黒部湖〜立山線つなぎ山行(扇沢・黒部湖・平ノ小屋・五色ヶ原・獅子岳・龍王岳・一ノ越山荘・東一ノ越・黒部平)
- GPS
- 49:56
- 距離
- 31.8km
- 登り
- 3,327m
- 下り
- 3,320m
コースタイム
- 山行
- 4:01
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 4:08
- 山行
- 8:12
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 9:25
天候 | 9月22日:強雨のち晴れ 9月23日:晴れ 9月24日:晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・9/22 AM1:30頃、扇沢無料駐車場着。半分くらいの空き。 ・9/24 AM9:30頃戻ってきた時にはほぼ満車 ●<トロリーバス>扇沢〜黒部ダム(片道¥1540) この日は臨時便として扇沢駅始発が6:30でした。 https://www.alpen-route.com/index.php |
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポスト:扇沢(針ノ木登山口)に有 ●トイレ:扇沢駅、黒部ダム駅(トロリーバスのトンネル奥にも有) ●黒部ダム〜平ノ小屋 黒部湖西岸沿いを10km歩きます。標高差はほぼ無いですが、 黒部湖に転落する可能性のある個所は多いので要注意です。 (昨年この場所を歩いた一週間後に転落事故のニュースがありました) ●平ノ小屋〜五色ヶ原 渓流釣りが盛んなので沢に下りる踏み跡が濃いです。登山道を見間違わないように要注意です。私たちは誤ってヌクイ谷の沢に入り込んでしまい、登山道に復帰するのに一時間かかってしまいました。 ●五色ヶ原〜一ノ越山荘 北アルプス全景を見ながらの空中散歩です。 獅子岳、鬼岳、龍王岳と三回アップダウンがあるので気力は必要です。 ●一ノ越山荘〜黒部ダム 熊目撃事例が過去に何回かあったルートなので常に音を出すように心がけました。 東一ノ越までは心地よい森林限界上の空中散歩です。 日の出は東一ノ越で見えました。 そこまでは雄山の稜線に隠されて見えないです。 東一ノ越より下は樹林帯に変わっていきます。 黒部平までは草が刈ってありました。 黒部平〜ロッジくろよん間は藪が深く倒木も多かったです。 ★平ノ小屋 1泊朝食弁当¥8800。夕食18:00〜。乾燥室なし。トイレ水洗。 ★一ノ越山荘 http://tateyama-1nokoshi.in.coocan.jp/ 1泊朝食弁当¥9500。夕食1回目17:00〜、2回目18:00〜。トイレ水洗。 小さな部屋がメインで、混雑していなければ個室にしてもらえるようです。 |
その他周辺情報 | ●下山後の甘味:黒部ダム売店の 木苺ソフト ●下山後の温泉:すずむし荘¥500 http://suzumushi.jp/suzumushiso/ ●下山後の食事:安曇野IC近く「かつ時」 |
写真
感想
♪黒部湖〜立山線つなぎ山行(扇沢・黒部湖・平ノ小屋・五色ヶ原・獅子岳・龍王岳・一ノ越山荘・東一ノ越・黒部平)♪
★プロローグ
8月のお盆休み縦走から早くも1か月以上たち、山の上からは紅葉の始まりを告げる情報を目にするようになってきた。その間、週末はずっと台風やら秋雨前線の影響やらで、計画した山行も延期につぐ延期でのびのびになっていた。
この9月第2回目の3連休が最後のチャンス。何とかならないものかと思っていたが、出発直前までの天気予報は、初日少なくとも午前中は大雨、2日目は曇り時々晴れ、最終日は曇りのち雨。う〜ん、今ひとつぱっとしないが、ここまでの週末に比べれば晴れの日もあるだけマシだろうということで、今回の山行を当初の予定を一部変更して実行することにした。
●1日目(黒部ダム〜平ノ小屋)
予報通り朝になっても雨は降り続いている。予報では7時〜9時に更に雨脚が強まるらしい。それでも始発のトロリーバスに乗車して出発。本日の行程は短いし昨年歩いたコースなので登山道の様子も分かる。多少アスレチック的な箇所もあるが、雨が強まっても大丈夫だろう。小屋に早めに到着して明日に備えることにする。
途中、沢を橋で渡ったりするが、やはり数日前から降り続いている雨の影響だろう、沢の水量は多く水流も激しくなっている。当初、渡渉を多く含むコースを計画していたので、やはり予定を変更して良かったな〜とつくづく感じた。
10時頃から弱まった雨は小屋に到着する頃にはすっかりあがり、晴れ間も出てきた。受付を済ませた後は、濡れたカッパや衣類を天日干し。そう、ここには乾燥室なるものがなかったのだ。
夕食後は明日に備えて早めに横になる。何だかんだで雨に打たれると疲れるものだ。
●2日目(平ノ小屋〜一ノ越山荘)
早朝4時頃小屋を出発したものの、釣り人達がつけたであろう踏み跡に導かれ、ルートをはずれまさかの道迷い。明るくなり始めたころようやく登山道に復帰。よく見れば木の枝に赤テープがついていた。ここで1時間ほどタイムロス。歩いたことのない道は注意せねば、と反省ひとしきり。さあ、ここからどれだけ取り戻せるか?
