ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1595686
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

スリルと根性の北鎌尾根からの槍ヶ岳

2018年09月22日(土) ~ 2018年09月24日(月)
 - 拍手
あぶ その他3人
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
32:11
距離
49.7km
登り
3,797m
下り
3,306m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:03
休憩
1:19
合計
10:22
5:36
5:36
37
6:13
6:20
4
6:24
6:24
37
7:01
7:01
21
8:04
8:08
13
8:21
8:22
39
9:01
9:01
14
9:15
9:17
5
9:22
9:34
26
10:00
10:26
20
10:46
10:47
59
11:46
11:46
80
13:06
13:32
142
2日目
山行
12:37
休憩
1:21
合計
13:58
4:32
167
7:19
8:06
211
11:37
11:43
332
17:15
17:17
21
17:38
18:04
26
3日目
山行
7:58
休憩
0:49
合計
8:47
7:33
108
宿泊地
9:21
9:35
37
10:12
10:12
27
10:39
10:39
33
11:12
11:12
16
11:28
11:40
27
12:07
12:07
7
12:14
12:14
7
12:21
12:21
47
13:08
13:11
39
13:50
13:50
14
14:04
14:22
2
14:24
14:24
41
15:05
15:06
4
15:10
15:10
43
16:07
16:07
2
16:09
16:09
6
16:20
ゴール地点
メインの2日目は槍ヶ岳山荘まで13時間。でも、急がず安全第一です。
そう、思いつつも、何度も怖い思いをしました。
天候 22日雨、昼から晴れ。23日晴れ。24日晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
沢渡駐車場から往復共、上高地まで、タクシー。
4人集まれば、バスの運賃と変わりません。
コース状況/
危険箇所等
初めての北鎌。
水俣乗腰に登りあげてからの北鎌沢に向けての下りは、早めに右にトラバースする道を探すのが必須。約50メートルほど下ったところで右への踏み跡がありました。
それを見つけられないと、どんなに慎重にザレ場を下っても、ザレに流されます。
何度もコントロール不能になりました。

北鎌尾根は「山と高原地図」にもルートが無く、踏み跡も複数に分かれたり、岩場では踏み跡さえ分からなくなるルートなので、事前の情報収集が大切だと思いました。
私は3回目の方に連れて行って貰いましたが、それでもどちらに進むか迷うことが何度も有りました。

ヘルメットは必須。鎗の取りつき近くから穂先までは急なザレ場が多く、メンバーも石を落としてしまったし、前を進むパーティーからも落ちて来ました。
2カ所、ザイルのお世話になったので、簡易ハーネスも必須です。
その他周辺情報 一泊めは北鎌沢の出会いでテント泊。沢の周りで明確なテント場は無く、少しでも平らなスペースを探してテントを設営するので、今回は狭いスペースでも設営可能な二人用テントを二張り準備してもらいました。
2日目は殺生ヒュッテのテント場。
5時半、上高地到着
2018年09月22日 05:31撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/22 5:31
5時半、上高地到着
雨の中、水俣乗越を目指す。
2018年09月22日 08:19撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/22 8:19
雨の中、水俣乗越を目指す。
昨夜来の雨で、梓川が登山道に溢れそう
2018年09月22日 08:49撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/22 8:49
昨夜来の雨で、梓川が登山道に溢れそう
この辺で、靴の中は雨でビショビショ
2018年09月22日 09:17撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/22 9:17
この辺で、靴の中は雨でビショビショ
それぞれの沢は「これでもか」と思う位の水量がしっかり見えた
2018年09月22日 11:16撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/22 11:16
それぞれの沢は「これでもか」と思う位の水量がしっかり見えた
水俣乗越への分岐に到着
2018年09月22日 11:25撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/22 11:25
水俣乗越への分岐に到着
乗越に辿り着くと、ようやく視界が開け、綺麗な眺望
2018年09月22日 13:19撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/22 13:19
乗越に辿り着くと、ようやく視界が開け、綺麗な眺望
乗越からの下りが凄い・・・特に下りはじめは気を付けて、右へのトラバースの踏み跡を探してください。
2018年09月22日 13:51撮影 by  F-01J, FUJITSU
1
9/22 13:51
乗越からの下りが凄い・・・特に下りはじめは気を付けて、右へのトラバースの踏み跡を探してください。
水量の多い沢の右へ左へ渡渉しながら下る。時には丸太の上を歩いて
2018年09月22日 15:43撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/22 15:43
水量の多い沢の右へ左へ渡渉しながら下る。時には丸太の上を歩いて
初日は北鎌出会いでテン泊、翌日は4:20出発
2018年09月23日 04:43撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/23 4:43
初日は北鎌出会いでテン泊、翌日は4:20出発
ヘッドライトを頼りに北鎌沢を登る
2018年09月23日 05:15撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/23 5:15
ヘッドライトを頼りに北鎌沢を登る
過去2回に比べ各段に水量が多いとリーダー。
2018年09月23日 05:32撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/23 5:32
過去2回に比べ各段に水量が多いとリーダー。
北鎌コルにたどり着く前の100メートルほどはへばりつく様に登る。
2018年09月23日 07:34撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/23 7:34
北鎌コルにたどり着く前の100メートルほどはへばりつく様に登る。
北鎌コルからの針ノ木岳
2018年09月23日 07:51撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/23 7:51
北鎌コルからの針ノ木岳
北鎌の独峰。ここまで来れば楽になるからと言われて力を振り絞って来てみたら、リーダーから「ここまでアプローチ、ここから本番」 エ〜〜!
2018年09月23日 09:21撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/23 9:21
北鎌の独峰。ここまで来れば楽になるからと言われて力を振り絞って来てみたら、リーダーから「ここまでアプローチ、ここから本番」 エ〜〜!
それでも、進んで後ろを振り返ると、越えてきた幾つものピーク
2018年09月23日 12:42撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/23 12:42
それでも、進んで後ろを振り返ると、越えてきた幾つものピーク
初めて巡り合えた鎗の穂先。それが、裏側(北)から。小鑓もしっかり。
2018年09月23日 14:49撮影 by  F-01J, FUJITSU
1
9/23 14:49
初めて巡り合えた鎗の穂先。それが、裏側(北)から。小鑓もしっかり。
カニの爪
2018年09月23日 16:24撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/23 16:24
カニの爪
ついに登頂。この祠の右奥から上がって来ました。
2018年09月23日 17:15撮影 by  F-01J, FUJITSU
1
9/23 17:15
ついに登頂。この祠の右奥から上がって来ました。
山頂で雄たけび!
2018年09月23日 17:10撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
9/23 17:10
山頂で雄たけび!
穂先から見下ろす槍ヶ岳山荘。
この後、殺生ヒュッテに下りテント泊
2018年09月23日 17:25撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/23 17:25
穂先から見下ろす槍ヶ岳山荘。
この後、殺生ヒュッテに下りテント泊
三日目の朝、鎗のモルゲン
2018年09月24日 05:43撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/24 5:43
三日目の朝、鎗のモルゲン
お日様が登ると別の顔(^^♪
2018年09月24日 07:15撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/24 7:15
お日様が登ると別の顔(^^♪
カールは紅葉の始まり
2018年09月24日 08:04撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/24 8:04
カールは紅葉の始まり
当初、予定に無かった天狗池に立ち寄り。逆さ鎗にも巡り合えた
2018年09月24日 09:26撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
9/24 9:26
当初、予定に無かった天狗池に立ち寄り。逆さ鎗にも巡り合えた
鎗沢ロッジ・・この後も長い下りを経て、無事下山
2018年09月24日 11:30撮影 by  F-01J, FUJITSU
9/24 11:30
鎗沢ロッジ・・この後も長い下りを経て、無事下山

