へ至ります。 表参道は倒木がたくさんありましたが、処理をされており、通行への支障はほとんどなし。 ■愛宕神社〜サカサマ峠〜竜ヶ岳 愛宕神社からジープ道を進み、地蔵の辻にて右折。 尾根ルートを歩いて行くと、首なし地蔵のあるサカサマ峠に到着です。 北西へ少し下ると芦見谷の左俣の沢に出合い、ここからは沢沿いを歩きます。 林道に出合い、そのまま進むと、すぐに龍の小屋があります。 引き続き沢沿いを歩き、右俣との合流地点で左俣と右俣の沢を順次渡渉すると、竜ヶ岳の登り口に到着です。 小さなケルンなどが目印です。 地形図を見て分かる通り、ここから山頂までは急斜面となっています。 ジグザグ道とはなっておらず、少しトラバース道区間があるのみで、ほぼ直登に近い感じで登って行きます。 登りは頑張って登るのみで、特に危険はないはずだけど、慎重に。 以前には見られなかったはずの目印があり、横移動して行く踏み跡が形成されつつあります。 いずれは確認してみたいけど、どうなっているかは不明。 下りでは、足下への注意が必要なのに加え、尾根を直進しない箇所があるなど、ルートを見失わないように気を付けましょう。 ■竜ヶ岳〜竜ヶ岳分岐 竜ヶ岳から南へ延びる尾根を進んで、ジープ道へ向かいます。 ルートが分かりにくいとの記述を目にする事があるので、歩き慣れていないと、そう感じるのかも知れず、先日の台風による影響か、落葉などで分かりにくさが増しているはず。 軽いアップダウンのある、歩きやすい道が続きます。 ■竜ヶ岳分岐〜地蔵山〜芦見峠〜越畑バス停 竜ヶ岳分岐からジープ道を通り、地蔵山方面へ向かい、スキー場跡へ導く標識の地点で中央の道へ。 P900を過ぎた辺りから北へ方向転換し、ここからは道なりに進みます。 少し分かりにくい所があるかも知れないけど、基本的には明瞭で歩きやすい道が続き、反射板のあるP917へ至ります。 ここから地蔵山山頂までも問題なし。 アセビの幼木が繁茂する辺りを抜けると、その後は台風による落葉などの影響か、以前よりも道が視認しにくくなっているように感じられます。 その後もそれなりに歩きにくさを感じる区間もあるけど、ここを歩こうとする人なら普通に対処可能でしょうか。 芦見峠から越畑へは倒木がそれなりにありますが、問題なく対処できるはず。 林道を少し歩いてゲートを通過して越畑の集落を進んで行くと、越畑バス停に至ります。 ■越畑バス停〜神明峠〜愛宕谷林道〜亀岡駅 越畑バス停から神明峠までは一般道。 神明峠で折り返すように右折して、愛宕谷林道へ。 しばらく歩いて行くと支道と合流し、溜め池を経ると、愛宕谷の沢沿いの道になります。 倒木は処理されており、途中までは問題なし。 斜面崩落によると思われる倒木で沢がせき止められており、林道に水が溢れていましたが、そこも近いうちにきちんと処理されるのではと思われます。 地図に従って歩くと、亀岡駅へ至ります。 先日の台風による状況も込みで記入していますが、状況は短期間で変わる可能性があるはず。 主観が混じっていると思われ、実際に歩く際には、自分の目で見た上できちんと対処を。 |
写真
感想
近畿を縦断し、各地に甚大な被害をもたらした台風21号。
色々な方のレコを通じて、徐々に具体的な被害状況が分かりつつある感じでしょうか。
9月以降は京都北山を中心に歩くつもりでいたのだけど、依然として通行止めのままの区間があり、アクセスできない状況が続いています。
前回の山行は精神的に疲れるものがあったので、今回は歩き慣れた愛宕山方面へ。
通行止めになっているルートがあるようなので、そちらを避けつつ、通るルートの状況を実際に自分の目で見て確かめておきたい。
この日も始発に乗って、保津峡駅に到着。
他には誰も降りず、本来なら静かに山行を始められるはずなんだけど、野外ライヴらしきものが行われていて、早朝の体には悪そうなぐらいに騒々しい。
早々に立ち去り、近くの登山口からツツジ尾根ルートに取り付き、登って行きます。
しかし、まだうるさい。
スタートから20分ほどでようやく雑音から解放され、ガスが出るぐらいに湿度の高い中を歩いて行きます。
クモの巣が所々にあり、いつもなら顔から突進して行ってしまう事が多いけど、巣には朝露が付着していて、存在を早めに察知できます。
荒神峠に到着、ここまでは倒木は少なく、ほとんど被害はない感じ。
少し歩きにくい急斜面の道を歩いて行くと、倒木が見られるようになります。
でも、普通に対処可能な程度で、あまり問題はなし。
木々が茂って展望のないルートだけど、振り返って見てみると、枝越しに見事な雲海が広がっており、思わず見入ってしまいます。
傾斜が緩んだ辺りを経て、表参道に合流。
この辺りからは倒木が多く、立派な大木が派手に倒れていて、気が重くなります。
歩行への影響を抑えるべく処理されており、歩くのに問題はほぼなし。
水尾分かれの先でも道の脇には倒木がいくつも見られ、以前のような風景に戻るのは簡単ではなさそう。
最も愛着のある山だけに、つらいものがあります。
樹間から雲海を見たりしつつ歩き、社務所前の広場に到着。
少しの滞在のみとし、愛宕神社へ向かい、お詣りします。
いつものようにジープ道を歩き、地蔵の辻にて右折し、サカサマ峠へ。
裏参道でもある尾根ルートはあまり倒木もなく、以前のままという感じ。
サカサマ峠からもいつものように進み、沢沿いを歩き、龍の小屋を経て、芦見谷の沢の合流地点に到着します。
水量が多めで、いつもよりも渡渉に苦労した末、竜ヶ岳の登り口に到着です。
ここから山頂までは基本的に急斜面が続き、一般の登山道としては結構な大変さです。
もう何度も通っていて注意すべき点は分かっているつもりなので、頑張って登るのみです。
新たに形成されつつある踏み跡を見やりつつ登り、ふらふらになりながらも竜ヶ岳山頂に到着です。
ジープ道へ向けてのルートもあまり荒れておらず、ほぼいつも通りに進みます。
ただ、落葉などで踏み跡が分かりにくくなっているような気はします。
ナメコらしきのを見つけ、少し採取。
竜ヶ岳分岐を経て、ジープ道を進みますが、倒木が目に付くようになり、やや荒れ状態。
スキー場跡方面との分岐の先はさらに荒れていて、倒木を避けつつとなります。
ナメコ畑状態の枯れ木があり、こちらでも採取。
その後は少し荒れ気味かなという感じだけど、特に苦労するほどではなく、反射板のあるP917に到着。
ここで昼食にします。
邪魔な枝などを脇に放り投げたりしつつ歩き、地蔵山山頂に到着です。
去り際に芦見峠から登って来られた方達と少しだけお話し。
下山路は荒れ気味の区間もあり、やや歩きにくいけど、前回の山行に比べたら精神的な面も含めて楽なもんです。
芦見峠から越畑への道も倒木があり、対処しつつ進みます。
何でもなさそうな所で転びそうになり、徐々に疲れが溜まっているよう。
林道を少し歩いてゲートを通過し、越畑の集落内へ。
櫓のある方向へ進み損なったものの、越畑バス停に到着です。
ここからは一般道を歩き、神明峠へ向かいます。
越畑や樒原の集落の辺りでは、この時期の花が見られるし、所々でゆったりとした風景が目に入り、また別の機会にのんびりと歩いてみたいなと思わせます。
この日はあまり余裕はなく、地蔵山や愛宕山へ続く登山口をチェックするぐらいにして、先を急ぎます。
トレイルラン姿の女性達に追い抜かれた頃合で神明峠に到着し、愛宕谷林道へ。
名前的にも気になっていたのだけど、特別感はなさそう。
溜め池を経て、沢沿いの道の脇には倒木が所々で連なっているけど、きちんと処理されていて、通行には全く問題なし。
順調に進んで行くと、沢の水が滞留している所に出合い、4人組のバイク乗りさん達が下から登って来られたらしく、休憩に入られるよう。
辺りを良く見ると、倒木が沢に堆積していて、せき止められた水が林道へ溢れています。
挨拶をして、軽く情報交換。
そのまま流れを進むつもりだったけど、結構な水流なので迂回を試みるも、うまく行かず。
仕方がないので、あまり濡れなくて済みそうな辺りを進みます。
道に横たわる倒木があり、あの人達はどうやって通過したのかなと思いつつ、跨いで越えて行きます。
少し先で本来の沢へ流れは戻っており、その後は普通に歩き、林道起点のゲートを通過。
舗装路を歩き始めた辺りから違和感のあった左足の足首付近ははっきりと痛み出しており、少し引きずるような感じで歩き続けます。
桂川に架かる橋の辺りからは京都西山が普段とは違う姿で横たわっており、あちらの様子も気になります。
亀岡駅前の工事現場を眺めつつ歩き、亀岡駅にて今回はゴールです。
事前の情報通り、表参道はかなりの倒木があり、気が重くなってしまいます。
雑木林であれば、世代交代を促すという面もありそうだし、地面へ届く日光が増す事により、山野草が繁殖しやすい環境になる可能性もあるかと思われ、必ずしも悪い事ばかりではなさそう。
でも、植林帯は事情が違っていそうで、何かができる訳でもないので、今後の推移を気にかけておくぐらいしかなさそう。
あまり被害を受けていない区間も多く、少し安心できたかな。
下山後は宕陰地区を歩き、愛宕山周辺への理解度をまた少し深められたはず。
そちらを通って登頂するルートもいずれ歩いてみよう。
長距離!
お疲れ様でした!
愛宕山周辺調査、ありがとうございます<m(__)m>
表参道や月輪寺、大杉谷の方が被害が大きそうですね。
ツツジ尾根は、ほとんど影響も無さそう… かな?
ところで、
#50もなめこだと思うのですが…。
これの方が傘が開いていないかと…。
まあ、私もド素人なので信じない方が安心かもしれません
おせっかいですが、
#82 ツルボ
#85 ヒヨドリジョウゴ
だよ〜ん。
一般道や林道を歩く区間が長かったので、距離は延びやすいですね。
去年の同じ時期に愛宕山界隈を歩いた時に比べると、10kmぐらい短く、今回の方が楽だったはず。
台風後の愛宕山界隈のレコはいくつかアップされているようだけど、そんなにはチェックできていないまま。
field8usさんのレコを参考にさせてもらいつつ、愛宕三山を巡ってみました。
通行止めになっている中では、梨ノ木谷ルートは使い勝手も良くて好きなルートなので、状況がかなり気になります。
こっそり確認しに行きたいぐらい。
ツツジ尾根はほぼ以前までと変わらないぐらいかな。
通行への影響という点では、スキー場跡への分岐の先からが最も荒れていたけど、距離が短いし、そんなに問題なさそう。
地蔵山からの下山は所々で荒れが目立ち、やや進みにくかったり、道が分かりにくくなっています。
基本的には、普通の対処で事足りる範疇でしょう。
問題は表参道で、長年に亘って行き交う人々を見守るように立っていた大木が失われるのを目の当たりにすると、何とも言いようのない気分にさせられます。
ナメコの採取に初挑戦しましたが、その後も体に不具合はなく、毒キノコではなかったようで、ホッとしました。
まあ、それなりの確信があったし、下処理でのぬめり具合で間違いないと思いましたが。
写真50もナメコだろうと思ったけど、段階を踏むのが良さそうで、見送りました。
またの機会に備えて、知識を増やしておきたいですね。
ただ、採取するのはナメコだけにしておくのが良さそうかな?
花の名前を教えていただき、ありがとうございます。
書き加えておきます。
台風24号がまたこちらへ向かって来るような予報になりつつあるようで、心配ですね。
いつもながらロングなルートを歩いておられますね。よく見ると越畑から神明峠経由で亀岡まで下られたんですか。アスファルト歩きは膝に来ませんか?お若いです。
愛宕谷林道の状況のお知らせありがとうございます。
先々週、夕方早くに用事があり山に行けないので自転車で遊んでいようと、先ずは亀岡の請田神社から保津川沿いに保津峡に抜けようと進むと、通行止めはクリアできましたが神社のすぐ下から倒木で通れません。歩いて様子を見に行きましたが、どれだけ支障箇所があるのか解らずルート変更。
次に行ったのが、この愛宕谷林道。またまた倒木だらけでしたが、それなりにクリアし、大木も自転車担いでクリアしたと思ったら・・・
普通に歩いても大変そうな水があふれている林道となり、歩いて様子を見に行きましたが、こりゃ駄目だわ。と引き返して下っているとトレラン姿の方とお逢いし、状況を説明しておりました。歩きでは何とかなるでしょうとおっしゃり進まれました。
「沢の雰囲気が一変」と書かれた写真、凄いことになっていますね。
さあ、この林道の復旧はどうでしょう。
結局、林道は諦め越畑へは行かず、日吉、瑠璃渓方面を周り帰途に着きました。
PS 先日行ったポンポン山も結構な倒木でした。特に南側からのメジャー登山道は通行止めとなっていた模様です。遭難もあったとか。
単独で山を歩くようになった頃はネットでの情報とかには接しておらず、ポンポン山界隈をぐるぐると歩き回っていました。
今と違い、頻繁には出かけず、少ない機会なのでできるだけ長く歩いておきたいとの思いで、長時間の山行となっていました。
山歩きを始める前は寺社巡りでうろうろと巡っており、あの頃も基本的には長距離を歩いていたのです。
なので、普通のペースでの長時間歩行は体質に合っているんだと思われます。
トレイルランをやるような持久力はないし、高度感のある岩場は怖くて厳しいですし。
アスファルト歩きについても、寺社巡りをしていたおかげか、ある程度の対応力があるのかもです。
ただ、あの頃とは違い、登山靴でのアスファルト歩きはそれなりに負荷がかかっているのは間違いなく、程々にしておくべきでしょうね。
この日は足首周辺が痛み出し、体が警報を発しているようでした。
先々週に愛宕谷林道に行っておられたんですね。
僕が歩いた日には倒木処理が進められた後だったけど、その頃はそこまでは至っていなかったはず。
処理を進める意思が明確に感じられたし、早い段階で普通に通行できるようになりそう。
山行で舗装路を歩いていると、自転車乗りの方を見かける機会は多いですね。
スタイルは違うけど、自分の力で前へと進むのは同じなので、何らかの共感を抱きつつ見ています。
まあ、下りは自分の力以外の部分が多そうだけども?
ポンポン山のレコも見させてもらっていました。
自分の目で確認しに行きたいものの、京都北山を歩くのを優先したのもあり、果たされないままです。
そろそろアケボノソウが咲き始めていそうだし、何とかとは思うけど、他の山との兼ね合いもあるし、どうなりますか。
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