まずは刈安峠を目指していつもより少し早歩き。1時間少々で刈安峠に到着した後は朝食タイム。ここからは五色ケ原を目指してどんどん歩を進める。途中紅葉のキレイな箇所もたくさんあり、ついつい立ち止まってしまうが、予定より早く五色ケ原に到着。前回ここに来たのは奇しくも2年前の同じ時期。ただ、雨でガスガスだったので景色は何も見えなかった。
今回、晴れわたる中で見たこの景色はもう素晴らしいとしか言いようのないものだった。「大草原の小さな家」みたいな五色ケ原山荘、この景見たかったんだ!
ザラ峠到着した時にペースを確認すると、何と1時間の遅れを取り戻していた。上出来上出来、さあ後半戦がんばるぞ!と思ってみたものの、獅子岳から龍王岳への途中で前半のペースアップによる疲れが出てきて少々ペースダウン。
龍王岳には地図上山頂を目指すルートはないが、踏み跡をたどれば短い時間で山頂にたどり着ける。そして山頂には立派な標識まである。今回、龍王岳山頂を踏むことも目的のひとつだったので、この目的も完遂。山頂から見る剱岳、北アルプスの稜線は格別に美しく、いつまで見ていても飽きないほどだった。
さて、景色を十分堪能した後は、今宵のお宿「一ノ越山荘」へ。前々から気になっていたこの小屋に宿泊することも今回の目的となっている。
受付や売店も感じが良く、部屋も今回は個室が割り当てられ、食事も美味しく、思った通りの良い小屋だった。
●3日目(一ノ越山荘〜黒部ダム)
最終日は行程そのものが目的。まだ歩いたことのない東一ノ越経由で「ロッジくろよん」までの線つなぎ。早朝、多くの人が雄山へご来光登山に出掛ける中、東一ノ越に向けて5時に小屋を出発。しだいに明るくなっていく空、天気は下り坂の予報だったが、下山するまでは何とかもちそうだ。
ご来光ののグッドタイミングで東一ノ越に到着。静寂の中久しぶりに見るご来光は周りの山々をオレンジ色に染めて暖かかった。
ご来光を楽しんだ後は、眼下に見えている黒部ダムまで下るのみ。途中、藪漕ぎになるだろうと予想した箇所も、最近草刈りされたばかりのようで快適に歩け、このままロッジくろよんまで楽々か、と思いきや、黒部平からくろよんへ下る道が、倒木あり藪漕ぎありで決して楽ではなかった。
ロッジくろよんからはもと来た道を歩き黒部ダムへ。予想していた一番早いトロリーバスに乗車し扇沢へ戻る。
★エピローグ
こんなに気持ちよく晴れた秋の縦走はいつ以来だろう?1か月以上日程を変更し続けた甲斐があり、3連休にもかかわらず静かな山歩きを楽しむことができた。ホント真夏の暑さがなかったことのように、山はすっかり紅葉の季節へと変わっていた。今年は見られなかったお花も多いな〜、ハクサンフウロ、マツムシソウetc。来シーズンは多くのお花に出会えることを期待して・・・。
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