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 食器 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ ポール テントマット シェラフ ヘルメット、簡易ハーネス(シュリンゲ)、カラビナ
共同装備
ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 ライター テント ロープ

感想

初めての鎗を北鎌から誘われて、ルート図が無いのでヤマレコで調べたら、かなりきつそうだなと思いながら連れて行って貰いました。
水俣乗越を過ぎてからは初体験の連続。
何時も初体験だなと思いながら、山と先輩のフトコロの深さを感じ、貴重な体験に感謝!

ただ、今回は後半に行けば行くほど、少しのミスが怪我では無く、即「命」に関わるルートだと感じました。

何気なく歩いていて、コケて「擦りむいた」ではなくて、コケたら、「死」だと思いながら慎重に進みました。
「2回目はもっとリラックスして楽しめるよ」と言われましたが、2回目以降の油断の方が怖い様に思えるコースで「下山した」と言うよりも、「生還した」との思いです。

簡易ハーネスで安全を確保せずに登り始めたら、先輩から叱責を受けましたが、それは当然のことだと思いました。
また「初体験」をさせて貰えた山行でした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1276人

コメント

お疲れ様でした( ´ ▽ ` )
お互い無事に北鎌尾根クリアできましたね( ´ ▽ ` )
沢の水量にはびっくりしましたが、出合で幕営して良かったですよね。
天気も良くて。お疲れ様でした〜^ - ^
2018/9/26 22:45
Re: お疲れ様でした( ´ ▽ ` )
コメント有難うございました。
出会いの出発時刻はほぼ同じだったのに、当日の内に中岳天狗池を過ぎられて行かれて、凄い馬力ですね
記録を見て圧倒されてしまいました

私はベテラン先輩に引っ張ってもらって、更に信州の山を楽しみたいと思います
2018/9/29 7:57
難しいルート 凄いよ
私たちのとは違うルートでしたね!偉い 👏 そして益々立派な岳人になってますね!
槍の時 山レコの保存に失敗したのが悔やまれます。
来年、テン泊宜しくです。
2018/9/27 13:23
Re: 難しいルート 凄いよ
まだ信州の山の情報が少ない俺は、ベテラン先輩に誘ってもらって行ってみてから驚く と言うパターンが多いんだけど、今回もそれでした。
でも、自分ひとりでは絶対に行くことが出来なかっただろうなと思うと、とても有難いと思います
少しのんびり目のテン泊、行きましょうね。
2018/9/29 8:03
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳北鎌尾根/上高地・水俣乗越ルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [5日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
新穂高〜上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら